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2022-10-11 12:08

735. 高専がスゴイ!革新をもたらす衛星技術を実証

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、10月の12日に打ち上げが決まったイプシロンロケットの中に搭載されている人工衛星のお話です。
その中でも、高先生、高等専門学校に通われてる学生の方々が打ち上げる人工衛星が
未来にスゴイ繋がりそうだし、人材がそこから出てくるっていうところもスゴイワクワクするなと思ったので
今回はこちらについてピックアップしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
2022年10月11日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが735話目を迎えているというところで、本日は高先生がスゴイっていうお話をしていきます。
高生って、いわゆる高校と大学の間ぐらいにある位置づけの学校になっていて、そこ、途中卒業したら大学に編入できるぐらいの。
そして、そこではなんとエンジニアリングだったりとかっていうのを勉強が専門的にできるからこそ、宇宙の開発っていうのをやってる学生もいるんですね。
そんな中で、先日JAXAと公式コラボをさせていただいた、イプシュロンロケットが打ち上がりますというのが10月12日に決まりました。
で、その10月12日に打ち上がるイプシュロンロケットっていうところの中に、この高先生たちが作った人工衛星が載せられるっていう話を今回はしていきたいと思います。
ここに加えて、おとといだったかな?に話した革新的衛星技術実証の、今回イプシュロンロケットに乗るのは3号機ですが、
4号機の次のテーマっていうところでも、ちょっと後線の話をカバーしきれなかったので、今回はそちらについても話していくというような、一種二本立ての感じでお届けしていけたらと思っております。
で、まず大前提として、イプシュロンロケット、10月7日に打ち上げを予定してましたよね。
ただ、10月7日に予定していたものの、やっぱり天候とか、いろんな打ち上げの状況のバランスによって延期してしまうっていう状況が起きておりました。
それで、いつ打ち上がるんだろう?みたいな話になって、ちょっとふわっとしていたんですよね。
そのふわっとしていた状況の中で、10月の12日に再打ち上げ予定日っていうところが組み込まれて、JAXAからも公式発表がされているというような状況になってます。
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なので、この日本が誇る、そしてJAXAコラボ聞いてくださった方は分かると思うんですけど、
今回のイプシュロンロケット、本当に今後の宇宙開発を日本としてこうやって関わっていくぞっていう、そしてこうやって変えていくぞっていうような意志が感じ取れるような、
そういうところの一種、革命が今回から起き始めるっていうのが、イプシュロンロケット打ち上げなんですよ。
そんな中で、このロケット、単純にロケットを飛ばすだけじゃなくて、基本的にはそこに何か人工衛星だったりとか、他の場合だと人だったりとかっていうのを乗せて宇宙に行く、それが目的なんですよね、ロケットっていうのは。
なので、そのロケットの中に乗っているものっていうのを今回は紹介していきたいと思います。
それで紹介するのが今回2つですね。
まず1つは、今回そのイプシュロンロケットに搭載される予定である、超小型、キューブサットと呼ばれる衛星ですね。
こちらについてのお話をちょっとしておこうと思います。
今回、いろんな人工衛星搭載されますという話、JAXAのコラボでしましたけど、
その中でちょっと取り上げきれなかった、光線が打ち上げるものですね。
これ、世名古工業高等専門学校っていうところが率いる、キューブサットと呼ばれる、本当に超小型の人工衛星っていうのが飛ばされる予定になってます。
で、これどういう課題を解決しようとしているものかっていうと、これJAXAが決めた文言、そのまま読み上げると、
新しい宇宙利用ビジネス構想により、国内外の宇宙利用市場を新たに創造する、クリエイトするですね。
創造する技術、コンセプトの実証っていうところが、今回課題として挙げられていて、
そこに対してのソリューションとして、この世名古工業高専っていうところのリードしている衛星っていうのが選ばれていると。
で、これ何をやるのかっていうと、簡単に言えば、海面だったりとかっていう海の上にあるデータを蓄積しているものから、
データを人工衛星で吸い上げて、それを別の地上局に送るみたいなところを行う、そんな実験をする予定です。
で、これよく最近の人工衛星開発とか、宇宙ビジネスっていうところの文脈で、
衛星IoTと呼ばれるような、そういう仕組みっていうのが最近よく見られるんですね。
これ何かっていうと、例えば、海上とか、地上とか海上、海の上ですね、とかに置かれたセンサーが取得した情報っていうのを、
これなんか、ここで微弱な情報しか取れない。そしてその情報っていうのは、なかなか地上をぐるぐる回って回収するのが難しい。
けど、データは収集してるっていうセンサーを、地上とか海上にバーって配置したものを、
人間がそこに向かって取りに行くだったりとか、それを取るために電波塔を建てるとか、そういうのではなくて、
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人工衛星で上からデータを吸い上げて、で、地上の別の衛星基地局にデータを送信するっていうところで、
その、地上だったり海上に置いてあるセンサーとかっていうのを、衛星が持っているネットワークのことに組み込む、
この内容をIoT衛星とか、衛星IoTとかっていうふうに言ったりします。
で、今回は海底とか地殻変動っていうのを観測するデータを取得している、
海の上にあるそのセンサーっていうところからデータを取得するために、
エプシロンロケットの中に小型の衛星っていうのが搭載されていると。
で、ここはその工先生たちがメインで開発していったっていうところがあるので、
非常に未来明るいなっていうのは、そういうプランになってるんですね。
一方で、今回これ、革新的衛星技術実証3号機がエプシロンロケットに乗るんですが、
先日、もう次、もう次もちゃんと打ち上げるぞっていうところで、
4号機っていうのが募集がかかって、一部それの採用されたキューブサットとかっていう小型の衛星が発表されたんですね。
で、そちらにも実はなんと、香川工業高等専門学校か、香川高等専門学校、
香川高専のキューブサット人工衛星っていうのが採用されてます。
なので、次の時代の衛星開発っていうところにもまた光線がいると。
で、これどんな課題を解決していたのかっていう、解決しようとして採用されたのかっていうと、
これまで世界で行われていない新たな宇宙利用ビジネス構想により、
国内外の市場を新たに創造する、またそれにより国内の宇宙ビジネスの促進だったり、
宇宙分野における優秀な人材育成に繋がる可能性のあるコンセプトの実証というところになって、ちょっと長かったですね。
そんな中で、香川高専が今回募集に応募して受かった内容っていうのが、
軌道維持、人工衛星とか今後そういうものが、そいつ自体の軌道を維持する。
つまり、地球の周りをぐるぐる回るんだったら、
そのぐるぐる回る軌道を維持するシステムっていうのの、新たなコンセプトっていうのを提案してるってことなんですね。
で、これ独自開発した超小型、ローコストのパルスプラズマスラスターって言われる、いわゆる電気推進。
電気で移動するような、そんな能力を持つ推進力っていうところの提案なんですね。
これは人工衛星に搭載するスラスター、よくイメージされるので言うと、
人工衛星だったり、宇宙飛行士が移動するためにプシュプシュってなんか吐いてるのあるじゃないですか。
あれをスラスターと呼んでいて、それの新しいバージョン、その電気で推進するものを、
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ローコストで誰でも使えるようなものっていうのを市場に送り込みたい。
で、その送り込む前の宇宙実証っていうのを、高先生たちが行うというところが、
ここの次の革新的衛星技術実証でピックアップされてるものになるんですね。
なので、ここもかなり注目。
そして、この2つ、光線っていうのがピックアップされてるものすごく面白いポイントとしては、
というか、ここでしか絶対達成できないことっていうのは、
この光線っていうのは結構連合になってるらしいんですよ。
光線連合っていうのがあったりして、
もう、高先生の時点で人工衛星を宇宙に飛ばすっていう経験をした人材っていうのが、
どんどんどんどん輩出される。
大体、僕の世代とかはそうなんですけど、
宇宙系の研究室入って、研究室の中で動いてるプロジェクトの中に入れてもらうっていうことが、
一般的な世代だったりするんですよね。
なので、それよりももっと早い、年代流通だから、
4つ、5つぐらい若い段階でそれができるっていうのは、
本当に面白い経験ができて、なおかつ、
よりクリエイティブなものを作ってくれるんじゃないかっていう、
人材をどんどん生み出してくれそうっていうところの期待値も込めて、
こういうのが設定されてる。
そして、JAXA側からしっかりと採用されているっていう、
そんな状況になってるみたいですね。
とにかくですね、革新的衛星技術実証という、
ものすごい分かりづらい、そして難しいタイトルではあるんですけど、
今回、イプシロンロケットで10月12日に打ち上げられる3号機。
そして、その後の4号機っていうところに光線が関わってるっていう話はですね、
ぜひ皆さん、頭の片隅にしっかりと入れておいていただけたらと思います。
そんな感じで、10月の12日に打ち上げが予定されてる。
もうこの放送聞いてる、ちゃんと当日に聞いてる人は明日ですよ、明日。
なので、そういう人工衛星が中に乗ってるんだなぁとか、
で、それもうちょい楽しみたいな、
そのロケットの打ち上げの様子だけでも楽しみたいなっていう人がいましたら、
ぜひですね、JAXAとの公式コラボ、10月の3日だったかな?にお届けしてます。
なので、そちらもぜひ聞いていただいて、
ロケットのエンジニア、ロケット担当者が一体どんなことを考えてるのか、
なんていうところはぜひですね、
チェックしてから打ち上げ見ていただけたら、
楽しんでいただけるんじゃないかなと思っております。
そんな感じで、今回はイプシロンロケットの打ち上げが迫っているっていうところをテーマに、
光線星が取り組む宇宙開発というテーマでお届けさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。
さようなら。
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