1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1040. ブラックホールに吸い込..

みんな大好きブラックホール回!今回は巨大な噴水!ちょっと語弊があるけど、ブラックホールが吸い込む水分子と、そのエネルギーを元に噴き出るジェット噴射の話です。



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ソース

https://www.miz.nao.ac.jp/veraserver/hilight/20230807_NGC4261/

Credit : 2023- Sawada-Satoh et al. (2023) PASJ, Vol.75, Issue 4, p.72

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00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、ブラックホールに吸い込まれていく水のお話をしていきたいと思います。
ブラックホールは、何万光年も先まで吹き飛ばすようなジェット、噴水みたいなのを吹き出しています。
その吹き出すために必要な材料だったりエネルギーは、どこから獲得しているのか、それを解き明かす上で重要な、水がブラックホールに吸い込まれていっている。
そんな観測結果出てまいりましたので、こちら紹介していきたいと思います。 ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、
ブラックホールに吸い込まれていく水のお話、
ブラックホールに吸い込まれていく水のお話、
朝崎亮の宇宙話。
2023年8月14日、始まりました朝崎亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の梁が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1040話目を迎えております。
そうですね、毎日やってると勝手に数字が積み上がっていくっていうのは、なかなか面白いなぁと思って、
1000話でテンションが上がっていたら、気づいたらもう1040話っていうね。
まあ毎日やっていきたいと思っておりますが、
まあ基本的には1話完結でお話ししていますので、
気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
前回はちょっとね、ジブリタイトル風のエピソード、
君はペルセウス・ザ・流星群を作り出す天体を知っているか?というようなタイトルでお話ししましたけど、
皆さん流星群見えましたか?
まあね、結構見えてる様子っていうのはTwitterとかで見れてたので、
地域によっては良かったんじゃないかなっていう。
うちの近くは全然ダメでしたね。
ぜひね、そういう良かったよっていうエピソードはガンガン教えてほしいです。
その前はNASAとIBMが作った衛星データを処理するAIとか、
そういったところの話もしているので、気になるところからぜひ聞いてみてください。
1話完結で、無編集で、取手出しでお届けしております。
ということでじゃあ早速今日の本題に行きたいなと思ってるんですけど、
今日の本題はこれみんな大好きなブラックホールの話、
久しぶりにしていきたいと思います。
最近ね、ブラックホールのネタ、あるっちゃあるんですけど、
ビビッとくるやつがなかなかなくて、
久しぶりのブラックホール回というところになってます。
気になる人は過去のブラックホール回聞いてみるの面白いんじゃないかなと思っていて、
で、今回どんなお話かっていうと、
超巨大なブラックホールに吸い込まれている水のガス。
このお話をしていきたいと思います。
03:01
水のガス。
なんかね、微妙な言い方ですよね。
水蒸気ちゃうんかいと思う方もいるかもしれませんが、
水分子が含まれているガスっていうところですね。
なんか水蒸気とは若干違うから、
完全に水蒸気であるみたいなことは言えないんですけど、
水分子が含まれているガスが見つかって、
その中で水分子が動いている観測的な証拠を見つけたよっていう話です。
まあまあまあ、これがどういう意味合いを持っているのかっていうところは、
今日のエピソードで話していければと思ってます。
でですね、
ブラックホール、みんななんとなく宇宙といえば、
ブラックホール、宇宙人っていうところが一番身近というか、
最初に頭に思い浮かべるのってそこら辺だと思うんですよね。
どうですか。
みんなもね、よく宇宙の話とかを友達とする機会あるかな。
ちなみに僕はほぼないんですよね。
友達と宇宙の話することなんかまあまあなくて、
なぜかっていうと、
みんなの周りにもあんまりいなくないですか。
だからこうやって宇宙話を聞きに来て、
宇宙好きな人っていっぱいいるんだって思ってくれれば、
全然僕はそれでいいかなと思ってるんですけど、
宇宙好きな人っていうのがずっといると言っているんですけど、
なかなか外で喋るときがない。
でも最近はありがたいことに、
いろんなラジオに出させていただいていて、
それこそ有名な番組にいろいろ出させてもらってるんですよ。
嬉しいなと思っていて、
そんな中でブラックホールの話題ってやっぱり出るんですよね。
だからみんな好きなのかなって僕は思ってるんですよ。
それにポッドキャストもみんな正直なんですよね。
もっと再生してくれればいいのに、
やっぱ自分の気になるところから聞いていただくっていうところが多いからこそ、
ブラックホールの数字ってちょっと伸びたりするんですよ。
っていうような感じでね。
なかなかブラックホール好きを実感することは結構ありまして、
そんな中でブラックホールってみんなちゃんとわかってるのかなっていうところは結構疑問なんですよ。
ブラックホールっていうのは、
実はなんか結構天体っぽい性質もあって、
どういうことかっていうと、
ブラックホールは光すらも飲み込むような、
超大きな重力を持っている天体ですよね。
それがブラックホールであると。
そのブラックホールっていうのは、
もともとどうやってできるのかっていうと、
一般的には、星が死んで爆発を起こした後に残るのがブラックホールだったりします。
星っていうのは、太陽とかみたいに自ら光っている光勢のことを今僕は言っていて、
その光勢が進化していく。
星ができて、中のエネルギーをどんどん作っていって、
06:02
最終的に死んでいくっていうような一連の流れがあって、
その星が自ら輝いている時の大きさによって、
死んだ後にブラックホールになるかどうかっていうのが決まるんですよね。
大体それが、太陽の重さの30倍以上とか、
いくつだったっけな、今しっくり来なかったな、言ってて。
そのぐらい、2桁倍ぐらいのところの大きさ以上で星が光っていると、
ブラックホールに死んでから切り替わっていくっていうような、
実はそういうステップがあって、ブラックホールができるんですよ。
ブラックホールができる時っていうのは、言ってしまえば、
ものすごく重い天体が発生して、
そのものすごく重い天体が重すぎて、
それがもう姿が見えないぐらい重力が強くて、
なぜ姿が見えないかっていうと、光を吸い込んでしまうからっていうところで、
ブラックホールっていうのは、まるで穴のように見えているっていうのが、
ブラックホールの状態なんですよね。
ブラックホール、もしね、そんな光を吸い込むほどの力じゃなければ、
もしかしたら姿が見えてたりするかもしれないし、
でも結局、僕たちはブラックホールとかっていう存在、
何かものの存在を明らかにするためには、
そういう光の情報で見るっていうレベルが一般的なわけですよ。
そういった感じで、ブラックホールっていうのはまるでものが見えない穴のように見えるから、
こういう名前がついていてっていうところがあって、
ブラックホール、例えば、存在の仕方、いろいろあります。
それこそ、僕たちが住んでいる太陽系ありますね。
太陽の周りをぐるぐる僕たち回ってるわけなんですけど、
実はこの太陽系も何かの周りを回ってるんですよ。
それがブラックホール。
僕たちは天の川銀河っていう銀河の中にいて、
その銀河が、銀河を作っているのは中心に巨大なブラックホールがあるからっていうところだったりして、
実は僕たちもブラックホールの周りで生きているブラックホール住民なわけですよね。
そんな中で、他のブラックホールもたくさん見つかってると。
あそこにもある、あそこにもあるっていうような感じで、ブラックホールっていうのはどんどん見つかってるわけなんですけど、
そのブラックホールたちって、その天の川銀河の形と同じような形をしていて、
何かっていうと、ブラックホールがありますと。
その周りに円盤っていうのを作っていて、
実はどんどんそれらの周りの天体を吸い込んでいるんじゃないかっていうふうに言われてるんですね。
ブラックホールの周りにできる円盤。
まあその銀河とかの形を想像してもらえればいいかなと思っていて、
それこそポッドキャストの今アートワークに載ってるのは、
そのポンチエって言い方していいのかな。
09:01
まあそれを簡単に描画したもの。
ポンチエって結構古い言葉ですよね。
僕、なんか指導教官から言われてた時は、それでようやくポンチエって言葉を知ったんですけど、
知ります?知ってます?みんな。
あとは何て言うんだろうな。
まあ、簡略図とかっていう言い方の方がいいのか。
英語で言うとスケマティックビューとか言うんですよね。
スケマティックビューなんて言葉は僕はもうほぼ、ほぼほぼ研究以外で使ったことないけど、
まあいいや。
っていうような簡略図みたいなのを描いているのがまさにブラックホールの形で、
円盤を作って物が吸い込まれていってと。
で、そんな中でブラックホールは超強いジェット噴射みたいなのをしてるっていう、そういう性質もあるんですよ。
ジェット噴射。これがもう本当にすごくて、
特に電波銀河って呼ばれるところが持っている電波ジェットに関しては、
ブラックホールの中心から数万光年、
うーん、今すごいイントネーション悪かった。
数万光年、つまり1光年2光年とかっていう光が1年で通る距離の数万倍ですね。
が数万光年の規模でジェット噴射をしていると。
超巨大な噴水みたいな、もうジェットというかビームというかみたいな感じで、
そういう光を、光というかジェットをバーって両面に出しているんですよ。
これが、なんでそんな風なエネルギーを持っていて、
一体何がそれを作り出しているのかっていう研究は、
結構盛んに行われてるですね。
だって、いくら物をたくさん吸い込んだからといって、
そのボールを遠投するとか、遠くに投げるみたいなのでも、
数万光年って相当なエネルギーじゃないですか。
これ、一説によると、このガスが持っている重力のエネルギーが、
ジェット噴射のエネルギーに変換されて、
言い方を変えるとジェットコースターみたいな形かな。
それだけ強いガスの重力があって、
グーって落ちていったら、そのエネルギーでまた坂を登るみたいなイメージで、
ジェット噴射でドーンっていくと。
もちろんその時に、他からより加速するエネルギーとかが入っているかもしれないですけど、
そういったイメージでジェット噴射が飛んでいると。
じゃあ、このジェット噴射があるってことは、
逆に中心にそういう巨大なブラックホールがあるんじゃないかって言われていたんですね。
そんな中で、電波で見えている銀が、
今回の名前はNGC-4261というような、
次にポッドキャストで話しても、僕も気づけないし、みんなも気づけないような、
全くユニークな、特別な名前感のないNGC-4261というような天体ですね。
12:09
これ怖いのが、天文学者っていうのはこういう数字並んでいるのを見ただけでも、
あ、あの天体ね、みたいになるんですよね。
僕もちなみに、恒星とかっていうような、自ら輝いている星の番号、有名なの言われたら、
あ、あれね、別名なんちゃらなんちゃらね、ぐらいまで出たりするんですけど、
そういう天体を今回観測してあげたと。
で、今回観測してあげるのは、そのジェット噴射が出ている状況に加えて、
円盤の中にどんなものがあって、
その円盤から本当にガスがブラックホールに落ちて、
ジェットが噴出しているのかっていうところの、
観測的な証拠を探していくっていうところを狙っての研究でした。
っていうところで、観測機器を使って、このブラックホールを持っている銀河、
電波銀河っていうのを観測してあげた結果、
なんと、その円盤の中にある水分子を含んだガスっていうのが、
ブラックホールの中心に吸い込まれていく、
そんな様子が観測的に明らかになったっていう研究結果が出てきたんですね。
これは、周りの銀河からガスがブラックホールの中心に、
明らかに落ちていっているっていうような観測的な証拠を得られたっていうところが、
ものすごく注目されている部分で、
ここが分かったことによって、
周りのガスがやっぱりブラックホールに落ちていってるんだ。
落ちてってるんだったら、あとは僕たちは見えないけど、
ブラックホールの中心で何かしらの気候が働いて、
ジェット噴射に繋がっているんじゃないかっていうよね。
そういったところの研究結果まで、先の見通しが見えてくるような、そんな研究だったんですよ。
ブラックホールっていうのは真ん中も見えないし、
ブラックホールの中まで入っていくこともできないから、
こうやって観測的な数字とか、
観測的な証拠みたいなのをどんどん揃えていくことで、
未知の領域、人間が踏み込むことが現状はできないブラックホールの中っていうところを、
明らかにしていけるっていうところで、かなり面白い部分になってました。
今後、こういうデータがどんどん出そろっていくと、
ブラックホールに対してガスがどんどん落ちていっていくような、
そんな光景をより解像度高く、
そして今後の研究ではそこを理解されると、
ブラックホールに一体どんなエネルギーが加えられて、
それのおかげで何万光年も飛ぶジェットが作られた、
みたいなところが明らかになってくると思うので、
このブラックホールのエネルギー気候みたいなところ、
きっとみんなの周りにいるお友達は、
ブラックホールの中でそんなことが行われるとはつゆ知らず、
15:02
巨大な穴だよね、みたいなことを言ってくる人もいるかもしれませんが、
違うんだよなと思いながら、
宇宙話の話をチラッとするか、気持ち悪がられないように黙っておくか、
そんなところを皆さん選んでいただけたら嬉しいなと思っております。
ということで今回は、ブラックホールに吸い込まれていく、
水分子に関するお話をさせていただきました。
次回はですね、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡、
1年前、2年前、ものすごく有名になりましたね。
それが、ガニメデトイオと呼ばれる、
木星の4大衛星の2つを観測した。
そしてそこから、すごいことが分かってきた、
そんなお話をさせていただきたいと思っております。
ぜひですね、明日の宇宙話も楽しみにしておいてください。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリで、
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それではまた、明日お会いしましょう。さよなら。
16:34

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