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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。この番組では、1日10分宇宙時間をテーマに、誰でも毎日、最新の宇宙を学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということでですね、今日の本題は、土星についてお話ししていこうと思います。土星ですね、あの輪っかがある惑星、土星です。
今週は、太陽系の惑星っていうところにフォーカスして、いろいろお話し進めてるところなんですね。
ぜひ聞いてない方は、今週の分聞いていただきたいんですけど、昨日木星のお話をしたので、それの1個、外側として、今回は土星のお話をしていこうと思ってます。
土星ってやっぱり、太陽系の惑星の中でも、結構知名度としては高い方なんじゃないかなと僕は思っていて、形が、星の周りに輪っかができてるっていうところが特徴的っていうところもあったり、
天体観測とかでも、その輪っかを確認できるっていうのは、結構面白いネタの1つだったりするんですよね。
あとは、ちょっとしたブランドのロゴになってたりとかっていうような感じで、結構そのマーク自体が好きな人もいたりするといった感じで、
土星っていうもの自体の知名度はあるものの、実際にどんな星なのかってわかんない方多いかなと思うので、そんなところを整理しながら今日はお話できたらなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の緊急報告を本題に入る前に挟ませていただきたいんですけど、
今日ものすごくショックなことがありまして、というのも最近僕引っ越しをしたんですね。
引っ越しして、ずっと東京住んでたんですけど、東京から東京の都心に1時間ぐらいで行けるところにちょっと引っ越しまして、
そこだと車があったほうが便利ということで、初のマイカーを購入いたしましたと。
今時マイカーとかあんまり流行らないんだろうなと思いながらも、小さい頃から僕は車に乗る生活多かったので、
自分の車を持てるというのは生活的にもすごいありがたいですし、単純にテンションが上がっていたという状況でして、
ただ、数週間乗っていて、今日洗車をしたんですね。
今日洗車して車体拭いていたら確実に他の車に擦られた跡があるわけですよ、右側の後ろに。
これはもう完全に僕が乗っていないタイミングでやられているものっていう明らかな車の擦り傷になってて、
初のマイカーで自分じゃない人に傷をつけられ、しかもどこで誰にやられたかがわからないという、
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もう本当にやるせない気持ちになって、実は結構落ち込んでいる、そんな木曜日の夜の収録となっております。
本当にくだらないですけど、本当に近況報告といえばこれだなっていうぐらい、今、頭の中がそれいっぱいで、果たしてポッドキャストちゃんと喋れるのかっていうぐらいの落ち込みを担っていますが、
物っていうのは傷がついたり壊れたりするもんだと。
人工衛星のパーツとかをいろいろ作ってた時期があったんですね、研究やってる間で。
その時も、いつまでにこれ作らなきゃいけないとかいろいろ期日はありながらも、機械っていうのはもうそもそも壊れるもんだし、壊して壊して一輪前になるんですよみたいな話をしてくれる優しい先輩とかがいたので、
物っていうのは壊れたり傷ついたりするもんだとは思いつつも、なかなか受け入れられない。
8月19日木曜日の夜11時となっております。もう12時になりますね。
そんな感じでものすごくリアルな温度感をお届けさせていただきました。
ということでですね、本題入っていきたいと思います。
今日は今週太陽系の惑星の話をずっとしてるので、土星のお話をしていきたいと思います。
冒頭で話したみたいに、土星って言えばやっぱり惑星の周りにあるあの輪っかですよね。
あの輪っかがある惑星について今日は話していくんですけど、今週ずっとやってきて、木星の1個外側に行ってみましょうというぐらいの理由でピックアップはしてます。
ただやっぱり人気は結構高いと思うので、今回の話は面白く聞いていただけるかなと。
そもそも土星の大きさ、皆さんご存知ですかね。
土星の大きさって、これ比較すると地球の大体10倍ぐらいの大きさ。
直径って言うんですかね、半径とか直径とかっていうのが大体地球の10倍ぐらいにあたるんですね。
加えて大きい分重さもすごいんだろうというところになると、ご想像の通りで、星自体の重さも地球の100倍というところで、大きさ10倍の重さ100倍といった感じになってるんですね。
なので結構ボリューミーな惑星になってるんですよ。
これ面白いのが、もしかしたら高校とかまで物理を専学していたことがある人は、なんとなく重力って、星の重力がどうやって決まるのかっていう式を見たことがある方がいるかと思うんですけど、
これ簡単に言えば重力っていうのは、その星の重さとその星の大きさによって決まるんですね。
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その割合、比率っていうのが変わると重力がものすごく重くなったり、例えば質量がものすごく大きくなったら重力っていうのはすごく強くなりますし、
星のサイズが小さくなる、地球と同じ大きさでも星のサイズが小さくなるとその分重力は強くなる。
そんな傾向がある中で、土星は重くてでかいんですよ。
なので、そんだけボリューミーな惑星になっているにも関わらず、表面の重力っていうのは一緒なんですね、地球とほとんど。
なので、重力だけで見たら進めると言っていいような話にはなってくるんですけど、
昨日の木星の話と同じで、土星っていうのもいわゆるガス惑星なんですね。
地球とか火星とかで地表があるじゃないですか。岩石でできていて地表がある。
しかし、土星とか木星とかっていうところはガスでできているので、ここから先にが星ですよっていう領域はあるものの、
明確な地面とかがないっていうようなそんな星になっています。
ただ、惑星っていうぐらいですから、その星自体の中にはいろんな物質がぎゅうぎゅうに詰まっているんですね。
地球もそうなんですけど、彗星の時もお話しした、星にはコアと呼ばれる部分があります。
コア、中心の硬い核と呼ばれたりもするところですね。
そこに星全体で構成している元素がぎゅうぎゅうに詰まっていたりとか、
あとは金星とか地球でいうと、特に金星じゃないな、水星とかを例にとると、
そのコアっていう中に実は宇宙空間に漂っていた金属とかががっつりぎゅっと含まれていたりする。
っていうような結構、星の周りの部分に比べてもより密度が高く、
なおかつ重いものが収まっている領域っていうのをコアって言ったりするんですよ。
地球にも同じようにコアがあって、土星にもコアがある。
ただ、これ8月18日にリリースされた論文、本当にもう昨日ですね。
何だか現地時間だったら今日とかになるんですかね。
に、土星についての研究っていうのが公開されて、結構いろんなニュースの媒体に載っていたんですけど、
土星の真ん中にあると思われていた、そのギチギチに詰まった岩石とかでできてそうな核。
これがずっと存在すると考えられていたんですが、最新の研究によって真ん中にそういった個体が存在しないと。
土星の中心にはそんなものは存在しないというのが明らかになりました。
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ここちょっと難しい話になるので、あまり深くは話さないんですが、
簡単に言えば、その土星自体の気体、水素とかヘリウムとかいろいろ混ざったものが、
よりギューッと圧縮されて液体とか、何ならちょっと流れ方が悪い、論文の筆者の言葉を借りると泥みたいになっている。
そんな感じの動くコア、ニュルニュルした動くコアっていうのが中心にポンと置かれているのが土星だと言われているんですね。
しかも地球にある金属とかでできているコアっていうのは、中心大体真ん中から星の16%、20%以下ぐらいなんですよね。
一方で、さっき例に出した水星、太陽系の一番内側の水星とかは、
大体60%とか70%を超えるぐらいの角の大きさ、しかもそれが金属だったりするっていうような特徴を持ってるんですね。
それが太陽系の外側までいった土星だとそのコアがどうなるのかっていうのを研究してあげると、
実はそういった金属のコアっていうのがなくて、うにゅうにゅした気持ち悪い動くコアと言っていいのかわからないぐらいのものが存在するっていうような研究結果が出たというところで、
土星の中でもちょっとディープなお話ししてみましたが、そんな感じの最新の研究も出てるぐらい、
今、太陽系っていうのをどんどん解き明かそうっていう動きは本当にすごいんですね。
で、あとは土星でお話ししておく必要がある最後一つ話題を挙げるとしたらやっぱり土星の輪っかですよね。
土星の輪っかって結構くっきり見えるから、それこそものすごい分厚い板みたいなのがそこにドーンってあるイメージだと思うんですけど、
実はそうではなくて、土星の輪っかっていうのは岩とかガスとか塵とか宇宙空間にあるものが、粒がただ土星の周りを囲っているだけなんですよ。
なので近くに行くと本当に石ころだらけというか、合ってる例かわかんないですけど、富士山を遠くから見ると綺麗な富士の形が見えるけど、
実際近く行ってみたら火山の石でゴツゴツしてるだけであんまり綺麗じゃない。
あれと同じような感覚の輪っかが土星だったりするんですね。
なので近くに行ったら本当に細かい粒ばっかりだと。
しかもあんだけくっきり見えるからものすごく分厚いものなんじゃないかと思われがちなんですけど、これすごい薄いらしいんですね。
分厚さで言うとだいたい数十メートルとか数百メートルとかその程度みたいなんですよ。
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地球の大きさ10倍とかあるんですよ。
にもかかわらず土星の輪っかっていうのは本当に数十メートルとか数百メートル程度だとJAXAでは報告されてるんですね。
これJAXAの子供向けのページに載っていてすごい面白い例えだなと思ったのが、
土星の輪っかっていうのを相撲の土俵に例えてみましょうっていう話があって、
いろいろ縮尺を変えて考えたときに、
あの輪っかが土星の輪っかが土俵だと思ったら相撲の、
なんと輪っかの分厚さっていうのは模造紙ぐらいの本当に薄っぺらいちょっと分厚めの紙みたいな、
そんな感じになるっていうお話みたいです。
なので、いくらパッと土星パッと見て綺麗でも本当は細かく見ると岩石ゴロゴロだったり、
表面がないただのガスでできた惑星だったり、
中心に固いものがあるなんか芯の強いやつかと思ったら、
実は芯の強くないニュルニュルした気持ち悪いやつだったりといった感じで、
土星の新しい面っていうのが今回見れたんじゃないかなと思います。
なのでですね、夜空を見上げたときに土星も今結構見れる状況になってますので、
興味がある方はぜひ覗いてみて輪っかとかを楽しんでいただき、
その時に少しだけこのポッドキャストを思い出していただけたら嬉しいなと思っております。
ということで今日はちょっと長くなりましたが、土星についてお話ししていきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
車ショックだな。