1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2022-10-18 12:37

743. ボクがNASAでしてた仕事がNASAのプレスリリースに!【熱量高め】

NASAに行っていた仕事の内容が、どんどん進んでいて(僕の貢献度は実際ほぼないんじゃないか)、

この度NASAのリリースで名前が出ていたのでそんなお話しを。

熱量高め。


ソース

https://www.nasa.gov/feature/goddard/2022/nasa-s-swift-fermi-missions-detect-exceptional-cosmic-blast

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、ボクがNASAで研究をやっていた、日本とアメリカを橋渡しして、ある爆発現象に取り組んでいく、
このプロジェクトが、なんとNASAのリリースで出るぐらい、ちょっと面白い成果を出していたので、
今回はそちらについて、ボクがやっていた内容とかも含めで、いろいろお話ししていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、キャンセル、オンライン、スペース、スープラックホール、ジャパンチェンス、
佐々木亮の宇宙話。
2022年10月18日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで本日は、ボクがNASAでやっていた研究が、今なんと面白い展開を迎えていたので、
NASAのプレスリリースで出ていた情報とともにですね、ボクがどんな研究をやっていて、今どういう研究が面白いとされているのか、
そんなお話をしていきたいと思います。
なので今回は、NASAのプレスリリースをベースにしたお話になってますね。
逆に言うと、ボクがやっていた研究の繋がっていった先に、NASAのリリースまで繋がるようなところが出てるっていうのが、
今回ものすごく嬉しくて、なので今回はこの話をピックアップさせていただいております。
はい、ということでじゃあ早速ね、お話ししていきたいなというふうに思うんですけど、
今日お話しするのは、実は1週間ぐらい前にお話しした、ガンマ線バーストと呼ばれる現象も関わってきます。
宇宙空間の中には、爆発現象、一瞬で光り輝いてバーンと、でそれがだんだん暗くなっていくみたいな現象っていうのが、いろんなところで見つかるんですね。
一番身近なもので言うと、太陽の表面で起こる爆発現象、太陽フレアと呼ばれるもの。
これは聞いてる皆さんもニュースで見かけたりとか、ネットのトレンドの記事とかで見かけたりとかで、
自分たちの生活を脅かしうるっていうところで、一番身近な宇宙の爆発現象として知ってる方も多いんじゃないでしょうか。
それに関連して、太陽以外の光勢でも実は爆発現象、フレアっていうのが起こっていて、
僕は実はそれの専門家だったりするんですね。そういった研究をずっと進めておりました。
といったところで、爆発現象、そんなのあると。
ただ、これよりも本当に桁違いも桁違い、1桁、2桁、10倍、100倍のエネルギーを誇るっていうよりは、
10、0の数が20個ぐらいつくぐらいエネルギーの大きな宇宙空間で最も巨大な爆発と言われてるのが、
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このガンマ線バーストと呼ばれるものなんですね。
このガンマ線バースト、その正体っていうのは、もうこれっていうのは正直まだ明らかになっていない部分はあったりするんですが、
例えば、星が死ぬときの最後の爆発である超新星爆発と呼ばれるものだったり、
あとは中星子星って呼ばれる、本当に半径10キロぐらいの中にぎゅーっと押し込められた太陽みたいな、
もう訳の分かんないぐらいの天体があったりするんですけど、それ同士がくっつく合体だったりとかっていうようなところが原因なんじゃないかって考えられてたりするんですね。
そういった爆発現象、宇宙空間には様々あって、
そういう爆発現象を研究していくことで、宇宙の成り立ちだったりとか、宇宙がどうやって進化していってるのか、
また、どうやって歩んでいった道のりがあるのかなんていうところを解明できるとして注目をされてるんですね。
ただ、爆発現象っていうのは基本的には予測ができないっていうところで、非常に課題感があったわけなんですよ。
なので、予測ができない現象をどうやって詳しく調べればいいのっていうところがあったんですね。
ただ、そんな中でそれを効率的に研究する方法っていうのを、実は僕がずっと研究をやっていた中で模索していた。
実際のところを言うと、僕が研究を始めた頃にはその構想があって、僕の研究がたまたま爆発の分野だったから、そこに巻き込んでもらったっていう感じですね。
で、どういうふうに行うのかっていうと、簡単に言えば、宇宙空間をまず全体を見る監視カメラみたいなもので、
宇宙空間をずっと監視し続けます。これが日本の天文観測機、マキシと呼ばれるもので、これが国際宇宙ステーションに搭載されてるんですね。
国際宇宙ステーションって宇宙飛行士の方がいるあそこで、それの外側にポチッとついてると。
で、これ何ができるかっていうと、宇宙ステーションって地球の周りを90分で一周するんですよ。
90分で一周する間に、このマキシと呼ばれるものは、宇宙の夜空全体の1枚の写真を撮ることができる。
で、これを90分で1枚、また次の90分で1枚っていうような感じで、1日の間で18枚、16枚の写真を撮ることができるわけですね。
で、これを今なんと15年目とかに突入して、どんどんどんどん写真を撮ってると。
ちなみにこれを日本の国際宇宙ステーションに搭載した、設置の作業をしたのが今宇宙にいる若田宇宙飛行士だったりすると。
で、この観測機が宇宙空間を監視し続けて、予測ができない爆発現象を、
あ、なんかあそこで爆発起こりましたよっていうのを見つけるとするじゃないですか。
ちなみにこの見つける作業っていうのは人の目で、半分自動で半分人の目でやっていて、
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24時間の監視体制が惹かれてるので、このポッドキャストのそうですね、100話とか150話ぐらいまでのところを聞いたことある方は、
僕が今日実は12時間勤務なんですみたいな話をしたことがあると思うんですけど、
夜中ずっと、ずっとではないか、やばいのが来たら飛び起きて、それの対応をしてっていうようなパソコンに貼り付いていないといけない当番みたいなのがあったりしたんですよね。
そんなのをやっていたりして、なので24時間体制でパソコンと人の目で常に宇宙が監視されている状態だったと。
で、これで見つけても、ただこれ90分で宇宙空間全体の写真撮ってるから、すごい面白い爆発現象見つけたところで詳しく見れないんですよ。
そんな中でNASAから2017年に1箇所を異常に綺麗に見るような、狭く深く見るような、そんな望遠鏡が国際宇宙ステーションに新たに搭載されたんですね。
これがこのNASAの望遠鏡、ナイサーと呼ばれるものと、日本のマキシと呼ばれるものは、宇宙を日本のは広く浅く見る、その一方でアメリカのは狭く深く見るっていうところで、
日本が見つけたものをアメリカがより詳細に見るっていう研究を構築してたんですよ。
ただこれが有用なのかどうかとか、NASAでちゃんと承認取る、日本でしっかり承認取るみたいなところで、日本とアメリカの橋渡し的な、
それの間でちゃんと研究成果を残して、その有用性を示すために僕がアメリカに派遣されたというよりも、そこチャンスだろうと思ったんで、
なんとか国の研究費とかを集めて、僕がNASAに行ったっていう感じなんですよね。
そんな感じで進んだこのコラボレーションのプロジェクトっていうのが、どんどんどんどんリニューアルしていって、
で、今年の4月にこの接続が正式に決まったというところから、なんと今回のこのガンマ線バーストって呼ばれるものが、
22年の10月9日に発見され、マキシで発見され、NASAで細かく見られたと。
で、この知らせっていうのは世界中に知らせられるんですね。この速報論文みたいなので、
張り付いてる天文学の研究してる人がバーって論文書いて、で、世界中にバーって発信すると。
そうすると、世界中の天文学者が、あれ?みたいな、なんか宇宙のあそこですげー面白い爆発が起こってるらしいっていう風になって、
なって、そうすると世界中の望遠鏡がみんなそっちを向くんですよ。なんかもうSFの世界みたいな、ブワーみたいなBGM超壮大なのが、
流れそうな。そんな感じで全員が見るみたいな形で、今回、この10月の9日に発生した原因がまだ一部わかっていないガンマ線バーストと呼ばれるものの詳細な研究が行われたんですね。
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これによって今後新しい研究成果だったりとかが出てきそうっていうところで、こんな面白い研究進んでるよっていうNASAのプレスリリースが出ていたので、
今回はこちら紹介させていただきました。ちょっとね、自分の研究絡んだり、面白いところをいろいろ伝えたいと思ったら、10分の中で話し切ろうと思って、すごく早口になってしまったかと思います。
なので、こういう研究が動いてるよ、佐々木はこういうのでNASAに行ってたんだみたいな、そういうところを少し理解していただけたらと。
でですね、ちょっと早口になっちゃったんで、もう1回ぜひ聞いてもらって、こんな感じのがあるんだっていうのを理解していただけたら嬉しいなというふうに思っております。
そんな感じで、今回はNASAのリリースで出ていた、すごく面白い、今旬な天文学の分野について、今回はお話しさせていただきました。
ということでですね、本題は以上とさせていただいて、簡単に近況報告しておこうかなと思うんですが、10月の21日なので、この配信から見ると、4日後かな?
金曜日がオリオン座流星群だったかな?の極大を迎えると。ごめんなさい、これオリオン座じゃなかったらマジで申し訳ないですけど、
流星群のとにかく極大を迎える、つまり一番見ごろな日を迎えるというところになってます。
なので、ここぜひですね、皆さんももし地元の、皆さんが住んでるところの地域、夜空晴れてましたら、ぜひ夜中見ていただきたいなというふうに思います。
やっぱり一番身近な天文学の現象でもあるし、願い事が叶うみたいな、そういったちょっとロマンチックな話もあるし、
何よりも僕、おすすめしたいのは、このポッドキャスト、聞き流しで言ってほしいなって思ってます。
明日のエピソードで、ちょっとオリオン座流星群というか、なんで流星群定期的に見えるの?みたいな話とか、
どういうところ注目すればいいんだろう?みたいな話をしていこうかなと思っているんですね。
で、それ以外にも毎日、毎日宇宙の話をしてるわけなんで、このポッドキャストでは。
その話を天体観測のお供にしながら、イヤホンとか流しながら見ていただけたら嬉しいなと思います。
天体観測って、15分から20分くらい暗闇で目を慣らさないと、見える星も見えないんですよね。
ただ、その後、ブルーライトとか見ちゃうと、また動光がキューって戻っちゃって、
星がまた見えなくなる、また順応するのに20分かかるっていうような、そういうことになっちゃうので、
ポッドキャストを聞きながら夜空見上げるっていうのが、実は天体観測の正解なんじゃないんですか?というところで、
繰り返しの視聴を促すというね、すごくこすい手をやっております。
まあでも、とにかく身近な天文現象、皆さんにも楽しんでほしいなと思ってるので、
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明日か明後日くらいにオリオン・ザ・流星群の見どころだったり、そんなところをお話ししていきますので、ぜひ楽しみにしておいてください。
ということで、今回のお話は以上とさせていただきます。
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それではまたお会いしましょう。さようなら。
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