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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木はお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、宇宙空間での健康問題を考える、というところで、宇宙医学の研究を紹介していきたいと思っております。
最近は、天文学だったり宇宙ビジネスの話が多かったと思うんですけど、この辺りもやっぱり、今後人類が地球外に出ていくというところで、非常に重要になってくるかなと思うので、今回はこちらを紹介していこうと思っているんですが、
具体的には、ストレスに反応するというところで、宇宙空間に行くと体の中の脂質が増える、だったりコレステロールが増える、というところが実験で明らかになったみたいなんですね。
逆に中性脂肪は下がる、みたいなところがあって、こういったところをどういうことをすれば対策ができるのか、なんていうものすごく直接的な研究結果というか、宇宙医学のお話をしていって、今後人類が地球の外に出ていくってなった時に使われるであろう技術というところにつながっていくと思うので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。
はい、ということでですね、毎日恒例の緊急報告させていただこうかなと思うんですけど、1月29日土曜日ですね。
ちょっと今回は更新が遅くなっているんですけど、今日どんなことしてたかなと思って考えてみると、オンラインで小学校の頃の友達と話したり、ちょっと遊んだりするみたいな機会がありました。
僕自身ですね、小学校とか中学校の頃に転校を3回していって、今日遊んだ友達は一番最初の小学校一緒だった友達なんですよ。
で、これ何が嬉しいかっていうと、僕結構いろんなとこ転々としている中で、一番最初、一番ちっちゃい頃に仲良くしてた友達っていうのと、未だに会えるっていうのは非常に嬉しいなぁと思ってます。
多分大学生ぐらいの時に、たまたまそこらへん、もともと小学校にいた友達にバッタリどっかで会って、そのタイミングで色々連絡を取り合って、何なら成人式の時も時間見て、そっちの同級生もあって、
中学高校とかいた神奈川の方の同窓会も出て、みたいな感じにしていて、なんかそこらへんからずっとまた関わりがあって、という感じで、小学校の頃一番最初に友達100人できるかな、みたいな、すっげー黙っちゃいましたけど、そういう歌があったと思うんですけど、
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そこは結構、転校を挟んだおかげで、結構すぐ友達100人できたんで、そういう思い出もありつつ、昔からずっと知ってる友達と今でも関われるっていうのは非常にいいなと思っております。
これもオンラインで色々話すっていう文化ができてるからこそ、より頻繁に会えるのかなと思っているので、皆さんもそういう自分の中での一番古い友達みたいなところがいたら教えてほしいなと思います。
そんな感じで、今あんまり外出てみんなで遊ぶみたいなことできないですけど、オンラインでちょっと話して、みたいなところができたのは非常に良かったかなと思ってます。
それ以外はずっと仕事してました。
早速本題入っていきたいと思います。
今日の本題は、宇宙空間でのストレスに対応する、宇宙での実際の生活を見越した宇宙医学の研究を紹介していきたいと思っております。
今回紹介するのは国際宇宙ステーションで行われた実験結果になっていて、宇宙空間に行った生物っていうのが実際に体にどういう変化が起きるのか。
それに対してDNAレベル、遺伝子レベルである一部を活性化させたような状況を作り上げてあげることによって、健康的な変化っていう部分を抑えられる。
つまり、そういったことが今後できるようになれば、人類が地球の外に行った時にも、そういった宇宙空間で起こりうる健康被害を抑制できるんじゃないか。
そんな研究結果を紹介していきたいと思います。
今日の話は本当に具体的なお話がどんどん出てくるので、イメージをしなきゃいけないっていうよりは、事実と事実のくっつきの合い方。
それに対して何をすればどう変わるのかっていうところが伝わればいいかなと思っております。
研究の内容を紹介していくと、まず国際宇宙ステーションにマウスを連れて行き、1ヶ月間滞在させます。
というところで滞在させたマウスに対して採血を行って、血液の中にどういう成分が入っているのかっていうのを調査した研究ですね。
そうしたところ、ある数値が上昇してある数値が低下したっていうところがまず大きく結果として得られました。
具体的には血液中の脂質だったりとかコレステロールっていう値が上昇していて、
それの一方で中性脂肪が低下していたというようなところがあるんですね。
こういったところはやっぱり地上で生活している私たちも非常に重要な部分になってくると思うんですよ。
コレステロールとか多分よく健康診断とかで引っかかったとか言ってる方いると思うんですよ。
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多分リスナーの方にも何人かいるかなと思うんですけど、そういったところがしかも上がってしまうと。
もともとコレステロールって上がったらあんまり良くないって言われてたりするので、そういったところが非常にまずいというふうに言われてます。
一方で中性脂肪下がるっていうところで、メタボリック症候群でしたっけ、とかは抑制できるのかなと思いつつも、
やっぱり外的要因でこういうところがガッと変わってしまうっていうところは非常に注意しなきゃいけないポイントではあるわけなんですよね。
これってどのぐらい前だったっけな、1ヶ月、2ヶ月前ぐらいに紹介させていただいたかなと思うんですけど、
宇宙空間に行った時の人間の腎臓の働き方が無重力になったことによって、筋肉からのポンプ的な役割が弱くなったり、あとは骨自体が骨処症になってしまう。
言えてましたかね。っていうところがあったと思うんですけど、そこに繋がっていて結局は宇宙空間に行った時の脂質の問題っていうのが非常に重要になってくるんですよ。
なので、こういったところをどうやってコントロールしていくのかっていうところが、今後宇宙空間で人類が生きていこうというふうに考えた時に非常に重要になってくるポイントだというふうに言われております。
そんな中で、単純にマウスを国際宇宙ステーションに1ヶ月間滞在させたというわけではなくて、もう1種類別のマウスが用意されたというふうになっています。
これが遺伝子の中にある影響、これ僕も全然この言葉わかんないんですけど、NRF2と呼ばれる遺伝子を少しいじるっていうような、ある一部の遺伝子を活性化させるっていう処理を行ったマウスを国際宇宙ステーションに一緒に搭載させていたらしいですね。
これを同じように、このマウスを同じように採血して血液中の脂質だったりコレステロール、中性脂肪というところを測ってあげた結果、なんとこのNRF2と呼ばれる遺伝子を活性化させたマウスに対しては、こういった脂質、コレステロール、中性脂肪の変化が見られなかったというところが今回の研究で明らかになりました。
というところで、現在ですね、この差が見えるっていうところは、やっぱりこの遺伝子っていうのが非常に重要になってくるっていうふうに考えられてるわけですよ。
で、ここら辺は、例えば脂質を血液中で動かすある物質が変化するだったりとか、そういったところにつながるらしいので、今後、宇宙飛行士の方だったりとか、宇宙空間に適応していこうっていう人のために、今世界中でこのNRF2と呼ばれるものを活性化させる薬っていうのが開発がどんどん進んでいる。
で、なんとその一部は既に実用化されているっていうところで、今後の宇宙旅行だったり宇宙滞在の健康管理の向上っていうところ、こちらが現実味を帯びてきているというお話をさせていただきました。
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ということで、今回は地球上でも問題になっているコレステロールの上昇だったり中性脂肪っていうところの数値が宇宙空間だと上がったり下がったりする。で、それを制御するための薬っていうのが現在も開発されている。そんなお話をさせていただきました。
でですね、今回みたいにマウスとかっていうような生物を使って行う実験っていうのは、これ完全に余談ではあるんですけど、生物を使って実験をするっていうところの背景にはやっぱり結構な倫理感を問われる部分っていうのがあったりして。
で、こういったところや、例えば日本国内の研究費っていうのを獲得しようとするときには、しっかりと書類1枚しっかりと倫理規定をこういうふうにこう満たしてるから大丈夫みたいな。で、こういう制約書を書いているみたいなところをしっかりと書き込む欄があったりとかで、そういった倫理感のコントロール、コントロールっていう言い方は良くないのかもしれないですけど。
そういうところも行われている背景があるので、皆さんもですね、そういった背景がありながら、私たちの薬だったりとかができてるっていうところも少し理解していただけたら嬉しいなと思っております。ということで、今回は宇宙空間での健康問題、宇宙医学に関するお話をさせていただきました。
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