1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 926. 宇宙に行くと筋肉が変化..
2023-04-24 19:36

926. 宇宙に行くと筋肉が変化する!?

2023年4月24日(月)から、「オーイシマサヨシのヤングタウン」にゲスト出演します!

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ソース

https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20210629140000.html

00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、宇宙空間にいると体の筋繊維が変化してしまう。
つまり、筋肉の種類が変わってしまうんじゃないか。そんな研究を紹介していきたいと思います。
宇宙っていうのは、地球にいるよりも人間の体にはストレスを与える。そういうところが分かってきながら、健康リスクっていうのが、今後、宇宙に1000人、
1万人というふうに住んでいく世界の中では、ものすごく重要になってくる。そんな中で、国際宇宙ステーションで行われている研究を応用すると、
宇宙でのストレスを軽減できるんじゃないか。というところで、今回は、筋肉、生命の筋肉に関するお話をしていきたいと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。
2023年4月24日始まりました。笹木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の梁が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが926話目を迎えております。基本的には1回1話完結っていうところでお話ししてますので、別に今回のこれだけじゃなくて、気になる宇宙の単語とかが含まれているエピソードから聞いてもらってですね、
その方が楽しんでもらえるかなと思っているので、最新話じゃなくてもいいよっていう話で、そこから面白いなと思ったら是非フォローしていただきながら、毎日毎日宇宙をちょっとずつ補給していただくような、そんなマニアックなポッドキャストチャンネルになっております。
そんな感じでですね、今日お話ししていくのは、宇宙空間で人間の体にかかるストレスっていうところに対して、体の変化ってめちゃめちゃ起きてんだなっていう、そういう話をしていきます。
これ実は、こういう今回遺伝子レベルの話とか、体のある臓器の話とか、筋肉の話とか、結構いろいろ出てくるんですけど、こういう人体の変化みたいなところに繋がる研究って、この1週間でもう2回取り上げてるのかな?
で、これ宇宙話いつもどうやってネタ探してるんですか?みたいな話よくされるんですよ。基本的には毎日無編集で取って出しで出してるので、毎日毎日新しいネタを補給しているわけなんですけど、そんな中でやっぱり本当に単純に自分の興味が優先してネタ集めっていうのが進んでるんですよね。
03:04
で、この間ポッドキャストの中で2回ぐらい、宇宙行ったら遺伝子変わる。子供に宇宙行った時のストレスの遺伝子がそのまま遺伝していくみたいな、そういう話とかをした時に、こんな面白い研究まだあるのかな?と思って調べてみたら、あるんですよね。
なので、今回はそれをまた紹介していきたいなと思って、この話をしています。なので、ネタ集めの話みたいなところで言うと、もう全然ストレスもなく、一個の研究って基本的に独立してあることってないんですよね。研究って全般的に。
過去の研究っていうのを必ず引用するような形で、その研究っていうのが成り立っているし、基盤があるみたいな。しかもその研究っていうのも何年かしている間に、どんどん他の研究からさらに引用されるっていうような形で、引用っていう言葉がピンとこない人は、ツイッターにリンク貼ってもらうとか、ああいう感じ。
ブログ読んでたら、違う人のブログのリンクも貼ってあって、そこに飛んだら、もっと詳しいこと書いてある。あれも引用の一つですね。そんな感じで、どんどん伝播していくんですよ。伝わっていく。そういった伝わっていくのが論文の性質としてあるので、例えば、超気になるなって思ったものがあった場合、そこの関連を見ていくと、
わんさか、ネタっていう言い方は変ですけど、面白い話っていうのが転がってるんですよね。だから、こんな面白い話あるんだ。じゃあ、ポッドキャストで話そうみたいな。しかも、ポッドキャストで話すと、僕の頭の中にもすげえ整理されるし、一石二鳥、一石五鳥ぐらいの感じでやってるみたいな。
というところで、今日も宇宙空間での人間に対するストレスの話をしていきます。ただ、人間にかかるストレスっていうような人体実験っていうような形ではなくて、どっちかっていうと、今回はマウスを使う研究になっていて、地上で育てるマウス、宇宙に行くマウス、で、宇宙に行くときにある遺伝子の能力っていうのを無効化しているマウスとかっていうので、
基本的には同じ環境で育っている複数のマウスを比較することによって、宇宙空間でこの能力が非常に必要だ、この遺伝子なくすとやばい、みたいな話とかがわかる対象実験っていうような、中学校でやるようなね、そういった実験をやっていたっていう、そういう研究を紹介します。
で、これ前もって断りを入れておくと、マウスを使うっていうような生命を使う実験っていうのは、結構倫理規定厳しいんですよ。過去のポッドキャスト聞いてくれたらそこでガッツリ説明してるんですけど、本当に倫理規定厳しくて、そういった倫理規定ちゃんと乗り越えてやっている研究っていうところだけちょっと頭に入れておいてください。
06:10
ということでですね、今回お話しするのは、まずメインで大きく一つは、筋肉が変わるっていう話ですね。筋肉が変わる、すごいですよね。これ宇宙空間で筋肉変わるんだっていうところがまず一つ。で、もう一つこれ時間があれば、ちょっと過去にポッドキャストでも話したことあるんですけど、腎臓が変わるっていう臓器ですね。そこの二つちょっとお話ししていこうと思っています。
で、これもう筋肉変わるって結構やばいなと思ってて、だってよく宇宙飛行士の方が宇宙空間に滞在して帰ってきたらもう自力で立てないみたいな、ああいうのあるじゃないですか。あれは別に筋肉が変わったから立てなくなったわけではなくて、単純に重力っていうストレスをずっと抱えながら僕たちって生きてるんですよね。地球の重力受けて。
だから、体に対して負荷を常に与え続けながら生きてることで、一定の生活能力というか筋力というか体力というかそういったところが養われながら生きているのが実は僕たちの現状なんですよ。
なんかドコゾのアニメとかでめちゃめちゃ強い重力の星でめちゃめちゃ修行したら超強くなるみたいな。あれってだから筋肉が常時筋肉が常にストレスを抱えながら生活をすること、そしてさらにそこで修行することによって筋力が倍増するみたいなね。そういったところなんですよ。
なので、地球の重力っていうのもあながち舐めれないなっていうのがありつつ、じゃあ宇宙空間行ったらどうなるのかっていうと、基本的にはふわふわ浮いてる感じで無重力みたいな形にもなるし、あとは月面行ったら重力が6分の1とかになるような、そういった環境にもなってくるというところで、
これって普段この1gって言われる僕たちが地上で感じてる重力から一種解き放たれたから自由かと思いきや、これもこれで体にストレスがかかるんですよね。そんな中で体の中がどう変化してるかっていうところで、なんと筋力まで変わっちゃうと。
だからその宇宙飛行士が帰ってきたときは単純に筋力不足になってるだけなんですけど、宇宙空間でのこの生活っていうのを越えて帰ってきた筋肉がどうなってるか。これも簡単に言うと性質が変わってるっていうふわっとした言葉を使いましたけど、性質が変わってるのはこれ、老化していて、
そのような老化に伴って変わっていく筋肉の変化っていうところと、一緒の変化が宇宙空間から帰ってきたマウスからも見られたっていう、そういう研究なんですよ。これ2つまず疑問点があって、なんで宇宙で変わるっていう話と、そもそも年齢が増えていく、人間の体が老化していく上で筋肉が変わっていってるってそもそも知ってましたっていう話ですよ。
09:23
僕はこれを読んで初めてそれを知って、そもそも筋肉っていうのは筋繊維でできてるじゃないですか。その筋繊維でできているものに対して、人間の体っていうのはどんどん体が老化していくのに対して筋肉のタイプの変化っていうのが起こるらしいんですよ。
これ僕も詳しくわかんないんで、チキン繊維ってやつと側筋繊維っていうやつのバランスが変わる。遅い筋肉の繊維って書くほうと、速い筋肉の繊維。多分チキンでいいんだと思うんですけど。遅い筋肉の筋でチキンですよね、きっと。側筋とチキンですよね。
鳥っぽい感じになってすごい気持ち悪いんですけど、まあいいや。骨格の筋繊維タイプっていうのは変わっていく中で、人間の体がどんどん老化していくっていうところの中で見ると、チキン繊維が減少していって、側筋繊維が増加していくっていうようなタイプが実は分かれていったりする。
いうところの性質がそのまま宇宙空間に行くと、そこがどんどん活性化されるような、つまりそこが加速するような感じになっていって、宇宙空間にいると老いが進む。
簡単に言うと、宇宙空間にいるから老いが進むっていうよりは、宇宙空間のストレスで筋肉に刺激が入る。それに対してある遺伝子の成分、これまたNRF2っていう、前回も出てきました。NRF2という遺伝子の中で、
DNAレベルの仕事を誘発するような、発言を促すような性質の転写因子って呼ばれるものがあるらしいんですね。これを抜いたマウス、つまり遺伝子レベルの保護機能をちょっと一瞬失わせたものっていうところをしっかり見ていくと、この筋肉の変化っていうのが著しく見られた。
つまり、ここっていうのはやっぱり、前も話したみたいに、NRF2っていうところの遺伝子レベルの話っていうのが実はものすごく宇宙空間でのストレスへの耐性、そして過励、つまり老化していく体に対してそのスピードを抑制するような能力っていうところがここでも確認されたっていうことなんですよ。
実はこれ、2日前、3日前とかに更新した、宇宙空間に行った時に、宇宙ストレスをどうやって抑制するかとかっていう話で出たNRF2の研究の派生研究なんですよね。
12:08
1回の研究でたくさん論文出すみたいな、そんな感じで。で、それを調べてあげた結果ですね、また筋繊維の変化っていうのが見られて、NRF2っていう遺伝子の中に組み込まれている非常に重要な役割のものっていうのが重要ですというところがさらに確認されたというようなところなんですね。
で、これなんで筋繊維に対してとか骨格に対して影響を与えてしまったのかっていうところで言うと、このNRF2っていうのは外からの刺激からどんどん守ってくれる。
例えば今回の研究で言うと酸化、酸素になるって書いて酸化ですね。酸化ストレスから身体を保護するような働きを持つタンパク質っていう捉え方をされてるんですよ、NRF2っていうものが。
つまり、何かしらの身体の中って酸素巡ってるから、その酸素によって与えられる影響っていうのをNRF2が阻止してくれるような、そういった意味合いでNRF2がピックアップされてるって感じなんですよね。
この酸化ストレスっていうところに注目している論文を見つけたから今回ピックアップしたっていうのがあって、実は先日このNRF2に関するポッドキャストのエピソードを紹介しました。
そうしたら宇宙飛行士の選抜試験を受けていた方、Twitterでスターダンサーっていう名前のアカウントをやられてる方なんですけど、この方から、実際に僕会ったことあるんですよね。
友達の友達でとかっていうのは、そもそもTwitterもつながってたしみたいな感じだったんですけど、そうしたら宇宙行くとき、僕の見解としてこのNRF2っていうタンパク質が宇宙行くときの適性にめっちゃ重要なんじゃないかなみたいな、これがたくさんあるみたいな活発に動いてる人の方が宇宙へのストレスっていうのを受けにくい身体だから、
宇宙飛行士としては宇宙適性ありっていうふうに判断できる部分かと思うんですよ。っていう話をしたら、これめっちゃ気になるなみたいな、こういう因子調べて本当に適性とかでやってんのかなみたいな話を他の宇宙飛行士の選抜試験を受けた方とかに聞いてくれたりしてるんですよね。
そうしたら、そういう疑問が上がってきたら、なんと続いては科学系ポッドキャストの奏でる細胞っていう番組をやられてるタツさんがですね、タツさんはなんとこのNRF2とよく向き合ってるらしいんですね。
研究の中で、その時点でマジかってなったんですけど、そこからTwitterの中でNRF2がどういうものなのかをタツさんが教えてくれて、それに対して宇宙に行くだったりとか、あとは宇宙飛行士って水の中でなんかいろいろ作業とか地上で訓練とかするみたいな感じで、
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酸素を供給されながら、ある一定の圧力のもと作業するみたいな、そういったところをやってるじゃないですか。そうしたら、ダイビングとかやりながら受ける圧力の刺激とか、その時に吸うめちゃめちゃ強い濃度の高い酸素とか、高濃度酸素っていうのを吸うんですよね。
深く潜っていくと。これなんで高濃度酸素吸うかっていうと、酸素、すごい濃度高いのを取っていかないと、外からの圧力っていうのが変化していくので、水の中入っていったり、宇宙空間行ったら逆かっていう風になってくるので、酸素を取り入れるペースっていうのを上げていかないと、なかなか血中に染み出ていかないとかだった気がするんですよ。
っていうところで、そういう議論がバーってやり取りがされてて、こんな面白いんだNRF2みたいな。僕のポッドキャストでNRF2の話をして、宇宙飛行士の適性に使うんじゃないかなって言ってたら、宇宙飛行士の選抜受けた人と、科学のスペシャリストの達さんとっていうところで、やり取りがやられる。
この遺伝子っていうのが、やっぱり体の酸化っていうのを、抗酸化作用っていうのを高める役割を持つらしいんですよ。つまり酸化防止剤みたいな、体の中の。酸化防止剤として働いているNRF2に対して、今回宇宙空間行ったら、やっぱりこの酸化防止剤として役割を担っていて、
その結果、体の菌繊維とかに影響が出るんじゃないかっていう仮説のもとを行った研究が、やっぱり体に影響を与えてたっていう、確かめたっていうイメージなんですよね。今回の研究って。なので、そこがいろいろ絡まってきたらめちゃめちゃ面白いなみたいな。
今度たつさんに出てもらって、僕が今この1週間でハマりにハマってるNRF2って何ぞやみたいな話してもらおうかなって思ってるぐらい面白いなと。つまり何が言いたいかっていうと、人間の体にとってNRF2っていう転写因子、タンパク質っていうのがめちゃめちゃ重要で、
宇宙空間のストレスに対してもこういう対抗能力を持っているというところの重要性がさらに確認された研究であったというところ。そしてしかも面白いのが、人間の体っていうのは老化していくにあたって筋肉の繊維の種類が変わっていってる。しかもこの変わっていくところを抑制したりするのも、実はこのNRF2っていうのがめちゃめちゃ重要になってくるっていうところで、
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ちょっとここの1週間の間で、何個か人間の遺伝子レベルの話、僕はちょっとね遺伝子の話とかあんまり得意じゃないので、あんまり理解できなかったな部分もあるかもしれないですけど、ちょっと3回ぐらいピックアップしてみたので、ここ聞いてみていただいて、またちょっと皆さんに感想いただけたら嬉しいなと思っております。
ちょっと一旦、そろそろ人体に対する宇宙ストレスの話からは抜けていくかなと思ってますけど、いやまだまだ聞きたいよみたいなのがあればリクエストいただけたら紹介していきたいと思います。手元にはめっちゃあるんですよ。めっちゃあるけど、体への宇宙の影響、興味ない人いっぱいいたら申し訳ないなと思って、一旦ここでストップしようかなと思っているっていう、そういう感じになっておりますので。
ぜひですね、エピソードのリクエストいただけたら嬉しいなと思っております。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォローボタンの下にある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話で募集しております。じゃんじゃんを寄せください。それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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