だから、それがどういうふうに宇宙の中で運動していくのかっていうところが注目されているポイントの一つなんですよ。
で、しかも面白いのが、これを観測するのに適しているのがX線天文学という僕が専門でやっていた分野の、
分野で、にめちゃめちゃマッチするんですよね。
X線。で、X線で観測することで、X線で見るとこの超新星爆発、本当に爆発がブワーッて広がっているのが見えて、
で、それのおかげで、例えば、空間的に広がっているから、太陽とかも丸く球体として見えるじゃないですか。
だから、太陽の端っこでフレアが起きてとか、真ん中でフレアが起きてとかっていうのを言えますよね。
これと同じ感じで、超新星爆発に対しては、この超新星爆発、そもそも地球からだいたい1万光年ぐらい離れてたりするんですよ。
ちょっとね、このぐらいの範囲ってのはあるんですけど、ざっくりね。
ざっくり1万光年ぐらいだと思ってください。で、そんな距離にある天体も空間的に分解できる。
太陽みたいに球体として捉えることができるっていうのが、この超新星爆発の面白さになってるわけですね。
で、その広がっている度合いっていうのを、人間が生きているスケールで観測しても変わるぐらい変化していってるんですよ。
で、実際に2000年、2003年、2007年、2009年、2015年というような、15年間にわたる観測っていうので、データを見ていくと、その爆風が広がっていきながら、
15年前は明るくなったところが明るくなっているとか、それがじわじわと明るくなっているっていう構造が見えたりするんですよ。
なんか、これ僕いつも不思議に思うんですけど、宇宙ってこう、100何十億年っていう歴史があるし、
超新星爆発も発生してから450年っていうのあるし、太陽もまだまだ何十億歳っていう話になっていて、
何億とか何百年とかっていうスケールが出てくるじゃないですか。
で、それに対して僕らって生きてるのって、せいぜい80年、100年ですよね。
そうすると、やっぱ宇宙の歴史の中に対して、僕らの観測できる範囲というか、時間的な範囲ですね。
これって、ほんとなんか、米粒みたいな、米粒よりもちっちゃいぐらいのぐらいの大きさでしかないわけじゃないですか。
そうすると、なんかそのスケールで変化が見えるっていうのは、結構面白い題材だなと思うんですね。
で、そんな中で15年間でそのある、ティコの超新星というところの左上のところ、だから北西方向とかっていうふうに読んだりするんですけど、
で、それがまた、どこかで星が作られる時に吸収されて、またその星が爆発して、拡散されて、っていうので、
宇宙空間全体に元素の多様性が作られて、多様性が作られていったことで、僕らは今生きている、みたいな感じなので、
なんか、15年でその元素が明るくなったところが変わった、みたいな話が、少しちっぽけに感じる人もいるかもしれないんですけど、
その宇宙の多様性を作る中で、細かくどういう動きをしていってるのかっていうのを解き明かそうとしている、一つの鍵になっていると思うと、
超新星爆発の研究もかなり面白みを増して、聞いていただけるんじゃないかなと思いますね。
なので、超新星爆発の話がこれからどんどん出てきた時には、そういったところを思い出していただけたら嬉しいなと思っております。
はい、ということで今回は、450年前に発見されたティコの超新星、それの最新の研究結果に関するお話しさせていただきました。
次回、まあ明日は日曜日なので、日曜特集をお届けしていきたいと思います。
特に今、書籍ガンガン進めている中で一体どんな状況なのかっていうのをお話しさせていただくところとか、
あとは1週間ね、どんな話ししたのかっていうのも振り返っていきながら、皆さんからいただいたお便りとか、
コメントにも答えていこうかなと思っております。よろしくお願いいたします。
で、それ明けた次の日は、遠い宇宙、何百光年も先に月見つかったみたいな、そんな話もしようと思ってるんで、月曜日も楽しみにしておいてください。
アフタートークです。はい、ということで、一つお便り紹介していきたいと思います。
リスナーネーム c さんからいただきました。いつも仕事の合間や車で聞いています。
りょうさんの喋り方が落ち着いていて、とても聞きやすいです。これからも聞きます。とコメントいただいてます。
ありがとうございます。なんかめちゃめちゃ嬉しいですね。 車…
車で聞いてくれてるっていうパターン、実はあんまり聞かないから、なんかレアかも。やっぱなんか、
日本の生活のリズムだとね、どうしても、車っていうよりは電車だったりとか、そういったところで聞くタイミングが多いのかなっていう話もあるので、
なんか嬉しいですね。車か、アメリカのポッドキャストって車でよく聞かれてるような、みたいなのもありますね。
はい、ということでありがとうございます。続いてリスナーネーム、てんてんさんからいただきました。
これあれだ。僕がUFOを見たって話した時かな。 人から出る熱、機械から出る熱、しっかり管理しないとダメですね。
UAPでよくあるのは反射とか蜃気楼的なものなのかな、なんでしょうね。ということでありがとうございます。
ね、UAP、えーと、なんだっけな。UFOとかの総称ですよね。
Unrecognized PhenomenaのUAPですよね。はい。で、反射とか、いやそうですね、実際、
なんか、ものが飛んでたのかなっていう気もするし、蜃気楼はなんか涼しかったからあんまりないのかな、しかもこう真上だしっていうのもあるので、
蜃気楼はそんなにないのか、熱源もなかったしな、みたいなことを思うと、うん、
しかもめちゃまっすぐ動いてたしな、みたいなところがあるんで、まぁなんか飛んでたんですかね。
まぁUFOじゃなくて普通に、なんか人工物が飛んでたっていう考え方の方が自然な気はしますけど、ただなんかちょっと、わかりますかね。
UFOで会ってほしいっていう気持ちもあるし、 あの、あとは、
横の人と、その横にいた人と、「えっ、あれって?」みたいな話になったって言ったじゃないですか。
そのなんか雰囲気を、なんかこう、友達と、
なんでしょうね、ありえない話、なんかちょっと幽霊の話してるとか、なんか都市伝説の話してるみたいな時の空気感みたいなのあるじゃないですか。
あれと同じ感じのが全く知らない人と横で目あって、「ねえ?」みたいな感じになったのだけ、
ちょっとなんか楽しかったなっていう。まぁ結局UFOとかそういった話の一番面白い部分ってなんかそこな気がするんですよね。
なので、あの熱量を伝えきれたかなっていうところだけ気になっております。
はい、そんな感じでいろいろね、お便りいただいて本当にありがとうございます。 もっとね、たくさんいろいろいただいてるんで、ぜひ明日のエピソードでも紹介させてください。よろしくお願いいたします。
でね、あのポッドキャストなんか今、ポッドキャストってあるサーバーに音源を置いて、それがなんか自動で連携されるような形なんですよ。
その中で今週もなんか一個Spotifyに反映されてなかったんじゃないっていうのがあったりとか、あとはYouTubeへの
連携が3日ぐらい止まってたとかなんかそういうのがあるんですけど、 なので聞き逃したっていうのがもしかしたら今は復活してるかもしれません。
今週ねご迷惑かけてしまった方いるかもしれませんが、ぜひそちらのエピソードも改めて楽しんでいただけたら嬉しいです。
ということで今回は以上にしていきたいとおもいます。 今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある
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