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2020-12-20 10:42

72. 10年以内に遠くの星で海が見つかる予言のハナシ

2016年に太陽系にそっくりだと話題になったトラピストワン!

そんな星で、10年以内に海を見つけてやる!!って将来計画が上がっています。

未来の宇宙開発のハナシを押さえておきましょう。


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、10年以内に他の惑星で海が見つかるっていう予言みたいな研究が出ていたので、そちらを紹介していきたいと思います。
何回かこちらのポッドキャストでも取り上げさせていただいているんですけど、今後やっぱり注目している、宇宙開発に注目されているのは、やっぱり太陽系以外の惑星を見つけて、そこに生命だったりっていうのの痕跡を探してあげようっていう研究が結構熱を帯びてきているわけなんですね。
具体的な今後10年の施策みたいなものも結構出されていて、そういう話が多いと。
やっぱり素人目から見ても、自分も太陽系以外の惑星の研究とかっていうのは専門外なので、素人目から見てもこういうキャッチーな研究っていいですよね。
海だったり宇宙人だったりみたいな。
っていうのがあるんで結構面白い話になると思います。最後までぜひお聞きください。
毎日恒例の活動報告というか、緊急報告になりますが、今日はちょっと用があって地元の方に帰っていたのと、後は引き続き博士論文の作業っていうのを続けさせていただいております。
最近すごい思ったのは、研究は基本的には結構楽しくやらせてもらってて恵まれた環境であるなっていうのを感じるのと同時にですね、やっぱり博士論文っていうのを目の前にして、
ずっとカツカツで作業をしているというか、何かに追われて、それのためにずっと作業をしているっていうような状態に入ると若干時たま楽しむことを忘れてしまっているようなことが結構あって、
やっぱり毎日取り組んだり、何なら個人的には別に休日とか平日とかっていう概念もなくやっていくのが結構好きなので、楽しんでやっていくっていうような心の余裕っていうのはめちゃめちゃ必要なんだろうなと思って、
もうこの1ヶ月ぐらいはしょうがないですから、そういうふうに追い詰められるっていうのは、そこを超えたらもっとやっぱりどんどん楽しんでやっていけるような内容っていうのを突き詰めていければ、また何か新しい発見があるんじゃないかなって前向きに捉えております。
ということで、休日返上で頑張っておりますといったところです。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうかね。楽しい週末だったら非常に嬉しいなと私は思います。
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といったところで、今日は早速本題に入っていきましょうか。
最初にお伝えした通り、今日は10年以内に他の惑星で海が見つかるっていう予言のお話をさせていただきたいと思います。
今回は実際の観測というよりは、今後計画されているこういった観測機器、望遠鏡っていうのがあって、そいつらを使うとここに海を発見できるかもしれないという、本当に未来予測というか計算でいろいろ出された結果をご紹介したいと思います。
今回研究対象になったのは、これちょっと前ですね。2016年に太陽系に非常に似てる惑星系が見つかったっていう、これ実はテレビとかでも結構流れてたぐらいすごくホットになった天文学のニュースだったんですね。
トラピスト1と呼ばれる惑星系です。真ん中に太陽に似た星があって、それの周りを7つの惑星がぐるぐる回っているというような、本当に太陽系も内側から複数の惑星が回っているみたいなところで言うと結構似ていると。
なおかつそれのうちの2つが真ん中にある星と距離感であったりとかで、その表面が生命が存在していられるであろうと呼ばれるハビタブルゾーン。
ハビットっていうのが生息なので、生息可能ですね。エイブルがつくと可能になるので、生息可能領域、ハビタブルゾーンと呼ばれる星が2つあるというのがこのトラピスト1という星の特徴なんですね。
3つあって、その3つのうち2つについて今回は注目してあげようという研究になります。
そのうちの2つには、今後海が計算を今までされてきたところどうも海みたいに巨大な水の塊みたいなのがあるんじゃないかと言われております。
それを解明するために今後新しく建設されたり打ち上げられたりする観測器、望遠鏡というのがあります。
まず1つがヨーロッパが建設を計画しているエクストリームラージテレスコープ。
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これ本当に日本語訳すると半端なく大きい望遠鏡とまさにそのままなんですよね。
これがどのくらい大きいかというと、皆さんが想像する人間の目で見る光を集める望遠鏡で大きさは39mです。
39mの望遠鏡を作るんですね。めちゃめちゃお金かかってますよね。いくらぐらいするんですかね。
今度何か調べたら紹介しておきます。これで私たちが目で見える光っていうのを地上から捉えてあげようと。
もう1つがジェームスウェップスペーステレスコープとJWSTと呼ばれるやつですね。
これ実際にググってみてほしいです。JWST、ジェームスウェップスペーステレスコープですね。
これもう本当に近未来の宇宙望遠鏡っていう感じがして本当にかっこいいです、形が。ぜひ調べてください。
こいつは赤外線とかみたいにちょっと人間の目では見えないような光で宇宙をかなり深く見れるといったところで注目されている望遠鏡なんですね。
実は自分がNASAにいた頃に自分がいた研究所の中で開発っていうのが行われていて、それが輸送されていくみたいなタイミングまで見れたので
今後の歴史を動かすであろう望遠鏡の開発の端っこを生で見れるってなかなかないので、非常にいい経験だったなと思ってます。
一応今のところの打ち上げ予定は2021年3月といった感じで、この年明けすぐの予定だったんですけど
コロナウイルスとの関係でこれは延長が決まっているといったところで、数年間の間には打ち上げられるんじゃないかなと思っております。
ぜひこのJWST、ジェームスウェップスペーステレスコープ検索してみてください。マジでかっこいいです。
この2つ、先日も話したみたいに星を観測したりする時っていうのは、1つの光の種類、1つの望遠鏡で見てもわからないことっていうのはたくさんあるんですけど、
2つ3つって接続していくことによって新たにわかることがあると。
今回その表面に水があるかどうかっていうところでいうと、私たちが目で見える光とプラスして、
宇宙から赤外線っていうものを見る、この2つを駆使することで、
惑星ですね、地球に似たハビタブルゾーンにある星の表面に海があるかどうかっていうのを確認できるといった感じの研究になります。
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ただこれ結構、2つのこのでっかい望遠鏡で30回ぐらい観測してあげないといけないみたいなので、
こういうふうにめちゃめちゃ技術が発達したところで、やっぱりまだそれだけデータを積算しなければいけないというような難しい研究が期待されているといったところで、
つまりですよ、これはもうこれがちゃんと両方とも2つの観測器っていうのがうまくいけば、
10年以内に他の惑星に地球のように豊かな海があるかどうかっていうのをしっかりと断言できるといったような状態になるわけで、
そうなってくるとやっぱり地球外生命体っていうのを見つける大きな一歩になると思うんですね。
そういったところで、やっぱり未来の宇宙開発にはワクワクされる部分があるなと思っているところでございます。
いかがでしたでしょうかね。
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ハッシュタグ宇宙話。宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、ぜひ皆さん、じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
すぐに絡みに行かせていただきます。
といったところで、本日は以上になります。また明日から良い一週間をお過ごしください。
それではまたお会いしましょう。さようなら。
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