1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 497. 宇宙での被曝量を定量的..
2022-02-15 11:07

497. 宇宙での被曝量を定量的に説明してみる回

宇宙医療などの話題の時に、当たり前くらいに話してしまっていた放射線被害。

これをしっかりと数字を使って説明する!そうすることでみんなと僕の理解も高まる!

というコンセプトでお話しました。


500回放送まであと3エピソード。。。ドキドキ。。。


ソース

https://www.nasa.gov/analogs/nsrl/why-space-radiation-matters


感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてください!

すぐに見に行きます!


リクエストフォームを開設しました!

話して欲しい宇宙の話題、いつも聞いてるよとかの感想、ジャンジャン受け付けております。

https://forms.gle/AFgYyA1W55u77V6D9


Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)を再開します!

顔が見たい!宇宙の画像を見ながら楽しみたい!という方におすすめです。

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzT


Voicy公式パーソナリティーとしても活動中!

Podcastの収録と同時に、Voicyでの生配信も実施している!?

https://voicy.jp/channel/1726


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:00
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、宇宙飛行士が宇宙で受ける被曝量って一体どれぐらいなのか、こんなお話をしていきたいと思っております。
この宇宙空間での健康被害っていうところ、これをキーワードに今まで何回かお話ししてきたかなと思うんですけど、
この被曝、宇宙空間では放射線が強いから、それの影響で結構宇宙飛行士って放射線にさらされてるんですよ、みたいな話はしてきたものの、
一体それがどれぐらいの量を受けてて、どれぐらい体に悪いのか、なんていうところって、実は数値的にというか、ちゃんと定量的にお話しできてなかったかなと思うので、
今回は、地上を基準にして何倍危ない、何倍危ない、みたいな話をしていければ、少し皆さんにそこらへん理解していただけるかなと思って、今回このトピックを選ばせていただいております。
なので、今後人類が宇宙空間に行くというところは、本当に予定調和ぐらいの感じでどんどん進んでいくことだと思うので、
そのタイミングで一体どんな危険性があるのかっていうところは、このポッドキャストを聞いている方には少しでも理解しておいていただきたいなと思って、今回お話しいたしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告させていただきたいと思うんですけど、これすごいテンションの上がることが一つあって、ぜひここで話しておきたいなと思ったんですけど、
Twitterフォローしていただいている方は、見かけたツイート見かけた方いると思うんですけど、なんとですね、僕Appleポッドキャストのアプリページあるじゃないですか、
App Storeとかでアプリ取りに行く画面あるじゃないですかね、あそこにアプリのサムネイルみたいなのが4枚ぐらい横にスライドできる画像があると思うんですけど、
iPhone使っている方はわかるかなと、そこのAppleポッドキャストのチャンネルのところに、なんと僕のポッドキャストチャンネルのアートワークが使われているというところを本当にたまたま見つけて、めちゃめちゃテンション上がったんですよ。
これがバレンタインのタイミングだったので、Appleからのいきなりバレンタインプレゼントだと勝手に解釈しながら、きっとそれより前には思っていたんでしょうけど、これが本当に嬉しくて、
だってそもそもAppleポッドキャストのアプリ取得ページに載せられる画像の枚数って4つだし、しかもそこにアートワークが使われているチャンネルって2つとか3つとかしかないんですよ。
そんな中で、僕のチャンネルをそこでピックアップしていただいて、iPhoneで見た時の見栄えとApple Watchで見た時の見栄えとiPadで見た時の見栄えみたいなので、3つ並べてもらって全部僕のサムネイルでみたいな感じだったので、
03:10
これが本当に嬉しくてですね、Appleさんに勝手に期待されているというふうに解釈して、これからもガンガン発信していきたいなとは思っているんですけど、
このタイミングで今週で500回放送を迎えるっていうところで、こういうふうに取り上げていただけるっていうのは非常に嬉しいタイミングだなというふうに思っております。
500回目前にしてですね、自分の知っていたラジオDJの方から認識していただいているだとか、こうやってApple Podcastに選んでいただくだったりとかっていうところの流れが少しですけど、僕の中では来ているのかなと思っているので、
これからもいろいろ工夫しながら頑張っていければなと思っております。
今聞いている方にはですね、もっとびっくりになった時に、いやもう全然よ、500回の頃から聞いてんだからみたいな、っていうような500回が霞むぐらいのそんな大きな仕掛けしていきたいと思ってますので、ぜひよろしくお願いいたします。
はい、そんな感じで完全に僕の自慢話というか、嬉しかった話させていただいたんですけど、今日の本題いきましょう。
今日の本題は宇宙空間で放射線の被害って一体どれぐらい受けてしまうのかっていうようなお話をしていきたいと思っております。
でですね、これまで宇宙の健康被害っていうようなキーワード、宇宙医療とかですかね、そういった文脈でいろいろ皆さんにお話ししてきたと思うんですけど、その中で宇宙空間で起こる健康被害として大きく例えば2つありますと。
1つが宇宙飛行士の筋力低下ともう1個は放射線の被害っていうところがありますよねとかっていう話を今までいろいろしてきたんですよね。
で、そうなった時になんかここってなんとなくこう宇宙空間で想像できる健康被害の代表例すぎて、ちゃんと話してなかったんじゃないかなというふうに思ったので、今回はこのトピックをチョイスしたというような感じになってます。
で、まずですね宇宙空間で放射線を浴びてしまう、それで被爆を起こしてしまうっていうところの状況をお話ししていきたいと思うんですけど、これってなんで宇宙空間に出たからそういうふうになってしまうのかっていうところなんですが、
そもそも太陽だったりとか、太陽から出ている放射線、X線だったりとかいろいろあるんですけど、そういうのがまずガーッと出ていると。
で、プラスでその表面で例えば太陽の表面で起こる爆発現象、フレアっていうところが起きた時に、それの放射線の勢いが増して体に悪くなるっていうところもあったりしますし、
宇宙空間、いろんなところから宇宙線みたいなのが飛んでくるっていうのもあったりするという状況がある中で、地上にいるタイミングではそれってそこまで気にする必要がないんですよね。
06:03
で、これなんでかっていうと、実は地球の大気っていうのはすごい良い役割を果たしていて、この放射線に対するいわばバリアみたいな役割を果たしているわけです。
そうなってくると、地上では全く気にしなくてよかった宇宙空間からの放射線っていうのを気にしなければいけないというのが宇宙進出の一つ鍵になるというところになってきます。
で、そうなってきた時に、じゃあ一体このまま宇宙飛行士、例えば人が宇宙に行った時にどれぐらいの放射線の被爆量を受けてしまうのかっていうところをお話ししていきたいと思うんですが、
これですね、まず地上にいるタイミングで言うと、まず1ミリシーベルト、これ東日本大震災の時とかそういった時には見かけた数値だったりするのかなと思うんですけど、
こういう単位があって1っていう数字を地上だと1っていうのを覚えておいていただきたいです。
で、そうなった時に、じゃあ宇宙飛行士が宇宙空間に行ったっていう状況で受ける被爆量がどれぐらいなのかっていうと、これが50から2000ミリシーベルトという風になってます。
で、これなのでもう1を基準にしてるのからすごいわかりやすいと思うんですけど、まあ50倍から最大で2000倍ぐらいの放射線量を受ける可能性があるという風になっていたりします。
で、これはこの幅があるのはもちろんこう滞在期間だったりとか、あとは宇宙空間での活動の内容だったりとかで変わってくるんですけど、
例えば3ヶ月とか半年とかっていう期間でこれぐらい受けてしまうっていうところを考えると、何も対策をせずに宇宙空間に出るっていうのは非常に危険性を伴っているという風になっているかなと思いますね。
で、これって年間で人間が大体健康被害が全くないと言ってもいいぐらい無視できるぐらいのレベルって言われてるのが100ミリシーベルトって言われてるらしいので、この宇宙飛行士の遊泳っていうのはなかなか危険性を伴っている数字っていうのがなんとなくつかんでいただけるかなと思っております。
でですね、これ1年前ぐらいかな、もうちょっと最近だったかもしれないですが、飛行機に乗っているときでもこういった宇宙からの放射線っていうところは一つ気にしなければいけないところにはなってきたりするんですよね。
どういうことかっていうと、冒頭に話したみたいに、大気っていうのは宇宙からの放射線のバリアみたいな役割を果たしているという風な状況がある中で、上に行けば行くほど大気っていうのは薄くなるわけですよね。
飛行機に乗って上に行くと、そうするとそのバリアが薄くなってくるので、単純に宇宙からの被害っていうのは一定考慮しなければいけなくなるというような状況があります。
で、その時に例えば大きな太陽フレアが太陽で発生したと、爆発がボーンって起きたときに飛んでくる放射線の量っていうのを飛行機が飛んでる高度とかで計算してあげると、これ地上で1年間いるときに1ミリシーベルトっていうのに対して1時間で2ミリシーベルトを受ける可能性があるっていう風に言われていたりするんですね。
09:19
で、こうなったときに1回のフライト、例えば5時間とか10時間とか、ちょっと大げさな数字にするために10時間って考えると20ミリシーベルトっていう風になっていたりします。
で、年間で100ミリシーベルト以下だと理想的ですというお話させていただいたと思うんですけど、そうなったときにそれの5分の1の量っていうのを1回のフライトで受けてしまうわけですね。
なので、こういったところでも飛行機ではかなり太陽の活動性っていうのも見ていかなければいけないというような状況が広がっていたりします。
そんなところで経済損失とかいろいろ計算してみたりする研究もどんどん進んでいるので、そういったところで実経済とこの宇宙からの災害っていうところのバランスをどんどん取っていくっていうフェーズが近い将来、宇宙開発もどんどん起きてくるのかなという風に思っているので、
そのあたりのバランスをどうやって各社、あとは政府が取っていくのか、そんなところは今後の宇宙開発のちょっとした注目ポイントになっているかなと思いますので、このポッドキャストを聞いている方にはぜひそのあたりも気にしながら考えてみていただけたら嬉しいなと思っております。
ということでですね、今回は宇宙での健康被害っていうタイトルで、宇宙で受ける放射線の量が一体どれぐらいなのか少し定量的にお話ししてみる、そんなお話をさせていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話で募集しております。
宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、ちゃんちゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
11:07

コメント

スクロール