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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、死んだ星の周りを回り続ける惑星というお話をしていきたいと思います。
これなんか、面白いですね。このSF感というか、あくまで星って生きてるようなイメージあると思うんですよ。
この太陽とかみたいにガーって輝いてると。ただ、そういうのとは違って、死んでしまった星。
死んだ街を一人で彷徨ってる人みたいな、そういうSF感が若干あるようなお話ですね。
そもそも、星が死ぬってどういうことなのかとか、そういうお話からしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
ということで、まず早速活動報告というか、緊急報告みたいになりますが、
今日も普通に1日白紙論文の作業を朝からずっとしておりました。
失礼しました。
毎日ずっとやって、審査が終わった後、一時審査が終わった後からもずっと修正作業というものをやってるわけなんですけど、
今日はだいぶ進んで、しかも終わりまで見えてきた感じがしていて、かなり気持ち的にはやり切った感が強いですね。
もちろんもう土日とか関係なくやっていかないと終わらないようなタイムスケジュールなんですが、
そう考えてもね、やっぱり金曜日にがっつりやり切れたっていうのは良かったかなと思っております。
今後のスケジュールとしては、月曜日には修正したものを全部もう一回提出し直して、
そこからは発表資料みたいなのを整えていく作業をして、その次の月曜日には発表をして全ての審査が終了といったような感じになりますね。
やっぱり終わりが近づいてくると頑張れるような感じもしつつ、なかなか長い道のりだったんでね。
最後の1週間っていうのもしんどいわけなんですけど、今は結構いい感じにペースで進んできているので、
最後までこのペースで無理をせずゆっくりやっていきたいと思いますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。
そんな感じで、じゃあ今日の本題に入っていきたいと思いますね。
今日の本題は、死んだ恒星の周りを回る惑星というお話をしていきたいと思います。
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そもそも死んだ星ってなんだろう。
太陽みたいに自分で光り輝いている星っていうのは何が要因で光っているかというと、星の中心で起こっている核融合ですね。
この核融合っていうのは、中に水素がいっぱい入っていて、その水素の核同士がくっついて新たな元素になっていくっていうような過程が核融合なわけなんですよ。
その核融合をするときに、エネルギーがすごい放射されて、それのおかげで太陽はギラギラと輝いているっていうのが、
太陽が生きている証拠といったような感じになるわけなんですが、
でしまえばその光り輝く性質っていうのは、真ん中の水素のエネルギーを使い果たしてしまったときには終了してしまうといった感じで、
それが光勢の死ぬタイミングっていうんですかね。燃料を使い果たしてこれ以上光りませんよっていうタイミングで、星が死んでしまうと。
何回か前に、太陽が隣のアンドロメダ銀河と衝突するかもしれないみたいな話をしたと思うんですけど、
その衝突するときにはもう太陽も寿命を迎えてますからっていう話をしたと思うんですね。
そんな感じで太陽っていうのはある程度、何十億年の話ですけど、何十億年とか百億年近く経ったら燃料を使い果たしてしまう。
その時に使い果たす直前には核融合のペースもバンバン上がっていき、今の大きさの100倍ぐらいの大きさには膨らむと言われております。
そうすると100倍に膨らむので、周りの惑星とかっていうのもガンガン飲み込んでいくといった感じで、
そのタイミングになると地球もそれに飲み込まれるぐらいだったり、
あとは今の太陽との距離が100倍近いわけですから、そんな感じで燃え尽くされてしまうといったような感じになるんですね。
じゃあ、その星が寿命を迎えた後、どういう状況になるかっていうと、その核融合が終了するタイミングですね。
自分の持っているガスみたいなの周りを全て吹き飛ばすといったような現象が起こります。
その外装の部分、外側の部分っていうのを吐き出して、真ん中に白色惑星と呼ばれる綺麗な白く輝く星っていうのが残るんですね。
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これは核融合の残骸みたいなイメージで捉えてくれればいいんですが、その白色惑星っていうのが残ります。
その白色惑星の周りには吹き飛ばされた外装、星の周りの部分っていうのが雲のように広がると。
その雲の中に綺麗に輝く点が一つ残る。
そんな姿っていうのが星のいわゆる死骸ですね。死んでしまった星の姿なんですよ。
そんな白色惑星と呼ばれる星の死骸は結構宇宙でいろんなところで見つかっているわけなんですけど、
遠くの白色惑星っていうのを調べたら、どうも自分自身の外側を吹き飛ばして雲みたいに覆われている中に、
規則正しくその星の白色惑星の周りを回っている惑星が未だに見つかったと。
それまではですね、それが見つかるまでは正直自分自身をバッと周りに吹き飛ばす白色惑星ができるタイミングで
自分自身を吹き飛ばしたやつであったりとか、あとは単純に広がった、
太陽がたとえば100倍に大きくなったときに周りの惑星を燃え尽くしてしまうとか、
言ったような感じで、周りの惑星っていうのはなくなってしまっていると考えられていたんですね。
でも今回のその研究によって、白色惑星、星の死骸の周りにも、
まだ同じペースでぐるぐる回っている星っていうのが存在するということがわかったっていうのが新しい発見でしたと。
しかもですね、その星っていうのは実はかつて地球のような存在だった可能性っていうのも指摘されていて、
そうなるともう私たちのいるこの地球の何十億年先の未来の姿っていうのがそこにあったのかななんていうのを思わされたりしますね。
そんな感じで今日は遠くの宇宙に見つかった死んだ星の周りを回る太陽、地球みたいな星というお話をしていきました。
今回の話はですね、面白いなと思ったらぜひお手元のPodcastアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてTwitterで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、じゃんじゃん呟いていただけると嬉しいです。
今日もいただいたコメントを読み上げさせていただきます。
Twitterネームカラフルさんからいただきました。
宇宙話No.124、ついに民間企業が宇宙空間での実験を提供できるようになったとは、時代が一歩進んでいる。
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ISSはもう本当に使わなくなるのかな、もったいないようなというお話をいただきました。
コメントありがとうございます。
いつもカラフルさんはグラレコと一緒に上げてくれているんですよ。
グラフィックレコーディングと一緒に上げてくださっているので、ぜひそちらもハッシュタグの方から調べてくれれば嬉しいです。
このISSはもう本当に使わなくなるのかなというところで言うと、
2024年か何かに期限は迎える予定ですが、やっぱりあれだけ設備が整った実験施設とかもありませんし、
延長するというのが一番濃厚なのかなと思っております。
ただお金もすごいかかるから、そういうバランスとの兼ね合いになるのかなというのも思っております。
ただISSがもしただの実験施設として生き残るのであれば、
先日話したエレベーションスペースという企業の衛星上での実験施設もかなり有用になってくるのかなと個人的に思ってますので、
今後の動きに行きたいといったような感じですね。
それでは今日は以上になります。また明日お会いしましょう。さよなら。