1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 144. ブラックホールを中心に..
2021-03-02 13:35

144. ブラックホールを中心に惑星が生まれる!?不思議なハナシ

今日はブラックホールの周りに惑星はできるのか!?というSF感満載のお話。

天文学の中の区分けと、どうやって研究が発展してるのかも今日でわかっちゃう。

ブラックホールの近くに住んだらどんな感じなんだろう。


顔出しYoutube近日復活!!登録して待て!!

Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA



感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてください!

すぐに見に行きます!


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:04
始まりました、佐々木亮の宇宙話。普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、ブラックホールの周りにも惑星はでき得るのか?っていう、そんな不思議なお話をしていきたいと思います。
地球もそういう惑星の一つではあるんですけど、基本的には星の周りに惑星ができると。
惑星ができる過程っていうのがどうやってできるのかっていうと、星を作るときに使わなかったガスとかチリとか、そういうところっていうのが利用されてると考えてられてるわけなんですけど、
実はそういう材料になるようなものがブラックホールの周りにもあって、なのでブラックホールの周りでも惑星できるんじゃないの?みたいな、
そんな研究がされていたので、今回はそんな面白いお話を紹介していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
といったところで、まずは毎日恒例の活動報告、研究報告になりますが、
今日はですね、1日ずっと投稿論文、専門誌に載る予定の投稿論文の最終構成っていうのをやってました。
編集をやってくださって、最後こんな感じで文章を公開しようと思いますけど、最後の確認だけお願いしますと言われて、送られてきたやつを見ながらやってるわけなんですけど、
基本的にはしっかりと改良されて、ネイティブの人が書く内容だと見やすいなぁなんて思いつつですね、
改悪されてる部分っていうのもちらほらあったりして、これだと意味変わっちゃうんじゃないかなみたいな、そんな部分がやや見受けられると。
なので1、2個見つけてしまうと他にもある可能性っていうのが十分にあって、そのせいで全部を読み直して、
しかも前の原稿と今回の新しい原稿を見比べて、ここが良い悪いみたいなのをすべてチェックしなきゃいけなかったので、結構時間がかかりましたね。
明日の朝起きて全部それをレポートとしてまとめて、一緒に論文を書いた人たちに回していくっていう作業になるのかなというところです。
それも結構早めにやらなきゃいけないからわりと焦ってはいるんですけど、明日の午前中で終われば十分に間に合うようなものかなーなんて思っております。
そんな作業を今日はずっと外でやっていて、というのもお昼過ぎ、午後に自分、歯科矯正やってるんですけど、それの矯正のメンテナンスに行ってきてました。
03:14
歯の矯正してると単純に歯の中を動かすので、すごい力が歯にずっと加わるような機械をつけるわけですね、ワイヤーを。
なので今日はそれを取り替えたばかりなので、正直口の中に違和感がずっとある状態なので、なかなかしゃべりづらいというか、もしかしたら昨日とかそういうところと比べると滑舌が若干悪い可能性がありますが、そのあたりはご了承いただければなと思っております。
歯が治っていってるのは結構嬉しくて、これをやったきっかけっていうのも、NASAに研究しに行って、アメリカで過ごしてると、アメリカって結構歯並び命みたいな社会になっているので、
恥ずかしい思いをすることは感じることはほとんどなかったんですけど、やっぱり今後日本以外のところでも働こうと思うと必要だなあなんて実感したのでやってるところなんですよね。
そろそろ元々YouTubeやってたんですけど、YouTubeのほうも顔出ししながら宇宙の解説やっていって、そしたら以前の動画と比べたら歯並びが良くなってるところなんてわかるのかもしれませんね。
なのでぜひYouTubeのほうを確認していただけると嬉しいです。
3月入ったんで余裕があるときに少しずつ動画撮ってあげていこうと思いますので、リンク貼ってある概要欄のリンクからYouTubeぜひ飛んでみてください。
それでは今日の本題に入っていきましょうか。
今日の本題は、ブラックホールの周りに惑星ができ得るのか、できるんだったらちょっと面白いなあと思って、今回この研究紹介しようと思いました。
今回の話はブラックホールの周りの話で、観測的に惑星を見つけたっていうお話ではなくて、
宇宙のことを計算しまくったら、惑星がそこにあってもおかしくないだろうというようなお話が今回結果として出てきたっていう感じですね。
そもそも天文学の中には実験屋さんと理論屋さんみたいな感じで2種類大きく分けられて、
実験屋さんっていうのは実際に例えば星を観察したりだとか、
宇宙に似た環境を作っていろいろ実験をしてみるっていうような対物に対して行うような研究っていうのが実験屋さんの動きなんですけど、
06:13
その一方で理論屋さんっていう方たちもいて、そういう人たちは計算で宇宙を解き明かしてあげようというような研究の取り組み方をしてるんですね。
例えばよくスーパーコンピューターを使って宇宙の○○を再現しましたみたいな話ってたまに出てくると思うんですけど、
そういうのがこういう理論の方から宇宙を解き明かそうとしてる方々の仕事ですね。
なので宇宙の理解っていうのはそういう理論から変わって宇宙を解き明かしていく人と観測的に解き明かしていく人。
これが結構競ってたりするんですよ。
観測で見つけた現象がこれ初めてだけどどういうことだろうっていうのを理論で説明してくれる人がその後現れたりとか、
逆に今回の話みたいに計算で先にいろんな可能性っていうのが指摘されて、
そういうのを元にいろんな天体の観測とかが繰り広げられて、
実際にそんなものがあった、ない、なんていうお話が展開されていくみたいなものが2種類あるので、
結構どちらも重要な研究分野になるわけなんですよ。
今回はそんな理論屋さんのお話です。
ブラックホールの周りに惑星ができるのかどうか。
こちらのポッドキャストで何度か紹介させていただいてるかと思うんですが、
星ができる過程っていうのは、ガスとか塵とかっていうのが宇宙に漂っていて、
それがくっついて星ができていくと。
で、それの周りに使わなかった材料があるわけですね、星の。
そういうのがまたさらにくっついたりして、一つの塊を形成する。
で、それがそのまま星の周りを回るっていうような感じで、
惑星も実際にできてきたりするというのがある中で、
じゃあ真ん中にすごい重力を持ってる天体があって、
で、その周りにそういう惑星とか作る材料さえあれば、
他のところでもできるんじゃないのかと考えたわけですね、研究者の方。
で、それでじゃあブラックホールの周りに星ってできるんじゃないのっていう、
この発想が素晴らしいですよね。
結構こう、想像力もすごい豊かじゃないとやっぱ難しいし、
これをやってみようっていうやっぱ気概がめちゃめちゃなんか気持ちいいなって思いますね。
で、実際にそのブラックホールの周りのこのすごい重力の環境の中で、
09:02
惑星ができるのかどうかっていうところを、
その星の周りに惑星ができる過程と同じように考えてあげるとどうなるかっていう計算を行ってあげました。
そうするとですね、まあ単純に言えばできると。
ブラックホールの周りにも惑星があってもおかしくないという結果が得られたそうです。
で、その時に、まあ単純にブラックホールの周りにそういうガスとかチリとかでできた円盤みたいなのができて、
そいつらが衝突したりとかくっついたりして、
一つの岩石の塊を作るんですね。
で、そこはやっぱ重力が強くかかっていたり、いろんな環境の違いで、
ブラックホールの周りにできそうな惑星の大きさっていうのは、
約地球の10倍ぐらいのものっていうところができるのが妥当なんじゃないかと。
で、ブラックホールの周りにチリが集まってきてから数億年程度とかで、
なんとこのぐらいの大きさ、地球の10倍ぐらいの大きさの惑星が1万個もできる可能性があるっていうことが計算でわかったと。
ただ、ブラックホールの周りって結局光も出ないような環境だから、
正直言うとその大きさの惑星ができている、できていないは観測手段っていうのは今のところないわけですね。
なので、そいつが存在するかわかんないけど、実際にブラックホールの周りに惑星ができてもおかしくないっていう計算結果が出たのは、
これはすごい面白い話ですよ。
だって、惑星って結局星の周りにできるイメージあるけど、そういうの私たちのこと全然照らしてくれないけど、
太陽みたいな位置にブラックホールがあるような惑星ですよ。
頭おかしい。なんて言うんだろうな。
惑星の表面にいたときに、一体どんな景色が見えるんだろうっていう。
言っても光が出てこないからなんともわかんないっていうのが正解なのかもしれませんけど、
すごいSFっぽい映像が頭の中に浮かんでくるなーなんて思いながらこの論文を覗いておりました。
なので皆さんもぜひブラックホールの周りを回る惑星をイメージしてみたら面白いかもしれません。
ということで今日はブラックホールの周りに惑星ができるかもっていうお話をさせていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポップキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterで募集させていただいております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、ジャンジャンつぶやいていただけると嬉しいです。
12:07
それではですね、早速いくつかコメント紹介させていただきます。
Twitterネームゆんたんさんからいただきました。
NASAは2023年から10年間で天皇星、海洋星に行って、太陽系の歴史、海洋惑星の生命の部分、いる、いたら、その宇宙人のいる、いないの条件を研究するらしい。
人が行ったことあるのは月までだよね。
友人だとどれくらいかかるんだろう?
火星は2年ぐらい?にしてもすごい冒険。
っていうコメントいただきました。ありがとうございます。
そうですね、今後は火星の方に人が行こうとしてるなんていう話もありますが、
海洋星、冥王星に、じゃあ例えば生命の痕跡があったらロボットが取りに行くのか、またまた人が取りに行くなんてこともあり得るかもしれませんね。
ただ宇宙船の性能にもよりますが、天皇星、海洋星に行くには数十年単位で、10年、20年、それかもっとかかるかもしれないというところで、
かなり難しいのか、またまた技術が進歩して人間が行き来できるようになったりするのか、
そんなところも注目していけたら面白いななんて思っております。
といった感じで、Twitterでいただいたコメントをこのように紹介させていただきますので、
皆さんもぜひつぶやいていただけると嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
13:35

コメント

スクロール