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2020-12-11 11:14

63. 輝きすぎて自分自身も吹き飛ばしちゃう星のハナシ

星は温度によって色持ちがければ光かたも全然違います!

今回ピックアップした星は、3万度を超えるめちゃめちゃ熱い星!

そしてこいつは、自分の輝く光が強すぎて自分自身も吹き飛ばしてしまう星!笑

そんなおちゃめなこいつが、自分自身を吹き飛ばしすぎているようです。

インスタライブと同時平行でやってみました!


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元論文

https://arxiv.org/abs/2006.09135


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00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けするこちらのポッドキャスト。
今日はですね、熱い星は自分自身をどんどん吹き飛ばしていくぞっていうお話をしていきたいと思います。
で、星の種類っていうのは温度によっていろいろ分かれていたりするんですけど、
その温度によって分かれている中で、今回は宇宙の中から熱い星、めちゃめちゃ熱い星っていうのをピックアップして、
そいつが自分自身を吹き飛ばすペースみたいなものを調べた研究を紹介してみたいと思います。
で、ポッドキャストを聞いてくださっている皆さん、今日はですね、このポッドキャストを撮りながら
インスタグラムの方のライブ配信っていうのもやってみています。
ポッドキャストの方で聞いていただいている方と、インスタグラムの方で自分の発信を見てくださっている方っていうのの層が結構分かれていたりするので、
いろんな方にリーチしていけたらすごい嬉しいなと思って、
ちょっとこのポッドキャストとインスタグラムのライブ配信っていうのを一緒にやるっていうのを進めてみました。
今日が初めての試みなので、最後にインスタグラムのライブの方で何か質問があったらこちらでも取り上げていければいいかなと思っております。
で、ポッドキャスト毎回毎日どんなことやってたかっていう報告になるんですが、
今日はですね、一日大学の研究室に相変わらずいまして、
白紙課程を収めるための白紙論文、審査論文っていうのをずっと書いていました。
で、それの中の大体大きく分けて2つぐらいの結果があって、
そのうちの1つっていうのが投稿論文として出していて、しばらくしたらOKになりそうだというところで、そこがOKで、
で、もう1つの方の宇宙の中の星をめちゃめちゃたくさん見て統計的に研究を進めるみたいなものが、まだちょっと議論のところが詰めれていないっていうところがあるので、
指導教授の先生と連絡を取りながら進めていたっていうところですね。
で、審査自体があと1ヶ月ちょっと1ヶ月半ぐらいで始まってくるので、
それまでにしっかりと形にしなきゃいけないっていうところで結構ギリギリでやらせていただいておりますので、
あと1ヶ月なかなかこうメンタルに来る時もあるかと思いますが、しっかり頑張っていきたいと思います。
で、じゃあ早速今日も本題に入っていきたいと思いますね。
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今日はたくさんある星の中からめちゃめちゃ熱い星っていうのをピックアップして、
その星が自分自身を吹き飛ばすスピードっていうのを調査した研究を紹介してみたいと思います。
で、今回研究された天体っていうのは大型星って呼ばれる非常に温度が高い星ですね。
これが太陽がだいたい温度が5500度ぐらいなんですよ。
5500度ぐらいに対して大型星って呼ばれるやつは3万度以上あります。
もう半端ないですよね。太陽が5500度に対して大型星っていうのは3万度っていう感じでめちゃめちゃ温度が高いです。
で、しかもこう実は皆さん宇宙の夜空を見上げた時にだいたいこう白く光っているように見えると思うんですけど、
よく見ると赤っぽい星だったり青っぽい星だったりっていうのがあると思うんですね。
で、あれって星の温度で決まっていて、青い星っていうのが温度が高い星、
で、赤い星っていうのが温度が低い星っていうようなイメージです。
で、今回この研究でピックアップした大型星って呼ばれるものは3万度以上の温度がめちゃめちゃ高い星なので、
青く光っていると、夜空で見た時は。
で、その星の重さっていうのも太陽の15倍ぐらいあるめちゃめちゃ重い星っていう感じですね。
なので、重くてなおかつその中でエネルギーを使ってすごい熱くなっているっていうような星を今回紹介してみたいと思います。
で、さっきからその大型星って言ってるのって何かっていうと、
星っていうのは温度によってスペクトルタイプって呼ばれるものが分かれてます。
このスペクトルっていうのが言ってしまえば光の種類みたいなもので、光の種類によって名前がついてます。
で、熱い星からちょっと冷めた星までは順番にO,B,A,F,G,K,Mっていうような順番になってるですね。
で、このO,B,A,F,G,K,Mっていうのの頭文字を取って、O,B,A,FINE GIRL,KISS MEというような覚え方をする語呂合わせみたいなのがあります。
これ日本語にすると、いい女になってキスしてくれというような感じで、なかなか面白い語呂合わせなんでぜひ覚えてください。
女性の場合はO,B,A,FINE GIRLではなくてFINE GUYに変えていただけると、いい男になってキスしてくれというような感じになるんで、性別に合わせて覚えてください。
で、こんな感じで今回は熱い星の大型星、大型星Oから始まるんでめちゃめちゃ熱い星のトモザっていう中にある星を1つピックアップしました。
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で、トモザ、これ南半球の星座なので、日本にいる時とかアメリカとかもそうですけど、北半球から見えないんですね。
なので馴染みがないかと思うんですけど、トモザっていうのはハンセンのセンビのことを言うらしいです。
なのでハンセンのおケツの部分ですね。ところの星座。なんか形が気になる方はぜひ調べてみてください。
で、大型星っていうのは結構熱くて巨大なので、非常に強い光を放出します。
その光の放出の勢いで光を飛ばすだけではなくて、星の自分自身の体、ガスみたいなのも一緒に吹き飛ばしてしまうんですね。
結構ちょっとバカっぽい星というか、自分が頑張りすぎてその分体を消費してしまうっていうような流れで光ってる星で、
その中でもチャンドラって呼ばれるX線の観測衛星を使って、そいつを18年前と今回2回観測してあげたっていうのがあるんですね。
で、この2回星を観測してあげた結果、18年前に放出していた星の質量、
星自身が自分の体を吹き飛ばしていた量と、あと今年18年後経った2018年とかに観測したときに、
自分自身を吹き飛ばしていたガスの量っていうのが5割増しになっていたということが今回の研究で明らかになりました。
なので、昔からずっとめちゃめちゃ暑い星であることは変わりないんですけど、
その暑い星の中で光り続けてたら、そこの星が自分自身の体を吹き飛ばしている量っていうのが18年間かけて5割も増えていたと。
で、じゃあそれどれぐらいのスピードで自分自身の体を吹き飛ばしてしまっているのかっていうと、
そのペースは1年間で太陽の0.00002%。
これ正直あんまりピンとこないと思うんですけど、0.0002%で、
例えば宇宙の中ではそんなに長くはないんですけど、1億年。
1億年もしその星がこのペースでずっと自分自身を放出し続けていると、
約太陽2個分ですね。1億年で太陽を2つ分の重さの自分自身のガスも放出してしまうと。
こう考えるとかなり放出している感じがしますよね。
っていうので、自分自身の光が強すぎるとその分だけ自分自身の体も剥ぎ取ってしまうっていうような
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少しお茶目な星を今回は紹介させていただきました。
今回の話も面白かったなと思ったらぜひお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問等ございましたら、
Twitterのハッシュタグで募集しています。
ハッシュタグ宇宙話。宇宙が漢字で話がひらがなになっているので、
ぜひ皆さんつぶやいていただけると、毎日エゴサーしに行ってますんで、
発見してコメントしに行きたいと思います。
ということで、インスタグラムの方のライブ配信で1つ質問をいただいているので、
そちらを紹介してみたいと思います。
今の大型星の話は、大型星の星が短いのでしょうか?というところなんですけど、
その通りですね。この星が重い方が、中の核融合というのが早く進むという傾向があるので、
星が重かったりというのがあると、それだけ早く自分の寿命を使い切ってしまう。
ポッドキャストで何回かお話しさせていただいているんですけど、
星の寿命というのは、中の核融合がどれだけ進むかというところで決まっているので、
そうなると重ければ重いほど中心の核融合が進んで、
なるべくその分だけ早く星の寿命を迎えてしまうというところがあるので、
今回取り上げた大型星というところでいうと、
他の太陽とかに比べると、もしかしたら寿命が短いのかもというところはありますね。
といった感じで、今話した内容とかの質問を受けられたりするので、
インスタライブをしながらやるのもいいかなと個人的には思っております。
ということで、今日はちょっと新しい試みをしてみましたが、
ぜひ皆さんの感想もTwitterでよろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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