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2021-11-19 14:24

410. 【sorae】地球の準衛星「カモオアレワ」は月の破片かもしれない

月の破片が地球の周りを漂っている!?というワクワクな話を大人気宇宙ポータルサイトsoraeとの週一コラボ企画でお届け。

記事でより詳しいお話が楽しめるので、興味を持った方はぜひ!

「地球の準衛星「カモオアレワ」は月の破片かもしれない」

https://sorae.info/astronomy/20211116-kamo-oalewa.html


月以外の星も、地球の周りを回るっています。

そんな中、カモオアレワという天体を細かく観測してあげたら、なんと月と同じシグナルが!?

昔月から剥がれ落ちたは変化かも!?


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題ですが、今日は、地球の周りを回る準衛星と呼ばれるカモオアレワ、この天体がなんと月の破片かもしれない、というような、そんな研究結果が出ていたので、こちらを紹介していきたいと思っております。
このお話ですね、毎週恒例の【sorae】という大人気宇宙ポータルサイトとのコラボ企画となっているので、もし今回のお話面白いなと思って、より深く知りたいなという方だったり、あとは分かんない部分あったら、概要欄に記事貼っておきますので、記事と音声両方で楽しめるようになっています。ぜひチェックしてみてください。
ということでですね、今日の本題のこのカモオアレワ、これハワイ語になるんですけど、この天体って月みたいに、私たちがいるこの地球の周りを回っている、そんな星になるんですけど、これがいろいろ特徴を見てみたところ、なんと月と同じような性質が見える、つまりこれは大昔に月から飛び出た破片なんじゃないか、なんていうそんな研究結果が出ていたので、こちらを紹介していこうと思っています。
なかなか面白い話で、月って単純にまんまるになっているとは思いますが、いろんな天体がぶつかって、その隕石とかの衝撃で一部が剥ぎ取られる、なんていう現象あってもおかしくないわけですね。
ただそういうような証拠って今まであまり見つかっていなくて、そんな中、今回研究の対象になったカモオアレワ、地球の周りを回っている天体が月と同じ性質があるというところで、今回はそちらについて深掘りしていろいろお話ししていこうかなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ということでですね、毎日恒例の緊急報告を本題の前にさせていただこうと思うんですけど、昨日2本ポッドキャスト上がっていて、1本目は単純にいつも通りのお話しさせていただいて、2本目は番外編というところで、今日の夕方ですね、11月の19日金曜日の18時頃に見頃を迎える部分月食っていうのがどういうものなのかっていうお話しさせていただきました。
なので、このポッドキャストを今聞いている方も、夕方ちょっと仕事を止めてですね、東の空を見てみると、結構低い位置にはなるんですけど、月が見えて、その月もだんだん赤くなっていく、太陽の光を地球が遮って赤くなっていくっていうような姿が見えていくはずなので、もし少しでもお時間ある方は聞いてみていただけたら嬉しいなと思います。
そんな写真とかを一緒にTwitterとかでシェアしながら、ああでもない、こうでもないっていう話ができれば嬉しいなというふうに思っているので、よければハッシュタグつけて写真とかつぶやいていただけたら嬉しいと思っています。
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ちょっと前にもお話ししたかなと思うんですけど、天体観測とポッドキャストの相性ってすごい良いなって思ってて、天文現象って結局ずっと上見てるから、僕たちよくやってる動画見ながらとかって結構難しかったりするんですよね。
月ぐらい明るかったら全然いいと思うんですけど、月じゃなくて普通の例えば流れ星とか、この何日か前に獅子座流星群がピーク迎えてますっていう話したと思うんですけど、そういう暗い天体見たいときって目が暗いところに慣れるまでにやっぱ15分とか20分とかかかっちゃうんですね。
そうするとそのタイミングで携帯の画面見ちゃうと元に戻ってしまう。また順応するのに20分30分かかるとなってしまうんで、いい天体観測のお供のツールみたいなのがないなと思ってて、その点ポッドキャストってめっちゃ良くて、もちろんラジオでもいいんですけど、
僕のだったらずっと宇宙の話してるんで、宇宙の話聞きながら天体観測するなんていうところもやっていただけたらすごい嬉しいなと。より宇宙に没入できるって言うんですかね。宇宙感を感じながらいろいろと天体観測できると思うんで、もしよかったら試してみていただけたら嬉しいなっていうふうに思ってます。
そんな感じで定期的に天文イベントってあるんで、このポッドキャストでもお話ししていこうかなと思ってます。とにかく11月19日、本日の18時にある部分月食、真っ赤になる月についてはぜひ皆さんチェックしてみてください。
ということで、今日は雑談の部分で月の話しましたが、本編も同じように月のお話をしていこうと思ってます。今回の本題なんですけど、地球の周りを回っている純衛星と呼ばれるカモオアレワが月の破片かもしれないというお話ですね。
これまず先にカモオアレワっていう言葉をしっかりと説明しておかなきゃいけないかなと思ってて、カモオアレワ、これ小惑星についている固有名詞、名前ですね。これがカモオアレワどういう天体かっていうと、地球の周りをぐるぐる回っている純衛星と呼ばれるものになってます。
これって衛星っていうのは惑星の周りを回る星のことなんですよね。人工衛星っていうのは人が作った衛星なんで人工衛星。月がいわゆる衛星と呼ばれるものになるんですけど、純衛星っていうのは地球の周り回ってるけどずっと一緒にいるわけじゃなくて一時的にいたりするものもそうやって呼んだりするんですね。
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宇宙の遠くから飛んできたりして。そんな純衛星についているこのカモオアレワっていう名前はハワイ語に由来していて、ハワイ語の振動する破片だったりとか断片っていうような名前がついていたりするそうです。
例えばこういう小惑星にハワイの名前がつくっていうのはよくあって、宇宙船が来たなんていうふうに一時期騒がれてた小惑星でオウムアムアっていう天体があったんですけど、これ確かなんか遠くからの来訪者みたいなそんな意味だった気もしつつ間違ってたらごめんなさい。
そんな感じでハワイに由来する名前ってよくつくんですね。そんな感じで今回はカモオアレワっていう天体について紹介していこうと思っています。
このカモオアレワっていうのは地球の周りをぐるぐる回ってるわけですよ。月とかよりももっと遠くで、地球からの距離で言うと1400キロ、1400万キロメートル離れてるぐらいの感じで。
そんな天体が地球の周りを1年に大体1週ぐらいするようなペースでぐるぐる回っているというふうに発見されています。
このカモオアレワっていうのはずっと地球の周りにいるみたいな、その月とかと同じような感じではなくて、ある程度の期間だけ期間限定で地球の衛星やらせてもらってますみたいな感じなんですよ。
で、カモオアレワっていうのは大体今から500年前とかに今の軌道に入って地球の周りをぐるぐる回っている。
で、この後は大体あと300年ぐらい。なので800年間地球に立ち寄ってるみたいな、そんな感じなんですね。
で、300年ぐらいは地球の周りぐるぐる回るであろうというふうに言われているカモオアレワという天体。
ただこれ発見はされていたものの、詳しくどんな星なのか、星の表面の物質にどういう性質があるのかなんていうところは今までまだ研究ができていなかったんですよ。
で、その理由っていうのは、1年の中でこの天体観測できるのが毎年4月、しかも本当に何週間とかにしか限られた期間でしか見れなくて、明るさも非常に暗くてですね。
私たちが肉眼で見える星のギリギリの明るさに対して400万分の1とかなんですよ。
なのでそんな暗い天体っていうのは、なかなかこうしっかりと観測することができない。
で、まあこんだけ暗い理由っていうのは、自ら輝いているわけではなくて、基本的にはこういう月とかもそうですけど、衛星とか惑星とかっていうのは太陽の光を反射して輝くものなので、
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太陽の光が当たりづらかったらその分観測しづらいと。
で、今回このカモンアルワっていう天体は直径わずか50メートルなんですね。
50メートルぐらいの石の塊が地球の重力につかまってぐるぐる回ってるっていう感じなので、なかなか見つけるのが大変だと。
むしろよく見つけたなってぐらいだと思うんですけど。
そんな天体を今回研究グループはアリゾナ州にある大双眼望遠鏡、ラージバイノキュラテレスコープですかね。
LBTっていうものを使ってカモンアルワの光、表面から飛んでくる光っていうのを調査してあげたんですよ。
この光の性質っていうのは結局太陽の光が反射したものを見るわけなんですけど、
例えば表面に何か面白い物質があったりすると、太陽の光が反射して飛んできたときにその物質がありますよっていう情報が光に乗って飛んでくるんですね。
これは光が物にぶつかったときに若干性質を変えて飛んでくるっていうような、そんな性質があったりするんで、
そういう表面の情報が少し得られるっていうのが光を詳しく見るっていうところの利点になったりします。
今回そういうふうに調べてあげた結果、なんとカモンアルワの光の性質は、
なんとアポロ計画で持ち帰ってきた月の石の性質と非常によく似ているというところの研究結果が出てきたんですね。
なのでこれって地球の周りに本当に50メートルっていうような小さい石の塊ぐるぐる回ってるわけなんですけど、
地球と月の距離に比べたら本当に10倍とかそれ以上離れていたりするわけなんですね。
しかしこのカモンアルワという天体は表面の性質を見ると月と同じような性質を持ってる。
つまりここから推測されることの一つっていうのは、月に何かしらの天体の衝突が起きてドーンと、
まあクレーターとかあるんで起こってるだろうと思うんですけど、その衝突があった時に破片、ものすごく大きい破片として
宇宙空間に放出された天体なんじゃないかっていうような研究結果っていうのが出てきたっていうところなんですね。
なのでそういう推測が上がってるからこそ今回の見出しっていうのがカモンアルワが月の破片なんじゃないかっていうふうに言われている状況になってます。
さらにこの研究結果が出た後も3年間ぐらいずっと追加の観測っていうのを実施していたんですよ、このアリゾナ州で研究チームは。
そこからも結局たまたま1回月っぽい信号を捉えたわけではなくて何回も何回も観測して何回も同じ結果が出てるっていうところで
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より精度の高い結果が出てるっていうところが今回のお話には非常に重要なのかなというふうに思ってます。
で、今回のこのカモンアルワっていう天体については中国が今後計画している2025年に計画している小惑星探査ミッションの目標天体っていうふうにもされてるんですね。
で、そうすると2025年には月が月じゃないや、中国が総力をかけてカモンアルワに行って物を表面から取ってきて帰ってくるなんていうミッションがあるわけなので
今後本当に5年以内とかに本当に月の破片だったのかっていうところが明らかになるっていうこれまた非常に面白い研究の余地が残った状態で
今回の論文というのは締められているという状況なんです。
なのでどんどん人類が宇宙に進出していく。
で、それによって今まではただ観測でしか見れなかったものが単純に物を取ってきて直接調べることができるっていうようなそんなお話もどんどん進んできているので
そういった研究を紹介できるときは紹介していこうかなと思ってます。
なんか噂によるとハヤブサの研究結果は非常に面白かったっていうところがあるらしいので
そのあたりも正式にリリースされたときにはお知らせできたらなというふうに思っております。
ということで今回は大人気宇宙ポータルサイト空へとのコラボ企画というところで
地球の周りを回っている純衛星カモンアルワが月の破片かもしれないというお話をさせていただきました。
今回の話面白いなと思ったら記事の方でも楽しむことができるので
写真付きでぜひカモンアルワについてより知っていただけたら嬉しいなと思います。
概要欄に空へのリンク貼っておきます。
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興味がある方はぜひ覗いてみていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。
さようなら。
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