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2021-10-12 13:40

370. 500光年先の星のアニメーションができた!?のハナシ

今回はめちゃめちゃ視力のいい望遠鏡を使って、500光年先の星の動画を作る!そんなハナシです。

昔は太陽を見ることがやっとだったり、土星の輪っかが見れてわーきゃーな時代があったのに

今は500光年先の動画まで作れる時代です。いい時代!アルマ最高!


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということでですね、早速今日の本題ですが、今日の本題は、なんと500光年先の星の動画を作ることに成功して、
そこからどんどん研究が発展していきそうというような、そんな結構革新的な技術についてお話ししていきたいと思っています。
宇宙のいろいろ星とかのお話しするときって、結構皆さん、夜空とかを想像していただけるかなと思うんですけど、その場合って、基本的に星って点でしか見えないじゃないですか。
そういうのが今までの天文学の常識だったわけなんですが、今世界中で動いている様々な望遠鏡っていうのは、ものすごく視力の良いものもあって、その一つは、なんと星がどのぐらい広がってるか、その星の大きさがどれぐらいなのか、みたいなところまでしっかり見ることができるような、そんな視力を持った望遠鏡だったりも存在するんですね。
今回はそんなものすごく目の良い望遠鏡を使って、なおかつ数年間分のデータを順番に使っていくことで、なんと星自体の動きをムービーみたいにした天体アニメーションっていうんですかね、そういったのが作ることができたと。
それが学術研究でどんどん活かしていけるんじゃないかっていうような方針が出たので、今回はそれを紹介していこうと思っております。ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということでですね、本題に入る前に毎日恒例の緊急報告挟ませていただこうと思うんですが、今日が10月の12日になってますね。
今週はカースイモクキンと毎日ポッドキャストのゲストを呼んだ収録だったり、あとは僕自身がゲストとして参加するなんていうような収録がゴンゴンゴンと入っておりまして、なかなかバタバタしそうだなという予感をしております。
10月入ってから結構普通の仕事の方もわりと忙しくて、あんまり余裕がない状況が続いているので、今週乗り越えたぐらいのタイミングで一旦息と息つければいいかなというふうに思っている次第ですね。
で、なんかこれポッドキャストって毎日今僕更新させていただいてるじゃないですか。本当に毎日聞いていただいている方には感謝しているんですけど、僕がこれを始めたのは実際は9月とかなんですよね、ポッドキャスト。
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ただ毎日更新に切り替えてガンガンやっていこうっていうふうになったのが10月の15日とかなので今週の金曜日にあたるんですかね、になります。で、なんかまあそこで一年記念ではっとやりたいなぁとは思いつつも、今お話ししたみたいに10月入ってからそもそもバタバタしていたりとか、
今週全然そんな一年記念とかっていうのを考えずに収録をバシバシ入れてしまったもので、なかなか調整が難しそうだなというところです。
まあなんか単純に今日で一年ですみたいな話をして終わるのかなぁとも思いつつも、何かこう皆さんからメッセージなんていただけたら嬉しいなぁとも思っておりますので、なんかもしですね、佐々木一年間よくも毎日更新したなぁと褒めていただける方は是非Twitterとかでコメントいただけたら嬉しいです。
いつも実はこのポッドキャストってあんまりTwitterにユーザーの方出てきたりリスナーの方出てきたりしないので出てきてくれたらめっちゃ嬉しいです。
はい、そんな感じで今週バタバタしそうっていうのと、今週でまるまる一年毎日更新っていうところを達成しそうかなというところのお話でした。
それではですね、早速今日本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は500光年先にある星の動画が作成されたというお話をさせていただきたいと思っています。
すいません、ちょっと喉の調子がまだあまり良くなくて、変なイントネーションのある部分はご了承ください。
でですね、今回紹介するのは、日本がメインで扱っている世界で一番視力の良い望遠鏡といっても過言ではない、アルマ望遠鏡というもののお話をさせていただきたいと思っています。
アルマ望遠鏡っていうのは、チリの砂漠の上にどどどーんと展開されている望遠鏡で、これが本当に目が良くてですね、遥か先の宇宙まで見渡せるといって本当にいいぐらいの、そんなような望遠鏡になっています。
で、今回そんな望遠鏡を使ってどんな星を見たのかっていうと、500光年先にあるだいたい年齢が1000万年ぐらいのものすごく若い星についてなんですね。
で、これしかもこの若い星が2つ一緒にぐるぐる回っているみたいな。このポッドキャストでも何回か話している通り、太陽みたいに自分でなんか一人で単体でいるような星っていうのは、実は宇宙の中でほとんどがそれっていうわけではなくて、結構太陽みたいな星が2つ一緒にぐるぐる回っている。
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なんていうような、そんな状況の星っていうのは結構多かったりするんですよね。あんまり知られてないんですけど。で、今回紹介する天体もそういった2つの星がお互いの重力で手をつなぎ合いながらぐるぐるぐるぐる回っているような、そんな天体になります。
で、この天体はものすごく若いって最初に言ったと思うんですけど、年齢がだいたい1000万年とか。で、これって太陽とかって40億年とか経ってるわけなので、そう考えるともう本当に若い星なんですよ。
で、若い星ってどういう特徴があるかっていうと、まずものすごく活発だっていう部分がありますね。なんか太陽フレアとかって、結構たまにしか巨大なもの起きないから地球って安全だったりするんですけど、そういったような太陽と同じぐらい、何ならそれの何百倍とかっていうような大きさの爆発を結構起こす。
っていうような状況があるのが若い星の特徴だったりします。
で、プラスして、若い星っていうのは星が作られる過程の、まだ初期の方にいるんですよね。なのでどういう状況になってるかっていうと、星が作られるときって宇宙空間にあるガスとかチリとかが固まってお互いの重力でくっついて、で、それによって一つの星っていうのを作るんですけど、
固まりができ始めて星として生まれた瞬間っていうのは、まだ周りにガスとかチリとかがあるんですね。で、だんだん真ん中の星が成長していくと、その周りのチリとかも整頓されていって、途中1個の星になる前にどういう状況を経て1個の星になるかっていうと、一瞬円盤みたいなのを作るんですよ。
なんかこの土日とかで散々ブラックホールだったり銀河みたいな話をしたときに出てきたあの円盤ですね。あれのブラックホールとか銀河の全然ちっちゃいバージョンみたいなのが星の周りにできるんですよ。これが若い星の特徴で、若い星っていうのは作られている途中で真ん中に自分の星があって周りに円盤があるみたいな土星みたいな状態でいることが多いと。
で、今回はそんなこの500光年先にあって、なおかつそんな土星みたいな円盤を持っている星2つが一緒に回ってるっていうようなちょっと複雑な星の紹介なんですね。
で、この一緒にぐるぐる回ってる星2つってどれぐらい離れてるかっていうと、60億年、ごめんなさい、60億キロメートル離れてるみたいなんですね。60億キロメートル。全然ピンとこないかなと思うんですけど、それぐらい離れていると。
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でもこの2つが離れてるっていうのは知ってるんですけど、じゃあその2つどういうふうにお互いがお互いの周りを回ってるかっていうのは、実は今まであんまり語られてこなかったというか、今までの観測技術じゃそういったところを解き明かすのは難しかったんですね。
ただ、今回観測技術がどんどん発達してきて、2015年とか2016年ぐらいからその星を観測したデータっていうのが残っていたんですよ。
で、そうするとどうなるかっていうと、2015年に見たときはこの星2つって、例えば1枚の画像撮ったら左下と右上にいたと。
で、ただ次の年撮ったら、次の年2016年に撮ったら片方がちょっと上に上がって、実は片方がちょっと下に下がってみたいな。
そんな感じになったりするということで、ちょうどコマ送りみたいな感じの動画が視力がいい望遠鏡で見るからこそ作成することができるようになったわけですね。
で、これによって星がお互いどのぐらいのスピードで回ってるかとか、どのぐらいの角度で動いているのかなっていったところを解き明かすことができるようになったというところで、
今回の研究っていうのは、そういう数年間分のデータを使って、ある種コマ送りの動画を作ることができるようになったっていうのが面白い点の一つになっているというような感じですね。
で、さらに今回の使っている望遠鏡っていうのは、もっと僕たちが思っているよりも目がいいので、どんな状況がわかるかっていうと、その2つがどういうふうに回ってるか以外にも、1つ1つの星についている円盤の傾きの方向までわかるんですよね。
で、今回それについても実際に3年間とかで、その円盤がどういうふうに傾いているのかなんていうところまでどんどん研究が進められたと。
で、その結果、これ面白かったのが、まず2つの星がぐるぐる回る軌道がありますよね。
2つがお互いがお互いの周りをぐるぐる回る。
両手をただくるくるしているような感じです。
で、そのさらに中にある2つの星が持っている円盤っていうのが、全然違う向きを向いている。
言ってしまえば、円盤が縦を向いているものと横を向いているもの、そしてその2つが斜めにぐるぐる回ってるみたいな感じで、
なんか2つの大きい星があったら、その重力によって結構そういう回転してる面とかって揃ったりするのが、宇宙の中でよくあったりするわけなんですね。
ただ今回動画を作ってみて初めてわかったのは、なんとそのくるくる回る軌道も、そしてその星が持っている円盤も全部向きがぐちゃぐちゃだったんですよ。
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なのでどういうバランスで重力で、そういう星の状態になっているかなんていうところは、今後こういった動画を使ったりとか、あとは今後また計算とかで色々解き明かされていくんじゃないかなと思っているので、
思っておりますと。で、今回みたいにこうやって動画を作る天体アニメーションみたいなのっていうのは、実は今まで全然作られてこなかったものなので、
これからこのアニメーションを使っていろんな研究っていうのが進んでいくと思うので、このポッドキャストでもそういった発展の余地みたいなのがあるものはどんどん追っていけたらいいなと思っておりますので、これからもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
ということでですね、今日は500光年先にあるぐるぐる回る2つの星、この詳細なアニメーションっていうのが作成されたというお話をさせていただきました。
ちょっと喉の調子が悪くて途中変な喋り方になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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