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2021-12-30 13:19

452. 宇宙に最もある固体は実は氷!?その表面を解明する手法が開発

水でできた氷は、実は宇宙空間では最も一般的な固体でした。

しかしその表面がざらついているのか、穴ぼこだらけなのか、そこまではわからずでした。。。

しかし今回、その解明手法が明らかに!


ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡でも使われるであろう新技術を紹介!


ソース

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0109_00027.html


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題をドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題紹介いたします。今日の本題は宇宙空間にある氷、水でできた氷ですね。
これの表面がどのようになっているか、これを明らかにすることができるというところの研究結果をお話しさせていただきたいと思います。
今回紹介するのは、宇宙空間にある氷を観測するときのお話なんですけど、実は氷、私たちが身近にある水の固体になっているあの氷ですね。
あれって宇宙で最も豊富に存在する固体物質なんですよ。
で、それの中には実は地球上にあるときの氷の状態とは若干違う。
もちろんぱっと見は一緒かもしれませんが、分子レベルっていうものすごい小さい領域で見たときには、実は地上と宇宙空間では少し氷の性質が違う、なんていうお話もあったりします。
そんな中で、じゃあどうやって地球上の観測とか人工衛星を使った観測によって、そういった氷を発見していくのか、それが可能なのかどうか。
今後そういう氷に関する研究はどういう意味を持っていて、どうやって進んでいくのか、なんていうお話をざっくりとしていこうかなというふうに考えております。
今回紹介するのは、本当未来につながるようなお話にもなってきていたりするので結構重要だと思うので、宇宙好きの皆さんにはそこらへん理解しておきながら、今後の宇宙開発を知っていただければなと思って今回のトピックを紹介させていただくことにしましたので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、本題に入る前に毎日恒例の近況報告をさくっとさせていただこうかなと思います。本日は12月30日、現在17時半に収録している状況になっているんですが、年末になって結構いろいろバタついてきているなぁと思いつつ、そこまで予定を詰め込まないようにしてたので、
自身は結構ゆっくりと溜まっていた仕事とかができているなという状況になっています。このポッドキャストも一応毎日更新なので、12月31日も1月1日も更新しようかなとは思っておりますので、興味がある方は聞いていただいて、年末年始忙しいという方はお正月明けた後にまとめて聞いていただければなというふうに思っています。
年明けどんな話しようかなと思ってたんですけど、なんか12月31とか、そこら辺は今年の振り返りしつつ来年の抱負のお話とかしたいなと思っていて、年始は今ちょっとちゃんとコラボで動いているソラエっていう宇宙ポータルサイト、ご存知ですかね。
03:06
僕が毎週コラボさせていただいているソラエっていうサイトがあるんですけど、そこと2021年ってこういう宇宙開発すごい面白かったトピックあったよねみたいなのを一緒に記事と音声作っていて、それを1月1日から4日までガガガッと更新していこうかなというふうに考えています。
なので、その辺り楽しみにしていただきながら、去年って宇宙話聞きながらこんなトピックあったなとかを思い出しながら年末年始の配信楽しんでいただければと思っておりますので、ぜひまた記事と音声と両方楽しめるようなそんなコンテンツ年始から用意しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
はい、ということでなんかポッドキャスト毎日更新って言って本当に正月もやるんだってちょっと引いてる方もいるかもしれませんが、そのあたりはあまり気にせずガンガンやっていこうかなと思っています。
2022年は本当にポッドキャストランキング1位とか取れるようなそんな勢いで突き進んでいきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。
はい、ということでじゃあちょっと余談が長くなりましたが本題に入っていこうと思います。
今日の本題は最新の研究によって宇宙空間にある氷の表面がどのようになっているか、そんな研究の方針が固まって、そして実用が見込まれているというお話をしていきたいというふうに思っております。
はい、冒頭にも話したんですけど、H2O、水でできている氷っていうのは実は宇宙空間ではものすごい一般的な物質になっていて、宇宙空間には今までガスとか塵とかそういうののお話ばっかりしてたと思うんですけど、
じゃあ固体でどういうふうに存在しているのか、固体って塊でっていう意味ですね。で、そうなってくると実は水でできたその氷が最も豊富に存在する固体物質であるっていう背景があったりします。
で、そうすると結局例えば太陽系ができる家庭だったりとか、そもそも私たちが地球に生まれる、ないしは地球がどうやって作られたかっていうところにも非常に重要になってくる指標の一つになるのがこの氷なんですね。
で、今まであんまり氷に関する研究って紹介してこなかったので、多分毎回聞いてる方もへーってなってるかなと思います。で、そんな中で、じゃあ氷今までどういうふうに研究されていたのかっていうと、
基本的には例えば小惑星とかそういうのを観測した時の光っていうのを細かーく見ていくと、その氷がどれぐらい含まれているかっていう光の性質が見えてきたりするんですね。
これちょっと詳しいお話をしておくと若干踏み込んだお話になりますね。
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光っていうのは、例えば私たちが見たことある虹とかで想像すればわかりやすいんですけど、そもそも人間の目で見える光のことを賢って呼んでいて、で、基本的には全部の色が合わさると白に見えるんですよ。
なので白い光っていうのが一般的な中で、その光を分解していく、光の種類ごとに分けるみたいなことをすると虹色に輝くっていうのが光の性質なんですね。
つまりこの光っていうのはX線とか赤外線とか、あとは電波とか、これも全部同じ光の種類になるので、それぞれの光の種類によってまた細分化できるっていうのが特徴としてあるんですね。
で、天文学っていうのは基本的にそういった光の種類を分けて、本当に細かく分けて見てあげることで、どんな物質がどのぐらい含まれているかっていうのを言い当てていくような学問なんですね。
つまりその虹で例えると単純に全部が同じ明るさの7色であるっていうことは実はなくて、なんか例えば地球の空気の性質によって青の方が強く出たりとか、逆に違う性質を持っていたら赤い光の方が強く出たりとかっていうようなこういう大気の特徴がそのまま光を分けたときの種類の強さに影響するんですよね。
で、なので天文学上であの星にこういう物質があるっていうふうに言い当てている時っていうのは、大体天文学者はそういった光をさらに細分化して、ここの光が強いから、例えば炭素だったりとか酸素がこれぐらい含まれているだろうみたいな、そんな推測をしていくわけですよ。
で、これをもっと応用させていく話をしていくと、なんと宇宙空間にある氷の3次元的な構造、つまりどういうふうに氷になったかっていう立体的な構造を見ることもできれば、もうちょっと光の性質を変えると氷の表面がどうなっているか。
ザラザラしているのか、ツルツルなのか、はたまた穴がたくさん空いているのか、全然空いていないのか、みたいなところまで分かるはずだという研究が計算的には予想されていたんですね。
ただ、こういった表面の構造っていうのが、今までの実験のこのノウハウ、人類が得てきたノウハウでは、そのあたりの光、どこを見れば氷の表面の性質が分かるかっていうのが謎だったんですよ、ずっと。
そんな中で、東京大学が今回出した研究結果によると、ある光の強さを見てあげることで、氷の表面がどのようになっているかっていうのを分子レベルで、つまりものすごく小さい単位でそれを測ることができるっていう、そんな研究結果が今回のメイントピックになっています。
09:08
これ、つまり今回は実験手法が確立されたっていうお話で、実際にこういう星が明らかになりましたっていう話とは若干違うので、いつもと落とし所が若干違うと思うんですけど、そんな感じで宇宙空間の氷の表面がざらついているのかツルツルなのか、みたいなのを観測する手法っていうのが確立されたんですね。
しかもこれが、この2021年の12月に初めてできるようになったと。
じゃあこれ、どういうところに役立っていくのかっていうと、最初お話ししたみたいに、例えば宇宙空間って、塵とかガスとかそういうのがある中で、塵の周りにもそういう氷の膜みたいなのが覆われてるんですね。
これが結構一般的に考えられているもので、じゃあそれが例えば太陽系みたいな惑星系を作るってなった時に、塵と塵がぶつかる。
そのぶつかる時って結局その表面の氷の状態によってぶつかり方って違うじゃないですか。
それがクッションみたいに働くのか、またまたその塵同士がくっつくのを手助けをするのかみたいな、そんなところが明らかになるっていうところが今回この氷の表面が表面の状態を明らかにできる研究の手法っていうところにつながってきたりするんですね。
で、これってじゃあ具体的にいつその成果っていうのが出てくるんですかみたいな話になると思うんですけど、
これが1週間前ぐらいに打ち上がったジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうものの研究結果、つまりジェームスウェップ宇宙望遠鏡が何か星を観測した時に、その光の性質を細かく分けていった時に今回の水の表面、氷の表面を探る光の強さっていうところに注目されるだろうというふうに考えられています。
つまり今回の話っていうのをがっつりまとめると、1週間前に打ち上がったジェームスウェップ宇宙望遠鏡が今後宇宙空間の謎を解き明かしていく。
特にやろうとしているのが、宇宙ができた時に初めてできた星の光を見ようとしたり、あとは惑星がどうやってできるのかっていう、惑星が作られる現場の映像じゃないや、画像だったりとか光を観測したりっていうところを行うんですね。
なのでそういった大きい目的がある中で、さらに惑星がどうやってできるのかを詳しく見ていく。そのために今回の研究結果が使われるということで、例えば半年後とか1年後とかに出てくるジェームスウェップ宇宙望遠鏡の研究成果の中に今回の手法っていうのが盛り込まれて、
それによって新たな太陽系だったりとか地球みたいな星ができる時の過程、どうやって私たちが生まれてきたのか、そんなところまで言及する研究結果出てくる可能性非常に高くなってますので、今回のこの氷の表面を見るっていう技術、これだけ覚えておいていただければなというふうに思っております。
12:19
今日は12月30日ということで、今までちょっと避けていた光を細かく見るなんていうちょっと踏み込んだお話を今日はさせていただきました。きっと1年間聞いてくださった方だったら伝わるのかなと思いつつ、僕の説明の拙さはなかなか改善されないなというところが2022年の課題として残ったなっていうのが今日の収録の感想です。
ということで今日は、宇宙空間に豊富に存在する水でできた氷、これの表面を明らかにすることができる新たな研究手法が開発されたというお話をさせていただきました。
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宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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