1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 602. 太陽系最初の酸素を探す
2022-05-31 10:26

602. 太陽系最初の酸素を探す

ソース

kyoto-su.ac.jp/news/20220521_859_comet.html


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今回は、太陽系の起源を明らかにする、水性に対する研究に、新たな手法が見つかったというお話をさせて頂きたいと思っております。
で、今回紹介する新たな研究っていうのは、簡単に言えば、水性放棄母子っていう、あの、例えば黄身の縄とか出てたあれですね、
あの放棄母子っていうものの中に、どれぐらい水があって、とか、どれぐらい二酸化炭素があってっていうところを、
どうやって測定するのかっていう、新たな手法が確立されたというところなんですね。
これによって、もともとああいう水性っていうのは、太陽系のできたばかりの時の情報を持っている、いわば太陽系の化石みたいな状態なんですよね。
なので、その初期の情報をしっかりと捉えることができる、新たな手法が解明されたというようなところになってきたので、
今回は将来に向けてそんなお話をしていきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話。
2022年5月31日始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということで本日でエピソードが600にエピソード目を迎えるというところで、600回を更新してもいろいろチャレンジしながらやっていかせていただいているという状況になっています。
今回もいただいているお手紙を読み上げさせていただきたいと思います。
読み上げます。
さらなるジャンプアップ楽しみにしております。
初心者向けやマニア向けのおすすめのウェブサイトについて情報が知りたいですというところで、ありがとうございます。
そうですね。宇宙に関するサイト、最近はいくつかあるなと思うんですけど、
やっぱり僕自身もいろいろ調べている中で、自分が興味持ったところのお手伝いしたいなみたいなところでやっているので、
やっぱりコラボよくさせていただいているソラエっていうところ、そこは最新の日本国内だけじゃなくて、
海外のプレスリリースとかまでカバーしてしっかりと情報発信してくれているメディアなので、本当におすすめですね。
あそこは結構初心者向けかなと。
ヤフーニュースにも載ってたりするので。
で、あとは、まあ宇宙ビジネス知りたかったらやっぱりソラ畑っていうところですね。
ここは僕がライターをやらせていただいているのも、やっぱりもう興味持ったら関わりたいって思っちゃうタイプなんで、そこの2つ。
あとは、もし英語とかが大丈夫であれば、海外の一番やっぱ宇宙の情報サイトみたいなのをいえば、スペースドットコムっていうところですね。
ここはもう本当に情報量が多分世界で一番集まっているところだと思うので、まあそういったところが結構いいんじゃないかなというふうに思っていたりします。
あとはいろんなサイトあったりするので、そういったところを見かけたらちょっと覗いてみながら。
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書き方とか、そこにいるそのライターの人の書き口によって結構変わったりすると思うんですよね。
その受ける印象とか、あとはまあ人によって読みやすい読みにくいってあるじゃないですか。
会話と同じだと思うので、そういったところで自分に合うところが見つかったらいいなと思いますが、
さっき話したところみたいなところをちょっと覗いてみていただけたらと思っております。
こんな感じでですね、毎日お手紙とジャンジャン募集しておりますので、
こういうところをですね、紹介させていただきたいなというふうに思っております。
お手紙いただいてありがとうございます。
番組への感想だったり、宇宙に関する質問については、
Twitterのハッシュタグ宇宙話、または今開いていただいているSpotifyアプリの下にですね、
Q&Aコーナーっていうのを毎エピソードつけておりますので、
ぜひそちらからコメントいただけたら嬉しいです。
はい、じゃあですね、早速本題に行きたいと思います。
今日の本題は、太陽系の起源を知るというような研究の文脈で、
水星、ほうき星と書いて水星ですね、こちらのお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは、水星に対してどういう研究の手法がいいのか、みたいなそんなお話になってます。
なので、何か新しいことが分かったっていうよりは、
今後、こんな革新的な研究方法が出たから、きっとこういうことが解決されるだろうっていうようなお話ですね。
じゃあ何が解決されるのかっていうと、
やっぱり宇宙空間の中、そして太陽系の中で重要になってくるのは、
水だったりとか、あとは二酸化炭素、まあ酸素とか、
そういうのも含まれた物質がどのぐらい太陽系の初期にあったのか、みたいなところですね。
そういったところを知ることによって、まあ太陽系の中で生きている私たちですから、
最初にどういう状況で太陽系ができて、それが今につながってるのかっていうのを理解するっていうことはですね、
天文学を結構こう極めた最終的に何があるのっていうお話でよく出る、
私たち人間だったり生命っていうのが、
どこから来てどこへ向かってるのかっていうような、
一種哲学的な話に近づいてくるんですよ。
そういったところで、水星、ほうき星っていうところは、
太陽系初期の化石なんていう表現をされるぐらい重要な研究対象になっているというような、
そういう天体になっております。
それに対してこれまで例えば、もちろんこういう水星っていうだけよりは、
小惑星だったりとか、隕石もそうですね、
そういうのを小天体って呼んだりするんですけど、
これらを例えば地球に落ちてきた隕石を研究するだったり、
ポッドキャストでも何度かご紹介しましたね。
その中に例えばアミノ酸の元があるっぽいとかっていう話もあったりするんですよ。
あとはハヤブサ、ハヤブサ2っていうのが小惑星に行くっていうのも、
同様に太陽系の歴史っていうのを知るための背景があったりするというところですね。
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今回紹介するのは、そういった水星が太陽光の光を浴びて、
太陽の光を浴びることによって光輝くとき、
そんなときには単純に太陽からの光を反射して私たちに届けるっていうよりは、
太陽系の光を浴びることでそれに反応して何かガスが出るっていうのはちょっと表現が違うんですけど、
そこに反応した光が特徴のある光が出てくるというところで、天文の観測ではそういう光の種類みたいなところを見ていくことが多いというようなそういう状況があります。
そんな中で今回開発された研究によって何がわかるのかっていうと、
新たな観測の方法、そしてそれに対する理解によって、
水星の核、水星って塊、石みたいな塊でドーって、とか氷の塊でゴーって飛んでくるんですけど、
それの核の氷の成分として最も重要な水、H2Oですね。
あとは二酸化炭素、CO2っていうところの成分の比率っていうところをより厳密に測定することができるようになったという、
そんな研究結果が出てきている状況になっております。
で、こういうところを見ていくとですね、結局はその水星ってほうき星って書くぐらい、
飛んできた天体に対してなんか尾びれがついたような、長く薄い尻尾みたいなのがついて、
飛んでいるように見えると思うんですけど、あれって水星に対して太陽の光がぶつかって、
それによって剥がれたガスみたいなのが後ろに尾を引いていたりするんですよね。
そんな感じの姿が見えるところに対して、その中に一体どういう物質が含まれているのか、
なんていうところを精密に測定する方法が今回明らかになったっていうところなんですよ。
で、じゃあそのさっき言ったH2OとかCO2とか、そういった成分が分かったら、
一体太陽系初期の何が分かるのかっていうところで言うと、
この手法、そしてその組成比、その成分の比率ですね、っていうのが分かると、
太陽系ができた当時にその水星がどうやって作られたのかが分かるので、
その当時にどういう物質があったのか、そしてそれに加えて太陽系ができた頃、
その水星ができた場所で一体どれぐらいの温度だったのかっていうような、
当時の温度まで知ることができるんですよね。
これはきっと小惑星行った後に石がどういうふうに固まってるかとか、
どういうふうに結合しているのか、どういう物質が含まれているかっていうところからも分かりますが、
やっぱりこう、なんて言うでしょう、早草、早草2っていうミッションってすごく大掛かりになってるからこそ、
一点体とかしかいけないわけですよね。ただ、水星っていうのはもう飛んできたものを観測すればいいから、
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ミッションのかかる時間だったりとかお金だったりっていうのに、
観測っていう手法と着陸っていう手法ではだいぶ変わるんですよ。
そういったところを観測から今回埋めていく新たな手法が確立されて、
太陽系ができた、初期の頃の情報がどんどん取得できるようになってきたという非常に面白い研究でした。
ただですね、これからこれを実際に使って今後の水星に対する研究っていうのがどんどん進んでいくはずなので、
このポッドキャストでも太陽系の歴史を知る、太陽系ができた頃の情報を知る、
そして最終的には生命がどこから来てどこへ向かっているのかっていうのを理解する、
手助けができる、そんなポッドキャストでの配信も狙っていきたいなと思っておりますので、
引き続き楽しみにしておいていただけたらと思っております。
ということで今回は太陽系の初期の情報を予測することができる新たな水星の観測手法、
こちらについて紹介させていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォロー、
そしてフォローボタンの横にあるレビューボタンですね、ぜひよろしくお願いいたします。
繰り返しになりますが番組の感想や宇宙に関する質問は
Twitterのハッシュタグ宇宙話し、またはSpotifyアプリのQ&Aコーナーから
じゃんじゃんメッセージいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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