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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、太陽系の歴史を探る上で非常に重要な、惑星ができるタイミングでの温度差、これについて紹介していきたいと思います。
太陽系の歴史を探る上で、ハヤブサⅡの研究だったり、いろんな数値シミュレーション出てきておりますが、
そして最近は、5000個以上の太陽系以外の惑星が見つかっているというところで、太陽系の歴史を探る、ひいては人類の歴史を解き明かしていく、そんな研究につながる、面白いお話をご用意しましたので、今回はこちらを紹介していきたいと思います。
3、2、1、イギネション、テロップ。
2022年8月22日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが684エピソード目を迎えるというようなところになっておりますが、今回のメインテーマは、惑星が作られる現場において、ある一箇所ではすごく冷たい領域が、逆に一箇所ではものすごく熱い領域がある、そんなお話をしていきたいと思います。
今回の研究に関しては、最終的には太陽系ができる時の、地球だったり火星だったりっていうところの、惑星が作られる場所の環境を予測する研究につながっていったり、あとは今後、地球外生命体っていうところを探していく時の環境を考える上で非常に重要な研究になってきそうというところのテーマでお話ししていこうというような感じです。
今回紹介するのは、宇宙空間に様々最近見つかっている惑星、地球とか火星とかみたいな、ある構成の周りをぐるぐる回っている惑星がどうやってできるのかっていう、そんなお話です。
一般的にどうやってそれらができるのかっていうと、まず中心の星、太陽みたいな星ができる時っていうのは、宇宙空間に漂っている塵だったりガスだったりっていうような、そういったものがある一箇所に集まっていて、それらがぎゅーっとくっつき始めて、ある重さまでいくと、その中心でまず、その星の種になるようなものがポンとできると。
そうすると、そういった星になるようなものっていうのは、ある一定の重さを持っているので、言ってしまえば重力が強くて、周りのものを引っ張っていく力が強いというような状況が考えられます。
そうなった時に、周りに星を作るために、そこにはガスとか塵とかがたくさんあったわけなので、ただ、星を作る時にそれらがすべて一瞬で星になったわけではなくて、周りのガスとか塵っていうのは使わなかったものが周りに漂っていたりするというような状況があったりするので、中心で星ができて、そこに強い重力がかかり始めたってなると、周りのその塵とかガスを吸い込むような、重力で吸い込みながら、
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そしてその周りを回転していくっていうような形で、そのできたばかりの赤ちゃんの太陽みたいな周りには円盤ができるというふうに考えられています。これが原子惑星系円盤というふうに呼ばれたりするんですね。
そういった円盤の中で、一個一個の塵とかガスがまたくっつき始めて、惑星とかが作られていくっていうのが、ざっくりとした考え方としてあるっていうのが状況としてあるんですね。
そんな中で、じゃあ単純に一個一個内側からとか、例えば外側からとか、順番に惑星ができていくのかっていうのはそうではなくて、やっぱり密度がたくさん高い部分、つまり星になる材料が隣同士が近ければ近いほどくっついてくっついてっていうスピードが速くなりますよね。
そういった中で、今回ものすごく目のいいブラックホールの写真を撮ったって言われるようなやつの一部を使ったような研究で観測してあげた結果、遠くの宇宙にあるこの原子惑星系円盤っていうものを見てあげたところですね。
なんと、その星の大体450光年先にあるこの円盤、原子惑星っていうところを見ていったんですけど、そうすると大体それの周りに大きな円盤みたいなのができていると。
その円盤のなぜか内側とか外側とかではなくて、真ん中の方になんかもうしこりみたいな塊がすでにできていたというところが研究の結果明らかになったんですね。
で、この塊ができている、つまり惑星の種みたいなのがもうすでにできていると。
じゃあこれ真ん中あたりにこういうのができちゃうと、一体どういう状況が起きるのかっていうと、太陽系考えてみてください。
内側の惑星、彗星、金星、地球とかの方が比較的温度が高くて、それに対して外側の惑星っていうのはどんどんどんどん温度が低くなっていくっていう性質があります。
これは中心の太陽から照らされて温度が供給されているからこそ、真ん中、内側の惑星っていうのは温度が高くて外側の方が低いっていう状況が成り立つわけなんですよ。
それをじゃあできたばっかりの惑星のその円盤の中で考えてみると、円盤の内側の方が暑くて外側の方が涼しいっていうような状況ができている中で、
中盤のところにものすごく大きな塊ができてしまうとどうなるかっていうと、その塊が光をすべて遮ってしまうようなことになると、
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円盤の外側はもう涼しいどころか、もう極寒の地に変わってしまうと、つまりなんかいきなり日陰ができるみたいな形で、
円盤の外側の温度が急激に低くなっているっていう今回観測結果が新たにできていたんですね。
つまり今回の観測結果みたいに、中盤にガスの塊があることによって外側が一気に冷やされる。
しかも今回の研究でよく見ていたところ、外側はやっぱりまだ惑星の形成が進んでいないと。
内側も同様ですね。そうなっていくと温かい環境でできる惑星っていうところと、冷たい環境でできる惑星っていうところではやっぱり性質が変わるんじゃないかっていうところで、
こういう発見がまず今回あったっていうのが大きい研究結果。
それに対して今後じゃあ、この理解っていうのが太陽系にどうやって使えるのか、太陽系以外の惑星にどうやって使えるのかみたいなところを応用していくことで、
宇宙空間にたくさん見つかっている今の時点で、太陽系以外の惑星なんて5000個ぐらい見つかってるわけですから、
それらをどういうふうに理解していけばいいのかっていう研究につながりそうという、初めて見つけたからこそ今後の展開が楽しみ、そんな研究結果を紹介させていただきました。
これしかも理科学研究所から出ていたプレスリリースなので、結構日本からしっかり世界中に発信できている非常にインパクトの大きい研究だったので、
これは紹介せざるを得ないというような感じで紹介したという次第でした。
ということで、今回は太陽系のような惑星系、他の惑星系も含めでどうやってその環境ができたのか、その一例で新たな事実が見つかった、そんなお話をさせていただきました。
ということで、こんな感じで問題以上として、緊急報告をさせていただこうかなと思うんですけど、
今日8月22日になってますが、21日ですね、最近ようやくスポティファイの独占配信に切り替わるときに公約として掲げたYouTube更新っていうのがあったと思うんですけど、
こちらですね、やる気が満ち溢れてきております。
ということで、21日になんと7本動画撮りました。
20分くらいの動画2本と、5分くらいの動画5本というところで撮っているので、それらを順次どんどん更新していって、YouTubeとかいわゆる動画のメディアからポッドキャストに来てほしいというような考え方でやっております。
本当にこのポッドキャストが最終到着地点だと僕は思っていて、
宇宙好きの人に毎日宇宙に触れてもらう機会としてこういうのを考えておいて、
それで皆さんが集まってきてくださったタイミングで、これポッドキャスト日本一位になれるっていう道が見えてくるんじゃないかなと思うので、
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他のメディアもどんどん頑張っていかなきゃいけないなと思っている次第で、ということでYouTubeのやる気がガンガン出始めたので、
早速ここから更新していきたいなと思っています。
なので、このポッドキャストを聞いてくださっている方には是非フォローしていただけたらと思います。
実際にもう21日の夕方までに動画を7本バーって撮って、22時ぐらいにもう1本上げました。
20分の動画バーンって上げて、ポッドキャスト聞きに来いよみたいな動画なので、
そこらへんちょっと応援があったら登録していいねぐらいだけしていただけたらと思います。
もう本当に毎日ポッドキャスト聞いてくださっている方には退屈な内容になってしまうかなと思うので、
とにかくチャンネル登録といいねだけしてもらえれば、
あとはなんか他の人、新しく来た人があれこれなんか面白そうなんじゃねみたいな思ってくれるかなと思うので、
是非よろしくお願いいたします。
ここからね、本当にどんどんどんどんいろんなメディアから引っ張ってきて、
ポッドキャスト日本一を目指していく下準備ガンガンガンガン進めていきたいと思っているので、
これからもぜひ応援よろしくお願いいたします。
またYouTubeさぼり始めたらちょっと怒ってください。
とにかく7本まずガッと出します。
よろしくお願いいたします。
ということで概要欄にリンク等を貼っておきますのでよろしくお願いいたします。
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