00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、なんと打ち上げから45年経ったNASAの最長ミッション、ボイジャー2についてのお話をさせていただきたいと思います。
これまでの45年の歴史を振り返って、ボイジャー2がどれぐらい重要な研究結果を残したのか、
そして今後、なんと地球外生命体に接触するための情報までしっかりと握った上で、宇宙の果て、太陽系から抜け出していく準備ができている、
そんなお話をさせていただきたいと思っております。
3、2、1、イグニッション。
スペース、ジョパンチャット。
佐々木亮の宇宙話。
2022年8月23日始まりました、「佐々木亮の宇宙話」。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに天文学で白紙業を所得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで 本日でエピソードが 685エピソード目を迎えるというようなところで
毎日毎日やっております
で 今回なんですが 今回は なんと ミッションスタート 打ち上げから45年経った
Voyager 2と呼ばれる NASAの最長ミッションについての お話をさせていただきたいと思います
今回のお話については 大人気宇宙ポータルサイト ソラエとのコラボ企画になってます
概要欄に記事のリンクを貼ってありますので 音声楽しみながら記事の方も読んでいただいて
写真とか一緒にね 惑星の写真とか見ていただけたら 非常に楽しめるような
そんな企画になってるんじゃないかなと思ってるので ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います
ということで 本日お話しするのは Voyager 2 日本語でVoyager 2号とも言いますね
こちらについてのお話をしていくというところで これ 何したか皆さんご存知でしょうか
僕も正直 有名ではあるから なんとなくは知ってるし
ポッドキャストでも話しているから っていうのはあるんですけど
やっぱ世代でもないから ピンとこない部分が多いんですよ
で 多分そういう状況 皆さん多いかなと思うんですけど Voyager 2は
惑星探査機として1977年に打ち上がった そんなミッションになってるんですよ
めっちゃ前ですよね 1977年って 僕全然生まれてないし 今年29になるんで
当然ちゃ当然なんですけど 45年のミッションなので
で そんなVoyager 2ですが 一体どういう計画の下進んできたのか
っていうところで言うと これ なんとアポロ計画ぐらいの時代に戻っていくんですね
アポロ計画の下で有人月面探査っていうのが 着々と進められてたのが
だいたい1960年代ぐらいと その半ばぐらいっていうふうに言われていて
そこのタイミングでですね 惑星の位置とかっていうのの研究をしていた人たちが
03:05
あれ?みたいな これ なんか配置 すごい恵まれてるタイミング来るんじゃないの?
みたいな話をしてたんですよ これ どういうことかっていうと
太陽系の惑星ってぐるぐるぐるぐる 太陽の周り回ってるじゃないですか
地球も含めで 内側から水星 金星 地球 で 水 金 地 川 木 だから
火星 木星 土星 みたいな っていうような感じである中で
この軌道が実はすごい特殊な並び方してるんじゃないの? みたいな話に気づいた研究者がいたんですよ
で これ 計算した結果 1976年から1978年っていう この2年間の間に
地球から探査機 衛星の探査機を打ち上げたら なんとめちゃめちゃ効率よく
木星 土星 天皇星 海洋星っていうところの 4つに対して 12年で探査しきることができる っていうような
計算っていうのを行ってきたんですね で これ だから 水 金 地 地球 から
火星 木星 で 土星 木星 土星 土 天 海 で 天皇星 海洋星
天皇星はその外側にあったり 当時は多分 太陽系の一部として 含まれていたと思うんですけど
そんな感じで 4つの惑星に すごく効率的に行けるんじゃないか っていうような研究結果が出て
それは行くしかないと しかも この効率的に行けるタイミングが 次 いつ来るのかっていうと
176年後 つまり 176年に1回の チャンスだったので これはもう行くしかないっていうところで
ボイジャー計画っていうのが 立てられたんですね で これ 実はボイジャー2号って言われてるぐらいだから
1号も実はあって 1号と2号は両方 同じタイミングで 打ち上げる予定だったんですよ
ただ で 1号はもうちょい手前の惑星 木星 土星の部分を目指していて
ボイジャー2については 1号 2号はさらに外の天皇星 海洋星も目指していくというようなところで やってたんですけど
打ち上げのタイミングもろもろ ミッションの調子だったりっていうのがあって
2号の方が先に打ち上がっちゃうみたいな 2週間ぐらい先に
っていうので 2号が先に宇宙に行って 1号もその後 打ち上がったみたいな感じですね
で これ ボイジャーの面白い ボイジャー2の面白いところっていうところで言うと
ゴールデンレコードと呼ばれるものが載っていて これ 遥か未来に機体を飛ばしていくと
遥か先まで飛ばしていくっていうところで 今時点でも45年飛んでるわけじゃないですか
で これ最後 お話しするんですけど 太陽系の外側に向かって もうビョーンって飛んでいってるんですよ
もうどこの果てまで行くんですか? みたいな話になっていて
じゃあ もし その先で知的生命体が そのボイジャー2を拾ったら
なんていうミッションも載ってるんですよね
06:01
その中には いろんな言語での挨拶だったりとか 動物の鳴き声とかっていうような
そういうのが収録されたゴールデンレコード っていうのが入っていて
遠い宇宙の生命体の皆さん 頑張ってください 解読みたいな
そんなものが入ってるというところで 打ち上げられてミッションに入ってってるわけなんですけど
当初の計画通り 木星にまず向かい 木星に近づいて 写真を撮ることに成功する
で これも木星から64万キロっていう 遠いような数字が見れるけど
めちゃめちゃ近いっていうところで そこを撮影したりとか
あとは その重力を利用して 次は加速して 土星に向かうと
で 土星にたどり着いたタイミングっていうのが 打ち上げから4年後っていうところですね
順調に順調に近づいているというようなところで 土星のめちゃめちゃ近くまで行って
土星だったり その輪っかの衛星の写真っていうのを 撮っていったこと 解くことに成功したというふうになってます
で そこからそこから さらに土星と木星を超えていった
Voyager 2っていうのは なんと その後 天皇星に到着すると
天皇星に到着したのが1985年 っていうところになっているので
スタートしてから どんぐらいだ? 8年 9年とかっていうようなタイミングで
天皇星に到着しているというようなところで 天皇星に近づくことによって
天皇星の周りに10個衛星 つまり 月ですね 地球にとっての月みたいなのがあることを
発見したりだとか あとは 実は天皇星の周りには輪っか 土星の輪っかみたいなのがあるとか
そんな状況まで取得することができたっていう Voyager 2は
本当にこれ 1990年とか 80年とか そのタイミングでここまでできたのは 本当にすごいなと思いますね
で そこから最後の海洋星を経て 天皇星を経て海洋星にたどり着くわけなんですけど
後ろでバイクが鳴ってますね
それはよしとして 海洋星に着くと 海洋星に着いたのが1989年の8月っていうところで
天皇星にたどり着いたのが85年 86年とかっていうようになるんで そこからさらに3年というところで
12年でしっかりと当初の計画通り Voyager 2は 木星 土星 天皇星 海洋星というところを
ものすごく近くで観測することが成功して 人類に 惑星に対する知見っていうのをどどんと与えてくれた
そんなような状況をもたらしてくれたという かなり人類にとって非常に重要な発見をたくさんしたっていう意味で
Voyager 2は本当に重要な役割を担っていたと 重要って何回も言っちゃいましたね
09:00
で このポッドキャスト始めてから ちょっとした時にVoyager 2の話したのかな?
してないか でなってて Voyager 2については 太陽の影響を受ける太陽圏と呼ばれるところ
太陽風とか太陽の影響を受ける範囲っていうのを 太陽圏って言うんですけど
太陽圏から2018年の11月に離脱して これ言ってしまえば太陽の支配から抜け出したというようなところで
今 どんどんどんどん地球から離れていくような そんな航路に乗っているのがVoyager 2です
で このVoyager 2 45年のミッションを今達成している状況で 今 地球からの距離で言うと195億km
地球と太陽の距離の130倍ぐらいの 果ての先にいるというような感じになっていて
なんと片道だけでの通信 今 どんな状況?ってVoyager 2に話しかけたら
次 帰ってくるのが 行きが18時間 帰りが18時間だから 1日半
36時間だから1日半ぐらいかけて返答があるみたいな そんな状況でやってるみたいですね
NASAで遂行しているミッションの中では 最長というところになっていて
この45年 そして こっからどんどんどんどん また遠くまで離れていくんですが
これですね なんとミッションにはいつか終わりが来る っていうところもあり
エネルギーの部分とか そういう電力的な部分も含めでですね
原動力のエネルギーが切れるのが だいたい2025年というふうに言われていて
もうあと2年とか3年ですよっていうところで 長い歴史を持つVoyager 2との通信が途絶える
あとは地球外生命体が このVoyager 2を見つけてくれて
もしかしたら地球に対して 何かアプローチをしてくれるかもしれないなんていう
ゴールデン・ディスクの可能性も踏まえつつ こんなワクワクしたミッションが
宇宙にもあるんだよっていう話を 今回はさせていただきました
今回は冒頭に話したみたいに 宇宙ポータルサイト ソラヤとのコラボ企画になっているというところで
これですね 記事の方行くと 惑星の写真とか見れたり
結構ワクワクする写真たくさん載ってるんで この辺りしっかりとカバーしつつ
宇宙楽しんでいただけたらと思います
ということで今回は 大人気宇宙ポータルサイト ソラヤとのコラボ企画として
45周年を迎えたVoyager 2の歴史について お話しさせていただきました
今回はですね ちょっとしゃべりすぎちゃったので 近況報告はまた明日したいと思います
今回の話も面白いなと思ったら お手元のSpotifyアプリでフォロー
そしてフォローボタンの横にあるレビュー よろしくお願いいたします
番組の感想や宇宙に関する質問については Twitterのハッシュタグ 宇宙話
またはSpotifyのQ&Aコーナーから じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです
それではまた明日お会いしましょう さよなら