1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2021-12-02 09:17

424(2/2). 【三体】宇宙エレベーターで無限の彼方の宇宙へ【アメトーーク】

【後編】初めて取り扱う宇宙エレベータについて!

宇宙ネタが散りばめられている!?世界で大ヒットのSF小説「三体」に関するリスナー質問コーナー。

宇宙にロケットでいく時代はもう終わるのかもしれない。

アメトーークでも紹介されるんだって。


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地球に近いところから、すぐのところ、低軌道と呼ばれる部分があるんですね。これは、例えば、国際宇宙ステーションも大体ここらへんですね。もうちょっと低いかな。
前後に、国際宇宙ステーションが回っているというところがあって、まず、そこがありますと、宇宙エレベーターが通っている中で。
で、その上にちょっと上行って、上空3900キロメートルの地点。ここは、地球の重力というのが地球から離れたので、だんだん小さくなってくると。
で、そうするとどうなるかというと、地球より若干重力が少ない、火星と同じ重力になるんですね。
この火星と同じ重力になる場所を使って、今後、火星に行く人間の模擬実験みたいなのが、その低重力場で行うことができるというような形になっています。
さらに、火星よりも重力が小さい月と同じ重力を感じられるスペースというのも、エレベーター上に建設することができます。
で、これが上空8900キロメートルですね。8900キロメートルのところに、ある宇宙ステーションみたいなモジュールを作ってあげることによって、
その中で月面の重力を模擬することができる、月重力センターなるものを作ることができます。
で、さらに上まで行くと、上空23750キロメートル。これは静止軌道の36000キロメートルに比べたら若干低い部分。ここからは何ができるかというと、
さっき話した国際宇宙ステーションだったり、一般的な人工衛星が回っている低軌道、上空300キロのところに、ここから人工衛星をこう言ってしまえば投げ入れるみたいな、
投入することができるっていうところで、人工衛星をより効率的に宇宙空間の軌道に乗せるための施設っていうのが、この上空23700キロのところにできるですね。
こんな感じで、今までできなかった宇宙空間を利用した施設だったりとか、あとは人工衛星って実は低軌道に乗せるのなかなか難しかったりとかっていうところで、
こういった施設がどんどん宇宙エレベーターのワイヤー状にできてくるっていうのがまず一つありますね。
で、先ほど話したみたいな宇宙空間の静止軌道、36000キロっていうところに、地上から見ても一切位置が変わらない人工衛星の軌道があります。
ここがいわゆるハブになるターミナルなので、いろんな例えば居住空間だったりとか、あとは発電所だったりとかっていうところをこの大体96000のうちの真ん中あたりに作ろうとしているっていうのがまず構想としてあるんですね。
で、ここまでは何となくこう頻繁にいろんなイベントありましたけど、ここから外側に行くと大きく役割は2つです。
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まず一つは上空36000キロよりも外側、上空57000キロのところでは何ができるのかっていうと、これ火星に向けた連絡ゲートを作ることができるというふうになっています。
どういうことかっていうと、ちょっと前に第一宇宙速度とか第二宇宙速度とかっていう話をしたと思うんですけど、
そういうお話と一緒で、とにかく速いスピードがないと、この地球の重力だったりとかっていうところから離れることができないんですね。
で、よくよく考えてみてください。
ものすごく巨大な円を描きながらぐるぐる回っているところで、例えば外側に行けば行くほどその回転するスピードって速いじゃないですか。
一周する時間が同じであればスピードが速くなると。つまり宇宙エレベーターの足元と一番遠くの96000キロっていうところにはものすごい回転のスピードの差が出てるんですね。
なのでこの遠心力みたいなのを使って簡単に地球脱出できるじゃないかっていう発想になってくるというところで、宇宙エレベーターが持っている遠心力を利用してその勢いで火星に飛び立ちましょうっていうのがこの
火星連絡ゲートですね。これが上空5万7000キロメートルに建設される予定であるというところで、今まで地球の重力を剥ぎ取って、
今後はアルテミス計画っていうもので月面を一旦経由して火星を目指しましょうなんていう話があったりするんですが、それを宇宙
エレベーター上でより節約したエネルギーだったりとかで解決してあげようっていうのが宇宙エレベーター構想の一つになっています。
で最後宇宙エレベーターの果てになるのが96000キロメートル、上空96000キロメートルには宇宙エレベーターの最終到着地点みたいなのがあって、
ここで何するかっていうと、これなんと木星だったりとか他の小惑星っていうより火星とかから遠い星を目指すための離発着地点
別に着陸する必要ないのか、まあそうですね、
発射する地点になります。カウンターウェイトと呼ばれるのが96000キロメートル。でここはさっきのこの火星の時の発想と一緒で、
とにかく外側に行けば行くほど遠心力が強くなるから、その力使ってもっと遠くまで飛んでいけるじゃんっていう話ですね。
ぐるぐる回してもらって最後そこからパッて手を離せば、その遠心力に従って遠くまで物が飛んでいくというシステムです。
まあそんな力を使って木星だったりとか小惑星、今までなんか大変だったんですよね。例えばハヤブサとかハヤブサ2っていうのは
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地球の重力使って他の惑星の重力使ってどうにか小惑星にたどり着くっていうような長い道を辿っていたんですが、
宇宙エレベーターができれば電気の力で
良さそうなところまで運んでくれて、そこからぴゅっとちょっと力を加えれば簡単に地球の重力を脱出できるっていうところになっています。
そんな感じで宇宙エレベーターかなり壮大な構想になっていて、もしこれが完成することがあればもちろん宇宙開発っていうのは今まで以上のスピードで進んでいくだろうというのが期待されております。
実際にこれって夢物語なんじゃないかっていうふうに思われるかもしれないんですけど、実際にどのぐらいで作れるかっていうマイルストーンみたいなのも惹かれていて、
大林組が出している構想の資料によると
地上の土台になる部分、アースポートって呼ばれるんですけど、そこが2025年に着工することができていれば
この上空9万6千キロまでつながる宇宙エレベーターっていうのを25年っていう後期を見て、つまり2025年からスタートして2050年に運用が開始できる
そんなスケジュールを見込んでいるそうです。もちろんここからいろんな
トラブルだったりとかがあって前後する可能性は十分にあるかなと思うんですけど、もし
数年後、3年後とか4年後とかに大林組が着工することがあれば、そこから20年30年という先に宇宙エレベーターが完成している
つまり地上から一本宇宙に向かって伸びている謎の管がとうとうできてくるというところで、その光景を見るだけでかなり
宇宙っぽいお話になってくるなというところが今回のお話でした。ということでリスナーさんの
ご質問から宇宙エレベーターっていうのを僕もしっかりと初めて調べてみました。 もし興味が湧いた方はですね、ご自身でいろいろ調べてみると結構面白い側面
いくつか出てくるので調査してみていただけたらいかがでしょうか ということで今回はリスナーさんからのご質問というところで世界で大ヒットしている
宇宙ネタが散りばめられたSF小説3体の中に出てくる宇宙エレベーター構想について紹介させていただきました
この3体っていう小説、12月2日、今日木曜日ですね その木曜日のアメトークの読書好き芸人の中で紹介されるっていうところなので
もし興味がある方は少し見てみてみるのもいいかなと思います ということで今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャスターアプリでフォロー
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09:05
ハッシュタグ宇宙話 宇宙が漢字で話がひらがなになってますので
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09:17

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