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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、毎日誰でも、最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題ですが、今日はリスナーからのご質問にお答えしていこうと思っていて、カイパーベルトって何ですか?というお話をしていきたいと思います。
これ、多分皆さん聞いたことないワードなんじゃないかなと思うんですね。カイパーベルト。僕も正直、研究の中以外で聞いたことないぐらい、マニアックな言葉ではあるんですけど、
結構これ、私たちが今生きている状況だったりとか、そもそもこの太陽系の歴史みたいなところに非常につながってくる重要なお話になってくるので、今日はそちら紹介していこうと思っております。
このお話もですね、実は世界的に大ヒットしているSF小説3体の中に出てくるワードらしいので、これもぜひ覚えていってくださったら嬉しいですということで、今日の本題はカイパーベルトについて紹介していきたいと思います。
カイパーベルトっていうのは、簡単に言えば太陽系の外側を囲んでいる小さな天体がたくさんある場所なんですね。
これどういうことかっていうと、太陽系って太陽を中心にして、内側から水星、金星、木星、地球か、水、金、地下、木、土、天、海、一番外側に太陽系の惑星として認定するかしないかっていうギリギリのところにいるのが冥王星ですね。
この冥王星、じゃあなんで外れたのかっていうところ、太陽系から命名されなくなったのかっていうところは、実はこれ、このカイパーベルトっていうところと結構非常に密接に関わってくる部分ではあったりします。
そんな感じでカイパーベルトっていうのは、太陽系の一番外側の冥王星みたいな小さい惑星、こんなところに関わってくる、そして太陽系の歴史を司っている、そんな場所になるんですね。
というところで、今日はいろいろそんなお話をしていくわけなんですけど、それの前に一旦、緊急報告挟ませていただこうかなというふうに思います。
で、昨日ですね、昨日、宇宙エレベーターの話、前編と後編に分けさせていただいたんですけど、これ僕の中ですごい反省だったなっていうふうに思ってます。
っていうのも、1日10分宇宙時間っていうところにしていて、なんだかんだ言っても15分ぐらい話してはいるものの、緊急報告だったり挨拶とか、いろいろお知らせ抜いたら大体10分ぐらいなのかなっていうふうに思ってるんですよね。
なので、自分の中でそれでいいと聞かせてお話をさせていただいているわけなんですけど、その中で昨日はお知らせ入れず、緊急報告入れずで16分とか17分ぐらい話しちゃってたんですよ。
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これは、簡潔にまとめられなかった僕のせいなんですよね。もちろん、いつも話している内容とかっていうのは、話そうと思えばいくらでも話せる、何十分も話せるような内容ではあるんですけど、それをギュッとまとめて10分でお届けするっていうところをコンセプトにしてるんですよ。
ですが、宇宙エレベーターって昨日の冒頭でも話した通り、僕自身がこのリスナーの方からの質問を受けて、ちゃんとこれって現実味あるのかなっていうのを改めて考え直した、そんなトピックだったんですね。
そうなると、僕自身の理解が完全に及んでいなかった部分で言ってしまえば、調べた内容を若干横流しっぽくなってたのかなっていうふうに思って、すごい反省しました。
で、それのせいで、とりあえず1日10分って言ってるし、半分にしようかなみたいな感じで前編と後編に分けたんですね。
そんな感じなので、今後も長くなりすぎないようにお話をしっかりキュッとまとめてお伝えしていって、少しでも皆さんに宇宙楽しんでいただければなというふうに思っております。
で、昨日の宇宙エレベーターの話、分けちゃったところですね。最初の頃から応援してくださっているカッカさんっていう方がいらっしゃるんですけど、リスナーの方に。
その方の息子さんから、え、宇宙エレベーターどうなるの?って前編だけ聞いて、こうなってしまったと。
で、後編夜更新したので、聞いてもらうことできなかったっていうことになっちゃったので、ちょっとそこも反省のところかなと思ってます。
そんな感じで、いつも応援してくださっている方にご迷惑かけないように色々頑張っていこうと思ってますので、引き続きよろしくお願いいたします。
はい、ということで、じゃあ本題入っていきますね。
今日の本題は、カイパーベルトって何ですか?っていうリスナーの方からのご質問になります。
で、これカイパーベルト、聞いたことない方たくさんいるかなと思いますが、冒頭で話した通り、太陽系の外側を
大量の小さい星が回っている、そのエリアのことをカイパーベルトというふうに呼んだりします。
で、このカイパーベルトですね、正式にはエッジワースカイパーベルトと言って、そこにある天体のことをエッジワースカイパーベルト天体と言うんですね。
いやもう、なげえよと。ご察知の通り、人間の名前が2つついているだけの、そんな天体の名前になるんですけど、
簡単に言えば、これ、内側から惑星って、水・金・地下・木・土・天・海・冥とある中で、冥王星ってものすごく小さいっていうところで、
太陽系の中から外れたんですが、規則の中から。で、その中で冥王星ぐらい小さいだったりとか、それよりももっと小さい天体っていうのが、
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実は私たちの知らないこの外側、太陽系の外縁部に大量にある。で、これが引き目で見ると帯状に見えるみたいなふうにも見えるらしいんですね。
それぐらいこう、わさーっと天体が見えるっていうところが、このカイパーベルトと呼ばれる部分です。で、ここになに、じゃあどういうものがあるのかっていうと、
このポッドキャストでも何度か話しているような、微惑星と呼ばれるものがたくさんあるエリアが、このエッジワース・カイパーベルトなんですね。
で、どういうことかっていうと、太陽とかそういった星っていうのは、自分が生まれるタイミングでどういうところで星が生まれるかっていうと、
宇宙空間にある塵とかガスが合体して、で、巨大な重力を持つ天体となり、そして真ん中で核融合が発生して、太陽みたいな星が生まれると。
で、逆にそこまで至らなかった、太陽に使われなかった材料とかがたくさんあって、周りには。
で、けど真ん中で太陽できてしまったものだから、強い重力で周りには、またその塵とかガスとかが残り続けていた状態なんですね。
で、そうなった時に、それらがまたさらにくっついていって、地球だったりっていう惑星を作り始めた。
そんな歴史がある中で、じゃあ地球を作って、あとは一番内側には彗星があって、で、金星あって、で、ちょっと前にお話ししたガスでできた木星だったり土星だったり、
まあそんな天体までこう現れてくるっていうのが太陽系ができる過程になっていて、その中でやっぱまだまだ使われてない材料ってたくさんあるんですね。
で、それの小さい粒のことを微惑星と呼んでいて、大きさが様々です。
これ1キロメートルぐらいの大きさのものすごいちっちゃいものから数十キロとか、何ならそこから一桁大きい、数百キロまで満たないぐらいっていうところの天体っていうところが実はこうわさわさとまだ残っている段階なんですね。
そのガスとか塵とかが固まったけど、それ以上何もできなかった。
で、地球とかみたいな星っていうのは、そういう10キロメートルぐらいの大きさの微惑星がガチャンガチャンガチャンってぶつかりながらできたというふうに言われているので、
その使われなかった材料っていうのが未だに太陽系の重力にはつかまっているが、大きい惑星を作っていないっていう状況で太陽系の周りにいる。
これがエッジワースカイパーベルト天体と呼ばれるものなんですね。
なので、太陽系っていうのができてから47億年とか46億年とか経過した現在でもその頃の状態をそのまま保った天体っていうのが太陽系の周りにはたくさんふやふやしていると。
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で、研究とか最新の研究の中でもそういったところの研究進められてます。
カイパーベルト天体の研究が。で、これまでに例えば数十キロ規模の大きい石の塊についてはやっぱりすでにたくさん発見されてたんですね。
ただ、ちょうど2年前ぐらいかな。2019年とかぐらいに1キロメートル程度のものすごく小さい石みたいなのもカイパーベルトの中に含まれているっていうところが明らかになって、
やっぱりここっていうのは私たちがいるこの地球だったりとか、あとは太陽系の惑星っていうのを作る上で非常に重要な材料の残りかすみたいなのが残ってるっていうところが明らかになったんですね。
で、そうすると、じゃあいくつもそういう細かい微惑星と呼ばれる天体が太陽系の周りをぐるぐるぐるぐる回ってるというところになったときに、じゃあその数を見てあげればなんとなく太陽系ができた頃の微惑星の数とか、そういったところもつかめるんじゃないかっていうような研究も進められていて、
そんな中でこの小さい粒の微惑星、それこそ1キロメートルぐらいの非常に小さい天体については想像よりもかなり存在していた、大量に存在しているっていうところがわかったんですね。
で、そうすると、ここっていうのは木星みたいなガスを作るような惑星にくっついていくような材料を十分に保持していると。つまり、太陽系っていうのはできるべくしてできたような環境になっているんだなっていうのが最新の研究で色々わかってきてるんですね。
なので、これからそのあたり、結局1キロメートルぐらいの石の塊を地球から太陽の距離で見ても、それの50倍とか100倍に満たないぐらいですけど、50倍ぐらいの距離にあるようなその砂粒一つ一つを発見しようっていう研究なので、やっぱりものすごく目のいい望遠鏡とかじゃないとなかなか見つけられない。
なので、今後そういった望遠鏡の進化によってまた新しいカイパーベルトに対する見解とかっていうのができてくるかなと思うので、ここはリスナーの方すごい良い目の付けどころだったと思うので、ぜひこの後の研究とかでもですね、宇宙話でも紹介していこうと思いますので、カイパーベルト、今回のきっかけに覚えていただけたら嬉しいなと思います。
宇宙好きの人に多分カイパーベルトって知ってるとか、カイパーベルト天体について少し話したら、お、こいつ知ってるなっていうふうになるような気はするので、どや顔で自分のまるで自分が知っていたかのように話していただいて大丈夫です。
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ということで、今回はリスナーからのご質問の中から、カイパーベルトって何ですかっていうお話をさせていただきました。で、今回のこのカイパーベルトについてもですね、最近連続で紹介している世界で大ヒットしているSF小説3体の中で出てくるワードになっているようなんですが、私自身まだ読み途中でカイパーベルトは出てきていないという状況になってますので、
そこに追いついた時にまたその熱量を伝えられればなと思います。
昨日のアメトークで紹介されたようなので、もしかしたらこのタイミングで、あ、この3体かってなった方はぜひ読んでみていただけたら嬉しいです。
ということで今回はカイパーベルトについて紹介させていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
