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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、地球から最も近い場所に見つかったブラックホールに関するお話をしていきたいと思います。
今まで一般的に使われてきた手法とは、ちょっと違う角度から攻める、面白い研究、そしてやっぱり、
宇宙のロマンが詰まっているブラックホールの話になるので、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います。
そして、ポッドキャストの新しい展開方法についても、最後お話ししているので、そちらも楽しみにしてください。
3、2、1、イギネション、テロップ、スペース、ブラックホール、ジャパン2、佐々木亮の宇宙話。
2022年11月14日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが770話目を迎えているというところでですね、
来週で777っていう数字を迎えるっていう、なんかちょっとね、ラッキーな感じがしているので、なんかそのタイミングでなんかできたら嬉しいなぁなんて、ふわっと思ってたりします。
何もなかったらごめんなさい。はい、ということでですね、じゃあ早速やっていきましょう。
今日の本題は、地球に最も近いブラックホールが発見されたというお話をしていきたいと思います。
で、これですね、Twitterとかで、僕のTwitterのタイムラインって、宇宙かPodcastか、あとはWeb3とデータサイエンスっていうところでブロックチェーンの分析もしてたりするんで、
ちょっとWeb3よりの情報とかっていうところが大きく3つぐらいがダーって流れてくるんですけど、
先週ぐらいにこのブラックホールのニュースめっちゃいろんな方がツイートされてたので、これちょっと面白いなぁと思って、このタイミングでちゃんと文献も読んでお話ししていこうかなというようなところになっております。
で、今回見つかったブラックホールっていうのが、なんと地球からの距離、これ1560光年っていうところで、これは相当近いですね。
もうこんなに近いブラックホール、感覚に迷うと思うんですけど、これは多分天文学者みんな、近いねっていう、やっぱそのぐらいの天文学的数字の中ではものすごく小さい部類に入りそうな、そんなブラックホールだったりします。
で、これよく聞かれるのが、ブラックホール、ブラックホールってどうやって見つけるの?みたいな。
簡単に頭の中で想像するブラックホールって、光を全く通さないというか、光を吸い込むほどの重力の強さであるみたいな認識が多分皆さん強いと思うんですよね。
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それは間違いなくて、で、そうするとその天体自体は光っていないはずなのに、じゃあ一体どうやってその天体を見つけるのかっていうところになってくるわけなんですよね。
で、ここで大きく2つの手法っていうのを紹介しておこうかなと思っていて、1つはこれ、周りにあるものの光で見つけるっていうパターンと、
もう1個がブラックホールが動かす周りの天体、これによって見つけるっていう2つの方法ですね。
これどういうことなのか紹介していこうと思うんですけど、まず今回使われた手法っていうのは後でお話しします。
で、一般的に使われている手法、今回ちょっと特殊なので、一般的に使われている手法で言うと、特に天体、ブラックホールがある場所にあったとします。
その時に、そのブラックホールの近くに別の天体が存在している場合、そういう別の天体が存在している場合って、例えば太陽みたいな星が近くにあったら、
光をも吸い込む超強力な重力を持っているブラックホールは、その天体をどんどんどんどん飲み込んでいこうとするっていう、そういう性質があるんですよね。
で、この時、地球とかっていうのは、いわゆる岩石でできていて、どっちかというと地表もあってガチっとした塊じゃないですか。
一方で、太陽とかみたいな、光勢とかって基本的には、すごいざっくり言うとガスでできてるんですよね。
ガスでできているので、そのガスたちっていうのは、外から引っ張られた時にグーって一部ずつどんどんどんどん流れていってしまうみたいな、そういう性質が見えてきたりすると。
っていうところで、天体はブラックホールに吸い込まれうるっていう状況が起きるんですよ。
で、そうするとブラックホールに吸い込まれていく天体のガスたちっていうのは、ブラックホールに引っ張られることによって、どんどんどんどん加速していくじゃないですか。
で、中心に近くなればなるほど、光の速度ぐらいの速さで引っ張られるみたいなところで、
最終的にそいつらの難しい言葉を使うと、エネルギーがどうのこうのって言うんですけど、もう簡単に言うと、星が吸い込まれる。
で、うわー、ブラックホール吸い込まれちゃう。うわーって多分人間だったら言うじゃないですか。うわーって言う時の断末魔の叫びみたいなところで、ブラックホールから光が発せられるっていう現象が起きるんですよね。
ブラックホールが光ってるっていうよりは、吸い込まれていく天体がブラックホールに最後落ちていく、最後の方で光をドバーっと出す。
で、ブラックホールから逃れてその光が地球に飛んでくるから、僕たちはブラックホールがあそこにあるっていうのがわかるみたいな、こうなんか見えづらいものに対してインクみたいなのを付けてあげることでブラックホールを発見してたんですけど、
この方法じゃなくて、そもそもブラックホールが単体で存在してたら見つけられないじゃんっていう話が出てくると思うんですよ。
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その時に使われるのが、今回の最も近いブラックホールが見つかった時の手法です。
どういう風にやるかっていうと、ブラックホールがあるかどうかわからないか、宇宙に見えている天体、なんか普通に光勢が例えば輝いているとするじゃないですか。
その光勢って、こっちから見たら大体全部周りと同じような動きをする。
一定のペースでずれていったりするんですけど、周りの天体と同じように見た目の星の位置っていうのが動いていれば、あれ普通になんか単独で存在してる星だなってわかるんですけど、
もしそれらの星の周りにブラックホールがあって、吸い込むとまではいかないけど、ブラックホールの重力が強すぎて周りの天体の軌道をねじ曲げる、軌道を変えてしまうっていうような、そういう重力の相互作用の起こし方があるんですね。
つまり、ブラックホール自体は見えないんだけども、ブラックホールの周りにありそうな天体っていうところが、普通の他の天体が例えば右に行ってるところ、ブラックホールに吸い込まれてるから、左斜め上に動いているみたいな、そういった天体の軌道の動きっていうところを見ていくことによって、ブラックホールの存在を浮き彫りにさせるっていうんですかね。
そういった手法を使って、今回地球に最も近いブラックホールっていうのが発見されたっていうところが、今回の面白いポイントになっていて、これからブラックホール近くにどんどんどんどん見つかってくる可能性あります。やっぱりこうやって1個見つかったってなると、そこからどんどん同じような手法を使って、ある程度のブラックホールが見つかるっていうのが、これが研究の常というか、自然な流れかなと思っている一方で、
もともと天の川銀河、私たちの地球がある、そして太陽系が属している天の川銀河っていうこのエリアの中にはブラックホールがめちゃめちゃあるって言われてるんですけど。
これだいたい1億個ぐらいあるって言われて、それに対してブラックホール全然見つかってない、今まで。ってことは、一般的に使われているブラックホールに着色するみたいな感じで、星が吸い込まれていく姿だと見つけられないブラックホールがたくさんあるんじゃないかって言われてるんですよね。
なので、今回の星が吸い込まれていなくても、周りの天体を見ることでわかるかもしれないっていうような、そういう天体たちを使って、どんどんどんどん天の川銀河の中のブラックホールが見つかってくるんじゃないかというようなところが期待されているっていう状況になっておりました。
ということでですね、こんな感じで、今回は地球に最も近いブラックホールが発見されたという、そんなお話をさせていただきました。
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いやー、なかなか面白いですね。やっぱブラックホールの話っていうのは宇宙っぽくて結構面白いなというふうに個人的には思うので、積極的にいろいろ話していけたらいいなと勝手にふわっと思っていたりします。
はい、ということでですね、じゃあ簡単に近況報告もしておこうかなと思うんですけど、常々ポッドキャスト日本一位にしたい、日本一位にしたいと言ってるもののですね、じゃあ他にいろいろ日本一位にするための仕掛けできるのかというところで試行錯誤しているわけなんですけど、今回ちょっとインスタグラムの方で新しい取り組みを始めてみようかなというふうに思っております。
実は、僕なんかいろんな発信をちょっとずつ手探りで研究をやりながら試していたときに、ツイッターよりも先に伸びたのが実はインスタだったんですよね。
今ツイッターのフォロワー数、大体3600とかだったかなぐらいになるんですけど、それよりも前とかだとインスタが2500とかそのぐらいになっていてぐらいだったかなっていうところで、ツイッターが伸びる前にインスタ伸びてて、インスタ伸ばし方をちょっと勉強してたっていうのもあるんですけど、
そんな感じでインスタが手元の数字で結構いい方を持っているというところになっているので、ちょっとポッドキャストとかポッドキャストの中で紹介したネタの画像解説みたいなところを展開していこうかなというふうに思っております。
もともとちょっと運用が得意な方のメディアに寄せてみようかなっていうところもあったり、もちろん動画とかも復活させる予定なので、そのあたりのバランスを保ちながら、より宇宙話に興味を持ってもらえるような仕掛けっていうのをどんどん作っていければいいんじゃないかなと思っているので、
ぜひですね、インスタまだフォローしてないよっていう方は概要欄のところからちらっと覗きに来ていただいてフォローポチッと押しておいていただけると非常に嬉しいかなというふうに思っております。
ポッドキャストが伸びるとインスタ、ツイッター伸びて、インスタツイッターで知ってもらった人たちがまたポッドキャストに入ってきてくれるみたいなね、そういったところの構造をしっかり作っていければと思うので、
ひとまずはこうポッドキャスト聞いてるそこのあなたに、ポッドキャストが一番多分聞いてくれている中ではもう宇宙に興味を持ってくれている一番深い層でガッツリ楽しんでくれていると僕は思っておりますので、
なのでですね、そこら辺から一緒に盛り上げてくれたら嬉しいなというふうに思っております。
ジャパンポッドキャストアワードが3月に控えているっていうところからね、逆算してどんどんいろいろ攻めていきたいと思ってますので、ぜひ楽しみにしておいてください。
ということで今回のお話は以上です。今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にあるレビュー、ぜひよろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。