1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 882. 中途半端なブラックホー..
2023-03-11 12:39

882. 中途半端なブラックホール発見!?

ブラックホールに吸い込まれる自分達を意識したことはありますか?


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ソース

https://www.nao.ac.jp/news/science/2023/20230216-nro.html

00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、今まで見つかっていなかった、中途半端な大きさのブラックホールが発見された、そんなお話をしていきたいと思います。
そもそも私たちは、超巨大なブラックホールの周りをぐるぐる回りながら生活しているっていうのをご存知でしたでしょうか。
その巨大なブラックホールを作るためには、中途半端な大きさのブラックホールが必要不可欠。
しかし、そこが見つかっていなかったというところで、今回はこちらについて紹介していきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション。
2023年3月11日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが882話目を迎えているというところで、今日もやっていきたいと思います。
基本的には1日10分で1話完結という感じになっているので、好きなタイトル見つけて、好きな内容を聞いていただいて、
それでもし気に入っていただけたらフォローしていただいてですね、毎日聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
ということで今回は、前回881話に引き続きブラックホールの話です。
まあただブラックホールの話題が一緒っていうだけで、またちょっと違う角度のお話をしていきます。
前回はブラックホールの種、ブラックホールができるために必要な星についてお話しましたよね。
今回はもっともっとでかーいブラックホールの話です。
ブラックホールっていうのはいろんなところにあって、私たちは実はブラックホールの周りをぐるぐる回っている存在でもあるんですね。
どういうことかっていうと、僕たちって天の川って呼ばれる夏のあの綺麗な帯状の天体を見たことあるんじゃないかなと思うんですけど、
あれって実は自分たちが所属しているあの渦巻きにぐるぐる巻かれている銀河なんですよ。
そもそも自分たちが銀河の中にいるっていう自覚もなければ、なんか太陽系だけの感じするじゃないですか。
でもそうじゃなくて天の川銀河っていう銀河の中で生活しているのがこの地球なんですよね。
でその地球がいる天の川の中心には、なんと超巨大なブラックホールがあると。
その超巨大なブラックホールの重力に引っ張られた天体たちが一箇所に集まっているから、いわゆる銀河みたいな形でいろんな星たちが近くにあると。
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でその真ん中にあるブラックホールの大きさっていうのは、太陽の本当に数百万倍とか数百億倍とか、
そういったぐらいの大きさのものがあったりするんですよね。
天の川銀河だけじゃなくて、銀河の中心っていうのは。
っていうような超巨大なブラックホールが存在する。
一方で、そういうブラックホールっていきなり生まれるわけじゃないんですよ。
やっぱり、そんな太陽の百倍、百万倍とかの重さの星なんてできないので、
じゃあどうやってできるのかっていうと、
これ、こういう大きさにはならない、超巨大なブラックホールにはならない、
中くらいの、中質量のブラックホールっていうのが合体して合体してできるっていうような、
なんかこうブラックホールがくっついていく。
ここも不思議な感覚ですよね。
ブラックホールって合体するんだ、みたいな。
そもそもブラックホールあるんだ、みたいなところの人からすると、
えっ、みたいな。
ブラックホール?合体?みたいな。
なんかすげえ、僕がトンチンカンなことを言ってるように聞こえるかもしれませんが、
ブラックホールっていうのは実際に確認されていて、
で、その中心の星の大きさっていうのは、ブラックホールの重さっていうのは、
太陽の数百億倍っていうような大きさのものから、
太陽の10倍とか、数百倍とか、そういったような重さのものまであるというような状態なんですよね。
こういったところがある中で、超巨大なブラックホールっていうのは、
結局ちっちゃいやつの足し算、足し算っていうような、
合体で大きくなっていくっていう、そういう性質を持ってます。
そういうのが理解されているんですが、
問題は、その抽出量のブラックホール、
太陽の百倍、数百倍とか、数十万倍とかの大きさのブラックホールって、
見つかってないんですよね。
これが不思議なところで、巨大なブラックホールは、
中位のブラックホールの合体でできていると考えられているにも関わらず、
中規模のブラックホールが見つかっていないっていう、
そういう状態が今のところなんですよ。
で、なんと今回は、その抽出量のブラックホールっていうのを、
発見することに成功したんじゃないかっていう研究結果が出てきたというところが
発表されていたので、今回はブラックホールに関するお話をしていくというところですね。
ブラックホールって何を思い出すのかなっていうと、
僕の世代とかで言うと、僕一番最初、遊戯王とかかな、
カードゲームのカードの種類の中にブラックホールっていうのがあって、
それとセットで語られるのってホワイトホールだったりとかで、
吸い込んだり吐き出したりみたいな、そういう不思議なものっていうところで、
あんま本当に存在するのかとか、天体なのかみたいな話って、
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正直、実感したことなかったかなって思うんですよね。
っていうような感じ。他の人たちはどうなんだろうっていうところで、
ぜひTwitterとかで教えてくれたら嬉しいなと思うんですけど、
ブラックホールっていうのはあるんですよ。
ただ、みんなが想像してる通りで、
ブラックホールは光すらも吸い込む巨大な重力を持った天体っていうところなんですよね。
そうすると何が起きるのかっていうと、
ブラックホール自体は光を発さない。
光を発さないっていうことは見つけられないんですよ。
ただ僕は冒頭から言ってるように、
ブラックホールはある、発見されているっていう、散々伝えてきたじゃないですか。
どうやってこれまで発見されてきたのかっていうと、
ブラックホールが物を吸い込んでいる途中の姿を見たりすることで、
そこに光っているものはないけど、何かを吸い込む物体はあるっていうような理解が進んでいく。
で、この何かっていうのがブラックホールだっていう理解なんですね。
このぐらいの重さの見えない何かがあるはずで、
それが周りの物を吸い込んでいる、吸い込まれていく物の速度、
つまり引っ張られている力っていうのがどれぐらいなのかを見積もってあげると、
ここから中心のブラックホールがどれぐらいの重さなのかが分かる。
っていうような、そういう理論なんですよね。
これによって、これまでにブラックホールっていうのはどんどんどんどん、
ここにブラックホールがあるんじゃないかっていうような天体が発見されてきていて、
ただ、今の現状、この抽出量の物っていうのが見つかっていないという状況だったにもかかわらず、
今回は発見されたっていうことなんですね。
抽出量のブラックホールになると、周りの天体を重力の力で吸い込んでいく時の形っていうのがちょっと歪になるらしくて、
この歪な形のブラックホールの周りの天体を見つけるのがなかなか大変だった。
今回見つかったこの抽出量のブラックホールっていうのは、
天の川銀河の中心の方で見つかったんですよ。
この見つかったブラックホールは、もう天の川中心のブラックホールに近すぎて、
結構時間はかかるんですけど、宇宙スケールの時間なので、
ただやがて、この超巨大ブラックホールに中くらいのものは飲み込まれていってしまうだろうっていうふうな研究結果としても出てるんですね。
そうすると、ブラックホール、天の川銀河の中心のブラックホールっていうのはまた成長するみたいな。
多分僕たちが見つけられていない天の川っていうのはたくさん、
天の川じゃないや、見つけられていないブラックホールっていうのはたくさんあって、
なので、徐々に徐々に天の川銀河の中心のブラックホールっていうのは足し算足し算で大きくなっているっていうところが想像されると、
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なんかすごく怖いなっていう。
今ですら数百万倍とかっていうような太陽の数百万倍っていう重さを持ってるにもかかわらず、
僕たちが見つけられない中でどんどん大きくなってると思うと、
なんかいずれブラックホール暴走しちゃうんじゃないのみたいな。
そういうふうに考えられるぐらいの宇宙スケールでちょっとした怖い話みたいな。
別にそこのブラックホールが僕たちが生きてる間でどうのこうのってなるような重さでもないし、
そもそも僕たちってすごい離れたところにいるしみたいなところを考えると、
宇宙の果てですごい激しい不思議な現象が起こってるんだなっていうところをちょっと頭の片隅に入れといてくれると、
宇宙好きとして語れる部分多くなるんじゃないかなと思うので、
ぜひ皆さん今回の話は覚えておいていただきたいなというふうに思っております。
ということで今回は、超巨大になりうるちょっと前の段階のブラックホール、
中質量ブラックホールっていうのが見つかった可能性が非常に高いという、
そういうお話をさせていただきました。
こんな感じでね、ブラックホール結構みんな好きなんでね、
積極的に紹介していきたいなと思って、
2日間で全然違う話ちょっとしてみました。
片方でも面白かったら是非もう片方も聞いてみてください。
でですね、ちょっと本題終わった後に最近、
僕ですね、なんと新しいポッドキャストを始めようかなというところで動いております。
新しく始めるポッドキャストの方については、
実は宇宙からの距離感っていうのはちょっと遠いかな。
たまに宇宙の話もしていこうかなと思うんですけど、
僕自身が今ポッドキャストもやっていて、
宇宙関連の研究室にちょっと顔出させてもらってたまーにあるんですけど、
本業の方でやっているのがデータ分析とか、
前職のところで言うとデータサイエンスとかっていうところに近かったりするんですよね。
よく僕研究紹介の中でAIの話するときにそういう話してたと思うんですけど、
なんかデータ活用しましょうみたいなことの方が身近じゃないですか。
宇宙に比べて。
なんかこれ当たり前のこと言ってるかもしれないんだけど、
そういうのもあるなと思っていて、
で、あと本業の方でも色々チャレンジしていく中で、
ポッドキャストで話してることぐらい情報量たくさん出せるよなーっていうのを思ってたんですよ。
なのでちょっと仲のいい友達と2人で、
全然毛色の違うポップな2人で会話をするようなポッドキャストチャンネルみたいなのを解説しようかと思って、
今結構動いていたりするところなので、
ぜひですねこちら楽しみにしておいていただきたいなと思っております。
結構しっかり計画を立てて作り込んでいこうかなと思っておりますので、
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楽しんでいただけるんじゃないかと思っております。
ということで、そんな感じで最近はちょっとそういう妄想を繰り広げていたり、
あとはですね宇宙話自体をデカくするっていう計画も頭の中出てきてますので楽しみにしておいてください。
今回の話も面白いなと思ったら、
お手元のSpotifyアプリでフォローボタンの下にある星マークですね。
こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、
Twitterのハッシュタグ宇宙話で募集しておりますので、
じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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