この番組は、就職活動や人生において大切な場面での話し方、伝え方に関して、ちょっとしたコツをお伝えしていきます。
元極アナで話し方講師の早坂まき子と申します。よろしくお願いいたします。
さあ、久しぶりのゲスト回です。アナスリ同期の同い年、元TBSテレビ総合職で、現在は美容系インフルエンサーのまいちゃんに体験談を語ってもらいました。
アナウンサーを目指しながらも、政策としてTBSに御縁があり、内定を掴んだまいちゃん。
今回は彼女に、非直に内定もらうための戦略とは、OB・OJ訪問のつてがない人や、マスコミの人たちとのつながりがない人はどうしたらいいのか、そして行動してなんぼの理由とは、といった内容をじっくり聞いております。
入社して19年、たまざまな部署でいい経験も、そして苦い経験もいっぱいしたという彼女からの就活性向けアドバイスが盛りだくさんです。
マインドセット的な内容が多めですが、今年も本採用試験までおよそ1ヶ月ですよね。
そうなんです。8月になりました。富士テレビ早くも26卒の本採用試験募集要項が発表されましたね。
さあ本採用試験までに何が準備できるのか、そしてどう戦略を立てたらいいのか、今日このゲスト会を聞いて刺激を受けるのではないでしょうか。
それでは本編どうぞ。
さあ今回はまいちゃんにゲストを出演してもらっています。よろしくお願いします。
まずはまいちゃん、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
ものでもないって感じなんですけれども。
まっこちゃんとは2005年卒というところで、実は就職活動同期でして、
まっこちゃんと同じ東京アナウンスセミナーに通っていたんですけれども、そこから私はアナウンサーではなく総合職としてTBSテレビに入社しまして、
そこに昨年2023年の12月末まで勤めて、丸19年ほどですかね。
勤めて今は独立してフリーランスとして活動しているような状況です。
そのフリーランスとして何をやっているのかっていうのを、ちょっと続きを紹介してもらってもいいですか。
今はですね、実は会社にいた時から少しずつインスタグラムで美容情報、特に韓国コスメの発信をしていたんですけれども、
ちょっと色々自分の中でも思うところというか目標が色々できてきまして、
ちょっと自分一人の力で今度は頑張ってみようかなと思って、
今は韓国コスメであったり、あとは韓国美容全般それにまつわる、例えば旅行情報、現地のお得情報だったりとかそういったことを発信する活動をやっています。
っていうね、なかなか世間的には珍しくないかもしれないけどね、セカンドキャリアって。
でもまだまだやっぱりキー局を辞めて、また別のことをやるっていう人はそんなに多くはないかなと私は勝手にそう思ってるのをね。
またちょっとこう放送界とはちょっとまた度胸が違うじゃない。
だからそんなまいちゃんの経験談を今回ね、色々お話を伺っていきたいなと思います。
で、まいちゃんが紹介してくれたように同じ東京アナウンサーセミナーに通っていた時期をお互い知っているので、
頑張りもね、もちろん知っているからこそ知りたい。あの時どんだけ頑張ったっていう話ですよ。
ねー。頑張ったよね私たちね。
頑張ったよ。たぶん頑張ったよ。
ね、まあ本当にアナウンサーじゃなくて総合職ってはおっしゃってましたけれども、
総合職でTBS入るってまあ大変…よね?
えっと一応自分で言っちゃうとおこがましい気もするけど、あの言ってしまうと、
えっと私の時は職種別採用だったので、実は総合職全部でっていう感じでやるのではなく、
いろんな部門ごとに取ってたので、まあ、えっと応募人数自体は他局に比べるとそんなに多くなかった。
細分化されてたので。なので、えっと一応採用された後に聞いた話だと、私がエントリーした部門には3,000人が応募して、最終内定したのが4人でした。
ほー、4人!
750分の1です。
すご!750分の1ですって、皆さん。
まあ私たちがね、就活してたのってそれこそ21年前なので、
その頃と今ともね、環境も状況も全然違うっていうのはね、あの私たちも学生さんも分かってはいると思うけど、にしてもやっぱりすごいよねと。
で、その4人に、まあ小一なんですけど、私ならいいよね。嫌味じゃないよね。
4人に選ばれるってすごいことだと思うんだけど、どう戦略を立てたかっていうのをぜひ学生さんに教えて、援助してほしい。
戦略を立てた、えっと、まず大前提、多分マスコミ就活をする人って、何かコネがないといけないんじゃないかとか、
あとはね、まっこちゃんもそうだったけれども、ミスコンに出たことがある、ミスコン優勝したことがある、あと読者モデルをやっていた、そういうきらびやかな経歴のある人とかじゃないと、
まず特にキー局なんて入れない、キー局純キーとかも結構そういう人もたくさんいるので、入れないんじゃないかっていうような思いがずっとあって、
で私はそのどちらも当然なくて、本当にあの田舎の富山っていうところが出てきた、本当にごく普通の大学生だったので、もうなんか最初、私がキー局に受かるなんて最初思っていなくって、
言ってしまえばその後に続いていくローカル局の面接の練習だと思って受けたっていうのが実は、キー局に関する率直なところではあったっていうのは一つあります。
ただ一方で身近に内定していた人とかも、本当に数少ないけどいるにはいて、例えば私の時だと大学の1年上にNHKのアナウンサーに内定した先輩が
いたりとか、あとはアルバイト先の先輩で、広島の方の局だったかなにアナウンサーで内定した先輩とかもいたりして、あれ自分が目指している夢って、もしかしたら
とんでもない理想のところにある夢物語じゃなくて、もしかしたら現実として自力で手繰り寄せられるところにあるのかもっていうふうに思って、
だったら自分にできることは何でもやろうと思って、そこからもう本格的にいろいろ始めていったんですけれど、
まあとはいえ身近で誰もいなかったところから、とはいえ誰かなんかちょっとでも繋がれる人とかいないかなっていうので、まずその一つ上の先輩に関しては大学でその内定者
報告会みたいな、その自分はこういうことをやって受かりましたみたいな、こういうような一応講話をやっていた時があったので、もうそれがあるって情報をつかんだ瞬間
もうすかさず行って、でしかもただ聞くだけじゃなくて、終わった後に質問に行って、でもう実は私もマスコミを目指していて
っていうのでちょっと色々相談に乗ってもらって、それで例えばどういうアナウンススクールに行ったらいいかとか、エントリーシートはどういうふうな書き方をしたらいいかとか、どういうふうな就職活動をやってたかっていうのをすごい、ありとあらゆることを聞いて、その人とは連絡先も交換させてもらって、その後かなり長い間就職活動の相談に乗ってもらったりとか、
あとは、やっぱり一番身近なところにいる大人って親だと思うんですけど、もう親に誰でもいいから誰かいないっていうのを聞いて、それでもう本当にえーってなってたけど、うちの親がたまたま大学時代のサークルの同級生で、すごい偶然富山の放送局で仕事をしている方が一人いたと
えーーー
本当に偶然。で、当時富山にすごく有名なアナウンサーの方が一人いて、まあまあ全然紹介はできるよっていう話をそこからつなげてもらって、でそこから一応大学は全然違うけどOB訪問という形で行かせてもらって、相談乗ってもらったりとか、
すごいねー
とか、あとはこの間自分のインスタでもちらっと言ってたことだけど、そのキー局の知り合いが誰もいないところから始まってたので、私多局だけど24時間テレビが結構私は好きで、高校時代にもボランティアをやったことがあったぐらいだったんだけど、24時間テレビのボランティアをやったら現場に社員さんいるんじゃないかなって、その時ちょっと打算的に思って。
その発想になったよね。ある意味ずる賢いって言ったら失礼だけど、でもそういう目的のために行くっていうのは別にダメじゃないもんね。
向井 ちゃんとボランティアとしての仕事を全うさえすれば、あとはそこに転がってるチャンスを掴む掴まないは自分次第だと思うので、だから高校の時にボランティアをした時も、やっぱり現場に局のアナウンサーの方がいて、さわやく取り仕切る局員の方がいてっていうのはなんとなくイメージついていたから、
たぶん行ったらいらっしゃるんじゃないかって思って、もともと好きな番組だし、そこに携わるっていうのは当然日本テレビとか系列局を受けるの、日本テレビ系列を受けるのであればエピソードには立派になるし。
向井 すごい、メリットしかないよね。 向井 そう、誰でもエントリーができるから、じゃあ申し込もうって申し込んで、しかもすごいその時私戦略的に考えたのが今から思えばすごいな自分って、今本当に久しぶりに思い出したけど、24時間テレビって時間帯が長いから4つくらいに分かれてるのね。1日目前半後半、2日目前半後半、2日目の後半にして。
要は2日目の後半って終わったらおしまいでしょ?ってことは会話できる機会、そこが一番多いでしょ? 向井 なるほど、終わりました、スタッフの方に声かけて、ワンチャン就活話のアドバイスをみたいな。
向井 そうそうそう本当にそう。 向井 やらなかったら何も残らないんだよね。 向井 そう本当に失敗はね、それで終わりじゃないからね。そこから学びは必ずあるってみんな言うもんね。
向井 そう。だから失敗したら、今度失敗しないためにはどうしたらいいかって踏まえて次の一歩踏み出せる。そうなった時には次の行動の質って確実に上がるし、
行動しない選択肢って私の中ではむしろ行動しないっていうことが考えられなくって。
向井 多分この回を聞いてくださってるんですよね。いやいやそんなね、まいさんとか早坂さんは簡単に行動しろって言うけれども、なんか相手の方に
なんか失礼かなとか、メールとか電話とかもずずしくしたっていいのかなとか思っちゃうんですっていうのが割とね、多いと思うんですよ学生さん。
向井 でもその大学の先輩も24時間テレビで出会ったスタッフの方も自分からだよね。メールとか連絡してちょっと後日改めてお話聞けますかみたいな。
向井 そうそうそう。大学の先輩もそう、日本テレビの社員さんもそう、あとは他にもあれだな、たまたまうち母が塾をやっていて、塾の教え子の親戚にやっぱりその
放送局関係の人がいて、つないでもらって、もう一度も結局今までお会いしたことはないけど何度かメールでやりとりさせていただいたりとか。
向井 そうなんだ、メールでアドバイス。
向井 そう、当時LINEがなかった時の全部メールだったけど。
向井 でも皆さん優しいね。
向井 えっとね、人によってはすごい厳しい人もいた。
向井 あ、いたんだ。そっかそっか。そういう経験もしてるのね。
向井 そう、お一人ね、一度お会いしてそのOB訪問させてくださいって言ったら、じゃあ僕が会いたくなるような自己PRをしてください。それで僕が会いたいと思ったらあなたに会いますって言われたことがあって。
向井 あ、出た。ちなみにそれは聞いていいですかね、キー局の人ですか?
向井 キー局の人。
向井 あ、キー局の人ね。それはね、平成だな。
向井 そうだね。
向井 平成のエピソードだな。たぶんね、令和の今それやったら、じゃあいいですって終わると思うし、なんならXとかに晒されて終わると思う。
向井 うーん。
向井 からあんまりそういう人いないと思うから、そこみんな安心してほしいんだけど。
向井 まあそうだね、時代が違うと言ってしまえばそうだけど、わりとそういう優しい人もいれば、その優しさがゆえの厳しさで接してくれる社会人の人いたよね。
向井 いたいたいた。なんか他にもやっぱり、お会いしたいって言ったけど、最終断られた方もいて、でもその方はメールの最後に必ずその日の、
向井 今日は朝から、朝5時にスタジオ入りをして原稿を読み、その後ナレーションを取りをして、その後取材に出かけ、
向井 23時過ぎに帰宅した、誰それより、みたいな感じで、うわ激無!みたいな。
向井 でも多分その人からは案に、これぐらいのことをさらっとこなせるような人じゃないと、多分この業界は夢物語だけ見てても難しいよっていうのを教えてくれてたのかなと、今となっては思う。
向井 多分そうだよね。それを見て、なんかすごいマウント取ってくる変なおじさんとか、偉そうで嫌だなって人は、まあまあそもそも向いてないんだよね。
向井 向いてないね。だって入ったらそれこそ、まだ入る前は学生だから、ある意味視聴者でありお客様だから、そんな無限の扱いはしない。
向井 そうだよね。ニッテレの人だったらニッテ嫌いにならないでほしいしね。富士だったら富士テレビ見てねってなるもんね。
向井 それがね、入った瞬間はね、もう。
向井 ちょっとその先はあんまり言わないでおこうか。
向井 でもやっぱり、会社を担う人材として同じ土俵で今度戦い始める仲間になるわけだから、その仲間として人が成長しないっていうのは、それはやっぱり上の人から見ても望ましいことではないし、
向井 やっぱり入ったからにはこの子にはこの会社で活躍をする、そんなフィールドに行ってほしいっていうふうにみんな思うから、そうなるとますます忌憚のない意見だったりっていうの。
向井 あとはもう教え方っていうのをしてくるっていう。それはそれで必要な厳しさだと思っていて。
向井 本当にそう。そうなんだよね。
向井 だから入ったら今度は同じ土俵でお前もここの土俵まで上がって来い。ここまで頑張ったらこういう土俵があるからお前もここまで来いっていうふうにグッと引っ張ってくるっていうようなことがいろいろ出てくるから、それが時に厳しさだったり、しんどさだったり激無っていうような形になるのかもしれないけれど、それはそれで入って仲間として思ってもらえたっていうことでもあるから。
向井 そうね。確かに。
向井 まあそれはそれかなと。
向井 ある意味こうね、マスコミに就職したからこその大変さを味わってるわけだよね。でまたちょっと就活の話戻すとね、多分ここまでね聞いてくれてる学生さんはもう一回言うけど、いや、まいさんが強すぎるんですって。そんなみんながみんなタフじゃないですよって思う人も中にはいると思うんだ。
向井 で、そういう人にアドバイスって言ったまいちゃんは、いやなんで行動しないのってぶっちゃけ思うでしょ。
向井 っていうかタフじゃない人は多分この業界でやっていけないから。
向井 それでしかも劇務だから、10年後自分がそのフィールドで同じく頑張り続けられるかって考えた時に、どうしてもちょっと夢と違うというふうに思ってしまって病んで、そうドロップアウトをしちゃってっていう感じだったから。
向井 だからね全然私強くもなんともなくて、むしろ同期からすると私がなんかこれだけすごい強いとかアグレッシブとか行動力あるって、あいつのどこがって多分絶対言われてる。
向井 言われてる。
向井 あいつ一番弱かったじゃん。一番最初にもうなんか制作できませんって離れたじゃんって絶対言われる。
向井 そうかそうなのか。でもね多分ね学生さん聞いてる人からすると、いやいやいやって多分ね驚いてる人いっぱいいると思うよ。そんなに行動力ある人でも大変なんですか?みたいな。
向井 いやもうマジモサしかいない。
向井 まあそうなんだよね。ほんとにあの企画関係なくお会いする人会う人も年下だろうが年上だろうかもいい意味で尖った人。尖って面白くってすごくこう気が利く。先の先を読めてっていう人ばっかりだもんね。
向井 そうねだから体育会の人が割とそこ強いっていうのはまさしく多分求められてるものと合致するんだろうなと思っていて。
向井 本当にそう。だから体育会系の人なんか有利でいいな羨ましいなって思うかもしれないけどでもそれ彼ら彼女はそこで頑張ってきたからね。そこで培ったものがあるからまるで有利かのように見えるけど別にそんな簡単に受かったわけではないんだよね。
向井 そう大学4年間の間で多分そのタフさだったりとか本当に先を読む力っていうのを体育会を通じて身につけてきたからこそ結果的に有利なだけであって。
向井 ただ確かにこの体育会系の人は有利っぽいなっていうような大学だったり体育会が見た一見ないことはないかもしれないけれどもそれってこの体育会に入っていれば大体みんなこういうマインドでこういう行動するよねっていう。
向井 それは面接して間違いなかったねってなって通っていくっていうところだけであってだからそれはコネとはちょっと違ってその中で鍛えられた本人の実力だっていうふうに私は思うかな。
向井 いや本当にそうね。でこれもさ話をしててこういった話をそれはやっぱり昭和生まれのね40代のまいさんと早坂さんだからでしょって思うかもしれないけどこう一個フォローするとねあのポッドキャストでね前も私紹介したあのテレビ朝日の鈴木さらささんっていうミュージックステーションに今担当している入社3年目の女性アナウンサーがねポッドキャストをやってるんですよオフィシャルで。
向井 で就活話を振り返った時にやっぱりこう令和の今でもエピソードを100個作りましたとか動画1本を作るのに115テイクも撮りましたっていうその努力のちょっとこう端っこを教えてくれたわけなんだよね。で多分それって本当氷山の一角でさ多分その子はめちゃくちゃ努力をしているんだよね。
向井 だから私も学生さんも口酸っぱく何回も何回も言ってるけどなんかもうまるで簡単に歌ったかのような人たちもそうじゃないんだよっていう。だしそれは選ばれた特別な人だけじゃなくてまいちゃんが自分でも言ったように武器がないからじゃあやらなきゃって言って何もないゼロの人でもそうやって努力して正しい努力をすれば夢を叶えられるんだよってことだからだからね何が言いたいかというとね諦めないで欲しいんだな。
向井 そうねだから今令和の時代になったとはいえね私も去年までは毎年毎年新入社員が入ってくるところにはいたから一応社報にね新入社員の紹介がだーって書いてあるんだけど毎回見るたんびに面白い子今年も入ってきたなーっていう子がいっぱいいるから時代じゃない。
向井 それは辞めた今のまいちゃんだから言うと思うんですけど面白い子だなってのはどう子で思うんですか?
向井 いやーだいたいその自己紹介って自分がこんな人間ですとか学生時代に取り組んだことのエピソードとか書いてあるけどそれ一個一個が面白い。
向井 もっと聞かせてっていうぐらい面白い。聞きたくなるような
向井 多分ワードとか表現とかやってしそもそもやってきたことが面白かったりするんだよねきっと。
向井 だってそれこそ日本で国際文化を学んだ後に中国の大学院に進みましたみたいなそれだけでもう何中国の大学院ってなるじゃん。
向井 大変そうちょっと話聞かせてよってことだよね。
向井 何があったの中国の大学院はみたいな。
向井 そうなんだよね。
向井 みたいなとかあとはそれこそ箱根駅伝出てましたっていうのが。
向井 あー強いな。
向井 と思うよ。じゃ例えば、今はまだ自分に自信がないんですとか、行動に移したいと思ってる、でも行動に移せてない人に、の学生さんに多分相談をされたとしたら、
向井 うん。
向井 舞ちゃんは行動しろって言うと思うんだけど、いやそれでもちょっと勇気があっていう人がもし目の前にいたらなんて言う?
向井 向いてないっていう。
向井 だそうです。
向井 うん。この業界は行動してなんぼだから。
向井 そうだよね。
向井 舞子ちゃんも言ってたけど、この業界に限らず、いわゆる名の通った会社っていうものは、さまざまなムーブメントを起こして社会を大きく動かしているそういう力のある会社だから、
向井 みんなが誰もが知っている大きな、しかも収益とかも安定していて、経済的にもちゃんとした会社っていう風になっていくと思うんだけど、
向井 その会社がそうあるには、その会社を動かす人材っていうのが必要なわけで、っていうためには馬力のある人が必要だから。
向井 ほんとそれ。
向井 うん。
向井 そうだよね。
向井 そう。だから馬力がないんだったら向いてないの一言かなって思う。
向井 綺麗事抜きの熱いメッセージをありがとうございます。私もたまにそれを言いたくなる時があるんだけど、でもなぁ、ポッドキャストだしなぁ。
向井 あんまり厳しくてもなぁ、みたいに思ってたんだけど、そうだよね。時にはやっぱりそうやってストレートにバシッと言わなきゃダメだよなって、今思いました。
向井 そう、ありがとう。
向井 いや、ほら、私なんのしがらみもないからさ。
向井 私は舞ちゃんにそれを言ってほしかったんだと思う。
向井 やっぱさ、指導する立場からしてもやっぱり怖いんだよね。それ言っちゃうと、あ、じゃあもういいですってさーってさ、全員去っていくかもしれない。そんな未来をやっぱり想像しちゃうんだよね。
向井 そう、だから、まこちゃんが言えないことを言うのが私の今日の役割かなと思ってて。
向井 ね、皆さん、すごいでしょ。こうやって今日のポッドキャストの収録もやっぱり先の先を読むんですよ、舞ちゃん。
向井 そう、舞ちゃんね、いつもちゃんとこう、自分はなぜ呼ばれたのか、今日どんなゴールを目指せばいいのかっていうのを、今すごいね、クレバーだから考えながらこうやってね、コメントくださってるんですよ。
向井 だから、今日は多分、あ、結構ストレートモードでいいんだなっていうね、きれいごと抜きモードでいいんだなっていうテイストで喋ってくれてるんだろうなって、今思ってます。
向井 これがね、まだ私TBSに勤めてたら多分言えなかった。
向井 もちろんそうよ。
向井 やめたから言える。
向井 そうね、頑張れないんだったら、うん、向いてないよ、行動できないんでしょ。じゃあ、いい視聴者でいてねってことだよね。
向井 なんかまた別の生きる道があるんじゃないかなって。別に馬力が必要なくても、できる仕事も世の中にはあるし、あとは馬力を求められる会社で馬力がない人がいたら本当に辛いと思うから。
向井 そう、それもね、学生さん指導してて思う。そう、本当にね。
向井 だから、もうそんな、やりたいと思ってるけど行動できないんですとか、わかってるんですけれども動けないんですっていう人が、いや1時間後に生放送始まるんだけどっていう時に仕事任せられないじゃん。
向井 本当そう。
向井 本当そういう世界だから、結局放送局ってオンエアがあって、そのオンエアまでには死ぬ気で絶対何が何でも間に合わせなきゃいけないって、そういう仕事が待ってる会社だから。
向井 だからその、えーって言ってる人待ってる時間は、この業界はない。
向井 しかも多くの人、本当に50人とか100人とか多くの人が携わっている番組でさ、一人でもえーっていう人がいたらね、やっぱりチームで作ってるものじゃない。
向井 一つのゴールに、みんなが同じ方向を向いてないといけないのにってことだよね。いいものを作るには。
向井 だし、あとはやっぱり、ものを作ってる最中って計画通りにいくことなんて全然なくて。
向井 なんかハプニング絶対あるもんね。
向井 絶対なんかあるから、何か起こった時に、それでも放送はここって決まってるわけだから、そこまでに何とかしなきゃいけない。
向井 でなると、やっぱりいろいろ起点を聞かせたりとか、その場で即判断して、あっじゃあこっちにするとか、これはこう変えるとかっていう風な決断力、判断力、その先の行動力がないと、オンエア事故るから。
向井 オンエア事故るってテレビ局に一番あってはならないことだから。
吉田 本当にそう。今2024年の7月なんですけど、今だったらまさにパリオリンピックがそうなんだよね。生放送じゃないですか、だいたいスポーツ中継って。
吉田 もうハプニングの連続なんだよ。見てる方としては何も感じさせずに、すごく視野に集中して楽しめるのって、これ裏では相当な細かな準備とか、努力あってこそだよなっていう。
吉田 たぶん表で言えないこといっぱいあるよね。うちは想像つくよね。これすっごい尺つないでアナウンサーが喋ってるし、なんならFDさんの声が入るぐらい。サイレンみたいな声が入ったりするよ、たまに。
吉田 インタビュー入るみたいな。ああいうのも瞬時に判断して、瞬時に対応してっていうね、臨機応変さとか。できないとね。
吉田 だからそういう人材じゃないと、仕事が成り立たない会社だから、なんか行動できないとか思ってるけどなかなかみたいな人はそもそも向いてない。
吉田 です、本当に。
吉田 したぶん面接で見抜かれて、さよならってされちゃう。
吉田 いや本当そうなのよ皆さん。でその面接のたった20分30分で分かるんですかって思うかもしれない。分かっちゃうのよ。出ちゃうのよ。なので皆さんこのポッドキャストにたどり着いた方は、
吉田 ぜひもう今この瞬間にでも行動に移してほしい。いやOGOBに全然アナウンサーいないんですとかマスコミ就職した人いないんです。
吉田 それで諦める。じゃなくてまいちゃんみたいにご両親に聞いてみるとか、家族親戚、なんならバイト先の先輩とかみんなに聞いてみる。
吉田 誰か一人でもいいからいませんかって紹介してくださいって。
松村 最初から例えばもうキー局の人とつながりたい、NHKの人とつながりたいとか、あとはもうそれこそテレビ局の人とつながりたいって探していくと、
松村 まあなかなかね難しいこともあるのかもしれないけれど、あの私とあるNHKアナウンサーを、あのさっきの大学の先輩とはまた別っていう方で一人紹介してもらったことがあって、
吉田 ほぼ別で。
松村 ただそのきっかけっていうのが富山のFM局に勤めている方。で私はFMでもやっぱりあの喋る仕事っていうことだったらラジオもとっても興味があるから話を聞いてみたいって話を聞かせていただいて、
松村 で東京でアナウンサースクールに通っててって話をしてたら、ああじゃあちょうどあの親戚にアナウンサーNHKでやってる子がいるからじゃあ1回メールアドレスを教えるよって言われてそこからつながったなんてこともあるから。
吉田 なるほどね。
松村 結構同業っていろいろつながってたりすることもあるから、もう自分の可能性にちょっとでも近いと思ったらまずは手繰り寄せてみる。
吉田 そうだよね。
松村 そしたらその先にどんどんどんどんそういう人脈広がることもあるから。
吉田 そうそうそう。
松村 でそれで紹介してくれるってことは多分そういうなんていうの歓迎ムードというか、きっと何かこうあなたにとっていいことがあるよっていうことだからもう臆せず飛び込んだほうがいいよね。
吉田 そうね。
松村 私なんかがとかじゃなくて。
吉田 そうそうそう。あとは多分今から思えば自分で言うのもなんだけど、その人はこの子だったら紹介してもいいなってきっと思ってくれたんだろうなと。
松村 いや本当そうそうそう。そうなんだよね。そうじゃなかったらみんなそっかぁなんさん目指してるんだ頑張ってねーで終わるよね。
吉田 そうだからそういう人にこの子ちょっといいなもしあれだったら将来開けてほしいなって思ってもらえるぐらいまずその人に会うときにも自分自身のやりたいこと夢あとは自分自身が何者なのかっていうものが全力でわかるように一生懸命が伝わるようなそういう自分で常に接するっていう大人に対する態度っていうのも重要だと思うかな。
吉田 今回ちょっとまいちゃんにそもそものマインドのお話してもらいました。まいちゃんにはこの話をしてもらうのが一番こう響くんじゃないかなためになるんじゃないかなと思って聞いてもらいました。
松村 いやとはいえエピソード的には本当にびっくりするぐらい凡人だからね。
吉田 いやいやいやいわゆる学知家とかそういうことね。志望同期とかね。そうなんだよね。しかもさっきまた話を掘り返したけど。
吉田 キー局ってさもう学知家一つでさえっていうようなスペシャルな子いるよね。
松村 いっぱいいる。
吉田 さっきのさ中国の大学に行きましただけじゃなくてさ。
吉田 そう同期でJリーグの元ユースもいたし東大の大学院とかももちろんいたし結構やっぱ面白い経歴持ってるなっていう人がちょいちょい。
松村 いるよね。
吉田 いるいるいるだからもうあとはそれこそあのアナウンサー試験の最終まで行って総合職も受けてますっていう人もいたし。
松村 いるいるいる。
吉田 そうだからそういう子たちに比べてであとはね私青木彩子ちゃんが同期だったし。
松村 あーそうね。
吉田 岡村ひとみちゃんと。で2人ともミスコン。青木彩子ちゃんはミスKOで。
松村 KOだね。
吉田 岡村ひとみちゃんは5月祭の新入生の東大生のミスコンに確か優勝した子だったから。
吉田 そうだからやっぱりこういう花話いい人が受かるんだみたいに思ってたけどただじゃあ私のエピソードってどこまでそんなにこう感知が効いてたかって実はそんなことはなくて。
吉田 あの私仙台予備校っていうところに浪人時代通ってて。私一浪なんだけど。で通ってる時にあの予備校が大好きになってそれで大学4年間TAティーチングアシスタントっていうのをやってて。
松村 はいはいはい。
吉田 それが多分一番の自己PRの軸だったかな。だから。
松村 情熱を込めてやってきたことがそこだからだよね。
吉田 そうただエピソードで言えばそんなにあの4年間続けたバイトみたいな感じでそんな他の人に比べればパンチがあるものでもなんでもなし何か日本に日本一になったわけでもないし。
吉田 だからやっぱり自分自身のエピソードとかは就活する時にはそんなに強くないだろうなぁとは思っていたけど、でも就職活動の時って必要なのってエピソードの強さがあればあるに越したことはないけど、それよりももっと大事なことがあると思っていて、そのエピソードを通じてあなたが何者なのかっていうのがはっきりわかるエピソード。
松村 一本筋が通っていて、かつその通った筋の行く先にこの会社があるって思ってもらえたら多分採用してもらえるよ。
吉田 いやほんとそう。それにまいちゃんはちゃんと学生時代ね21年前自分で気づけてちゃんと戦略的に準備できたっていうのが本当にねすごいと思うよ。
松村 なのかなぁ。あと採用されて入社してしばらく経ってふと思ったのが、あのねテレビ局を受けようとしている人が多分マスコミを受けようとしている人、あとはどの業界でも同じかもしれないけど、肩に力が入れば入るほどその業界の評論家になる学生さんって割と一定数いるなぁと思っていて。
吉田 はいはいはいはいはい。
松村 ちょっと上から目線でその業界のことを語っちゃう。
吉田 なるほど。TBSはこうですけどフジテレビはこうですねみたいな。
松村 とかもうあの私はこの業界のこと詳しいんでこれぐらい好きなので入れてくださいみたいな言い方をする人。それは大きな落とし穴だなと思っていて。
吉田 なるほど。
吉田 もうね、学生のうちに知れるその業界の話なんてもうテレビを通じてわかることのほんの一つのみでしかないはずで。
松村 本当にそう。
吉田 方や面接官はさ、ね、十何年二十何年ずっと長い間その業界一本一筋でさ、あの頑張ってきた人たちじゃん。
吉田 それをね、たぶん学生さんにこう、あのあなたの業界ってこうで、僕これぐらい知っていて、でこれぐらい僕はここに詳しいからそんな僕を採用したらきっといいことありますよなんて言われたらたぶん鼻につく。
松村 そうだよね。
吉田 たぶん笑顔で、うーんすごいですねーそうですかーで落とされるよね。
吉田 ありがとうございました。
吉田 はいおまけコーナーです。というわけでね、元TBSのまいちゃんからアドバイスたくさんいただきました。
吉田 まあちょっとね、まいちゃんに引っ張られて、今回私もストレートモードでお伝えしますけど、本編でも語っていたようにね、やっぱりまいちゃんのような就活対策って、
吉田 もう究極内定した人たちとかもうすでにね、社会人として働いている人たちからすると、すごいねっていうより、まあそうだよね、俺もやったよ、私も同じような感じで頑張ったよっていう当たり前な感覚なんですよね。
吉田 努力して当然、行動して当然、準備して当然なんですよ。なぜなら、叶えたい夢、目標があるから。
吉田 そう、その夢や目標を叶えたいんだったらば、じゃあ逆算して何をしたらいいの?っていうことに対して、
吉田 努力、行動、準備ができる人たちがやっぱりね、あのマスコミだけじゃないですけど、倍率の高い企業とか人気ある企業に内定するんだよなって、本当にそれはね、21年前も令和の今も同じです。変わんないです。
吉田 そう、で、あのオープニングでも言いましたようにね、26卒の富士テレビのアナウンサー採用募集発表されましたよね。
吉田 ああ、いよいよ始まるんだって3年生思っていることでしょう。で、一方でインターンシップ全部落ちちゃって、こんな私が本採用試験出してもうかりっこないよ、しょぼーんってなってるかもしれないけど、しょぼーんとしてる暇ないですよ。
吉田 そう、てかもったいない。あと1ヶ月あるんだから、行動しましょう。準備しましょう。きっとたぶん何かが足りないんだよ。
吉田 エントリーシートを見直すとか、動画をもう今までの固定観念じゃなくてもゼロから作り直すとかね。で、自分一人でうまくできないなって言うんだったら、やっぱり経験者とかアドバイスできる、的確な指導をできる人に頼った方がいいと思うんですよ。
吉田 アナウンススクールってお金かかっちゃうけれども、でもでもやっぱりアナウンススクール行ってる人が内定率高いのってなんで?って言ったら、やっぱり的確なアドバイスをする人が揃ってるからなんだよね。あと仲間たちと支え合えるっていう環境なんですよね。
吉田 なので厳しいこと言うけれども、絶対アナウンススクール行かないと浮かないよとは言わない。アナウンススクール通ってなくたって内定する人はいる。だけれども、一人で全然ダメなんです私ってどうしたらいいかわからなくてって言う暇はほんとないよ。
吉田 もうあとおよそ1ヶ月になっちゃったからね。お目の前ですよ。たぶんね、あっという間だと思いますよ。締め切り日まで。なんかお説教っぽくなっちゃったけれども、ま、まいちゃんもね、私もなんでこんなに熱くなるかっていうと、やっぱりさ、難関なんだよ。
吉田 どの時代でもさ、やっぱりたった1人2人しか受からないって狭き門なんだよね。狭き門にやっぱり諦めずに挑戦してほしいんだよ。まいちゃんもTBS辞めた立場だし、私もとっくに10年前に離れた人だけれども、でもでもやっぱりさ、テレビやラジオ局に興味がある。
吉田 そこに入りたいんだっていう和行道たちはやっぱりね、輝いて見えるし、いやー叶うといいねって思うんだよね。背中押してあげたいんだよ。そう、なんかおせっかいなおばちゃん2人。おばちゃんって言ったら怒られちゃうね。42歳アラホ2人が愛のあるうちをね、皆さんに投げかけたと思ってください。はい。
吉田 と言いますことで、最後までお聞きいただきありがとうございました。あ、そうそう、あとですね、あの、この番組を結構じっくり聞いてくれてる方ならわかると思うんですけれども、冒頭の挨拶をね、ちょっと変えてるんですよね。
吉田 いつもだったらこの番組はアナウンサーになりたいという方に向けてって言ってたんですけど、はい、今日からチェンジしました。8月からね、あの節目なので、はい、ちょっと内容を修正しまして、この番組は就職活動や人生において大切な場面での話し方、伝え方に関してちょっとしたコツをお伝えしていきますということで、
アナウンサー志望者だけじゃなくて、就活生全般の話し方だったり、あとは就活生ではない一般の方向けの、はい、まあ日常生活でもね、まあちょっとした大事な場面、ビジネスでもプライベートでもあると思うので、そういった時のちょっとした伝え方のコツっていうのを早坂流でお伝えしていけたらなーと思ってチェンジしております。