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  2. #56 語彙力を高めるには…
2024-08-30 20:20

#56 語彙力を高めるには…

語彙力を高める・鍛える・身に付けるには・・・

自分オリジナルの「ネタ帳」を作りましょう!


インプットとアウトプットの大切さについて、解説しています。


そして、おまけコーナーは古舘伊知郎アナウンサーの新著『伝えるための 準備学』ご紹介。

やっぱり準備大事だよねってお話を改めて。

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サマリー

今回のエピソードでは、語彙力を高めるための具体的なアイディアやメモの取り方が紹介されています。アウトプットの重要性や、さまざまなメディアからのインプットが語彙力向上に役立つことも解説されています。語彙力を高めるためには、準備が欠かせないことが強調されています。どの仕事においても準備が重要であり、その備えが成功につながると語られています。

語彙力を高める必要性
この番組は、人生において 大切な場面での 話し方や 伝え方に関して、
少ししたコツを お伝えしていきます。
元 曲穴で話し方講師 早坂まき子と申します。
よろしく お願いいたします。
今回のテーマは、「語彙力を高めるには…」です。
もう、タイトルそのままなんですが、 語彙力を高めるって、時間はかかるけれども 大事だよね、というお話です。
なぜ、このテーマに 今回したのかと言いますと、
最近、アナウンススクールも キー局の本採用試験が 締め切り目前だったりして、本格化してきたんですよ。
なので、大学生たちは、この語彙力を高めるを エントリーシートとか、動画提出のために 意識せざるを得ないタイミングなのと、
あとは、現在、とあるインフルエンサーさんの トークレッスンをさせてもらってるんですけど、
この方からも、語彙力を高めるには どうしたらいいんでしょうか?
といったご質問をいただきましたので、 ポッドキャストのテーマにも選びました。
どんな職業、どんな立場でも 語彙力を高めるって、表現の幅が広がるし、いいことだらけなので、
確かに、私も悩んでました、思ってました という方がいらっしゃったら、参考になるのではないでしょうか。
ネタ帳の作成
語彙力に関して 質問されますと、私はいつも こう答えています。
お笑い芸人さんみたいに ネタ帳を作りましょう と、こういったアドバイスをします。
結論から言うと、語彙力を高めるには インプットが必要です。
ただ待ってるだけじゃ 増えません、当然だからね。
一帳一席に 培われるものではないから、 めんどくさいし、時間がかかります。
ただね、言葉や表現のインプットをし続けて、 なおかつアウトプットもしていくと、語彙力を高められますよ と、お伝えしています。
改めて、先ほど言いました、お笑い芸人さんみたいに ネタ帳を作りましょう について説明しますね。
これはですね、芸人さんに詳しいとか、 お笑いが好きだっていう方なら、よくご存知だと思うんですけど、
和芸をなりわいとしている人たちって、 それぞれネタ帳を持っているわけですよ。
コンビだろうが、ピン芸人であろうが、 新人さんであればあるほど、ネタを作るためのアイディアだったり、
日常の面白い話とかを、ちくいちメモしてるわけです。
アイディアをひらめくためにも、急に頭の中にふっと湧いてくるって、 もちろん一部天才もいらっしゃいますけども、
大半の人は、いろんなものに触れて、見聞きして、 インプットをし続けて、アイディアが浮かんでくるって方が大半なわけ。
そういったことも全部メモしてるんですって、芸人さんたちって。
今どき、スマホとかデジタルなメモかもしれないですけど、 ノートとかメモ帳を持ち歩く芸人さんって、
令和の今でも珍しくないんですって、アナログですよね。
で、同じように語彙力を高めたいなという気持ちが、 皆さん持ってらっしゃるのであれば、
ぜひ、デジタルでもアナログでもどちらでもいいので、 メモして、自分のネタ帳を作って、 言葉の引き出しを増やしましょうってことです。
で、これいい表現だなとか、面白い言葉選びだな、 これは自分では思いつかない文章だなとか、
気楽な感じでいいんですよ。
そういった心を動く瞬間があったら、メモすればいいわけです。
1日1つメモしていったら、1週間で7つです。
単純計算、1ヶ月で30とか31ですよ。
新たに語彙力を増やせるわけですよ。
1日1つって言っちゃうと、ちょっとハードル高いので、 現実的には難しそうなので、思いついたらでいいんですよ。
毎日じゃなくたっていいです。
でも、日々こうやって生活している中で、インプットというのを 意識して作ってね、そういう時間を。
自分オリジナルのネタ帳を作ってみてください。
アウトプットの重要性
語彙力ネタ帳を作っていく。
まずここが第一段階なんです。
さて、メモし続けてネタ帳を作って、終わり。
じゃあないですよね。
もう皆さん分かってますよね。
語彙力が高まっても面白みがないし、せっかくなら活かしてほしいので、
集めたネタ帳の表現を、いざという時にぜひ使ってください。
つまり、アウトプットしようねということです。
いざという時は、人前でスピーチする時、プレゼンテーションする時、SNSで発信する時、
友人や同僚との会話、就職活動の面接とか、それぞれでしょうけれども、
アウトプットしてこその語彙力なので、ぜひやってみてください。
で、アウトプットしていくと、この表現なんかやっぱりしゃべりやすいな、伝わりやすいなっていうね、
なんかこう、実感が得られたりすると、やっぱり自信にもなるじゃないですか。
この表現やってみたけど、言葉選びいいなと思って使ってみたけれども、自分には合わないなとか、
この状況にはちょっとふさわしくないのかなとか、アウトプットして学ぶこともあるじゃない。
だから、このインプットとアウトプット、両方やってってのブラッシュアップなので、
ぜひ両方ともやってみてください。
って言われると、やっぱりめんどくさいな、大変そうだなとか、恥ずかしいなとか、思うかもしれないじゃないですか。
でも、しゃべりに関してね、向上心があるのであれば、上達したいと思うのであれば、ぜひやってください。
で、これってすごくアナログな語彙力の増やし方ですけど、
おそらくですが、新人アナウンサーは大半の人が先輩とかから教わるし、実行していると思いますよ。
で、つい最近ですね、アナウンサー歴30年のベテランアナにお会いする機会あったんですよ。
で、たまたま語彙力の話になった時に、同じことをおっしゃってました。
その方はスポーツの実況をよく担当する方なんですけど、
今もなお語彙力を高めるために、実況中の表現を、いつもと同じ表現じゃ聞いている人だって、面白くないでしょう。
ということで、たぶん自分以外の人のスポーツアナウンサーの実況とか表現とかを学んだり、スポーツ新聞読んだり、コラムを読んだりして、インプットしているっておっしゃってましたね。
で、こういった話をすると、次にこの質問をいただきます。
じゃあネタ帳を増やすためには、どうやってインプットしたらいいんですか?
っていう質問をよくいただくんですけれども、ありとあらゆる表現すべて参考になりますよとお答えします。
いわゆるオールドメディアと言われる、新聞、ラジオ、テレビ、雑誌といった、これらで情報を発信しているものから学べる表現や言葉、たくさんありますよね。
やっぱりプロのライターさんとか、プロの記者とか、プロのアナウンサーとか、言葉を音声にしろテキストにしろ、
やっぱり取りすまされた能力、技術を持った人たちが発信するものっていうのは、やっぱりね、そりゃ学べいがいっぱいあるはずなんですよね。
でも、現代ならではで言うと、YouTube、X、旧ツイッターとか、インスタグラム、TikTokとかだって、もちろんもちろん参考になるんですよ。
私も見たり聞いたりしてて、これいいな、面白いなっていう表現とか言葉選びをしているインフルエンサー、大勢いらっしゃいます。
とはいえ、他人を傷つけたり、犯罪を犯していない表現っていうのを参考にしてくださいね。
こんなこと言われなくても分かっていると思いますが、念のため付け加えておきます。
誹謗中傷とかね、参考にしちゃダメよ。
さらには、情報じゃなくても、本。本って一口に言ってもね、小説もあれば、ハウトゥー系、自己提発系、漫画とかだって学びはたくさんありますし、
映画、アニメ、舞台、それこそお笑いとかね、といったエンタメの世界から、このゼリフいいなとかね、こんな描写素敵だなとかね、
自分のネタ帳にメモするのだって、もちろんありですからね。
そう、で、私もこれらからね、今あげたものすべてに触れるようにしているし、で、最近ですと、ポッドキャストですよ。
ポッドキャストで、私参考になるなと思ったのが、例えば経済の道のプロの人とかね、
何かこう、言語学とか歴史学とかね、宇宙に関して詳しい人のトークももちろん面白いんですけども、そうじゃなくて、
こう、いわゆる30代のOLの方とか、40代の夫婦の会話とかいう、いわゆる雑談系とかからでも、
ああ、こういう表現方法とか、こういった感想って面白いな、そういう視点もあったのか、なるほどね、っていうふうにね、参考になるんですよ。
ね、なので、もう今こうやって、いろいろこう、目と耳の奪い合いとか言われますけども、本当にエンタメの幅が広いじゃないですか。
でも、幅が広いっていうことは、語彙力を高めるための参考になるものが、もうたくさんあふれかえっているわけですよ。
だから、まず好きなものからね、インプットしていったらいいんじゃないですかね。それなら始められそうじゃない。
ね、まずは好きなメディアから取り入れてみる。やってみてください。
というわけで、語彙力を高めたい方はですね、お笑い芸人さんみたいにネタ帳を作りましょう。
インプットして、そして勇気を出して、アウトプットもしてみる。
もうこの繰り返しです。ぜひ実行してみてください。
と言いますことで、ここまでお聞きいただき、ありがとうございました。
話し方、伝え方に関して、質問がありましたら、Spotifyの番組概要欄、もしくはInstagramや、XのDMやコメント欄で受け付けています。
それでは皆さん、一緒に前向きに 頑張りましょう。
この後は、久々におまけコーナーあります。
最近、本を読みまして、もうアナウンサー業界、マスコミ業界の方なら知らない人はいないという、
古田智一郎さんの、「伝えるための準備学」という本がですね、広野部と株式会社から出版されております。
割と新しいんですよ。
この古田智さんってね、お若い方は、もしかしたらご存じない方もいらっしゃるのかな。
元テレビ朝日のアナウンサーなんですけども、プロレスの実況で、今どきな表現で言うとバズった方なんですよね。
その後、報道ステーションとかもやってらっしゃったりして、幅広いジャンルで活躍したということが、まさにぴったりなアナウンサーの方です。
古田智アナウンサーはね、自分のことをご自身のことをね、天才でも優等生でもない、みたいに言ってるんですよ。
いやいやいやって、アナウンサーの人たちは絶対みんなね、いやいやいやって言うと思いますよ。
だってもう数々の名実況、名場面をね、生み出してきた方なんですよね。
準備の重要性
だって、さっきプロレス実況って言いましたけども、F1の実況もやってらっしゃって、歌番組とかトーク番組の司会もやって、紅白歌合戦の司会もやって、
で、12年間報道ステーションのメインキャスターもやってっていうね。
まあ、いろんな名場面を作ってきた方がね、自分で自分のことをね、天才でもない、恩人なんだ、だから準備が大事なんだ、みたいなことを言われちゃうと、
いやそりゃフルタチさんにそれ言われちゃうと、じゃあ私たちは、まあ私たちってごめんなさいね。
皆さんと私、早坂を一緒にして申し訳ないけど、準備をしなきゃダメだよね、思っちゃいますよね。
いや思っちゃうんですよ。そう思わされる本です。
で、これね、どんな業界の人でも言うんですよ。
経済だろうがね、国際問題に取り組んでる人であろうが、起業する人であろうが、もう何でも同じで、喋りも一緒です。
何でもやっぱり準備が大事だよって話。
で、準備が大事だよって言っちゃうと、すっごい軽いでしょ。軽いよね。ごめんね。この本の素晴らしさ全然伝わってないと思うんですけども。
でも簡単に言うと、でもそういうことだ。やっぱ準備って大事だよねと。
瞬間は準備によって作られるっていう。まさに今日のね、語彙力を高めるっていうね、めちゃめちゃアナログな作業じゃないですか。
一朝一夕には培われないって途中で私本編で言ってるんですけど、そうなんですよ。
本当にコスパタイパーを重視する方からしたら、いやそんな語彙力の高め方、時間無駄じゃねえって思われるかもしれないけど、
いやでもね、一瞬の表現をするためには、やっぱり引き出しを日々コツコツと増やしていくしかないんですよね。
それをアウトプットするということを日常生活で実行しておいて、慣れさせておく。
頭の中に引き出しを作りました。ネタをいっぱい作りました。
そこから引き出すという作業も、特にアナウンサーとかだったらね、瞬間的に臨機応変にできたら強いよねって話だし、別にアナウンサー以外だって、
あのプレゼンテーションとか、スピーチやった時に、じゃあなんか質疑応答タイム持てますっていうときに、先ほどのプレゼンでこうこう言われてたんですけど、これってどういう意味ですかって時に、パンと返せないとダメじゃない。
そういった時の言葉選びとか表現とか話し方とかって、やっぱり準備が大事だよねって話ですよ。ざっくり言うと。
どんな仕事も一緒です。経済学だろうが、起業する人であろうが、スポーツだってそうじゃないですか。
だってオリンピック選手ってさ、オリンピックの本当に一瞬のために4年間、毎日、文字通り毎日365日努力するわけじゃないですか。
何かを成し遂げる人は、やっぱり準備なしには、成し遂げないよねって話です。
っていうのを改めて、そうだよねそうだよねって思わされながら、読んだ本ですね。
古立一郎さんの、伝えるための準備学です。
そんなこと言われなくたって、僕は私はもうわかってるよという方には必要ないかもしれないですけどね。
でもやっぱり、あれだけのゼリフを残してきた古立さんが、いわゆる基本の基じゃないですか、準備学なんて。
でもこの基本の基であるタイトルの本を出版されたっていうことは、やっぱり世の中的にも一般的にも、古立さんから学べることってなんだろうっておそらく、プロの出版社編集者の人が考えたら、やっぱここだったんでしょうね。
そう、別にアナウンサーじゃなくたって、番人に参考になるよねっていうのが、準備についてのお話ですね。
古立一郎の著作
まあ、なんて言ったってふるさきさんも、経験の幅がね、いわゆるアナウンサーの中でもトップクラスですから、めちゃめちゃ面白いですよ。
終わりに、いわゆる後書きに、ちょっとだけ読むと、ここまで様々な角度から 僕の準備学を 伝えてきたと。
さて最後に、準備とは何なのだろうか。
準備は本番。本番が準備を中心に、いろいろな表現をしてきた。
もっと幅広い切り口で表すことも できるだろう。
その中でも、準備とは、未来を生きること という一つの捉え方ができると、僕は思っている。
みたい。
終わりにの冒頭です。
準備とは未来を生きること。
はぁぁぁぁ。
このさ、言葉選び、表現一つとっても、単純にカッコよくないですか。
まあこれ、ふるさきアナウンサーが言ってるから、カッコいいっていうのもあるけれども、
これこそまさに、凡人じゃ出てこない表現だよなと思って、私はメモしましたね。
まさに自分のメモ帳、ネタ帳に捨て加えました。
準備とは未来。
なるほどねーって。
だから何かこうね、生徒さんとか大学生に指導するときに、
ちょっと応用させてもらおうって、パクらしてもらおうと思ってメモしました。
いいんです。
こういうね、先人たちの、先輩たちの、有名人たちの表現や言葉をパクるのだって、
ありです。
私はドコドコさんとから、誰誰からパクったよとか、ドコドコから引用してるよっていうのを、
私はこう、披露しちゃうタイプの人ですけど、
まあ人によってはそれを別に言わなくたっていいんじゃないですか。
ウルタチチロウさんがこう言ってました、とか言わなくたっていいんです。
自分流にアレンジしてみたらいいんじゃないですか。
準備とは未来を切ること。
ね、言われてみたら、ああそうだな、になりません?
なると思いますよ。
ある程度の人生経験重ねてる人だったら、
うん、そうだよね、になると思うんですよね。
というわけで、おすすめの本、ご紹介をさせていただきましたおまけコーナーです。
古瀧一郎アナウンサーの伝えるための準備額です。
定価2000円プラス税と書いてあります。
私もいつか本出すのが夢っていうのを、ここ10年ずっと言ってんですけども。
でもなあ、私が本出すんだったら、何でしょうね、何だと思います?
なんかもう話し方の本ってさ、あふれかえってんですよね。
いわゆるこの古瀧一郎さんだって、しゃべり手ではありますから、
準備額の話とはいえ、話し方とか伝え方に通ずる本ですよね。
飽和状態なんだよなあって思いながらも、ちょっぴり私の夢である本を出すことも、
頭の片隅に置きながら、毎日頑張ってます。
ということで、とりとめもないオチになってしまいましたが、
はい、本当に最後の最後おまけコーナーまでお聞きいただいた皆さん、ありがとうございました。
それではみなさん、一緒に前向きにがんばりましょう。
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