2025-08-12 35:24

#056 高齢者もいるってホント!? 少年刑務所は少年院と何が違うのか

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【トークテーマ】

・まずは少年刑務所の特徴を教えてみてよ

・司法ちゃんで考える年齢が同じでも進む2つのルート

・凶悪犯であろうとも少年の場合は全件家庭裁判所に送られる理由とは

・少年院の種類は1つではない

・刑務所と違って少年院はSchool

・裁判員に必要な少年法の知識と処遇に関するお話


【キーワード】

少年法、特定少年、少年院、刑務所、少年刑務所、家庭裁判所、国親思想、パレンスパトリエ、全件送致主義、責任主義、健全育成、家庭裁判所調査官、保護処分、逆送、検察官送致、起訴、拘禁刑、塀の中の中学校、死刑について私たちが知っておくべきこと


【犯罪学の観点から語るエンタメ】

『あしたのジョー』

・原作:高森朝雄/・作画:ちばてつや

(『週刊少年マガジン』1968年1月1日号~1973年5月13日号)


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サマリー

このエピソードでは、少年院と少年刑務所の違いについて詳しく説明されています。特に、犯罪を犯した少年がどういう手続きを経てそれぞれの施設に送られるのか、また各施設の目的や役割について触れています。少年刑務所は刑罰を執行する場所であり、少年院は教育的な目的で少年を保護する場であることが強調されています。このエピソードでは、少年刑務所と少年院の違いや、最近の少年刑務所における高齢者の存在についても議論されます。特に佐賀少年刑務所で80歳の方が亡くなった事例を取り上げ、少年刑務所の定義や機能の変化について考察しています。少年刑務所と少年院の違いや高齢者の受け入れについての議論が展開されています。

少年のための施設について
ところで、南口さん。あのね、うちのおかんがね、ここ少年のための施設なんやろうけど、
家庭裁判所に進んだ後に、ここどこなんかよくわからへんって言うんですよ。
南口 私、何でも詳しいですからね。すぐに答え当ててみせましょう。 あ、ホンマですか。
南口 まずはその特徴、教えてみてよ。 どうやらね、犯罪をした少年が入るとこみたいなんですよ。
南口 わかりましたよ。 もう? 南口 もうよ。答え簡単。
あ、ホント? 南口 それはね、少年刑務所です。簡単。
それは少年刑務所で決まりです。
いやー、僕もそう思ってたんですけどね、どうやら80超えてるおじいさんたちも入るらしいんですよ。
南口 ほな、違うか。なんせ少年刑務所、名前に少年って入ってますからね。ほな、他の特徴教えてみてよ。
あのね、おかんが言うにはね、どうやら少年だけど、検察官に起訴されて起きた裁判で有罪になった人が行くとこらしいんですよ。
南口 それ少年刑務所やんか。 そうですか。
南口 そうやん、だって逆走されてよ。検察官が起訴するから少年でも裁判で公勤刑になるんよ。
ていうことは、それはもう少年刑務所で決まりよ。
いやでもね、僕もそう思ってたんですけどね、全国から中学生として入学するとこみたいなんですよ。
南口 ほんな刑務所と違うな。少年院は教育的な保護処分するとこやけど、刑務所っていうのは刑罰執行するとこやからね。
なるほど。
南口 ほんとそろそろ許してほしいんですけど。
今回めっちゃ頑張ってくれてたのにね。
南口 もうでもちょっともうほんまに今日、私もう帰りたい。
もうちょっとやっぱりこう、漫才的キャッチボールが欲しかったけどね。
南口 だけど、今からやってたら、今日の罪な話、全部私の下手くそなミルクボーイさん風の何かになってしまうから。
何かな。
南口 そろそろ普通にやってほしい。
わかりました。今回もね、頑張ってくださってありがとうございます。
少年院と刑務所の違い
じゃあやっていきますか。今回はね、少年院と少年刑務所の違いについてお話ししていきます。
丸ちゃん教授の罪な話。市民のための犯罪学。
刑事政策犯罪学を専門とする立証大学教授で、一般社団法人刑事司法未来の丸山康裕です。
同じく刑事司法未来の南口文です。
このトーク番組は刑事司法未来が送るこれまでとは異なった視点から罪と罰を考えるものです。
ニュースでは聞けない犯罪学刑事政策の話について分かりやすく解説をしていきます。
お堅いテーマですが、なるべく親しみやすい形でお伝えできればと思います。よろしくお願いします。
丸山さん、少年院と少年刑務所といえばあれですよね。
丸山 どれですか。
丸山さんの名著、死刑について私たちが知っておくべきこと55ページに書いてあったやつですね。
丸山 あれは名著ですね。確かにでもあの本に書いたはいいけど、罪な話ではやってなかった。
やってないんですよ。
丸山 なるほど。
これをぜひ知っていてほしいと書いてあるんですけど、取り上げたことなかったなと思ってました。
丸山 なるほど。
なのでそもそも少年院と少年刑務所ってどういう場面というか、どんな手続きで出てくるものなのか、そこ最初にやっておきたい感じがします。
丸山 分かりました。確かにややこしいですね。まずね、どっちにしてもですよ、職法行為とか犯罪行為とか刑事司法の問題になるところから後の話なんで、その前の何らか犯罪になる可能性のある行為をした時に、
14歳未満の時、これ刑法では一応責任能力14歳からありますぞと書いてあるんで、
14歳未満の時には原則としては少年院も少年刑務所の話は出てこないというのは原則っちゃ原則なんです。
まずね、まず今からのお話を14歳未満のお子さんはちょっと除外しとく。若干今のね、原則としてとかいう言葉が出てくる時点で怪しいし、この少年関係の年齢の話ってちょっとまあまあややこしい。
そうなんですよ。少年院って実はおおよそ12歳とかそういうこと言い出したらすごいフワンと出てくるんで、ちょっとややこしいけどそこはちょっと置いときましょう。
とりあえずまず14歳未満は置いとく。で、この先じゃあですよ。ちょっと具体的に考えてみたいんですけど、以前登場した司法さん。
司法ちゃんね。
宮大区になった。
ああなるほど司法ちゃん懐かしいですね。これああって思った人かなりコアなファンですよね。
そうですね。司法さんが宮大区になるより少し前、
高齢者の扱い
はいはい。
ヤンチャしてた頃ね。
ヤンチャしてた頃、17歳の頃に夜遊びをしていたわけですよね。でグループでちょっと喧嘩みたいになって、まあ押したり押されたりする中で当たり所が悪くて相手の人が転んじゃって頭打って死んでしまったということがあったとします。
物騒な話になりましたね。仮にね。
仮にですよ仮に。
この場合ね相手の方がお亡くなりになったってなると
警察の捜査を受けるじゃないですか 大体受けますよね
その先なんか少年院が出てくるのはこういうルートで行くと出てくるぞとか
そういう感じのイメージで話してもらっていいですか
まず少年院に行くか少年刑務所に行くか
最終的なその人が処遇なり教育なりを受ける場所なんで
そこに進むまでの今入り口ですよね
なのでこれはさっき言った14歳より上で
でそういうなんか事件を起こした時にどういうルートをまず進んでいくかってとこから行きますね
お願いします
司法ちゃんがそのいう事件に関わったというかやってしまったという時に
基本的にはまず大人と同じように身柄が押さえられたりした後にですよ
で検察とかに送られてって少年なので絶対行くところがあるんですよ
これが司法ちゃんの場合17歳っていう家庭ですよね今の場合はね
とすると検察からすべて一旦家庭裁判所に送られるんですよ
どんな案件でも一旦家庭裁判所に送ります
これをね全権掃除主義って言いますね
大人だったら警察に捕まって検察に送られて
まあいろんな理由でそれで終わるってことが要は裁判にならずに終わるってことありますよね
基礎猶予とかさ
備罪処分とか
備罪処分とか
人死んでたらそれ厳しいかもしらんけどね
まあそうかお亡くなりになっているとないけど
一般論としてはあるんだが子供さんの場合は基本全部火災に送られるってこと
そうですね
ってことですよね
これ全権ってまあまあすごいことと思うんですけど
基本これまたカッコつきの全権掃除主義なんですよ
本当に全部送ってたらバンクするやろってあり得ますよね
ああやっぱり
ただただし今南口さんが言ったみたいに
大人だともう備罪処分とかもっと手前でダイバートされてたようなものも送られるっていうのはその通りなんですよね
それってどういう趣旨というかなんでできてる制度なんですか
全権掃除主義の理由ですか
これ送ってみた後に大人と全然違うことをするんです家庭裁判所って
少年法の場合に調べないといけないのはあった事実にプラスして要保護性っていうのがあるんですよ
この要保護性を調べるのに家庭裁判所に絶対送らないといけないのが一個の理由ですね
これ第5回で語ったやつですね
そうです
そうでした
なるほどだから刑事裁判でこのことをこの人がしましたかとかっていうことを白黒つけるとかの前に
前というか一緒にこの少年には何が必要かってことを考えるってことですか
その通りまた第5回目今言った通り聞き直してもらうのがいいと思うんですけど
ちょっとだけここでもう一回解説しとくと大人でやってる事件っていうのは
過去に起きたことの事実が判明してそれに見合った罰を責任主義で当てればいいんですよ
ただ少年の場合は将来犯罪被告しないために
健全育成をするっていうのは少年法の目的なんですね
そうすると過去にあった事実ももちろん大事なんだけど
将来この子が犯罪被告しないために教育したり福祉をするっていうのが大事になってくるんですね
となってくると少年法の理念の中に国が親の代わりになって育て直しをするっていうのがあって
そうするとこの子がどんだけ保護が必要な人なんかってことを調べないといけないんですよね
となるとですよその起きた事件が何だったっていうところも大事なんだが
同時に同じぐらい大事なのがこの子はどんだけ保護がいるかってことを見ないといけないんで
例えば少年AとBがいて両方とも例えば一枚のものを盗みましたとするじゃないですか
でこれ大人の事件なら一枚のものを盗ったっていう過去の事実に責任を当てて罰を与えりゃいいんだけど
子供の場合は一枚のものを盗ったその背景にご家族がちゃんとしっかりして被害弁償をして何か謝罪をして
でも二度とやらないように家族で向き合いますっていう少年Aと
お母さんもお父さんも今どこにいるのか全くわからないですとか
なんなら家にいたら殴る蹴るされるんでいろんな虐待を受けるんでもう1年以上家には帰ってなくて
で怖いお兄さんと一緒に生活しているっていう少年Bが一枚のものを盗ったとするでしょ
で盗った事実は一枚のもの盗ったってAもBも一緒なんだけど
国が親の代わりになって育て直すぞっていうのはB少年の方が要保護性高くなってきますよね
そういう感じがします
そういうのを全権掃除主義で家庭裁判所送った時にその子の社会状況はどうかとか
本人が抱えている問題の資質はどうかとかこういうのを調べないといけないというので全権掃除するんですよ
ここであれですね家庭裁判所調査官が出てきて
ああ憧れの職業ですね
憧れのね丸山さん憧れの家庭裁判所調査官が出てきて調査をするわけですよね
それで保護がいるよってなった時に出てくる一個が少年院
そうです家庭裁判所で出される保護処分そもそも審判をするかどうかもやるし
審判したところも不処分でいいやんかっていうのも圧倒的に多いんですよ
ただこの子に関しては教育的配慮とか福祉的配慮で介入しないといけないねってなった時に
保護処分がいくつかあるんですね保護観察にしましょうかとか
自立児童支援施設に送ろうかとかその選択肢の一個に少年院掃除っていうのがあって
少年法の枠の中で育て直し教育っていう意味で保護処分として少年院に送るっていうのがあります
あくまでも保護処分の一つの種類が少年院ということですね
逆走と検察への送致
今のルートの中には少年刑務所はそうすると出てきてない
そうですね家庭裁判所から少年刑務所に送るのではなくて
家庭裁判所送ったじゃないですか
いろいろ非公事実も見たし要保護性も見て最終的に裁判官が判断するんですけど
保護処分が相当かこの子には刑事処分の方が相当かって判断するんですね
この子に関しては刑事処分の方が相当だって判断された時に
検察官にもう一回送るんですよ
もう一度
さっきのしおちゃんのルートでいくと逮捕されました
検察に目柄行きました
その後家庭裁判所に送られてきて全件送ってくるんだけど
調べた結果家庭裁判所の裁判官が
この子は刑事処分の方が相当だなって思った時にもう一回検察官に送り返すんですね
これを逆走って言ったり検察官掃除って言ったりするんですけど
戻された検察官が起訴します普通に
少年刑務所とは
大人の裁判と一緒ってことですね
刑事裁判にかかると普通の裁判にかかって
ここで有罪判決が出た時に送られる刑事施設が刑務所なんで
少年が行く刑務所が少年刑務所なんですよ
これはなかなか難しい話なんですけど
一応押さえておくと
まずさっき出てきたキーワードとしては逆走ですよね
まず検察官から全件掃除で火災に来ました
そこで調査だったりした結果
刑事裁判で対応する必要があると思ったら
もう一回検察官に戻る
そこがややこしいところが
検察官に送る時は刑事裁判の方が相当だって言うんじゃなくて
刑事処分が相当だと思って戻してるだけで
検察官はもう一回家庭裁判所に送ってくるってこともあるんですよね
戻された検察官が起訴って判断したら
裁判に行くだけであって
戻されてきたけど
これはやっぱり家庭裁判所でやってくださいよっていう
もう一回送ってくるってこともあるんですよ
こともある
というその手続きを逆走という
火災から検察官に戻るやつを逆走って言うんですよね
その逆走は一応14歳以上であり得る
2000年の改正からそうなりましたね
特に16歳以上については
故意の犯罪行為で被害者を死亡させた事件の場合は
原則逆走
さらに18歳19歳の特定少年
これやりましたね
特定少年の場合は
法定刑の加減が1年以上の公勤刑の事件というふうに
ちょっと段階がついてるってことですよね
そうです
ちなみに特定少年は47回を聞いていただけるとわかると
こう聞くと何か回を積み重ねてきましたね我々も
きました
それで司法さんの話戻しますけど
司法さんは17歳なのです
だから特定少年じゃないのよ
ってなると
故意の犯罪行為で被害者を死亡させた事件っていうのに
引っかかりそうな感じがするんですけど
そのケンカの怪我させるところが故意だったとするじゃないですか
やっぱケンカですからね
それさすがに過失はなさそうなんで
障害のところまでは故意があったとして
その後頭打てなくなったんですよね
結果的にそういう死の結果を起こしている
その元になっている故意には故意があるんで
基本的にはこれは故意の故意で
人が死亡した事案に当たるから
さっきの説明の中の16歳より上で
故意の故意で被害者が死亡している場合は
原則的に逆走されるんですね
なるほど
とすると他にもいろんな事情は加味されるとしても
原則司法さんは逆走になって
大人の裁判を受ける可能性がある
そうですね
さっきも言ったけどもう一回戻ることはあり得るけど
ただ戻されて
検察官が事案としてはないわけじゃないんだけど
基本的には起訴して普通の裁判にかかるんじゃないですかね
これでですよ
もちろん大人と同じように裁判ってことは
判決自体も大人と同じように執行猶予とか
あり得ると思うんですけど
これがもし有罪になって
執行猶予じゃなくて
公勤刑を受けますってなったら
少年刑務所に行くってことになります
そうですね
刑事施設に行くことになるからね
ここで登場するのが少年刑務所
なので原則的には全然意味が違ったりするんですよね
っていうことですよね
まとめると保護処分で
その一つとして行く可能性があるのが少年院
刑事事件として刑事裁判を受けて大人と同じように
それで公勤刑を受けた
受けることになった人が
行くのが少年刑務所
そうです
っていうことですよね
だからこれも繰り返しになるけど
保護処分の方が相当だと
家庭裁判所の裁判官が判断したら
保護処分の少年院措置なんですよ
刑事処分の方が相当だなと思って
検察官に戻されて
検察官が通常に起訴して
有罪判決が出て刑の執行されているところは刑務所なんで
少年が入る刑務所が少年刑務所だから
その刑事処分として罰を受けているというのが少年刑務所です
少年院の役割
私ちょっと調べてたらね
そうは言っても
14歳15歳の場合は
刑罰なんだけど
特別に少年院に行くこともあるよって
ホームページに書いてて
もうほんま分からんわってなったんですけど
なるほど特別にっていうか
基本的には逆走は14歳からできるようになってるけど
16歳に至るまでは
とりあえず少年院の中に
16歳を迎えるまで
この子は例えば刑事処分相当だってなって
有罪判決出たとするじゃないですか
大人の裁判みたいに
だけどいきなり刑務所に入れるんじゃなくて
14歳とか15歳の時は
16歳になるまで
少年院で16歳を迎えるまで
入れときましょっていうのがあるんです
これが第4種少年院
だって子供ですもんね
なんか刑務所入れるってちょっとね
って思います
今の話でなんとなく
登場する場面がそもそも違う
ってことが1個分かったと思うんですよ
じゃあ次
具体的にもうちょっと
いろいろ違いあると思うんですよね
登場場面が違うってことは
その機能とか
全然違うね 違うと思うので
ちょっとそこも説明を
いただけるといいんですけど
そもそもですよ
南月さん少年院ってどれくらい行かれてます?
四五箇所じゃないですか
四五箇所 門見てもらったら
実は全然違いがはっきり出てきてるんですよ
確かに
確かにって見た目の話ね
見た目もそうないけど
少年院っていうロゴのところに
トレーニングスクールって書いてあるんですよ
少年院ってスクールなんですよ実は
そうなんですか学校なんですね
そうですよそもそも全然違う
だって刑務所はプリズンだから
刑を執行してるとこでしょ
少年院は教育的
福祉的配慮の保護処分で
教育を受けてるんですよ
私なんか壁の高さとか
そういう話かと思ってた
やろうなそう思ったよ
そうだと思ってたら
ここの時点でも全然違うんですよ
これが一番伝わるんじゃない
そうですねだから少年院
っていうのは教育のための場です
スクールですってことですよね
やっぱり刑罰を受けてる
少年刑務所は
それはプリズンだっていう話
っていうことですよね
なのでここをもうちょっと
今日はそんなに深く話さないけど
福祉の処分で教育する少年院は
教育のために収容して
育て直しなんで
これはちょっと第5話を詳しく
聞いてもらおうと
刑罰を執行するところが
刑事説刑務所なんで
少年刑務所はそういう公勤刑っていう
刑罰を執行してるんですよ
管理して事故なく刑を
執行するってことが大きな目的なんで
この自由刑に関する
部分は第54話を
もう一回ちゃんと聞こうってことですね
ちなみにですよ
少年刑務所ってね
全国にあるっちゃあるけど数少ないじゃないですか
イメージ的には
例えば函館とか
森岡とか松本とかね
結構散らばってはいるけど
数少ないじゃないですか
その町の名前を聞くと
少年刑務所のあの町やってテンション上がりますね
すごくね
私ほんまに今ほんまその通りやなって
思った自分にびっくりしてますよ
これ僕ね京都で
育ったじゃないですか
東京の方に移り住むってときにね
宿どこに取って家探そうかな
とかしばらくちょっと滞在して
その住宅のとこ探しに
行くぞってときに
どこに宿取ろうかなとか思ったら
全然遠いけどやっぱ川越えで
宿探しましたからね
これ私丸山さんとこの話
全然盛り上がれると思うんですよ
私こっち来たときに新しく
同僚になった人が
地元が岡崎でって言われたときに
あーお刑務所ありますね
行ったことありますって言っちゃったの
わーって言ってはった?
いやみんなこの人何言ってんの
っていう
感じですよね
なんか私としてはいい会話の
糸口を見つけたぐらいの気分で
でしょどこどこ出身なんです
佐賀出身なんですよとか
少年刑務所があるとかっていう
ふもと女子刑務所ありますね
丸山さんこれすごい
少数派の話しすぎやと思わたしら
本題に戻りますか
本題に戻りましょう
今少年院と少年刑務所もそもそも
そもそも違うよっていう目的
話しちゃったんですけど
もうちょっと具体的に
中での処遇というか対応とかで
こんな特徴あるよとか
例えば
刑務官いませんよね少年院は
いないです法務教官ですそもそもなんか
入職する時の試験も全然違います
教育の専門家の方とか
心理の方とか
そんな感じの
そもそも違うねって他にあります
そうですね例えばですよ
少年院は
入っている少年の
教育とか立ち直りのためのところなんで
基本的には
個別対応することが前提となっているんですよ
なんかもうマンツーというか
先生がついて
その少年の立ち直りを見るみたいな
学び直しとか
育て直しとかそういうことってことですよね
なので生活指導とか
教育指導とかね
教科書レベルで言うと教科指導とか
体育指導とか特別活動とかね
ここで例えば演劇プログラム
みたいなのとかね
いろいろあるんですけど法務教官が
指導する
今言ってくれたみたいに法務教官って
それぞれ教育の専門性があったり
心理の専門性のある人たちが
そもそもその試験にそれがあるんですよ
科目として 違う試験ですもんね
そうなので法案のためにいるとか
罰を執行する
刑罰を執行することを
仕事とするというか
そういう刑務官とはちょっと異なるんですよね
処遇と支援の違い
なので教官との
関係っていうのは少年院ではもう
先生と生徒みたいな感じ
そうすると少年刑務所は
言うてもやっぱり刑務所やから
刑事説ですからね
ってことはさっき言っていただいたように事故なく
刑罰を執行すると
これ丸山さん交付金刑始まったんですけど
変わります?
少年に対してってことだって
刑事説だから
一般の人に対する改善構成を
図るためのものを少年にもする
っていう位置づけになるだけであって
少年刑務所とその運営
少年特別に教育するとか
そういうことではないと思うよ
やっぱりだから刑事説は刑事説
刑務所ってことですもんね
刑務官の方はやっぱり
法案とかですもんね仕事
安全に刑務所を
きちんと運営していくという
それが第一命題でただ交付金刑
言ってくれたみたいに
目的がこれ始めからは
社会復帰とか公正っていう風な
流れにっていうのが今
トレンドではあるから
そうするとそこではもっと教科指導の
勉強とかが大事ですよってなったり
とかその人に会った
社会復帰のプログラムが大事ですよってことが
少年だからっていうよりは全体
そうなっていく流れにあるので
少年刑務所でもそっちにシフトして
いくってことはあり得ますよね
少年院の原則と例外
なるほどそしたら今からですね
ちなみに
ちなみにですよ
私頭真っ白になってたオープニングで
80歳の人が
っていうお話があったんで
ちょっと年齢は一応整理
しておきたいんですけど
一応原則としては
例えば少年院は基本的には
20歳までなんですよ
ただもちろん原則は
言った以上例外はあって
その例外っていうのも
例えば医療少年院だと
26歳までは
収容可能だよとか
そういう風なのがあるんで
そういう意味でいくと
少年院も基本的には26歳が上限になる
何歳から
入れるかというと最初の方でも
言ったんですけど原則は14歳以上なんだけど
おおむね
12歳とかっていうのが
あったりするんで12歳
13歳が例外的に入ることも
法律上はあるって書いてあります
高齢者と少年刑務所の現状
ざっくり言うと
若い人やねそういうことですね
そうですねざっくり言うな本当に
ざっくり
少年刑務所は
これまた基準というか
決まりでいくと
16歳以上から
26歳未満って標準になってるんですよ
ただ
実際には上限が
もうちょっと先になって30歳になったり
とかもっと言うと
上限なくなって高齢の方が入ってる
っていう少年刑務所もあるんですよね
それでですね
佐賀少年刑務所で
80歳の
方がお亡くなりになったっていう
記事を見て
少年とは
って思ったんですけど
ただですよ平野中の中学校でも
覚えてますか
もちろんです
年齢層高かったでしょ
そもそもね
そういう特別なことをしてるからっていうのもあるんですよ
例えば川越だと
性犯罪のプログラムが有名なとこなんで
そのプログラムを受けるために
来るとか
平野中の中学校に関しても
あれは
松本少年刑務所で
中学校の文校を中でやってて
でいろんな
理由があってその中学校卒業
程度の教育を受けられなかったって人が
全国から集まって入学したり
しててそういうとこにはちょっと
高齢の方も来てたりします
これ実際ですよ
あちこち見に行くと雰囲気も違いますか
少年刑務所ですか
少年刑務所と少年院とか
そこの違いで行くと全然違います
もうそれで僕ね毎年
学生連れて両方行くんですよ
でやっぱり
すごい緊張感走りますね
刑務所行くと
ほら刑務所って入って行くとね
中の参観でぐるぐる回るじゃないですか
でいろんなちょっと
金銭入った
人たちとついて行くとですよ
各校長で
わーって話すじゃないですか
何人がいて
何人が今日は就業中で
何人は休んでてみたいなところを
報告して異常なしみたいなのって
やるでしょあれ刑務所あるけど
少年院はそれないですよね
確かにそうですね
全然違いますね
だから空気感も全然違くって
学生もやっぱり刑務所に入るとビリビリ
ってしてますよね
そこの空気感はやっぱ行って歩いてみて
分かるみたいなとこありますよね
裁判員になる方に
やっぱりこういう少年院
っていうものがどういうもので
少年刑務所刑罰にしたら
少年刑務所ってどういうとこかとか
知ってていただきたいなっていうので
これテーマにしたんですけど
聞いててやっぱ
知ってた方がいいですよね
これそうなんですよね実はちょっと数年前
なんですけどある少年の
裁判員裁判があって
その裁判員された方が
インタビューに答えられてて
ちょっと結果が
重大な事案だったんで
事件は少年が起こしてたけども
大人のように
判断して考えました
っていうコメントが出てた
記事があったんですね
それはやっぱりちょっとやっぱ少年
問題と通常の
裁判ってやっぱちょっと分けて考えないと
いけないっていうともちろんそれを一般の
方を入れてやってるってところが
その個人が悪いんじゃなくて
裁判員を担われた方が
悪いんじゃなくてやっぱりその少年
の向き合い方と
その少年が受ける罰をどうするか
それは教育なんか
福祉なんか刑罰なんか
ってところでやっぱりやった
事案の重さで罰の方がやっぱ
刑務所の方が長いんでやっぱ収容期間って
でこれぐらいの
事件を起こしたんだから
すぐ出てくるのはおかしくて長いところ
って判断基準にはやっぱ一般の人は
なると思うんですよ
そうなるとやっぱ刑務所が選択される
と思うんですよね少年刑務所が
だけどやっぱりさっきも言った通り
少年院って一人一人が向き合って
毎日を過ごさないといけないんですよ
そうですよね
刑務所って言い方を
持ったら難しいんだけど
ただ作業をしてご飯食べて寝て
その期間は長いかもしれんけど
むしろ自発的に何かを
するっていうのを過ごさなくても過ごせる
ところなんだけど刑務所っていうのは
だから少年院はでも
法務教官がついて
自分を見つめ直すってところなので
どっちが少年にとって
自分に向き合わないといけないかとか
期間の問題じゃなくて
どんだけ自分に向き合った生活を
するかってところが大事になってくるんで
それやっぱりこの事案に関しては
この子にはやった
罰の重さとか期間の長さ
じゃないところでも判断できるようになって
もらえると嬉しいなって考えてます
ほんとそうですね
さてここで犯罪学をもっと身近に
感じてもらうために犯罪学の
観点から円溜めを見ていきたいと思います
今日は名作
明日のジョーをご紹介します
明日のジョーは
1968年から73年に
週刊少年マガジンで
連載された原作梶原一喜さん
作画千葉哲也さんの
ボクシング漫画です
土屋街に現れた矢吹ジョーという
少年がボクシングの世界
チャンピオンを目指していく物語です
南口さんこれどれぐらい好きですか
南口 あの本当に正直に
言いますけど読んだことないんですよね
そうでしょ
明日のジョーですよアニメは
最後のシーンは知ってますよ
燃え尽きるやつね
燃え尽きてるやつ
あと知ってることもう一個言いましょうか
刊別書と少年院に行く
すごく詳しいですね
断片的な情報ですよ
あのね先事件で
捕まってで
収容されたので刊別書で
ここで西に出会うんですよ
ここでいろんないじめのようなものを受けて
実際は実在しないけど
漫画の中では
登校特等少年院
ってところに行くんですね
そこが当時でいうと
一番高いレベルのところなんだろう
っていうイメージなんですけど
なんで今日明日の情報を伝えてるかというと
少年院が身柄が
確保されて
刊別書で過ごしてその後
家庭裁判所で少年院掃除を受けるとか
保護署も受けてるんですよね
っていうのが描かれてるんですよね
中で力士と俺に出会うんですよ
ああそうですか
だからこういう風に話をしてて
例えば学生たちとね少年院とか行くじゃないですか
で何か家畜みたいな
動物も飼ってますとか言って
豚は飼ってないんですかって聞いてね
だって
矢吹女王がそれで脱走しようとして
困りますもんねとか言ってみんなシーンってなるんですよね
びっくりしましたよ私今
それをまさに聞こうと思ってたんです
今時の皆さん
明日の情報を全員知ってんのかな
と思って
知らんわけにはいかないでしょ
だけど真山さん73年に連載終わってるんですよ
生まれてないやん
えちょ待ってそうするとですよあなたは
紫四季部の本とか
知らないってことですか
1000年以上前にね
連載も終わって
っていうわけですので
これどうですかみなさまにぜひ
私も読んでみようと思います
これはね読んだほうがいいよ
わかりました
明日の情報を読んでみたいと
明日のためにその1よ
わかりましたがんばろう
まるやまさんに解説してほしいエンタメ作品がありましたら
番組詳細欄にあるリンクよりご投稿ください
さてこの番組では
感想や質問リクエストなどをお待ちしております
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください
Xではカタカナで
ハッシュタグ
罪な話をつけてポストしてください
ここでメッセージをご紹介します
すなわち
はい
すなわち
さんからいただきました 民生委員ならできるかもしれない
と思っていたら道端でスカウト していただいたのでお受けする
ことにしました 自分も当事者の方 も損ねないよう罪の話を聞きながら
頑張ってみます これからもよろしくお願いします
うわあすごい
ということでありがとうございます
いやなんかこの立ち位置 が素晴らしいですね自分も当事者
の方も損ねないようにしかも罪の 話聞きながらって言ってくださって
すごい嬉しいんですけど でもね 道端でスカウトってえこれ
何原宿みたいにそんなことある っていうことか
いや地元の昔から住んでいる 町を歩いていたらご近所さんから
声かけられたとかじゃない ってことだよね
原宿とかじゃないと 渋谷とかそういうことじゃない
青山歩いてたらとかそういうこと じゃない
民生委員って地元の人がやる もんでしょ
ですよね
だからきっと地元で昔から よく知ってる方とかにだから表現
の幅の広さですよね 道端でスカウト っていう素敵な表現でお手紙を
いただきました
だからポイントとしては これならできるかもと思ったピンポイント
でそれの話が来たよってことですね 素晴らしいんですね
そういうことだと思います ありがたいですね
毎月第2火曜日はポッドキャスト 配信第4火曜日の夜9時半からYouTube
ライブを行っています YouTubeライブ ではポッドキャストで話しきれ
なかった内容や参加してくださった 皆さんの質問にお答えしています
こちらのご参加もお待ちしています 配信やイベント等の情報はXの
公式アカウントでお知らせしています ので ぜひフォローをお願いします
それからYouTubeライブは後日アーカイブ のアップもしてますのでYouTube
のチャンネル登録もお願いします さらにノートもやっているんです
こちらはさまざまな情報を集約 するSNSとなっておりますので 併
せてぜひフォローしていただける と嬉しいです
これね 罪な話のイベント コーナーやってますとかっていう
のね そんなもっと早く知りたかった っていう人いるんですよ ここで
公式アカウントをフォローしてね 言うてるんやから これフォロー
してくれたら分かるのにねって 思いますよね
さあみんながSNSやってるわけ じゃないから
そっか
そうなんですよ
そっか
なんですけど ちょっと我々 もやっぱちょっとXその他SNSでの
お知らせになるので ぜひ
フォローね お願いしたい ところですね
よろしくお願いします そして 今回あれですよね 前回に引き続き
大きなイベントがお知らせしなければ なりませんよね
その通りなんですよ
なんとね 初めて公開収録 というものをできるかな
これ計画中なんで なんなら 現場にもたくさん来てもらって
皆さんのそのライブ感を味わいつつ 一発撮りですよね
ミルクボーイはしませんよ しませんからね さっき言っとく
会場に来た人には 起き上がり丸ちゃんとか
ないと思うけど その辺 含めて いやでも公開収録はしたい
何らかの形で ただこれもご案内 はX等の
とかホームページとかね
はい SNSになるので やっぱりフォローしてもらう
のが一番いいですね
そうですね また私たち が所属する一般社団法人刑事司法未来
でも犯罪学や刑事政策について 発信しています刑事司法未来で
検索してみてください
ではまたお会いしましょう お相手 は丸山康博と
南口文でした
35:24

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