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2024-06-29 51:57

第38回 成り行きで豚を売る『イベリコ豚を買いに』〜積ん読ざんまい的ビジネス書・前編

今回は、『イベリコ豚を買いに』(野地秩嘉/小学館文庫)を紹介しながら、成り行きでイベリコ豚(枝肉2頭分)を買ってしまった著者がイチから豚の加工〜販売する体験を通して得たビジネスで大事なことと、何故かうどんの話をしています。 【今回のハイライト】 ・イベリコ豚に会うための秘策 ・素人が迂闊に手を出してはいけない ・何がブランドを作るのか ・金じゃないけど、金も大事 ・寝ても覚めても生ハムの世話 ・そして、クタクタのうどんは美味しい 【紹介した本】 『博多うどんはなぜ関門海峡を越えなかったのか』(サカキシンイチロウ/ぴあ) 『食肉の帝王 同和と暴力で巨富を掴んだ男』(溝口 敦/講談社+α文庫) 『サカナとヤクザ』(鈴木智彦/小学館) ★番組の感想、おたよりはTwitterのDM、メッセージフォームよりお送りください。 ・Twitter https://twitter.com/tsum301 ・メールフォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScVrY0VpcWsOfN1VE69a5x85Q7sA5ZUneppPtgVo-Uma9h1Tg/viewform ・note https://note.com/pareidolie/portal


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この番組は、誰もが知っている名作から、あなたの知らないにちすぎる本まで、ゆるいトークで紹介する、読書系ポッドキャストです。
改めまして、こんにちは、的文庫です。 こんにちは、梶原コーヒーです。よろしくお願いします。
読書系のポッドキャストっていうと、結構人気があるのは、ビジネス書を紹介する番組。
自己啓発系の方を紹介する番組って、結構あるなと思っていて。
ただ、私は全くビジネス書を読まずに来てしまったっていうところもあり、割と未知な開拓分野なんですよ、そこら辺って。
我々のフロンティアはそこだと。そうですね。
レッドオーシャーな感じするんですけど、その辺は。そうですね、でもレッドオーシャーに行ってみて、溺れてみるっていうね。
もしくは、我々がそこに、もし今後攻め入っていくってなった時に、でもやっぱりそのつんどくざんまい的な視点でビジネス書をちょっと選ぶとしたら、どういったものを選んでいくかっていうところなんですけれど。
今日まさにですよね。
そうです、まさになんですけど、今日ご紹介する本が2冊あるんですけれども、1冊目が野次恒義さんという方が書かれた、イベリコ豚を買いにという本です。
もうそのままなんですけど。
それはまたビジネス書のタイトルとしてはまたね、美味しそう。
そう、ビジネス書なのかっていうところもちょっとあるんですけれど、ただこの野次さんっていう方が、結構ビジネス系のエッセイを書いている、ノンフィクションライターの人で、結構有名なものだと、サービスの達人たちっていうシリーズを確か書いてた方ですかね。
確か小学館文庫か、どこの文庫だったかな。でも何冊か、そういったシリーズで、いろんなサービス業の有名なお店の人とかにインタビューをしたノンフィクション集みたいなのがあったイベントとか、
もともと語られてるのはそういった会社勤用してる人とか、経営者とかそういった方たちのインタビューを取っていたり、あとは食とかですかね、そっち系を取り扱っていたりする方なので、
内容、視点もビジネス的な視点で書いているっていうところはあるんですけれど、ただガチガチのビジネスもんではなくて、ことの起こりがですね、この方が友達チョコレストランに行ったときに、友達が食の業界で働いてる、起業されてる方で、
有機野菜を配達する、結構有名な、今となったら僕名前聞いたことあるなっていうような会社の社長の人とレストランに食べに行ったときに、最近すごく美味しいものがあったからちょっと食べてみないかって言われて、その人のカバンの中からイベリコブタの生ハムの塊を出して、
03:21
ちょっとその場で試食だからって言って、ナイフでペリッて削って、食べたハムが衝撃を受けるほど美味かったと。
今まで食べたハムは何だったんだっていう段違いの美味しさだったと。
油のところにナッツの香りがふわーっと香ってきて、すごく歯ごたえもしっかりと、薄く切ったのにしっかりとして、いつまでも残るけれども、油はふわーっと溶けていく。
もうそのハムの美味さの虜になってしまって、でもこれイベリコブタって最近いろんなところで聞くけれど、イベリコブタとは何ぞやっていう、あれは品種なのか何なのかっていうところから始まって、
こんなに美味い肉について、ちょっと取材をしたい。現地に行って取材をしたいっていうところまでなって、いざ取材にしに行こうかなっていう矢先にですね、日本で肯定液が流行るんですよ。これ書かれたのは2010年代なんですけど、宮崎とか南の方で流行って、
肯定液が一回出てしまうと、肉の輸入が止まるんですよね。輸出が止まるんですよ。汚染国っていうことになってしまう。そこから牛肉とか豚肉とか、肯定液にかかる品種の動物の肉っていうのが流通できなくなってしまう。
それに伴って、国自体が日本が汚染国っていうふうに、世界的に認定されてしまうというか、なってしまうと、食肉関係のところに、そういったところの国から行くってなると、やっぱり断られるんですよ。
そりゃそうですよね。やっぱり人を媒介して、ウイルスが運ばれて、そこから豚とか牛とかに感染が止まってしまうっていうこともあり得るので。あり得ますからね。しかもスペインとかは、豚の輸出ってすごく経済、産業としてものすごく大きいんですよね。
なので、そこでもし肯定液が出たってなるものなら、
壊滅的な打撃が。
断液がなってしまうので、もう絶対来るなっていうふうに、取材先の方から断られてしまったと。
06:01
行く数週間前ぐらいだったんですよ、その話が出たのが。
マジかよってなって、せっかくチケットとかも手配したのに、この途端場になってこれかってなって、でもまあいつか行けるだろうって、この汚染国っていうのは落ち着いてくればそれも解除されて、行けるようになるだろうっていうので、
じゃあその間に、もうちょっと自分で国内の食肉について調べようかっていうのをやって、まずは国内で豚肉とか、いめりこ豚っていうのはどういう扱いになっているのかっていうのを調べていくんですけど、
これがまたブランド問題、肉のブランド問題にちょっとつながるような、どこからが名前を冠していいのか問題になったじゃないですか、肉のブランド偽装問題とか。
偽装なのかどうなのかっていうね、割とグレーなところ。今もそうなんじゃないですか、牛とかもそうですけどね。
偽装問題があって、地域のそういう名前をブランドを認定しようみたいな流れになってきたのかなと思うんですけど、その走りみたいな話が出てきて、
なんでもいめりこ豚っていうふうに、ちょっとでも血が入っていれば、ちょっとでも系統が入っていれば、いめりこ豚ってつけてしまったのために、逆にいめりこ豚のブランド価値が落ちているっていう。
だからブランドっていうのは、いかにして作られるかっていうような話にもなってくるんですよね、これ。
ブランドを作るには、品質をどのように保ったらいいのかっていう話にもつながってきて、それはそれで結構面白かったんですけど、日本でいめりこ豚が氾濫している状況とか、
高い割には大したことないな、みたいなことを言われてたり、結構安売りされているから、ブランドがすごく安くなっちゃってるっていう現実とかもあって、
食のブランドの革育していく難しさ?
そうですね、もうあちこちで元祖いめりこ豚みたいなのが、ここが発祥みたいな。
そうそう、それって結構なんでもあるじゃないですか。
ありますよね。
特にやっぱり食物ってそれ起こりやすいような、食品って結構そういうの起こりがちなのかなっていうふうに思うんですけど、なんかその話もちょろっと出てきて面白かったんですが、
そういうのを調べながら、なんだかんだ言って2年ぐらい経ったんですよね。
結局汚染国の解除されたのが1年ぐらいかかって、半年ぐらいかな。
でもそんなに時間でしたっけ?結構長かったようなイメージありますけど。
ただ、輸出が再開されるまでやっぱり1年以上かかるんですよね。
そうですよね。厳しかったですもんね。
09:01
で、じゃあ解除されたからいけるかなって思いきや、やっぱり食肉関係の人はなかなかオッケー出してくれないと。
そりゃそうですよね。
気軽に取材とか来てほしくない。何かあったらやっぱり困るかなっていう。
資活問題ですかね、向こうはね。
そう、資活問題だから。
すごく信頼のある人を仲介してるとそういう状況だったと思う。
ただですね、この人、もうあまりにも2年も待たされて、なんかちょっとだいぶやけくそうみたいになってるってことがあったのか。
2年待ってもこの状況かって、いつまで経ってもこれどうなるかわかんないな、どうしようかなっていうのを考えたときに、
あ、そっか俺肉買いに行けばいいんじゃんみたいな。
ライターで取材撮影してほしいって言うから断られてるんだったら、
肉を買いに行く、取引相手として豚を見せてもらえるんだったら、
あっちも商売だから見学をさせてくれるんじゃないか。
ただ単に文章を書くためだけに行きたいよりは、まだ説得力があるんじゃないか。
そうですね、向こうにもメリットになるし。
相談相手として行くのであればOKしてくれるかなっていうのを考えて。
なんかこうつんどくざまいありがちな流れですよね。
なぜかこうちょっとね斜め上のことを考え始めた。
ヒラメッターみたいなね。
ヒラメッターみたいな感じで、よしこれだったらいけるってなって、
肉を買いに行く手でですね。
ただその時その人は、ただもうひたすらイベリコ豚を見たい一心で考えてるので、
その後のことはそんなに考えてないですよね。
いきなり発車で豚を買いに行くっていう。
なるほどね。
念願のスペインに渡って、
そのイベリコ豚を飼育してるすごく有名な農場に入って、
イベリコ豚見に行くんですけど、めちゃくちゃ広いんですよ、農場が。
農場っていうより森なんですね。
タンテキンって森。
森っていうか山。
この山に豚が200頭ほどいますみたいな。
会えないみたいな。
豚に会えない、そこに豚がなかなか会えない。
会いに行っても会えない豚っていう。
地下アイドルより会えないっていう。
でもそこで話しがいにして、
その森は全部カシの木、どんぐりの森なんですよね。
どんぐりとその後ハーブがなっていて、
それを食べてのびのびと生きていく豚っていう。
そんなところにはやっぱり危険な国の人入れたくないですよね。
もう楽園ですから。
貴族のように生きている豚がいるわけですよ。
ただ鳴ったどんぐりが落ちてきたらそれを食べ、運動をし、寝るっていう。
最終的に食べられないんだったら、私イベリコ豚になりたいです。
12:02
食べられちゃうんですけど。
フランドン農学校の豚みたいなもんなんですけど。
そういう森を見せてもらって、わーって感動して、
やっぱり豚見に来れてよかったなって思ったんだけど、
結局この人豚飼いに来てるんで、
どうしようかなって感じじゃないですか。
豚飼うって言ってた手前。
ただ農場の人もどこの馬の骨かわからんような日本から来た人が、
しかも個人で来た人が、
なんか豚飼いたいとか言ってんだけどみたいな感じで、
ちょっと不信がられていたんですけど。
そりゃそうですよね。
でもその人やっぱり2年間日本で缶詰になってる間に、
イベリコ豚の歴史のこととかをすごく調べてたので、
お前よく調べて、そこまで熱心に調べてくれてるんだったら、
いいよお前には豚を売ろうってやって、
2頭売ってもらえることになったんですよ。
でも2頭だけだったら、
自分にとっては2頭を売るよって言われたんだけど、
自分にとっては2頭売るのも多分至難の技だなっていうと、
その時にハタと、
俺どうやって豚を売ったらいいんだっていうところになるわけですけど。
まあリュート持ってないですからね。
何のノウハウもない食肉の素人が、
豚2頭をどうやって売るんだってなったんですけど、
ただ確かに2頭を売るのは素人にとって大変だけども、
プロの人と契約する時に、
2頭だけ買うっていう買い方は、
ビジネスとしてどうなんだってなって。
逆にね。
そうそう。
それは申し訳ないのではっていう風になって、
じゃあ最初2頭を買います。
定期的に仕入れさせていただいてもいいのかみたいな話をするんですよ。
どうすんだそれって感じなんですけど。
なんか大丈夫かこの人っていう感じの。
いかれてますからね。
大概そういう人たちは。
だいぶ思い切った展開になってきたなって感じなんですけど。
それで逆に向こうも、
そのぐらいの本気度で話をしに来てくれてたのかみたいになって、
わかったじゃあお前のために2頭を毎年売るよってなって、
別れることになったんですけど、
そこからどうやって豚を売るかって話ですよね。
ちょっと質問なんですけど、豚っていうのはもう生きている豚を?
そうです。生きている豚をまず契約して、
ただ出すときはそのまま生きたまま持ってくるのは無理なので、
向こうで処理をして、その処理をした豚を輸入するって流れですね。
生ハムになってから?
いやそれが加工は日本でやるんですよ。
なるほど。
だから豚は本当に何も加工してない枝肉っていうか、
それを冷凍して、空輸して、日本に入れるっていう。
なるほど。割とそれもハードル高いですよね。
15:00
そうそう。だから現地でちゃんと捌いてくれるというか、
豚をちゃんと処理してくれるところも紹介してもらって、
処理するところを見せてもらったりとかしてるんですけど、
本当にガチなんですよね全部。
素人やる話じゃないよなってことをやってるんですよ。
ねえそれどこに届いちゃうんですかね。事務所に届いちゃうんですかね。
そうそうそう。だからそれもないわけじゃないですか。
自分にはそういう設備があるわけでもないし、
そういう処理する。でその処理した後に、
結局その肉を生のまま、何も加工しないで売るか、
それとも加工品として売った方がいいのかっていう話も出てきて、
なんかだからその人ノウハウがないけど、
ノウハウはないけどただ取材で誓った、捨てみたいな。
自分には直接ってないんだけど、
最初その生ハムをかけてくれた人を通じて、
なんか紹介できそう、紹介してもらえそうな人いないかっていうのを聞いて、
その系だったら、この肉の加工とかだったら、
ここに聞いた方がいいよとか、
ただどういう風に加工したらいいのかっていうのは、
プロの料理人とかレストランの人に聞いた方がいいと思うよとか、
そういうのをいろんな人槌で聞いていくわけですよ。
なんかそこがやっぱりすごくリアルだなっていうか、
商売やるときの現実、こういうのありそうだなっていうポイントで、
物を売るってなって、今回食べ物、肉とかは生で売るのか、
それとも加工して売った方がいいのかっていうその判断とか、
ビジネスモデルを考えるときに、
どういう風に売るのが自分にとってはやりやすいのかとか、
まず考えて、生肉のまま売るっていうのは本当にちょっと難しいと。
生肉のまま売るのはちょっと希望的に難しい。
たくさん仕入れている、何百頭とかを定期的に仕入れているんだったら、
生肉とかでももしかしたら元は取れるかもしれないけれど、
少量しか入れられていない。ただこの豚はものすごく価値のある豚。
本当に最高級中の最高級のイベリコ豚の肉を仕入れているので、
安く売ってはいけないと。さっきのブランドの問題もあるので。
この値段で売る価値がありますよっていう商品にして売らないといけないと。
ここはそうしたいっていう経費的なところもあるけれど、
わざわざこんな見ず知らずの素人に肉を売ってくれるっていうところの心意気じゃないですけど、
そこもちゃんと組んで粗末に売ってはいけないっていうところもあって。
でもそうなると生肉のまま売るっていうのはちょっと難しいだろう。
加工品としてちゃんとイベリコ豚の味が最大限おいしさが伝わるような加工品として売った方が、
付加価値がつけられるからいいのではないかと。
少量でも売り切れる量を作れるんだったら多分そっちの方がいいだろうみたいな判断になり、
18:05
そういうプロセスが結構細かに書いてあって。
この人は肉を売るまで、他のライターの仕事もやってるんですけど、
ライターの仕事をやりつつ、空き時間を全部豚をどうやって売ったらいいか、
ずっと考えてるんですよね。
わかりますよ、それ。
ほら、私もコーヒーしてますでしょ。
うっかり間違えてね、自分の許容量を超えた豆を売ってしまって、
途方にくれるわけですよね。
もうそれこそ事務仕事の合間、ずっとあの豆をどうしたらいいんだろう私は、
っていうことを考え続けるわけですよ。
どこの多分ね、小売業っていうか、食品加工をする人も同じだと思うんですけども、
生肉とか生豆で売るよりは、やっぱり加工して売った方がプラスできますからね。
そう、私あと日持ちっていうか、そういう意味でも生のままだとやっぱり痛みやすいので。
そうですよね、お肉特にそうですよね。
そうそう、だから、生鮮食品で売るってすごく大変だなっていうのを、
今回これを読んで本当に思ったのと、やっぱりその何か商売するっていう時は、
本当に何て言うんですかね、ある程度コンセプトを決めてから走らないと本当に大変なことになるなと。
そりゃそうですよ。
そりゃそうだろうって。
ただそこの試行錯誤というか、これが足りないとか、こうすればよかったとか、
こういう場合はどうしたらいいんだとか、このオファーが自由にはないとか、
そんなにいくらでも出てくるんですよね、この話で。
だからね、ビジネスになってるっていうのはありますよね。
でも、それを一からこう、これはどうしたらいいんだっていうのがぶち当たる度に、
いろんな人に助けてもらい、やっぱりプロの人っていうのは全然見るところが、
素人とは違うんだなっていうのが次々と出てくるんですけど、
すごい面白かったのが、最初その製肉が来て、それを裁く、あと加工するっていう時に、
結局どの形態で売ったらいいのかっていうのをいろいろ検討するんですよ。
その実際に加工した肉を扱っている結構有名な、小さいけれども有名なお店があって、
そこの人にじゃあその流通、実際の販売とかをお願いしようってなった時に、
その人が言うには、これってどうやって視聴者の元に届けようっていう想定ですか、みたいな。
どのぐらいのグラム数で売る予定なんですか、みたいなことを聞かれて、
売る時って結局通販とかで売るっていう話になってくると、
大体届ける時は冷凍ですよね、冷凍で送って、それを解凍するまでどのぐらいのレンジというか、
期間があるのかとか、それによってやっぱりその味がどのぐらい変わらずに冷凍して送ることができるのか。
例えば試作品作って試作品の段階ではすごく美味しいんだけれど、
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それを冷凍して解凍した時にその美味しさの品質が保たれるのかとか、
そこまで考えて商品開発した方がいいですよ、みたいなことを言ってきて、
そういうのって素人考えないわ、みたいな。
確かに冷凍してそれをどういう環境で解凍したとしても、ある程度の品質を保つことができる。
そうなってくると、この商品はちょっと難しいねとか、この流通方法だと多分品質は保てないかなとか、
同じ商品作るにしても味付けをもうちょっと変えた方がいいとか、
結局ハムにして売ろうってことになって、それだと塩の味だけで旨味を引き出す、
油の美味しさ、イベリコプターは本当に油の美味しさが命なので、
そこがもう消えないように、そこを残すような加工の仕方で、
肉の硬いらしいんですよね、イベリコプターって硬いというか歯ごたえがすごくあるしっかりした肉質なので、
ただ硬すぎず、しかも油の甘み、香り、香りですよね。
香りが命なので、香りを消さない方法でお届けするにはハムとして出すのがいいんじゃないかみたいな感じで、
一旦レストランの人に試作品を作ってもらって、その場で食べた時は本当に美味しいってなったんだけど、
それを実際に流通させる人に試作品を持ってったら、これちょっと何パターンかテスト品もらっていいですかって、
もらったものを全部冷凍して、いろんな条件で解凍して、何回も何回も食べて、
この味付け塩加減だと冷凍する時にちょっと違うなとか、
ベストのやつはどのくらいの解凍の温度でとか、冷凍の速度はこれでとかいうのを何十回も繰り返したとか。
この著者の人も、そこまで緻密なお届けした後の話っていうのは自分は全く想像してなかったと。
でも確かに流通のプロの人からすれば、そここそが計算しないとクレームの下になってしまう。
そうですよね。
あれですよね、プリスマスケーキが届いたらぐしゃぐしゃになった時もあったじゃないですか。
ありましたね。無理な話と思いますけどね。
お届けして開けた状態でのそこまで計算、品質管理できてないとダメだっていう。
それはそうですよね。コーヒーとかもそうですけども、これをどういう人がどういうものを使って入れるんだろうっていうのは、
一番の関心どころですよね、売る方としては。
でも素人、自分も多分商売やるとなった時に、その全工程を終わりまで見通して考える目っていうのって、
24:06
素人が最初からやろうってなると難しいよなっていう、そこまで思い通らなかったみたいなことだらけだなっていう。
そうですね、ちょっと食品とかに携わった人だときっと見れる視点っていうか、
マトさんのご実家も飲食店されてるじゃないですか。
そうですね。
もしかしたら出前とかやってるかどうかわかんないですけども、
やってますよ。
それでお届けした後のこと、多分ご両親はちゃんと考えてると思うんですよね。
でも寿司なんですけど、出前するとしたら寿司とか仕出しなんですけど、
あれって基本的に日持ちを考えてないので、その場で食べてもらうことを想定して作ってるので、
即日じゃないですけど、その日にもう消費されるっていう感覚ではあるんですよ。
でもその日ってなってても、その日の1時間ってもう気温とかもあるわけじゃないですか。
そうですね。
どこに置くとか。
昔は日持ちの寿司出しを200人前とか。
すごい。
寿司出しですよ。
作ってた時期もあったんですよ、まだ親が元気で。
景気も良かった時代。
コンビニでも寿司売ってるとかいう時代じゃなかったときに、そういう出前はやってましたけど、
やっぱり親も、お祭りがあるってなると大体5月とか夏場にかけてなので、
やっぱり入れるものとか、まず寿司を作る時点でどのくらい時間がかかるのか。
そうですよね、まずは200個分を晒してるわけですからね、基本にね。
で、寿司って基本的に冷蔵庫入れられないんで、ご飯固くなっちゃうから。
なので、入ったらすぐ運べるようにスタンバイ、車全部冷房をかけてスタンバイしておいて、
で、火が当たらないようにして運んで。
で、やっぱりただ向こうでどういう感じで管理してるかですよね。
持ってった先の気温とかの状況ですよね。
火に当たるとこに置かないんでしょうけど、温度とかそこはやっぱりある程度のこと考えて、
具材選びでやばそうだなっていうものとかは外して、
でもやっぱりかといって全部巻物になっちゃうと、
ちょっとね、見た目がっかりだからね。
華やかさがないから、炒めにくいマグロとか、
マグロの赤身とかイカとか、ちょっと油身の少ないけど定番のお寿司だなっていう、
分かるような、空けた人がちょっと華やぐような気持ちになるネタも入れつつ、
でもあの、絶対食中毒起こせないから、
もう食中毒起こしたら本当に終わりなので、
27:00
食料に関してはもう本当に信頼がなくなってしまうので、
もうそこは最新の注意を払って作ってたと思いますね。
嬉しいけど大変って言ってました。
そうですよね。
手間はめちゃ、手間となんて言うんですか、神経を使わなきゃいけないからめっちゃ大変って言ってましたね。
そうそう。
本当ですよね。
そうなんですよ。だからその、完璧にいいものを目指すっていうことは全然できるんですけど、
またそこにコストってかかってくるので、
これをかけてもっと取れる分のコストなのかどうなのか、
なんて言う、見合ったコストなのか、手間なのかどうなのかっていうのも考えながらやらないといけないですよね、商売って。
だからそれをライターだった人が、ただただ書くだけだった人が、そこまでをしなくちゃいけなくなるっていうのが。
そうそう。
豚を買うのは簡単じゃ簡単じゃないですか、お金を出せば。
信頼とかもあるけども、ある程度の資金があって、コネクションなりがあれば、
それを買うことはできるけども、それをこの流通に乗せて若干の儲けを出すって考えると、
気が遠くなる作業があって、試作品を作れば作るだけ豚は減っていきますからね。
そうなんです、そこもあるんですよ。
だからそんなにたくさんは試作もできない。
2頭ですからね、言っても。
そう、最初のC出てるのは。
しかも、自分ではもちろん一から全部できるわけじゃないので、
その道のプロの人にそれをお願いしてやってもらってるっていう、
本業がありつつ、ある中でそういうのも頼んでるっていうところもあって、
だからその作者はすごく勉強になったなっていうのと同時に、
こんなにプロの人に時間も割いてもらって、お金もかかって、
どうしようって、その金のことしか考えてなかったみたいなことを、
自分はこれでかかった経費分ちゃんと回収できるんだろうかみたいなことを言ってはいるんですけど、
プロの人は、いや、でもね、これお金じゃないんですよっていう。
ちゃんといいものを作るには、お金以外のところも大事なところがあるんですよと。
やっぱりそれは、その人たちのプライドも、プロとしてのプライドっていうか、
半端なものは出せない。
しかも、ものはものすごくいいものだから、
こんなにいいものを使うなんて滅多にいないから、自分たちだっていい仕事をしたい。
だから妥協はしたくないと。
そうなってきても、金の話じゃないんだみたいな。
そうね、お金って難しいですよね。
必要だけども、お金が絡むと足止めされちゃうから、
作る側として、クリエイターとかもそうかもしれないですけども、
いい仕事すればするほど赤字になっていくっていう。
そうね。
それ、良くないシステムですよね。
30:01
だからこそ、信頼っていうのもあるというか、確立できるところもあるのかな。
全部ポストばっかり考えて作られたものっていうのが、
言い方がすごく精神論みたいな話になってきちゃうのかなと思うんですけど、
ただ、これ読んでて思ったのは、エビリコ豚バカ一代みたいな作品とか出てきて。
そうそう。
いかに冷凍食肉を、いかに美味しい状態で届けたいか。
そのためには、確かにすごくコストとかも、もちろん商売だから考えるんだけれども、
やっぱりそこでベストを尽くしたい、ベストを尽くすべきっていうのを念頭に考えて動くとか。
それこそ、生ハムの話したときに、生ハムの作っているスペインですごく有名なトップシェアを誇る、
何代も続いている生ハム業者のところに行って、
生ハムを作っているところを見せてもらった話もあるんですけど、
すごく山奥の乾いた空気が入るような小屋にガラスのがいっぱい並んでるんですよ。
扉がスライドして開けられるように。
それをその日の温度とか湿度に合わせて、
あそこに生ハム吊るしておくんですけど、その倉庫に。
それを微妙な手加減というか、開け具合で調整するんですよ、窓の開け具合。
その時に社長がやってて、それは他の人に任せられんつって。
自分でやってて、もう24時間体制でやってるんですよ。
だから社長は社長なんですけど、その小屋がある、小屋というか倉庫がある近くに、
なんかちっちゃい小屋みたいなのを建てて、そこに集合で泊まってその管理をしてるみたいな。
もうなんか家帰ってこないみたいな、社長が。
もう俺生ハムのことが気になって休めないみたいな。
でもだから雨とか降る温度はもう何時だろうが、それが夜中の3時とかだろうが、何時だろうが、
もう速攻で起きて、従業員とかと総出でその窓を閉めて、もう湿気が入らないようにするとか。
生ハムのためにだけに生きてますみたいな、社長とか出てくるんですよね。
そうなんですよね。だからコストばっかり考えるんだったら、もう大きい流通に載せちゃった方がいいんですよね。
そんなことを何も考えずに、湿気なの雨なのを考えずに。
でもそれをやらないとトップシェアは守れないんだみたいな。
このトップの座を守るためには、俺このぐらいの努力は惜しんではいけないんだっていうのを。
そうですよね。だからそこでこのコストって考えちゃうと、
寝ないでやってるのを人件費として全部お金計算しちゃうと、とんでもなくなっちゃうじゃないですか。
だから結局コストだけ考えちゃうと、いいものっていうのはプライドをかけたものっていうのは難しくなりますよね。
33:05
逆に言えば、いいものってなってくると生ハム王みたいな生活になっていくわけで。
それを全ての人ができるかっていうと難しいところなんですけど。
そのバランス。ただどっちかだけに寄ってしまうと、それはそれでよろしくはないと思うんですけれど。
なんだかって難しくないですか。
そうですよね。ただそれって結構両輪必要なんだなっていうのは。
やっぱり続けていくってなった時に、どっちかだけに偏っていくとやっぱりこれは続かないので。
そうですよね。
お金、商売としてビジネスとして成り立たせるためには、もちろんすごくそれを続けるための資金としての利益を上げる必要はあるけれども、
それと同時に自分のモチベーションになるような情熱も、あとはこだわりとかですね。
それもやっぱり一緒にないと、商売としては成り立っていかないのかなっていうのを、
特に何か付加活用をつけて売るっていうような、ブランドってなんだろうなっていうところにもしかすると繋がっていくのかもしれないですけど。
別にいいんですよ。ただの肉っていうのもあれですけど、肉育てるのって意外にこれ、食肉ってすごい大変だなっていうのを。
大変ですよ。
前半の取材とかにも書いてはいるんですけど、蒸気の話とか、あと今だと資料は口頭してたりとか、
あと日本、今すごく世界的に、この話ちょうど出てきてるんですけど、PPPの。
10年くらい前にすごく盛り上がりましたよね。PPP入るか入らないかみたいな。
世界のそういう流れとかね。
大国でたくさん肉を作ってるところ、安く提供できるような国と争わなければいけないってなった時に、価格だけでやっていけなくなるっていうとか。
お肉とか、食べ物全般にそうですけども、使命感がどこにあるかっていうのって結構違ったりするじゃないですか。
だからそうやって情熱を持っておいしいものを提供したいっていうのは根本にはそれは絶対あると思うんですよ。
どんなところでも、食に関わるところだったら。
だけどその次に行くところが、例えば世界が飢餓をなくす、食料がないっていうことがないようにしたいっていう企業使命を持ってるところと、
おいしさを追求していきたいっていうところでは、ちょっとアプローチが違うわけじゃないですか。
ちょっと話ずれちゃいますけど、農薬とかの話もそれですけど、
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アメリカなんかはわーっと大きい畑とか持って、わーっと農薬とか使いますけど、結局それは食料を、飢餓を撲滅したいっていう使命感がある場合もあるんですよね。
作れば作るだけ、食べれる人が増えるっていうところに使命感を持ってるところと、安全なものを提供したいって思って作ってるところでは、
人のためって思ってても、アプローチが全然違うわけじゃないですか。
無農薬なとこと、農薬使うけども、たくさん人に食べさせたいっていうのと、どっちが正義かって言われると、どっちも正義だって言われるんですよね。
そうですよね。
だから、お肉とかもそうですけど、そういう大量に作ることも正義だって思ってるところと戦っていかなくちゃいけないから。
確かに。
個人でしているところは。だからもう、コストコストって考えてばかりはいられない人たちだけども、そういうちょっとこだわっている人たちは。
その人たちは逆に長く続けていけば、ちょっとずつ上がっていったりするんですよね。
そうですよね。それが結局ブランドなんですよね。
そうですよね。そういうことなんですよね。
ブランドって信頼とか、そういうところでしょうから。
だから、続けていく資金をちゃんとね、輸出していかないといけないっていう。
そうなんですよね。
なんか本当に、だからこの人も、ただ単にベタの取材に行ってただけだったら、こんなことにはならなかった。こんな苦労もせずに、在庫捌けなかったらどうしよう、在庫捌けなかったらどうしようみたいな。
もうこの人にとってはそんな恐怖なんですよね。
でもやっぱり商売するときにやっぱりそこって、物作ったけど売れなかったらどうしよう、もう全然回収できなかったらどうしようでしょうけど。
でもなんか実際にもともとプロでやってきている人たちは、そこもあるけど、その前にちゃんと売れるための商品をどのように作るかとか。
そうですよね。
あとはその何ですか、お客様に届けるときにがっかりさせない。
こっちとしてはすごくいいものを作ったんだけど、手元に届いたときに、ちゃんとその品質が保てなかったっていうことがないようにするには、流通をどうしたらいいのかとか。
そこをまず考えて、そこにお金が多少かかるとしても、でもやっぱりいいものを届けるには、それはこの分のコストは必要なんですよとか。
で、我々そこまで、あなたたちプロなのに、プロの方にこんなに時間もお金も割いていただいてっていうのをすごくこのしょーちゃんの方は気にしてるんですけど、
いやもうそれお金じゃないんですよみたいなことを、私たちそこお金じゃないんでみたいなことを再三言われて、
逆にこういうプロの人たちにそういうところのお金の話をするのはもしかして失礼なのかなっていうふうにも思ったみたいなことを書いてあり、
39:09
結構なかなかこの、なんだろう、確かに素人そういうふうに思いがちなのかもなーってこう自分が商売するときは、
あーもうこれだけお金かかっちゃってどうしようとか、これだけお金をかけさせてしまったどうしようとか、手間もかけさせてしまったっていうふうになるけれども、
逆にそこをおろそかにする方が自分としては不服みたいな。
そこもやっぱり難しいところですよね。その日本的なダメなところでもありますよね。
本当にね。
よくも悪くもっていうとこも。
よくも悪くもです。ほんとオラフですよね、そこは。バランスがすごい難しいっていうか。
だからこの場合はそんなにその市場をすごく大きいものではないですし、
結局最終的に売ったのも、言って200人とかそのぐらい。
で、周りの人の口コミでほぼほぼ吐けたっていうふうに、
でもまた今度豚の肉でやってくるわけで、今後これはどうしようかなってところなんですけど、
まず初回分は200人、お世話とか、ギフト用として売るっていう感じの、
そのぐらいの価格帯で売ると。
そういうコンセプトにつもって売った方がいいっていうのもあって、
売ったっていうのでちゃんと売れたっていうところで、めでたしめでたしだったんですけど、
なかなかこう、どのぐらいのマーケットで考えてるのかとか、
それにもよってだいぶ商売の仕方って変わってくるのかなっていう。
そうですね、なんかこの本ね、今聞いた限りで、
そのビジネスから学ぶべきことは、迂闊に豚を買うんじゃないってことですね。
だから思いつきで買えるもんじゃねえよっていうところ。
覚悟がなくて、覚悟ないわけじゃないけども、
取材いけないんだったら女になっちゃえみたいな感じで、豚を買ったらいけないっていう教訓ですよね。
気軽に買えるものではないなっていうところですよ。
まず学ぶべきはそこみたいな。
食べ物関係する人の最初のどこかである覚悟ってすごいですよね、きっと。
だってライターの方はやっぱりあまりその覚悟がなく買ってるわけじゃないですか、一番最初は。
覚悟っていうか、その先の見通しっていうのはやっぱり読めなかったってことですよね。
読んでないですよね、これ確実に。
だからコストをかぶろうっていう、自分でそういう意識もなかったわけじゃないですか。
なくはなかったんですけど、ちょっと私の説明がパッとしてるんであれですけど。
どのぐらいのコストがかかるかっていうところの細かい計算まではできなかったと思いますよね。
お金だけじゃないですから、コストって。時間とか人件費とかいろんな。
だから料理人の人とか、飼育する側とかもそうですけども、どれだけ自らを削っているのかっていう。
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そうですね、結構全員で成り立ってるなっていうところもあるんですけど。
難しいですね、だから本当に全てビジネスライクでやる商売はもちろんあると思うんですけど。
もしかして小規模の商売って、そこだけで動いてるわけではないのかもなとか。
親とか、親の商売とか見てると、結構直樹やってるから、あんただったらじゃあこれいいよとか。
小さい大きい関係って信頼ですからね、それって。
信頼っていうのはあるよな。
だから200人にイベイコプターがかけたっていうのだって、口コミって一番の信頼っていうかね。
そうですよね、あるでしょうし。大胆の人もやっぱり事前にちゃんと全部調べて、
素人だからっていうので投げるんじゃなくて、自分で調べられる限りのことは調べていって、
その上で専門家の人からすると、ここはこうしたほうがいいですよとか、
ここはそういうふうに書いてあるかもしれないですけど、実際ここのほうがいいですよとか。
丸投げじゃなくて一応やれるところまではやった上で聞いてって姿勢がやっぱり認められたのかなっていうのは、
豚の飼いに行った時の話もそうですけど。
情熱はありますからね。
本気です。自分も本気ですっていうのはやっぱり示す必要っていうのはあって、
やっぱりそこは金ではないんだな。
そうですよね。一番最初に豚肉を買いますって言った時点である程度の情熱がありますからね。
そうそう。
買えませんからね、普通に。
そうそう。そんなんでわざわざ来るやついんの?みたいな。
すごい。面白い。
この試行錯誤の振りがちょっと面白かったですね。異色のビジネスノンフィクションっていうか。
そうですね。的さん的冒険の書ですよね、また。
冒険の書でしたね。次々と仲間が増えみたいな。攻略していくみたいな感じの。
そうですね。攻略系のあれでしたね。
でしたし、ビジネス書とっつきにくいなっていう人とかでも結構面白く読めて、
やっぱり商売するってなんだろうなって考える時に面白い本だったなとは思いましたね。
そうですね。いい本ですね。
食べ物の本ってすごい。やっぱり食べ物のビジネス書って引きつけますね。
なんかあります?梶原さんの方で、食べ物の本で面白かったやつ。
私はね、うどんですかね。
うどん?
そう、ちょっと今手元にないので詳しいことが話せないんですけど、すみません。
やっぱりビジネス書を何本くさつか書いてる方が博多のうどんに見せられてしまって、
博多のうどんって柔らかいんですよ、すごく。
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さぬき系って人気じゃないですか。ちょっとコシがあって、硬めの。
そっちが大好きですね。
そうですよね。私もそれが大好きで、うちの夫の実家が九州なので、
向こうに行った時にうどんを食べようってなって口コミとかを探したんですよね。
お店を探して。口コミにやばくて最高だみたいな。
ここの店はちょっとコシがありすぎてダメだったみたいな。
どういうことだと。ふざけるなと。
未知の価値観が出てきたわけですね。
そうそう。なんだコシがあって残念ってどういうことだみたいなので。
それで食べたわけですよ。
そしたらまずコシがない、柔らかい、そしてびっくりするほどおいしかったんですよね。
別の扉が開いたわけですね。
別の扉が開いちゃったわけですよ。
それを食べてから口コミを見るとほんとわかるわみたいな。
コシがあったら最悪だよねぐらい。
手のひら返しなので私も基本的に。
思ってる矢先にうどんの本を見つけて、やっぱりそういう人がいたんですよね。
うどんに見せられた。
そう見せられちゃった人が1日に何軒も博多のうどん屋を回り食べ。
でもうどんってそんな食べれないじゃないですか。
まあ腹持ちしますからね。
そしてやばいうどんってどんどん吸っていくんで汁を増えるわけですよね。
でもなんかそれでやっぱり昔からあるチェーン店みたいなところに取材に行ったりして
そうするとねうどんを40分煮てるっていう話ですよ。
え、うどんって煮物じゃないの?
煮物じゃん。
そうなんですよ。
それで本店でまず出汁を朝作って
そこから全てのステールへ出汁を朝送っていくと。
だからそのやっぱりついたばっかりの時の出汁は美味しいけども
最終時間までは美味しくはあるけども
やっぱり一番最初の出汁が一番美味しいみたいな。
作りたての香りとかね。
なんかうどんのことだけをずっと述べてるビジネスショーを読んだことがありますけど。
食関係のビジネスショーとかノンフィクション面白いですよね。
面白いですよね。
肉の話で思い出したんですけど
ヤクザ、どっちかというと山口くみとかの取材で有名な
溝口明さんだったかな?という方が描かれた
食肉の帝王っていう
それこそ肉の偽装問題で
すごく代々的に報じられた
花マンでしたっけ?何でしたっけ?
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食肉の帝王の
ちょっとわからないかも。
イベリコブタと同じタイミングで出たような気はするんですけど
どのように食肉業界に食い込んでいくかっていう
あとこれ、食肉の帝王童話と暴力で恐怖をつかんだ男っていう
すごいタイトルがついてるんですけど
これもなかなかやっぱりその闇
食肉業界の闇に切り込んだ本で
これも良かったですね。
なんかこう美味しい食材の裏には闇ありですよね?
そうですね。
全部とは言わないですけども
そうですね。ちょっとあれですけど
闇あり本多いですよね?
闇大好きですから私。
魚ととかね。
魚との方はこの人、この溝口さんにすごく支縮してる方なので
そうなんですね。なるほど。
そこに関する闇に潜入していく話はめっちゃ面白いですよね。
闇系の話だとすると
食肉の帝王とか魚とヤクザとかそっちもまた面白かったりはしますけどね。
やっぱりね。でも曽津さんって今回ライトサイドで良かったですね。
そうですね。ちょっとなんとなく青春的な努力友情成長理みたいな
良かった。
ちょっとそんな雰囲気はありつつ
でも書いてる文体結構淡々と書いているので
そんなに厚苦しくなく読める。
厚いには厚い話は出てくるんですけど
プロの方たちのプライドとかこだわりとか
プロだからこそ考えられる視点とか
そういうのをすごく書いてはあるんですけど
厚すぎないっていうか
パッションだけで書いてるわけではないっていうバランスもすごく良くて
書き手の人はそういう意味ではライターのプロなんだなっていう
物書きのプロとしての文章すごく読みやすくて
良い文章だなと思って読んだので
全く知識がないところから
素人が本当に悪戦苦闘しながらどうやって肉を売っていくかって
すごくよくわかりやすく書いてあって面白かったですね。
良かった。
全然まとまりがねえなっていう
そうやってパーティーを組みながら
商売ってやっぱり人との繋がりってすごく
人との繋がりとか言うとすごい
いやいやでもやっぱりそこですからね
そうだなっていうのは親の商売とか見てても
日本の個人で仕事されてる方とか見ていても
やっぱり結局人に物を売るわけですから
やっぱり人と関わっていく
人との繋がりあっての商売だなっていうのは
そうですよね本当に
でも良い本だったと思います
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ちょっと読んでみたい
良かったです
イブリック豚を食べながら読みたい
できれば本物というか
良いお肉を手に入れられた時にでもってとこですかね
そうですねナッツの
油のナッツの香りを楽しみながら
どこに行ったら食べれるんだろうなそういうのって思うんですけどね
後半に続きます
51:57

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