理想の自分と上司像の違い
はい、皆さんこんばんは。2022年10月13日木曜日、安倍です。
この放送は、レンチャー企業の中間管理職安倍が、日々の仕事や生活の中での学びや気づきをシェアする番組です。
はい、今日の安倍チャンネルやってまいりました。
今日はね、いろいろ忙しい時期に入ってきてはいるんですけども、
私はこのテーマで話したいなと思ってまして、
それはですね、理想の自分と求められている自分が違ってますよっていう話ですね。
皆さんは理想の自分ってあると思うんですね。
それが一緒、理想の上司としての自分像と、目指すべき自分の形というか、上司像みたいなものってあると思うんですよね。
これって自分では結構わからなくて、
というのも自分が目指している上司像っていうのは、今までの自分のキャリアの中で作られてきたものだと思うんです。
だからあくまでも自分の価値観で作られてきたものなんですけど、
だけどこれが本当にマネージメントに適しているかどうかっていうのは実はわからなくて、
本当は求められている上司像とか、マネージメントに適している上司の形っていうのは、
自分が理想としているものと違うんじゃないのかっていうことを見てたほうがいいと思うんですね。
これね、どうしてこんなことを思ったかっていうと、
以前からお話ししてた、私が管理職研修の中で受けてきた女子高生のバレーボール監督になるっていうね、
そういうちょっとユニークな研修だったんですけど、
その研修の中で実はアンケートがあってですね、いくつかの項目があったんです。
そのアンケートはどういうタイミングで誰にされたのかといいますと、
私がバレーボールの監督になって、女子高生のチームをまとめて優勝を目指すというトーナメント戦に参加するんですが、
そのトーナメント戦の中でですね、
予選リーグ、予選リーグというか決勝トーナメントってあるんですけど、
予選リーグの後に1回生徒たちにアンケートをしてまして、
これは私がやってるわけじゃないんですけど、
全部が終わってからまた生徒たちにアンケートがあったというような内容なんですね。
その中で、僕が目指してたマネジメントとチャレンジしたことっていうのを持って、
女子バレーボールチーム監督になったんですけど、
その生徒たちのアンケートの内容は、私が目指した内容と行動とはちょっと違ってたんですよね。
例えばですけど、僕がはっきりとマネジメントをするために、
自分はちょっと曖昧な部分があるから、このバレーボールチームの監督の役割の中でははっきりと指示を出しておこうと。
大事なところは自分が決めていこうということをやってたんだけれども、
選手たちからすれば、自由にもう少しやらせてほしかったとかね。
あとは何も知らない監督のくせに、もっと私たちにいろんな話を聞いてほしかったとかね。
そんなことをURLとかアンケートに書かれていたわけですね。
私自身は目指したマネジメントの通りに行動できたかという振り返りもするんですけど、
なるべく理想に近づけるようにやっていった結果、ネガティブな一面もだいぶ突きつけられちゃうわけですよね。
だから自分が理想としていたものというもの、マネジメント像とか理想の上司像というものは、本当に正解かどうかというのはわからないんですよね。
どの物事というか行為に対しても、一面だけじゃなくて多面的なわけですよね。
良いところもあれば悪いところもあるということなんだと思うんです。
その良いところと悪いところというのは、本当に表裏一体で、最終的に状況によってどっちがいいのかとか、どういったマネジメントがいいのかが変わるとは思いますが、
常に自分が思っている回答というか、目指しているものが正解とは限らない。
つまり自分が目指していることと理想とは違っている場合もあるわけですよね。
それを理解して対応していかないと、理想の自分に近づけば近づくほど、適切なマネジメントから離れていくというような現象が起きてしまうこともあるわけですね。
じゃあ、これってどうしたらいいのかというところになると思います。
マネジメントに対する認識
自分が理想としていることが、理想の自分が理想のマネージャーとは違うと言うならば、理想のマネージャーを演じる必要があるわけですよね。
でも、理想のマネージャーって何なんだというところになると、それはそれぞれによって違うんですけど、
例えば結果を出すのが第一なのか、優先順位としては高いのか、チームワークをまずやっていくのは安全性を求めるために売り上げだけではなくて、
例えば工場のチームだったら、生産性メインのチーム作りとか、営業ベースだったら売り上げを優先するチームだったりとか、
それぞれチーム作りって目的が変わってくるんで、その目的に応じたマネジメントをしなきゃいけないと思うんです。
だから、その目的に応じたマネジメントが自分の理想のマネジメントとマッチしているかどうかっていう、そもそもの足元のところを見直す必要が実はあるんじゃないですかっていうことを。
今回僕自身が受けた監督研修の中で、私自身は監督をやるわけなんだけど、やればやるほど表裏一体なんで、いろんな意見が出てくるわけですね。
曖昧な形で生徒に判断を委ねた時、誰が責任を取るかっていうのが最終的には監督なんだけど、
じゃあ監督は選手に対して選択肢をどこまで与えるのかっていうところは、それは監督の考え方次第だと思うんですよね。
選択肢をなるべく狭めていけばワンマンだって言われるし、選択肢を与えすぎれば法人主義だと言われる。
結果が出なければ仲良しチームと言われてしまい、市場主義で結果が出なければ最悪ですよね。
ワンマンで結果が出ないという能力を突きつけられる。
監督って一体何なんだと、マネージャーって一体何なんだって、常に迷い続けることになってしまうんですよね。
その時の拠り所っていうのは、自分なりの哲学を持っているか持っていないかということになると思うんですけども、
その哲学をどう組み立てていくかっていう話をすれば、
会社がどの方向に進んでいくのかということをきちんと理解して、
哲学と対応の重要性
それに合ったマネージメントを組み立てていく。
それがもし自分の理想と違っていれば、自分の理想を追い求めるのか、
会社にマッチしたマネージメントに自分を合わせるのか、もしくは演じるのかっていうのは、
あとは自分次第になってくるわけですよね。
合わなければ、自分が合わせられなければ、やっぱり会社を変えるのか、もしくは自分を変えるのかっていうことになってますから、
そういったところまで考えて対応していかなきゃいけなくなってくるのかなと。
信念が強ければ強いほど、いろんな決断を迫られるケースが多くなってくるのかなと思いますので、
この理想の自分と理想のマネージャー、本当にマッチしてますかっていうのは、
かなり実は重い問いなんじゃないのかなというふうに思っております。
ということで、今日の放送は以上です。
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それではまた、みなさんさよなら。バイバイ。