00:04
とるにたらん、ラジオあそび。
日本の片隅から中毒気味なエンタメ愛を叫ぶ番組。
とるにたらんラジオあそび。通称、とるたラジオへようこそ。
いつでもポップとサブのカルチャーの合間を耐え立っているパーソナリティーの花田花です。
今週からとるたラジオ、若干の変更点があります。
これね、再生する時にちゃんと画面を見ている人はもしかしたら気づいているかもしれません。
タイトルが少しだけ変わっています。
とるにたらんラジオあそびという部分は変わっていないんですが、
後ろにタイトルの追記があります。
今回から配信タイトルが、とるにたらんラジオあそび。
エンタメ中毒、エンタメを語るというタイトルに変わっています。
今までカバーアートの方には、ちっちゃく下の方に書いてあったんですけど、
それをタイトルの文字として検索に引っかかる文字列として
可視化したというのが、今回のタイトルの追記の状態になります。
なぜかというと、ポッドキャストのタイトルで
その番組の内容がどういう内容なのか、
わかった方がいいのかなというのをずっと考えていて、
私もポッドキャストを検索する時にいろいろ見ていて、
このポッドキャストってこういうことを話しているんだなというのを
タイトルから把握することって結構あるので、
検索している側もある程度わかりたいのかなということを考えたりもしたので、
今回少しだけ後ろに追記をするという形でタイトルを変更しました。
私にとってはあまり変更ではないんですけど、
今までカバーアートで一応主張はしていた部分になっているので、
あまり自分としては大幅に変わった感じはしていないんですが、
今回からトルニタランラジオ遊び、エンタメ中毒、エンタメを語るというタイトルの
番組として配信をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
やることは別に今後も変わりませんので、
今後ともひとつよしなにということで、タイトル追記のお知らせでした。
今週オープニングトークもいろいろお話をしたいことがあるんですが、
まずですね、星降る夜にの話をしておきましょうか。
私の西吉千葉雄大君が出演しているドラマ、星降る夜にが第1話、
1月17日火曜日夜9時から放送開始されました。
あのさ、このドラマさ、オープニングから最初から見ていると、
あの、まあね、北村匠だからこういうことをされても許せるよなとか、
こういう行動をして、吉高由里子じゃなかったらマジでやべえやつだと思うんだけど、
みたいなところがあったんですよ。
あの、もう本当冒頭数分の部分で。
03:00
まあでも、そういう部分はありつつも、
まあだってね、ドラマだって創作物なんで、
そういう綺麗な部分は欲しいでしょうよ、見てる側も。
ただ、全体的なテイストとしては、笑いあり、涙あり、
そしてまあ、今回ね恋愛モノということで、キュンもかなりありというところで、
コンコム気になる感じを持たせつつ、交換色のスタートになったので、
コンコム気になる感じを持たせつつ、交換色のスタートになったなというふうに思って見ております。
私1話は2回とりあえず見たんですけど、
ちょっとね伏線地見たところも、散りばめられてるなっていうのは若干見え隠れもしているし、
今回はですね、北村匠くん、吉高由里子さんのこのメインカップルですね。
主演は吉高由里子さんなんですけど、
どっちかというと今回、匠くんの方がかなり掘り下げられたかなっても思ったんですけど、
まあこの2人の背景だったりとか、
追い立ち的な部分みたいなところがかなり掘り下げられた部分があったなと思って。
なので次回以降、第2話以降は千葉くんをはじめとする、
その周りを固めるメンバーたちですね、の背景なんかもちょっとずつ掘り下げていかれたりとか、
関係性とかもっと色濃く描かれていったりするのが、2話以降の展開になってくるんじゃないかなと思っています。
その中で、千葉くんもとても気になってるんですが、
私がすごく気になってるのが、今回このドラマのキャスティング、キャストの順番で言えば、
留めに当たる重要人物に当たるのであろう、ディーン藤岡さんですね。
おディーン様が今回かっこよくないんですよ。
ディーン藤岡と言えばイケてるイメージがあると思うんですが、
今回ディーン藤岡さんが演じているキャラクターがヘニョヘニョワンコ系なんですよね。
すごい手を出してあげたくなるというか、頑張れって言いたくなるようなキャラクターをディーン藤岡さんが演じているので、
吉高由里子さん演じる三婦人会の同僚というか後輩的な感じですよね。
年上の後輩みたいな感じで出てきたキャラクターなので、今後どういう絡み方をしていくのか、
ディーン藤岡ここでは終わらんぞっていうのがかなり見えてるので、これはメタ的な感じにはなるんですけど、
キャスティングの時点で最初に発表されたのが1番手2番手と目だったので、
この3人に含まれておいて何もないことはないだろうと、多分当て馬的ポジションになるんじゃないかなとは思ってるんですが、
ディーン藤岡さん、今後にとても期待をしております。
あと千葉くん演じる春ですね、とってもかわいいです。
かわいいね、千葉雄大かわいいねって思ったんだけど、
多分今回かわいいだけじゃないというか、どっちかというと独立キャラだったりとか下ネタを平気で、
手話ではあるけれども言ったりとか、今回は全然出てきませんでしたが、
06:00
奥さんとの角質であったりとかそういうところを春くんもいろいろ描かれていくんだろうなと思いつつ、
第1話では北村匠くんと一緒に遺品整理士の仕事をするシーンが結構出てきたんですけど、
北村匠くんと並んだ時のバディ感しっかりあって、並び姿もなかなか2人並んだところ良くて素敵だなと思いました。
千葉くんが今まで演じてきたキャラクターの中では結構珍しいですね、
ピアスをつけていたりとか、リングもいくつかつけてましたね。
色石がついたリングとかもつけていて、とってもおしゃれなキャラなんだろうなというのが、
今回は作業着だけでしたが見え隠れしていたので、今後私服で出てくるシーンも春はすごく楽しみだなと思って見ています。
千葉くんね字幕で見たらあれなんですけど、色ついてたね字幕にね。
ちょっとそういうところも3番手っていう感じがして、とっても良いなと思いました。
今後も楽しみに見ていきたいと思います。
第1話、ハリセンボンの春菜さんが出産シーンでゲストとして出てましたけど、
計算部としてちょっと気になったのが、「お母さーん!」って言って生きるシーンがあったんですけど、
あーでは生きめないなって思ったんですよ。
リアル。
すごい切ないシーンなんですけど、ここでお母さんって叫ぶのはすごい切ないんですけど、
生きめるのか問題をすごく考えてしまいました。
ここにリアルはいらんのかとか思いながらね。
でもあーだからどっちかというと生き見逃しだよなとか思ったりもして。
ちょっと気になってしまいましたけど。
星降る夜に第2話も楽しみに見たいと思います。
第1話はTVer他、現在いろんなところで配信をされていますので、また見ていないよという方はぜひ見てみてください。
オープニングトークちょっと長くなっちゃうんですけど、もう一つ今回第1話見てマジで気になったドラマがあるので。
これ気になったってあの面白い意味で気になったドラマも今回たくさんあるんですけど、
マジでツッコミどころあるなと思って私が今回続けてみようかなと思っているのが、
日本テレビ系列で土曜日の夜10時から放送されている大病院選挙です。
始まる前から結構楽しみにはしていたんですよね。
嵐の桜井翔くんが主演をするドラマということと、
あとこの日本テレビの土曜夜10時のサスペンス枠といえば、
ボイス、レッドアイズなどね。
日本テレビで制作プロダクションでアクスオンというところが日本テレビ系列の制作プロダクションなんですが、
アクスオンが入っているっていうね。
サスペンスでは結構低評のある枠かつ制作陣ということで、
しかも大病院選挙はボイスと制作陣がほぼ同じということで、そこも話題になっていた作品なんですが、
そういう裏打ちもあり楽しみにしていたものではあるんですけれども、
見ていない方のためにちょっとあらすじをご紹介すると、
09:02
鬼のお面をかぶった謎の武装集団によって選挙された大病院で、
メンタルを病んで給食中の刑事が人質を救うために立ち向かうという話なんですが、
このあらすじ聞いたらちょっと面白そうじゃないですか。
見てみたところですね。
ストーリーというか雰囲気としては、
24、日本でも唐澤敏明さん主演でリメイクされましたけど、
24とか、あと武装集団のイメージからすると、
ネットフリックスで見れるペーパーハウスとかがちょっと近いのかなって思ったんですよ。
なんだけど、鬼が気になってしょうがないんですよね。
この謎の武装集団、鬼たちがいるんですが、
鬼が本当にツッコミどころ満載で気になってしょうがないんですよ。
まず、なんであのお面のデザインなのかっていう問題。
だってさ、ペーパーハウスみたいに市販の普通にその辺にあるお面ではないんですよ。
なので、あれどっかに発注して作ってもらったりしたのかなとか、
いろいろ考えてしまうっていうのと、
なんかあれっぽいんですよね。
あれどこだっけ、日テレじゃないよね。
TBSかな。
ザ・鬼退治っていう年末の特番があるじゃないですか。
鬼退治をする、鬼ごっこ的な、逃走中的な番組。
ザ・鬼退治なんていうふうにちょっと思ってしまったっていうのと、
衣装もちょっと似通ってるんですよね。
あと、顔を隠すためのお面のデザインのはずなのに、
口元が開いてるんですよ、このお面のデザインが。
なんで口出したみたいな。
それこそ、今回この鬼のキャスティングっていうのが、
キャストをモザイクをかけることによって、
一応誰が演じているのかって、今のところ全員分かっていない状態なんですね。
だから見ている側として、そのメタ的な目線で言えば、
この鬼を演じている役者さん誰なんだろうっていうふうに、
考える余白にはなるんだけど、
でもリアルな犯罪者たちが、
行動として考えると、口元出してたら身バレするじゃん。
捕まっちゃう可能性絶対あるじゃん。
なんでそうした?みたいなところがあったりとか。
あと、鬼たち全員ボイスチェンジャーを使って喋っているっていう設定なんですね。
しかも特殊仕様らしくて、警察が解析できないっていうシーンがあるんですけど、
口出してるのにどうやってボイスチェンジャーを使って喋ってるのかっていう謎の技術力。
それだけでも相当な突っ込みどころがあるんですよね。
10人分の鬼のキャストが発表されていないというところで、
話題作りとしてはいいのかなとか思いつつも、
本当にメインの部分よりも鬼の突っ込みどころが気になって気になってしょうがないっていうのが、
今回の大病院選挙の突っ込みどころですね。
あと、櫻井翔くん演じる主役が口癖があるんですけど、ちょっとダサいんだよな。
何かあるごとに、「嘘だろ?」って言うんですよ。
12:03
これ、「嘘だろ?」ってずっと続けるのかなと思って。
最終回までずっと言い続けるんじゃないかなと思って。
第1話でも結構言ってるんですよ、この嘘だろって。
櫻井翔くん、何回嘘だろって言うのかなっていうのも気にして見ていきたいなと思っています。
あとね、鬼。鬼たちのボスみたいな存在がいるんですけど、
鬼たちみんな色分けをされていて、これもちょっと微妙なんだけど、
劇中でそんなに色分けをされていないんですよね。
画面上で色が分かりにくい問題がちょっとあるんだけど、ちょっとそこは置いておいて、各それぞれの鬼に色が分けられているんですね。
10色の鬼がいるんですけど、ボスの鬼が青鬼なんですよ。
この青鬼ね、私リアタイしてて気づいてしまいました。
菊池風魔だね、絶対。
この青鬼はね、ボスの鬼なんですよ。
私リアタイしてて気づいてしまいました。菊池風魔だね、絶対。
本当にこれは間違いなく絶対菊池風魔だと思う。
全然セクゾのオタクでもなんでもないし、ジャニーズにも疎い私ですけど、
近作でね、オシたちが菊池風魔くんと共演をしたことによって菊池風魔くんの顔をかなり見たので、最近。
あの口元は菊池風魔以外の何者ではないわ。
口元ね、唇とエラの形、絶対菊池風魔だと思います。間違いない。
で、間違いないと思ってツイッター見たら、もう放送中に菊池風魔トレンドに入ってましたね。
それぐらいもう視聴者には青鬼は菊池風魔だとバレている状態で、このまま進んでいくのかなと思うとちょっと面白い部分もあるんですが。
日本テレビ系列土曜夜10時大病院選挙、今週第2話が放送されますので、初回はTVerでまだ続けてみることもできるので、
よかったらこのツッコミどころ満載のドラマも皆さんぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
はい、というわけでここから今週のメインコーナーやっていきたいと思います。
エンタメモリー
このコーナーでは私花田花がエンタメ作品の記憶、つまりメモリーを深究問わず語っていきます。
今日ご紹介する作品はこちら。
映画あの頃
はい、というわけで今回は映画あの頃のお話をしていきますが、
このあの頃の話をする前にぜひ聞いていただきたいのが、先週配信分のエピソード39、おしかつとは何かの話です。
15:03
なんでこれをお勧めするのかというと、今回お話しする映画あの頃は推しを持つオタクたちの物語だからなんですね。
オタクの話だから、じゃあもういいやって言ってやめてしまおうと思った皆さん、まだ見ていない皆さん、ぜひそれはちょっと踏みとどまっていただきたい。
なんでかというと、これはオタクたちの物語でもありつつ、私が思ったのはきっと広く普遍的にいろんな人に刺さるストーリーなどではないかと思ったからです。
今回お話をするオタクたち、平たく言えばハロプロのオタクなんですけど、このハロプロのオタカツというものに共感しなかったとしても、きっとみんな何かしら我がこと、自分のことのように思える部分があるはずだと私は感じているからです。
それが不思議だなと思いつつ愛おしいなと思える作品だったので、今回この作品を選びました。
かつ先週とリンクする部分があったので、ぜひ合わせて聞いてもらいたいなと思ってこの前置きをしています。
この映画あの頃は鶴木美希人さんのコミックエッセイ、あの頃男子かしまし物語を原作とした実写映画です。
2021年2月19日公開の作品で主演が松坂透理くん、その他にも中野大賀くん、山中隆さん、若葉龍也くん、芹澤達人さん、小門健太郎さんなどが出演をしています。
他にもちょっとしか出てこないんですけど、デカミちゃん、以前はパイパイデカミちゃんって名前でしたけどデカミちゃんとか、あと以前は芸名どんぐりさんだった竹原よし子さんなんかも出演をしているので、画面の端まで見ると結構面白いところがたくさんあります。
あの頃私がどうして好きなのかっていうと、ためたのには理由があるんですが、なぜなら私の大好きな今泉力也監督の作品だからなんですね。
今泉力也監督の作品がもう本当に好きで好きでたまらないんですが、その好きで好きでたまらない作品のうちの一つがこのあの頃です。
あとスタッフの中でもう一人好きな方がいて、音楽を担当している長谷川博史さん、私音楽がすごい好きなんですけど、このあの頃も曲がいい、全体的にとても音楽のチョイスがかっこいいので、ここも注目してみてほしい作品になっています。
というわけで簡単にここからあらすじをお話をしていきたいと思います。
大学生の鶴木美希とはバンドをやっている。しかし腕前は超下手くそ。バンドメンバーからはいつも怒鳴られてばかり、自分の才能のなさに落ち込んでいました。
唯一の友達がこれを見て元気だしなよと言って1枚のDVDをくれたのですが、これはバンドマンの鶴木には全く無縁で興味のないアイドル松浦彩のDVDでした。
18:11
手持ち無沙汰もあって再生してみたところ、元気で明るくて頑張っている彩彩の姿に目が釘付けになってしまい、そして涙が溢れてきます。
それは鶴木が一気に松浦彩に恋をしたオタクになった瞬間でした。そこから鶴木は松浦彩の熱烈なファンとなっていきます。
大阪安倍の地区にあるハロプロを応援するファンクラブに入ったのですが、そこはバンドとは違ってとても居心地の良い場所でした。
個性的なメンバーとともにハロプロを推す活動に邁進をしていきます。
しかしメンバーの中野大学を演じるコズミンが肺がんにかかるというアクシデントがあり、という感じで話が進んでいく物語になっています。
このストーリーの主軸になるのがハロプロを推していくという部分にあるのですが、私にとってハロプロがものすごく流行っていた時期は、小学校高学年から中学生ぐらい、もうちょっと後までなのかな。
高校生になってもハロプロの曲を歌ってカラオケで歌ったりとかはしていたんだけど、なんせ私があんまり興味がなかったので。
中学生の時とか、つじちゃんかごちゃんがモームスに入ったりとかしたりとかして、その辺の時期だったからみんな結構キャーキャー言ってたんだけど、私その当時ものすごいビジュアル系バンドにハマってた時期だったので、あんまり興味を持てなかったんだよね。
みんなの話題に乗れるように、アサヤンとかその当時ハロプロが公開オーディションテレビでやってたんですけど、アサヤンという番組で公開オーディションをやってたんですけど、アサヤンは見てたな。
だからどういう人がどういう経緯でハロプロに入っていくのかとかは見てはきたんだけど、だからあややが売れるまでの経緯とかもエンタメとして消費はしてきたんだけど、私はがっつりハマっていなかったので、ふーんっていう感じで見てたんですよね。
なのでアイドルにハマる、主にハロプロにハマるっていう部分に関しては、あんまり自分の経験上は興味を持ってこなかったことだから、そこにのめり込んでいく感覚っていうのは正直あんまりわからないです。
なので、つるぎがあややに落ちた瞬間とかも、その映像を見たとてへーってしか思わないっていうか、あややかわいいなとは思うんだけど、だからといってそこでどんハマりするのか、ふーんみたいな感じでちょっと一歩引いたところで見てはしまうんですが、
ただ、私にもこの番組で何回も言っている通り、しかも今日冒頭で熱く語った通り、私にも推しがいるわけですよ。私には千葉雄大という推しがいるわけなんですが、
21:05
そういう推しを持っていると沼落ちっていうのがすごいわかるなって思ったんですよね。あらすじのところで簡単に出てきた沼落ちのシーン、もう少し深くここからお話をしていきたいと思うんですが、
本当に映画の冒頭の冒頭のシーンなんです。バンドメンバーから本当にベースド下手くそだって言ってボロクソに言われて、つるぎが落ち込んでるんですね。もう本当に見てられないぐらい松坂通りがしょんぼりしてるんですよ。
そのしょんぼりしたつるぎが友達からあややのDVDこれ見ろよってこれ見て元気出せって言ってもらってくるんだけど、本当に本人は見る気ないんだよね。なんでアイドルかと思ってもらってきて。
ただそれをデッキに入れてご飯を食べながらとりあえず見てみようって。でも偉いよね。友達に渡されたからってちゃんと見てみようっていう行動を起こしたことが偉いし、その小さな行動が沼落ちのきっかけになるんだ。そこからの推し勝つのきっかけになるんだっていうのは割とオタクあるあるな部分もあって、私もいろんな推しを推し始めたきっかけここで考えてしまいました。
つるぎはこのあややのDVD見ながらご飯を食べてるんだけど思わず箸が止まるんですよ。ここで箸が止まって食べるの忘れながら画面に釘付けになるんですね。その画面に釘付けになった目最初目が死んでるんですよ。やっぱり落ち込んでるからもう全然光のない目をしてるんだけど本当に効果音としてパーって音を入れたいぐらい目に光が宿っていくんですよね。
可愛い好きだなって思った瞬間のこの光の宿った目、人生を救われた感ここが描けるっていうのがその映像としては今泉力也監督素晴らしいなって思うんですよね。
だってご飯を食べている雑然としたいつものつるぎの部屋であるにもかかわらず別にその日の差し方とかが変わったわけでもないし何も変わったわけではない。何かが変わったといえばつるぎが松浦彩を摂取したっていうそれだけのことなのに色が変わったみたいなもう世界の色が全て変わったみたいな色鮮やかになったかのようなそんな雰囲気を醸し出しているこのシーン。
っていうのが本当冒頭まだ10分になってないぐらいのシーンなんですけどあの瞬間を見て感動してしまったオタク絶対多いと思うんですよね。私はもうあれを見た瞬間自分の沼落ちのことをすごい思ってしまったんですよ。
何かそこのシーンを見るだけでもこの話はハロプロオタクのための話ではない。そのハロプロオタがオタ活をするのをただ見るだけの話ではないっていうふうに私は受け入れました。
24:14
何かもっとさっきも言ったように広く普遍的にいろんな人に刺さる好きを伝える物語なんじゃないかなっていう何かこう全てにおいてそれでいいんだよって肯定する優しさを持っているっていうのは今泉力也監督が作られる世界観にかなりあるある他の作品においてもあるあるのことなんですけど
今回はオタ活っていうことをベースにしながらその事象をベースにしながらそれでいいんだよっていうふうに背中を押してくれるというかどっちかというと私は今泉力也監督に関しては背中を押すというよりは背中を撫でてくれるみたいな何かこう手当てをしてくれる。
ケガをした手当てではなくてこう背中に手を当ててくれるポンと押すのではなくてよしよしってしてくれるような何かそういう優しさというものを感じました。
今泉監督の作る作品ってあんまり好きじゃないっていう人によく言われるのがテンポが悪いってよく言われるんですよね。
なんか何にも起きない退屈に感じてしまうっていうふうに他の作品でも言われることがあるしこのあの頃を見た知り合いからもそれを言われたことがあるんですよ何にも起きないじゃんってただダラダラしてるオタクを見てるだけの話じゃんっていうふうに言われたことがあるんですけど
確かに端的に言ってしまえばハロプロが好きっていうだけで集まった気が合う仲間たちがワイワイギャーギャー言ってるオタクが騒いでるところを見せられるだけの話にも見えるかもしれないんですけど
なんかそのテンポの悪さっていうのも私はまたリアルだと思うんですよねその同じ推しがいるとか同じ世界観を好きだって言っている人たちが集まると確かにそういう
各々勝手にこういうところが好きなんだああいうところが尊いんだって言って語り合ってだよねっていうその共感を得て笑い合ってっていう
なんか生ぬるい空間ぬるま湯に浸かったような空間っていうのが楽しくってそれで時間を溶かしていくっていう
だから興味がない人からすれば本当に無駄な時間っぽく見えると思うんですよ
それってどんな推し勝ちにおいても言えることだと思うんですよ
今回このあの頃という作品においてはハロプロが大好きなアイドルオタクたちにスポットを当てた話ではあるんですが
例えば私が日頃言っている自分にとって言っている俳優オタクっていうところもそうだと思うし
27:00
例えばわかりやすいところで言えば兄オタだったりとか鉄オタだったりとかオタクって言われる人たちっていますよね
そういう人たちが例えばアニメを見ている時間だったりとか鉄道を見に行く
だって鉄道って取り鉄だったり乗り鉄だったりとか時間を費やすじゃないですか
そういうことをする時間だったりとか私にとっては私は俳優オタクなので推しが出ている作品を見るだったりとか
バラエティとかに出ている時に見るだとかそういう視聴をしている時間だったりとか
あとこのポッドキャストだって興味がない人にとっては無駄な時間ですよね
日常生活の例えば私はこの収録大体毎週1時間ぐらいかけて撮っているし
しゃべっている時間だけで大体1時間なんですよね
これの前準備とかも考えると本当に結構な時間を費やしてたりとかもするんですけど
その時間何か有益なことになるのって言われたら益は別にないよみたいな
無駄な時間って言われてしまえばそれまでなんだけど
でもやっぱり私は自分のオタ活もそうだしそれに今やっているポッドキャストもそうなんだけど
その人によっては無駄と思われるようなその時間が愛おしいと思うし
その人によっては無駄だと思われる時間を過ごすことが尊いと考えています
このハロプロオタクたちの活動っていうのもかなり見ていて尊いものだなっていう風に私は捉えられるなという風に思っています
このハロプロオタクたちが恋愛研究会っていうサークルを作って活動しているんですけど
恋愛研究会にいる時のハロプロオタクたちみんな輝いてるんだよね楽しそうなの
こんな楽しい時間を過ごしていることが無益なのかって言われたらそれで断罪してしまうとかわいそうだなって思うというか
知らんやつには言わせとけばいいじゃんって私は思いましたね
その無益な時間人によっては何事でもない時間っていうか
たぶん過ごしている本人たちにとってもただの日常っていうのが分かりやすいように表現されているっていうのが
恋愛研究会のみんなが日常をグダグダ過ごしているシーンってカメラワークがほぼ動かないんですよ
定点カメラで撮られているみたいな映像になっていて
それが人によってはテンポが悪いように見えるのかもしれないし
私はそれを見ていると彼らの日常を垣間見させてもらっているんだなっていう風に捉えることもできました
なのでこれはそれぞれの捉え方一つなんじゃないかなというふうに思います
鶴木がモノローグでこんなことを言うシーンがあるんです
僕たちは小学校中学高校大学と卒業するたびに出会いと別れを繰り返す
30:01
しかし大人になった今もう卒業はないっていうふうに言います
ただ私このモノローグを聞いたときに本当にそうなのかなって思ったんですよね
大人って卒業式をして卒業することって確かにないんですよ
ないよねだって仕事を私も転職をしたことがあるけど
仕事を辞めるときに卒業式なんてないじゃないですか
円満に辞めて送り出してもらえるっていうのはあるかもしれないけど
それは仕事を卒業するわけではなくて辞めるっていうふうに言われることであって
だから別に卒業するわけではないんだけど
でも卒業をしなくても出会いと別れって大人になってもあるわけで
だから転職をしても出会いと別れてあるわけじゃないですか
前の仕事先での別れがあり新しい職場での出会いがあるみたいな感じで
大人になっても出会いと別れって繰り返されていくし
これって人間関係の出会いと別れだけではなくて
変化していくことって大人になってもずっとあると思うんですよ
確かに自分から能動的に動いていかなくても周りの環境がたくさん変化して
いろんな人との出会いや別れが繰り返されるっていうのは
学生時代の特権ではあるんですよね
それこそ自分の体験で言えば私は小学校中学校は
地元の普通の公立の学校に行っていたので
持ち上がりで地元の子たちと一緒に生活をしてきたわけなんですけど
高校は私自分が住んでいる市から出て隣の市なんですけど
私立の高校に通っていたので全然違う人たちと
高校って大体どこに行ってもそうなんだけど
市内の高校に行くよりは市外の高校に行った方が
全然知らない人と出会ったりするわけじゃないですか
その後高校を卒業して私大学は県外に出たので
また本当にだって同じ県の出身の人って
私ほとんど出会いがなくて大学に行った時に
本当いろんなどこから来たいろんな人に出会って
っていう経験をしたのが大学生の時だったんですけど
そんな感じでこの瞬間ここ限りでいろんな人と出会えるみたいなことがあるのは
学生の間ですよね
ずっとこの人と一緒にいたいなって思っても
ずっといられないのが学生時代じゃないですか
その選択ができるのは大人になってからなんだけど
はっきりこの瞬間卒業するんですよって言って
分かっているような卒業っていうのは
確かに大人になってからは存在はしないですよね
ただ卒業はないんだけど卒業することによって変化する
33:04
いつまでも同じ今が続かないっていうのは
大人になってからも一緒だと思うんです
あの頃っていうふうに今回この作品
オタカツがすごく楽しかったみんなに囲まれていた当時のことを指しているんですけど
あのって言ってるっていうことは今ではないんですよね
今から指すと少し昔もしくは遠い昔のその時期のことを指して
あのって言ってるよねあの頃なので
あの頃っていうのはその当時のピンポイントの部分の時代だけを指すことであって
ずっとではないんですよね
つまりあの頃って言えるような場所から
つるぎは卒業をしてきたわけなんですよ
ただその頃から成長したからあの頃から卒業したのかって言われると微妙じゃないですか
それはそうじゃないかもしれないですよね
変化って成長なのかなって考えると
必ずしも成長することこそが変化ではないと思うんですよ
それこそ小学校の頃と今の自分比べると
成長はしてますよねその体ないし
中身も成長はしてないと困るんだけどさ小学生から今まで比べたら
でもその例えば私で言うと30代になったばっかりの頃と
もう30代終わりがそろそろ見えてきてる今と比べると変化はしてるよね
成長してるって言われたら成長した部分もあるし
例えば30歳の時の自分と今の自分比べて違うところってあるんですよ
例えば私30の時マミヤ君のこと推してないんですよね
今はもうマミヤ君のことめっちゃ好きだけど
それって変化だけど別に成長したわけじゃないんだよね
推しが増えたっていうだけで
30の時の私はもう千葉君のことを推していたし今も千葉君のことを推してるから
それは変わらない部分なんだけど推し勝つにおいては変わらない部分なんだけど
30の時と今の自分比べると推しが増えてるっていう変化っていうのはあるわけで
でもそれって別に成長した部分ではなくて自分の中で変わった部分でしかないんだよね
その30の時に推してた人たちっていうのもいるわけですよ
今数年前にその当時めちゃめちゃゴリゴリ誰を推してたかって言われたら
ん?ってなるんだけど何にハマってたかなとか今パッと思い出せないよね
でもその当時の多分自分の心のありようっていうのもとても尊かったと思うし
尊い日常を送っていたと思うし
36:02
かつ2023年1月の現在推しがいっぱいいる自分
例えば火曜夜9時の星降る夜を楽しみに待っている自分っていうのもすごく尊いと思うんです
どっちも尊い日常なんですよね
どっちもあるから今の自分がいるわけなんですよ
自分の話になっちゃったんだけどあの頃に話を戻すと
つるぎにおいてはあの頃って言えるような恋愛研究会のみんなとハロプロを推していた
あの楽しかった日常っていうのもすごく尊い日常だし
それを経て変化を遂げた自分今の自分っていうのもとても尊いと思うんですよ
どっちもあるから今の自分がいるんですよね
だからどっちも尊いんだよっていう風に見せてくれる
やっぱり今泉監督の描くこの優しさ
やっぱりこれって背中を押すんじゃなくてこれでいいんだよって撫でてくれるような
この優しさっていうのが私はとっても好きだなと思います
あの頃の推しも推しだし今の推しも推しなわけですよ
私最近よく話をしているのが近畿キッズの堂本弘司くんの話をよくしてるんですけど
堂本弘司くん私にとって三次元の人生で最初の推しなんですけど
やっぱりあの頃の推しも推しだからデビューした頃だからもう25年前だよね
25年前の堂本弘司くんを推していた自分の気持ちも尊いし
だからあの頃のまた10代だった10代だったのあの頃
10代だった堂本弘司くんもすっごく尊いと思うし
去年デビュー25周年でまだ25周年いや続いてるんですけど近畿キッズかなり
年末年始もたくさんテレビに出てましたけど
今見ても尊いなって思うんだよね
推しかって言われたら今全ての活動を追いかけているわけではないし
全部の活動を知っているわけではないので
推しって言われたら胸を張って推しですとは言えないんだけど
あの頃推していた自分の思い出もすごく尊いなと思うし
なんかそこを経て25年を経て今見た当時のかつての推しっていうのもやっぱり尊いなと思うし
思い出の部分だったりとか
なんか私堂本弘司くん見るとすごい思うんですよ
あの人私が人生で一番初めに部屋にポスターを張った芸能人なんですけど
なんかそういう自分の行動もね愛おしいなって
だって小学生だよ私その頃
なんかそういう行動も愛おしいなって可愛かったなって自分のこと思うし
でも鶴木もそういうふうにあの頃の自分を見れてると思うんだよね
なんかあの頃の推しも推しだし
自分が楽しかった思い出っていうのも
あの頃っていう言葉にものすごく込めているんじゃないかなっていうふうに思います
39:03
だから私にとっては例えば津吉くんを推していた時の自分と比べると
推しがめちゃくちゃ増えてるんですよね今の自分って
でも推し増しって前回の収録の時も言ったんですけど
エピソード39よかったら聞いてくださいね
あの推し増し推しを増やすっていうのは決して悪いことじゃないと思うんです
単推しだけが一人だけを推している
一つのキャラクターだけを推している
一つのものことだけが大好きだっていうことだけが正義ではない
たくさんの推しを持っているっていうのは浮気心ではなく
心の潤いをたくさん持っているっていう点では
私はとってもいいことだと思っているので
推し増しも悪いことではないし
逆にもう推すことをやめてしまう
だから好きを卒業するほら大人になっても卒業することあるじゃん
出会いがあれば別れがあるんですよ
推しから卒業してしまうことだってあるし
それも決して悪ではないし
過去の推しとして眺めて尊い日常だったなって思う
あの頃で描かれているものってここの部分だと思って
あの時の尊い日常っていうのがとても大切なものだったなっていうのが
優しく描かれているものじゃないかなと
私は受け止めています
この作品の中で受け入れる受け入れられない部分
広く幅広くなってしまう部分に
内輪のりっていうのがあると思うんです
内輪のりっていうのは
オタクっぽさの境地だと私も思っているんですけど
あいつら何が面白いんだっていうような
ノリってありますよね
この作品の中でも恋愛研究会のみんなが
わーわーやっているノリを見て
オタクキモいって思ってしまうような
ノリの部分ってあると思うんですけど
こいつら何が面白いんだろうって思うような
ノリに引くっていうのは私は間違ってないと思います
私はオタクっぽさの境地だと思っているんですけど
ノリに引くっていうのは私は間違ってないと思います
それは間違ってないって思うっていうのは
それを全面的に否定することが正しいというわけではなくて
それを遠目から見てうわーって
引く気持ちもあって叱るべきものだと思うんですよ
だってそのノリってどうして生まれているのかっていうと
同じものを好きだから
みんなで一緒に楽しくワイワイやっているっていうのを
それが好きじゃない人が遠目から見ていたら受け入れられない
当たり前だと思うんですよね
例えば私納豆がすごい好きなんですけど
納豆が好きなもの同士だったら
どこのブランドのこの納豆おいしいよねみたいな
このメーカーがいいよねとか
それとか納豆の食べ比べをしたりとか
好きな人たちの間で納豆が好きって言って
それを共有して楽しんで一緒に食べたりするっていうのはね
それをわーわー楽しむっていうのはすごくありなことだと思うんですけど
42:03
私もおいしい納豆とか教えてほしいなと思うし
納豆好きの人から
でも納豆が嫌いな人っていうのはやっぱり一定数いるわけで
私の家族にも納豆嫌いいるんですけど
押し付けちゃダメなんですよ
納豆嫌いはやっぱり納豆を見ると嫌だなって思うし
納豆が好きでキャーキャー言っているノリ引くと思うんですよね
自分に押し付けられたくないと思うから
だから自分が好きなもの
私にとってここでは納豆ですけど
納豆が好きだという気持ちを
万人にあるべきものとして押し付けるのって違うじゃないですか
嫌いなものは嫌いなんだったら
その人には押し付けてはならないわけですよ
押し付けた時点で
その好きな気持ち悪になっちゃうんですよね
惹かれるものになってしまうんですよ
これはすごく自分も考えなきゃいけないなって思うことなんですけど
私たまにあるんですけど
これもエピソード39でちらっと話したと思います
オタクの振る舞いで推しが嫌われること
往々にしてあるんですよね
アイドルオタクに限ってこの話をするのは
アイドルオタクの方たちにとっても失礼かなと思うんですが
あのノリ無理って
なんていうのかな
アイドルオタクがそういう風に見られがちなのって
オタ芸っていうものにあると思うんですよね
あの頃の中でも
キンブレを持って踊るオタ芸って出てくるんですけど
あのノリをみんなにやらせたら
それは惹かれてしょうがないものだと思うんですよ
あれをみんなから見えるところでやってるから
うえーっていうやつがいるっていうわけで
でもあれって見せようと思ってやってるんじゃなくて
私たちが勝手に見てるんだよね
なんていうのかな
オタクがやってることを面白がってこっちが見てて
うえーっていうのは間違ってると思うんですよ
オタクから押し付けられて
お前もやれよって言われたら
いやちょっとってなるのは間違ってないと思うんだけど
その内輪で完結するノリのオタクっぽさっていうところを
受け入れられるか受け入れられないか
ここでちょっと楽しさっていうのは変わってくるなっていうのは思いました
ただこのあの頃に出てくる内輪ノリ
ややホモソーシャル的な部分があるんですね
私はここはちょっと嫌だなって思ったんですけど
例えばそのホモソーシャル的な部分どういうのか
女がどうだとかセックスの話が出てきたりとか風俗の話が出てきたりとか
そういう部分があるんですけど
これって確かに映像作品として見ていて嫌なんですけど
この作品の中身としては
このホモソーシャル的な部分を恋愛研究会が
コミュニティの外に大々的に持ち出していたわけではないんですよね
1回だけお祭りに出て行ってって
いうシーンはあるんですけど
恋愛研究会が大々的に外に出ていくのってその時だけなんですよ
そのホモソーシャル的な部分が出てくるのっていうのは
私たちが作品として彼らの日常を覗き見ている結果
45:02
嫌悪感が生まれるのであって
それはもう作品を見ている事情上仕方ないのかなっていう部分があるなっていう風には思いました
だからそのホモソーシャル的な部分は
内輪で完結せずに
例えば恋愛研究会のみんなが外の女性にこういう価値観を押し付けていたら
そりゃ嫌な奴になってしまうんですけど
そういう部分ではないので
だから内輪のりで完結するっていうのが
あの頃またオタクっぽさ
オタクあるあるっていうのを色濃く描いているなという風に感じました
このオタクたちが
内輪のりで完結しているっていうのを
映像的にとっても分かりやすくしていたのが
地下だったりとか扉の内側っていうところで
オタクのノリっていうのが発揮されているんですよね
具体的に言うと
アイドルたちがライブ活動をしている地下のライブハウス
だから階段を下っていって扉の中っていう場所で
あと恋愛研究会が溜まり場にしている部屋
扉を開けて内側中に入ってからだけ
ここでオタクのりをやっていた
彼らの好きだったりとか内輪のりっていうのは
地下もしくは扉の中でだけ発揮されていた
っていうのがこの映像としてとても分かりやすい部分でした
このオタクたちが
発揮されていたっていうのが
この映像としてとても分かりやすい部分でした
つるぎの世界における
つるぎの世界観における
自分が持っている世界観における
階層の違いっていうのをとっても分かりやすく
可視化していたのが
あややの握手会に行くシーンだったんですよ
そこまで出てくるアイドルたちって
みんな地下にいたんですよね
だから階段を下っていって
おたかつをするっていう風なシーンだけだったのに
あややだけは握手会
階段の上にあったんですよ
つまりつるぎにとっての最推しである
松浦彩は階段の上
つまり上にいる存在だったんですよね
階層の違う存在だったんですよ
ここカメラワークもそうだし
階段の使い方もそうだし
何よりも色合いと光の使い方っていうのが
とっても輝いているんですよね
これはもう完全に
つるぎの視界がそうやって色鮮やかになって
輝いているっていうのも
また色濃く示したシーンなんじゃないかなと思います
私も推しに合うとこの輝きってすごい感じるなと思うので
推しを持っている人間としては
たぶんこの輝き
誰にでも現れるものなんじゃないかなと感じました
このあの頃っていう作品
ちょっと後半にかけて
重たい展開になっていくんですね
コズミンの癌になったっていう話が出てくるんですけど
この恋愛研究会の中心メンバーである
コズミンの病ですら内輪のりにしていく
48:03
内輪のりにしてお笑いにして
楽しくしていくっていうようなことをやって
オタクっぽくして片付けていくっていう感じはあるんだけど
それをオタカツだけではないふうにしていくのも
恋愛研究会であり
つるぎであり
その心の持ち方なんですよね
なんかオタカツだけではなくて
これからの生き方の話に
特につるぎは
気持ちを切り替えて
それを受け入れていくっていうふうに
後半にかけてやっていくので
ここの松坂通りの演技もそうなんですけど
コズミンを演じている中野太賀よ
本当に中野太賀ってずるい人だね
中野太賀は本当に出れば出るほど
どれで見てもずるいなと思うんですが
この作品もめちゃめちゃずるかったですね
存在するだけでこんなにずるい俳優がいるだろうか
って私は思っています
花野93年組とか
若手俳優界のトップみたいな
93年って言われてたんですけど
最近は若手でもなくなってきましたね
今年で93年生まれ
30歳みんな迎えていくんですけど
その中で実力としては
先陣を切って
引っ張っていく存在に中野太賀
今後もなっていくんじゃないかなと思っています
須田まさきも嫉妬する存在ですからね
中野太賀はね
この中野太賀のずるさもぜひ
あの頃を見て感じてもらえればなと思います
全体を通して仲間に入りたいわけじゃないんです
このあの頃恋愛研究会のメンバーの仲間に
入りたいわけじゃないんだけど
彼らが推しを推すっていう活動を見て
推しっていうものはとっても尊いし
推してるあなたたちが
恋愛研究会のあなたたちも尊いし
推しを持っている人間としては
自分もそして自分の推しも尊いなと思えるし
推しがいなくったって
広く今を生きているみんな
この時間って尊いんだよ
そういうふうに思わせてくれるのが
この映画あの頃でした
映画あの頃は
ネットフリックスをはじめ
様々な配信サイトで現在配信中です
ぜひ見たことがない方は
そしてこれ話を聞いて
もう一回見返していただくと
また新たな発見があるかもしれません
というわけで今回のエンターメモリー
映画あの頃についてのお話でした
花々の今週の一冊
はいというわけで唐突に始まった
このコーナーなんですが
今週から最近読書が習慣化している私が
今週読んで面白かった一冊
ご紹介をしていくコーナーを
やっていきたいと思っております
新旧問わずいろんな作品を
読んでいますが
今週お話しするのが
51:01
柚木麻子さんのバターという作品です
2017年の4月に発行された作品で
ブックデータベースから
内容の紹介をしたいと思います
木島カナエ事件から8年
獄中から溶け出す女の欲望が
全てを絡め取っていく
男たちから次々に金を奪った末
3件の殺害容疑で逮捕された女
カジーマナコ
世間を賑わせたのは
赤くも美しくのもない容姿だった
週刊誌で働く30代の女性記者
リカはカジーへの取材を重ねるうち
欲望に忠実な彼女の言動に
振り回されるようになっていく
濃厚なコクと鮮烈な舌触りで
著者の心境地を開く
圧倒的長編小説
最近私は柚木麻子さんの作品を
結構読みなさっていて
バター読んでなかったなと思って
読んだんですが
タイトルのごとくの本でした
高カロリーで濃厚なんだけど後を引く
止められない止まらない
そんなタイトル通りバターのような一冊でした
モデルとなった木島カナエ事件があるんですが
このモデルとなった
実際の事件の気味悪さだったりとか
あとある程度
事件の概要っていうのもベースにしながら
事件の中心人物である
通称カジマナって呼ばれている人物と
それを取材しようとする雑誌記者が
メインになっていく話なんですけど
このカジマナが本当に
見た目は全然
別称で言うとデブなんですよ
デブでブスなんですけど
言い切っちゃいましたけど
そんなカジマナを崇拝している
関係者たちっていうのがたくさんいるんですよ
殺された男たちもそうだし
妹だったりとか
他にもカジマナのことを崇拝している人物がたくさんいて
その辺の異常性だったりとか
その異常性に引き込まれそうになってしまう雑誌記者
その雑誌記者の周りを取り巻く人間関係だったり
あとはこの記者の理科が
女性記者というところで
ある意味女性としては生きづらい環境にいる人物なんですけど
それ以外にルッキズムだったりとか年齢だったりとか
そういうことにかなり振り回されていくんですね
なので女性の生きづらさっていうのも
このバターという作品
浮き彫りにされているなと思いました
それはカジマナに向けられるルッキズムの問題
デブとかブスとかね
そういうところの問題にもあるなというふうに思いました
この作品めちゃくちゃ長いんですよ
ページ数で言うと460ページある本なんですね
私新書版の方で読んだんですけど
54:02
まあ分厚いんだけど半分ぐらいだから
200ページぐらい読んだところで
あれもうこれでストーリー終わるんじゃないかな
って思ったら終わらないのね
そこからまた2点3点して新たな問題が生まれてきたり
その新たな生きづらさの部分の問題提起があったりとか
するんだけどその2点3点ちょっとね
前半めくらって話が
実はあんまりページをめくる手が進まなかった部分があったんですが
中盤以降本当に一気読みしちゃいました
残り100ページぐらいになってから
わーって読んじゃったので
着地はね正直あんまり好きじゃないです
着地点はスッキリしなかったな
なんかこれでいいのかって思ったりもしたんだけど
現実ってそんなもんかなっていうふうにも思ったりしました
だってこの事件2017年に実際の事件は
一応死刑判決が下ってるんですよね
木島カナエには死刑判決が下ってて
現在死刑囚ということになってるんですが
カジマナに関しては
そういう判決が下ったわけでもなければ
なんかちょっとね
リカとも揉めたりとかもしてるんですよね
週刊誌側相手通ってちょっと揉めたりもしてて
そういうところにも決着がついたわけではなく
リカの生きづらさも別に解決されたわけではなく
今後どうやって生きていくのかっていうところも
ふわっと着地して終わるんだけど
実際の人生着地することなんてない可能性もありますよね
そのふわっと感っていうのがある意味
現実なのかなって思わせてくれる作品でもありました
そしてねこの作品を読むと
エッシレバターやカルピスバターつい買いに走ってしまうので
体重の増加にもご注意ください
私は家にあったカルピスバターで
昨中に出てきたバターご飯食べてしまいました
マジで背徳の味がしたそんな一冊でした
というわけで今週の一冊は
ゆずきあさこさんのバターご紹介しました
エンディングです
さて唐突なコーナーを挟んでのエンディングになりましたけれども
毎週一冊の本を紹介するというコーナーを
今週分からは挟んでいきたいと思っています
本だけで一本収録するとやっぱり本のレビューで
一本分って長いなって正直思って
5分ぐらいでさっくりしゃべれるような感想のコーナーを持って
私もできる限り摂取したものはアウトプットしたい気持ちがあるので
映像作品だったりを中心にメインコーナーやって
本のコーナーで少しだけまた自分の趣味をアウトプットしていけたらと思うので
57:00
今週の一冊のコーナーも楽しみに聞いていただければ嬉しいなというふうに思っております
もう来週どれ話そうかなってしゃべろうかなって思っているのは決まっているので
今週の一冊じゃねえよっていう疑惑もあるんですけど
でも最近週に一冊は確実に読んでいるので
1月は月間20冊ペース載せられそうなので
読んで面白かったものはまたポッドキャストでお話をしていくような感じで
今年は進めていきたいと思いますのでぜひ新コーナーもよろしくお願いいたします
というわけでまた来週も金曜日夕方5時にお会いしましょう
トルニタランラジオ遊びは地方在住映像経営のためカルチャー好きのY世代が
ハット息を止めた山山話しを好き勝手に一人語る番組です
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では今週はここまで
エンタメには中毒性がございます
用法容量を守って正しくお楽しみください
お相手は花田花でした
またね