1. 頭がととのうラジオ
  2. #3-4 短歌は自由、解釈も自由..
2024-07-11 43:27

#3-4 短歌は自由、解釈も自由!31文字の言葉あそびを全力で楽しむ回

思考整理をテーマにしたポッドキャスト #頭がととのうラジオ

今回はズバリ「短歌」がテーマで、一つの短歌に対してパーソナリティ2人がそれぞれの解釈を共有する、という遊びをやってみました!
パーソナリティの江川みどり(通称みどりーぬ)が短歌にどハマりしていることから、

・短歌にハマったきっかけや面白さの紹介
・みどりーぬセレクトの短歌の紹介
・2人それぞれの自由な解釈

を話してみました。

31文字という短い表現だからこそいろんな解釈ができて、パーソナリティの2人でも全然違っていたので本当に面白かったです!

短歌に馴染みがない人でも聴きやすい内容なので、ぜひ聴いてみてください!

〜今回紹介した短歌〜

・いつどこで誰といたってあたしだけ2センチくらい浮いてる気がする(加藤千恵・ハッピー☆アイスクリーム)

・シュレッダーのごみ捨てにゆく シュレッダーのごみは誰かが捨てねばならず(萩原慎一郎・滑走路)

・詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you(木下龍也・オールアラウンドユー)

・「他意はない。すまなかった」と言われても 折り目のついた紙は戻らず(江川みどり)

※質問や相談、リクエストは以下のGoogleフォームにて受け付けています
https://forms.gle/vsbmmd4haiKJkqeF8

■頭がととのうラジオについて

頭がととのうラジオは、「頭の中をととのえて、日常を少しだけポジティブに」をコンセプトに、日常の中で出会う悩みや疑問に対して「整理整頓した上でポジティブな物事の見方を考える」番組です。
“ものごとの編集者“角田尭史の、経営者や若手ビジネスパーソンとの対話を通じて分かった“ものごとのととのえ方“を、一つのテーマを元にリスナーさんと一緒に楽しんでいきます。

2022年11月〜2023年1月は期間限定でseason1を、2023年6月〜2024年3月はseason2を配信し、2024年4月よりさらなるリニューアルをしseason3を配信中。

※質問や相談、リクエストは以下のGoogleフォームにて受け付けています
https://forms.gle/vsbmmd4haiKJkqeF8

■パーソナリティ
・角田尭史:株式会社midnight sun代表取締役/ものごとの編集者
愛媛県出身。
愛媛、北海道、東京、静岡に住み、約2年間多拠点生活をしたのち宮城県石巻に居を移す。
また、土木建築技術者→編集者→広報、マーケティング、経営企画→会社経営と、広範囲の経験を持つことが強み。
編集者としての知見を活かして“ものごとの編集者“として活動し、1対1のコミュニケーションを元に主に経営者や若手ビジネスパーソンに伴走して頭と心を整える取り組みをしている。
noteを毎日更新中。
趣味は朝日や夕日を観に行くこと。

各種リンク
会社HP https://midnightsun.jp/
note https://note.com/sumida_world
Instagram https://instagram.com/sumida_world

・江川みどり:フリーアナウンサー
岩手県盛岡市出身。
IT企業で広報として務めたのち、フリーのナレーター・MCとして独立。
ビジネス経験、生放送番組司会で培った臨機応変な対応が強み。
何かを伝えたい人を“声”でサポートする仕事が大好き。
趣味は料理、アート、猫など。

各種リンク
HP https://www.midori-egawa.com/
Twitter https://twitter.com/emaognir
Instagram https://www.instagram.com/midostagram88/
00:03
頭がととのうラジオ。この番組では、頭の中を整えるコンセプトに日常の中にある悩みや複雑な物事を整理整頓し、
そこから物事のポジティブな見方をリスナーの皆さんと一緒に考えていきます。
皆さんこんにちは。パーソナリティを務めます株式会社midnight sun代表の隅田隆です。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。そして同じくパーソナリティを務めるフリーアナウンサーの江川みどりです。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いしまーす。
まず高齢度と言いますか、前回の配信についてちょっと振り返りましょうか。
ですね、前回は大村さんという方をお招きして、プロモーションの話をしました。
はい、今地域おこし協力隊として活動されているのぼるさんをゲストにお呼びして、
私も隅田さんものぼるさんも全く同じことはやっていないんですけれど、
ちょっとずつ共通の話題があって、そこでいろんな感覚反応が起きて楽しかったなっていう配信でした。
ですね、確かに。それぞれやっていることは違っていても、共通しているのがこの言葉を使って人に何かを伝えるってことをしていて、
それで、発信っていうものをあげても、発信してからそれがどのように人に伝わって、
それきっかけに、同人と同風に関わっていってっていう、そこの言葉の向こう側みたいな話をすごくできて、
発信の活動をしている方って今たくさんいますし、そういう方にもちょっと聞いていただきたい話ができたかなと思いますね。
まさに、広報、マーケティング、言葉、コミュニケーションとかそういったテーマで話していったので、
もしまだ聞いていない方いて、今のキーワード気になる方いましたら、ぜひ聞いてみてください。
今日はですね、ちょっといつもと違って、緑にですね、お題を発表していただきたいなと思いますけども、お題は何でしょうか?
ずばり、今回のテーマは、短歌です。
おー、見ましたね。
短歌。
そうなんです。今日短歌会でございます。
ワクワクしますね。
いや、そうなんですよ。私というのも、私ちょっと後で詳しく話すんですけど、ここ最近短歌にドハマりしていまして、
で、その話をすみなさんとかにもしていたら、ぜひ次のラジオでテーマにしようよっていうふうにお声掛けいただいて、今回実現するハコビドウになりました。
03:01
ありがとうございます。
ありがとうございます。吐きがすごいな、今日。
すごい楽しみにしてました。
いや、こちらこそマジで。
はい。今日もただのイチオタクとしてやってまいりましたので、どうぞよろしくお願いします。
いや、もう全力でね、それを今日は出してもらって、オタク感を。
これもね、言葉っていうので言うと、前回とはちょっとつながっていることですけども、今回そうですね、ミドリにですね、短歌を聞かせてもらって、それぞれ2人が聞いてどういうふうに感じたかとかっていうのを解釈をお互いに話しつつ、
まずは言葉で遊ぶっていうところの魅力というか、知ってほしいなって思ってまして、プラスしてこの番組として知ってほしいなっていうのが、物事の解釈の仕方の話をこれまでもしてきてますけども、やっぱり人によって違ったりとか、自由なんで、そこの自由さっていうのを知っていただきたいなと思っております。
はい、もうぜひ短歌を通して、ちょっともう世界を変えるって言うと大げさなんですけれど、なんかちょっと新しい視点が加わるような回にできたらなと思っております。
そうですね、はい。
じゃあちょっとやっていきましょうか。
はい、よろしくお願いします。
はい、お願いします。
で、そもそもなんですけど、短歌の定義って何なんですか?
はい、まずもう基本というか前提のところからなんですけれど、
はい、短歌は、5・7・5・7・7で読める短い詩のことです。
はい、5・7・5だと繁育とか千流とかだと思うんですけど、短歌はそこに7・7が加わって、ちょっとこう表現の幅がね、繁育とかよりは広がるんじゃないかなと思っています。
で、ほんとルールはそれだけで、その記号を入れるとかっていう、昔からのもあるんですけど、私はもう特に記号も入れないですし、ケリーとかタリーとかなんかそういうのも使わない、普段使ってるような言葉で短歌を作って楽しんでいます。
なるほど、じゃあ自分でも作るんですね?
いやもうめちゃくちゃ作ってます、ほんとに。
へー。
もう時間、時間というか、何してても作れるんですよ、短歌は。
移動中もですし、お風呂入っててもですし、もうほんとにもう、2一つでできる最高の言葉遊びですね。
短歌にハマったきっかけとか、なぜその好きになったかっていうのって、ちょっとそこもお聞きしたいなと思いまして。
はい、ありがとうございます。
えっと、短歌は、もともと好きというか、初めてほんとに出会ったのは、中学から高校生ぐらいの時に読んでいた小説の中に、短歌が登場したんですね。
06:08
うーん、小説の中?
はい、その小説は、ちょっと短編っぽい小説になっていて、で、その小説の途中途中に、そのストーリーを表現するような短歌がすっと挟まれてるような構成になってて、
で、そこで初めて短歌っていうものに出会って、これすごく短い表現なんだけれど、なんか刺さるなーっていう感覚がすごくあっていました。
なんで、そこがまあ初めの出会いだったんですけど、まあそれはそれで、まあこの小説面白いなーとか、それぐらいで終わってしまったんですけれど、
昨年末、すごい成長というか時を経て、急にあの現代って感じなんですけど、昨年末に、たまたま地元の本屋さんで、ちょっとしたこう短歌集を手に取ってパラパラめくっていたら、それがすごいこの人みたいな、
こんなふうに自分の感情をありのままというか、むしろこうなんだろうな、一生懸命説明するよりも表現されてるというか、
31文字の中に、もう本当に的確に表現されてるなっていう短歌集に出会って、そこからこうのめり込んでいって、
最初はこう読書の読、読める、読む、普通にこうリーディングの方の読むだったんですけれど、なんかある時突然、あの成長曲線がグイーンってなるように、自分でも読めるようになったんですよ。
なんでかわかんないんですけど、自分の中でも、5・7・5・7・7のリズムで、推考というか、あの文字を合わせる、文字の数を合わせるために、ちょっと推考するんですけど、比較的こう読めるようになってきたっていうのがあって、
本当に今年の初めですよね。だから1月から、もう毎日のように短歌のことを考えて、今ここまで来てます。
のめり込んでますね、それは。
のめり込んでます。そうなんですよ。楽しいです。
ちなみに、今言ってた2つの読むの話を多分、話してたと思うんですけど、それぞれなんか読むっていう違い?というか聞きたいです。
はい、じゃあまずリーディングの読むからなんですけれど、1つ作品があって、それを目でも読めますし、声に出して読むとまた印象が変わったりするっていう短歌もあるので、
それは、主にこう、世の中にも素晴らしい作品があふれているので、それを読んで、自分もわかるな、この気持ちとか、
あと、これをこう表現するんだ、みたいな。確かに、そうともとれるなとか、そういうふうに捉えたほうが、世界って楽しくなるよな、みたいな感覚が、他の作品を読んで、読むってことかなと思ってます。
09:04
次に、私が短歌を作るほう、読む感じがちょっと難しい、説明するのが。
長い。
そうです、そうです、永遠の。
みたいなやつ。
はい、絵を使う、そっちの読むだと、私は結構、自分の感情が動いたときというか、悲しい気持ちでもいいですし、嬉しい気持ちでもいいんですけれど、とにかく感情の触れ幅があったことを短歌にしたりとか、
あとは、ちょっとした何気ない日常っていうのを、あえて別の角度から見たり、何かにたとえたりっていうところで、読んで表現するっていうのに、ものすごく楽しさというか、喜びを感じています。
なるほど。他人が作ったものを、読んで感じるっていうのと、自分の気持ちを感じて、それを言葉にしていくっていう、ざっくりその2つっていう。
そうですね、はい、そういうことを繰り返してやってます。
なるほど、いいですね。
これ、たぶん語ると、すごい止まらない気がするんですけど、短歌の魅力というか、どの辺が好きですか?
いやー、まずは、いっぱいあるんですけど、短いので、比較的すっと読める。
確かに。
長文だと、ちょっとエネルギーを使うときもあると思うんですけど、短歌は基本31文字なので、手軽に読めるっていうところが、まず本当最大というか、短歌ならではの魅力の1つだと思います。
あとは、そうですね、読むっていうと、読書のほうでいうと、誰かの作品を読んだときに、こういう解釈ってあるんだとか、この気持ちをこういうふうに表現するんだっていう、なんか驚きと発見で、
ほんとこう、今までの見てきた世界が変わるというか、なんかそういう感覚があって、そうですね、ちょっと例えが、そうですね、このあと短歌紹介するので、そのときに言いますわ。
でも本当にこう、はい、あの短歌で、日常生活が変わる、世界が変わるっていう感覚がすごくあるっていうところと、
あと自分で読んでて思うのは、31文字ってルールがある中で、本当にこの自分の気持ちを一番表現できる、5文字とか7文字って何なんだろうって、こう遂行してる時間ってやっぱり苦しいというか、
なんか、あーこれ8文字だとか、これ10文字だ、多いよみたいなとか、他の言葉ないかなーって探すのは、楽しくもあり、ちょっとこうもどかしい気持ちもあるんですけど、
でもこう、5・7・5・7・7のルールにバチッと文字数も自分の気持ちもぴったりリンクする瞬間があって、それがもう本当に快感というか、うわー来たーみたいな、すごい短歌作れたーみたいな、この快感がもう何よりも楽しいですね。
12:07
うーん。
はい、あともう一個だけと、あとは誰かの作品の、作品を読む方になっちゃうんですけど、
誰かの短歌を読むことで、今まで自分はすごくネガティブに捉えてたことがポジティブに捉えられたりとか、
あ、あの時のつらかった自分も、ちょっとこう肯定できるというか、なんか表現が変わることによって、自分の見方が変わって、マイナスからプラスにまでいかない時もありますけど、ちょっとこう世界がポジティブになるっていうところもすごく短歌に救われているところです。
うーん。
はい、熱っ。
愛情がすごくつかんできた。
はい、こんな感じですかね。
ひとつひとつ僕もコメントしたいんですけど、
すいません。
時間があれなんで、一個だけちょっと話すと、短歌ってもう短いんで、こうグサッと刺さってくるっていう側面と、プラス短いくて、だから人によって解釈の余地というか、が結構違うなっていうか、
なんで、触れ幅が割と魅力かなっていうふうに今聞きながら思いましたね。
いや、そうなんですよ。さすが杉野さん。いや、まさにおっしゃる通りで、そうなんです。例えば作者の意図しない解釈をされても、私は結構いいんじゃないかなって思ってて、
そのなんかよっぽど批判とか攻撃的なことでなければ、その人が感じたことが、その作品の魅力だと思うので、アートも同じだと思うんですけど、
意図した通りに伝わることも大事ですけど、さらにそこの自分の世界を飛び越えた世界の範囲で認知される、されるっていうことも本当に短歌の魅力だと思ってます。
よかったです。伝わって。はい、素晴らしい。さすがです。
本題に移っていきますけども、事前にね、用意をしていただいてまして、何個か、それを読んでもらって、それを2人で読むっていうことをしてみたいなと思ってて、
リーディングですね。リーディングを2人でして、多分解釈結構違うかなと思うので、
そこを楽しみましょう。ですね、はい。やってみましょうか。
はい、今日はちょっとごめんなさい、これ音声だけなので映らないと思うんですけど、一応ズームでも撮ってるので。めっちゃ多い。
持ってる歌集をちょっとありまして、いくつか。この中からと、あとはそれ以外のもあるんですけど、
いくつかちょっといいなと思った、なんか比較的わかりやすいというか、単歌初めての人でも、こんな表現してもいいんだって思えるようなものを一応選んできたので、一緒に楽しんでいただければと思います。
15:02
はい。はい。じゃあ早速いいですかね。まず読みますね。はい。
こちらは、私がさっき言った、初めて人生で単歌に出会ったって言われている小説の中の単歌から一種引用しまして、加藤千恵さんっていう女性の作家のハッピーアイスクリームっていう作品から一種引っ張ってきました。
はい。はい、じゃあ読みますね。はい。
いつどこで、誰といたって私だけ、2センチくらい浮いてる気がする。
という単歌です。
はい。すみません、これどうですか?初見という、初感、ぜひ。
初見、初見で言うと、わかるなっていう気持ちでした。
はい、共感を生んでます。
そうそうそう。なんでかって言うと、まあ人に馴染めない気持ちがすごいあられてるような気がしてて、
僕もなんか、子供の時は人に馴染むのがあんまり得意じゃなくて、
具体で話すと、たとえば友達と道端を歩いてて、横に並んで歩きながら話すと、僕だけ必ず外れるんですよ。外れちゃうんですよ、そっから。
後ろからトコトコとついていく感じの人で、昔は。
その時の気持ちを結構思い出したというか、一緒にいるけど、ちょっとその人たちとは違うところで、時間ともにしてるなっていうのが、
この短い言葉ですごい、そこまで思い出したというか、すごいわかりました、これは。
嬉しい、ありがとうございます。まさに共感を生む方もいるんじゃないかなっていう単価で、ちょっとだけ説明じゃないんですけれど、
これ小説の途中に挟まれてた単価なんですけど、これほんと澄田さんがおっしゃっていただいたように、高校生かな、女子高校生がちょっと友達との関係を話しているシーンで、
その友達グループの一人が、簡単に言うと、ちょっと彼氏ができちゃって、最近付き合い悪くなってるんだよみたいな。
だんだん関係性が変わってっちゃってるみたいな。それに対して、私だけこういう気持ちなのかなとか、でも先に大人の階段じゃないけど、先に行っちゃってる友達もいるなみたいな、
そういう環境でちょっと出てきた単価なんじゃないかなというふうに思ってて、まさにそういう、スミさんも学生の頃って言ってたから、すごいほんと、その単価の意図とちょっと近いなっていうのはすごく思いましたし、
18:05
あとその単価そのもので言うと、私だけっていう、私じゃなくてあたしっていうところに、ちょっと若さとかも伝わりますし、
なるほど。
このどれくらい浮いてるかってところも、面白いなと思って、2ミリとかじゃない、2ミリだともうほんとほぼ一緒みたいな。
微妙に。
微妙。でも5センチとか10センチとか、その明らかになんかもうすごい浮いてる感じでもなく、2センチってところも、ちょっとこう的確に、本当にちょっと、だけど気づく人は気づくみたいな、それぐらいの大きさなのかなって私は捉えまして、
そこも気持ちを的確に表現する単位なのかなーみたいなことを考えながら読んでおりました。
うんうんうん。
はい。
これちなみに、2センチって、ドリルの解釈では、横なのか縦なのかで言うと、どっちですか?
えぇ、でも浮いてるなので縦だと思ってました。
あぁ、こっちの方?
はい、そうですそうです。
なるほどね。地面からちょっと浮くみたいな。
そうですね。
でも、浮くのって、人からね、浮くのって、ちょっとこう距離感がかなれるっていう。
うーん、面白い。
ことかなって思って、なんで横でもあるのかなっていう気がして。
いやー、それは面白い解釈ですね。そっか、考えたことなかったです。
あぁ、本当。
いや、でもそれは、もしかしたらさっきお話ししてくださった、すみたさんのご経験とかでも、
なんかそういう風に感じることがあって、そういう解釈になったのかなって思うと、より面白いです。
ね、かもしれない。
えぇー、そっか、そういうこともあるのかもしれないですね。
確かに。
いやー、すごい面白い。
これって、みどりーぬは、この単価にちょっとね、はじめ惹かれたっていうことを言ってましたけど、
どの辺に単価に惹かれたとか、覚えてますか?
そうですね、まずこれは、2つあって、1つは、私もたぶん、これ中学生か高校生の時に読んだ話なので、
たぶん共感したんでしょうね、その主人公の年齢とも相まって。
なんかちょっとそういう感覚わかるなっていう共感と、
あとは、すごくこれ、交互体というか、なんていうか、普通の文章みたいじゃないですか、
いつどこで誰といたって、私だけ2センチくらい浮いてる気がすんだよね、みたいな。
あ、こんなライブ感のある言葉も、単価になるんだっていう衝撃があって、結構印象に残ってます。
うんうんうんうん、さっき言ってた、私っていう言葉への解釈の、
なんか僕そこ、あんまりこう気にしてなかったんですけど、
なんかそれを、若いっていう風に言ってて、
なんかその解釈も僕なかったんで、なるほどと思いましたね。
21:05
よかったです。なんかそう大人の女性であんまり、私っていう人はあんまりいない、
ちょっとこう、なんて言ったんですかね、カジュアルな親しみやすい雰囲気はあると思うんですけど、
そうなんか若さみたいなのを感じました。
なるほど。
というのが1つ目の単価でーす。
おもろいっすね、これ。
おもしろいですか?
いやー、ちょっといいんですけど、ちょっとやばいです、これ時間足りないかも。
まあいいや、でも気にせず、気にせず次に。
気にせずいきましょう。
はい。じゃあ次の単価読みますね。
はい。
はい。次の単価は萩原真一郎さんという佳人の方の、
滑走路という歌集に収録されてる単価になります。
じゃあ読みまーす。
はい。
シュレッターのゴミ捨てに行く。シュレッターのゴミは誰かが捨てねばならず。
という単価です。
はい。
はい。どうでしょうか、こちらは。
とりあえず、隅野さん聞いてみる?
とりあえずね。
これは、そうですね、なんかどう感じたかというか、
すごい情景と、この萩原さんの気持ちが伝わってきたなと思ってて。
萩原さんがどう、まあこの主語にあたる人のもどかしさみたいな。
もどかしさとか、なんか葛藤みたいなところがすごい伝わってきたなと思ってて。
はい。
仕事をしてるとなんか似たようなことを感じますし、すごい。
それこそやっぱゴミ捨ても、僕らが適当にゴミ捨てても、
それをね、回収してくれる人が困るので、やっぱり。
とか、そう、なんかその自分がやったことの次の人の気持ちまで考えられる人にならなきゃなっていうのは、改めて思いません。
うん。
ほんとに。
爆発してる。
そうなんですよ。
ほんとにもう、ちょっとごめんなさい、萩原さんのちょっと補足をすると、
まずこれが私が昨年末買って、すごくドハマリしたきっかけになる本、滑走路だったんですけど、
萩原さんにちょっと言うと、実は32歳って若さでもう亡くなられている過人さんで、
すごく学生の時にかなりひどいいじめとかにあってたりとか、
あと働く環境もちょっと非正規雇用とかで、かなりお辛い経験をされながら、
それでもものすごくいい作品をたくさん残された過人さんっていうのが萩原さんなんですけれど、
ちなみにこの滑走路っていう歌集は映画にもなってるみたいで、ちょっと私まだ見れてないんですけれど、
まあ、ていう中で、おそらく主体は萩原さんに近しいか、もしくはご本人なんじゃないかなと私は読んでいて、
24:01
で、まさにすみださんが言ってくださったように、
シュレッダーのゴミ捨てに行く、で、さらにまた捨てに行く人がいるっていう視点で、なかなかこう気づけないというか、
なんかこう一見ゴミを捨てるってすごく、時にはこういいことをしてるというか、ゴミを拾って捨てるって、
なんかちょっといいことしたなーって気持ちになる時あると思うんですけど、
でもそのゴミをさらに回収して、またさらに捨てる人っていうのが続いているわけで、
そこになかなか気を配れないというか、
でも、萩原さんはそういうことによく気づかれる方なんですね。
なんか他に収録されてる単価も、よく行く牛丼屋さんのバイトのネームが、
いつの間にか研修中から、この研修中って文字が取れてて、
あ、すごい頑張ってる方なんだなって、そういうのがわかったとか、
君の頑張りは時給以上だ、みたいなとか、そういう単価も残されてて、
そういうお人柄がないと気づけないような単価をたくさん残されてて、
もうそこが魅力というか、なんか自分も帰り見ますし、
萩原さんみたいな、もう泣けてくるような単価をたくさん残されてて、
なので澄田さんの解釈というのは、すごく私も共感しました。
緑犬は?解釈は?
でも本当に結構近しいですね、澄田さんと。
まさに普段やってることの先の人のことに気づかせてくれる単価っていうのが、
このシュレッダーの単価かなと思います。
という感じでございます。
だいぶ言葉がかぶってるんですよね、これは。
シュレッダーとゴミがそれぞれ2回、あと捨てるっていうのも2回ずつ出てきているんですけれど、
単価って本当に2回使うとき、言葉を2回使うときって31文字しかないから、
本当に2回使う必要があるのかっていうのは結構推考ポイントになるんですけれど、
それでもやっぱり2回ずつ伝えて、使ってでも伝えたい思いっていうのが表現されてるなって思いました。
確かに対比ですごくわかりやすいですね、これ。
はい、そうなんですよね。
そういう単価が、はりはるさんの作品でした。
はい、ありがとうございます。
はい、じゃあ次、こっちの単価でちょっと紹介したいと思います。
この2つは割と素直な気持ちというか、
なんかそういう表現が特徴的な単価だと思うんですけど、
ここはもうほんと技巧が光るというか、そういう単価を紹介できたなと思っています。
はい、次紹介するのは木下達也さんっていう、もう現代の歌人の中だったらもうトップクラスの歌人って言われてるぐらい、
なんて言ったらいいんですかね、すごく有名な方ですし、たくさんの賞とか本も出されたりとかっていう方の単価です。
27:07
All Around Youっていう歌手から引っ張ってきました。
はい、歌詞のタイトルにもなってるんですけれど、ちょっと単価読みますね。
詩の紙に書材を問えば眠そうに答えるAll Around You
詩の紙に書材を問えば眠そうに答えるAll Around You
という単価です。
はい、みなさんこちらいかがでしょうか。
あれですよね、ちょっと補足というかしておくと、詩というとポエモですよね。
そうです、ポエムの方の歌の方の詩です。
そうですね。
ありがとうございます、こそが。
これね、まず確かになって思ったことと、一つこれは解釈聞きたいなっていうところがありまして、
一つが、まず僕も結構言葉を扱う人なんで、日々いろんな言葉を考えて発することしてますけど、
確かに自分がやったこととか、聞いた話とか、感じたことからしか言葉って出てこないので、
詩というかそういう言葉で何か作るとしても、自分の身の回りのことに気づいたり、そっから何か発想をしたりっていうところ、
確かになってまず思ったことと、一つ解釈聞きたいなと思うのが、「ねむそうに」っていう。
「ねむそうに答える」っていうのが、ちょっとここを聞きたいなと思いました。
ありがとうございます。もう本当にいい質問。私が答えることをもう知っていたんですか?ってくらい本当にいい質問で、
これも私の解釈なので、ちょっとあってなくて木下さんに怒られたら申し訳ないんですけれど、
これはですね、なんでまずこの単価を紹介したかっていうと、単価って目でも楽しめるんですけど、声に出しても楽しめるんですよ。どういうことかというと、
私の解釈だと、なぜあの清水さん、なぜねむそうに答える、これねむそうにって何ですかって言いましたよね。
これ多分、All Around Youの発音だと思うんですよ。All Around You。ちょっとこうねむそうに聞こえませんか?
ああ、なるほど。なるほどな。
わかります?破裂音が少ないので、All Around Youって言えちゃうんですよ。
これを木下さんは、ここの発音に注目して、ねむそうにって表現したんじゃないかなって私は思っています。
ああ、なるほど。そういう解釈があるんだ。
そうなんです。私はですよ。これが例えば、ちょっといい単語浮かばないんですけど、強めの英単語だったら、ねむそうに答えらんないんじゃないかなみたいな。
ふうに思ってて、このAll Around Youって言うときの、ちょっとこの下の優しい動き方とか、何かこう、何かが回転するような、口の中に空洞ができるような、
30:08
この話し方に、ねむそうにってところをつなげたんじゃないかなと思っています。
なるほど、なるほど。
はい。ごめんなさい、違ってたら。違ってたらなんですけど、でもちょっとこう納得というか、まあまあ、ギリわかるみたいな感じじゃないかなと思って。
ぜひ皆さんも、単価を声に出して言ってみると、またちょっと発見があるかもしれないなと思って、こちら持ってきました。
なるほどね。
はい。
今の話ちょっと聞いて、
僕の解釈ちょっと違ってたんですけど、もちろんその発音もね、一つですけど、
なんか、木下さんがいろんな人に、例えばその、習いたいっていうか、いろんな人からその質問を日々されてて、
で、めんどくさくても答えるとか、とりあえずそう、また通ってるかみたいな気持ちもあるような気がして、
そう、だから眠そうにっていう言葉に現れてるような気もしました。
いや、それもそうですね。いや、そうだと思います。木下さんって本当にもう有名で、その単価、課前の中だとものすごく有名で、単価教室とかも開かれてたりするんですね。
たぶん日頃いっぱいこう、どうしたらいい単価作れますか?とか、なんで木下さんってそんな素敵な単価思い浮かぶんですか?ってことを日頃聞かれまくっていると思うので、
いや、確かにそれもめっちゃ共感しました。共感というか、その通りだなと思いました。
素晴らしい。
いや、面白いなこれ。
いや、そうなんですよ。
だからこれ、神様ってのは木下さんのことかなっていう気がしましたね、僕は。
いや、そうなんですよ。木下さんの天才による凡人のための単価教室って、単価を作り方を書いてる本もあったりするので、
ちょっともし気になる方はぜひこれも読んでいただきたいんですけれど、とかとか。
でも結構主体は木下さんかもしれないなって思いました。
はい。というのが木下さんのオールアラウンドユーから一周引きました。
もう1個だけいいですか?
もちろん。
もう1個で、あとちょっと紹介しきれなかった分は単価だけ言いますね、最後に。
単価だけ朗読します。
はい。
今日は最後に本当に僭越ながら、私の単価もちょっと披露させていただきたいなと思ってます。
せっかくからね。
はい、ちょっとでも順番間違えました。木下さんの次にっていうのは本当に不幸ですね、本当に。
いやいやいや、これからですよ、これから。
はい、じゃあ読みますね。これ本当に単価初めて最初の頃に読んだもので、ちょっと耳で聞くと難しいかもしれないんですけど、
鯛はない、すまなかったと言われても、折り目のついた紙は戻らず。
33:10
という単価です。
鯛っていうのは他の意味って書いて、本当にごめんね、そういう意味じゃないよ、みたいな。
っていう時によく使われる言葉だなと思います。
という単価なんですけど、せっかくなのでいいですか、その感想をいただいても。
逆に、これどういう気持ちで作ったかっていうのを聞きたいですね。
わかりました。そうですね、これは実際に私が言われた言葉で、ちょっとコミュニケーションがうまくいかなくて、
向こうからちょっとすみませんというか謝罪の言葉を言われたことが生きてるとあると思うんですけれど、
そこで、本当ごめんね、みたいな、謝ってはいただいたんですけれど、
でも、一度心にぐさっとくる言葉を言われた、私の気持ち自体は変わらないというか、
謝罪ではその時すごく言えないぐらいぐさっときた言葉があって、
それを紙にたとえたっていう単価になって、
折り紙とかわかると思うんですけど、一回半分とかに折ったら、その折り目って戻らないじゃないですか、もう。
いくら伸ばしたとしても。なので、いくら伸ばすが、今回は謝罪なんですけれど、
そういった言葉をかけていただいても、ちょっとその前の自分に戻ることはできないなって思った気持ちを読みました。
それを聞いて、答えられるの難しいなと。
そうですよね、先に言っちゃったから。そうなんですねっていう。
こういう動画を見たことがあって、僕。
子供に対して、母親が質問してて、紙を折ったりぐしゃぐしゃっとして、また伸ばして元通りになりましたかっていう質問をして、
なってないって答えてて、これが人の気持ちだよっていうのを見たことがあって、それがすごいフラッシュバックしましたし。
あと、こう感じることって誰しもあるかなと思うんですけど、やっぱり自分は良かれと思ってくれたことでも、
その人が気に入らない表現の仕方だったりもしますけど、それって言うときは気づけないことで、だから言う側の気持ちももどかしいし、言われた人としてはやっぱりぐさっときますし。
でもそこも人付き合いって難しいなと思うところではありますけど、そこから派生して話すと。
36:02
その一言がちゃんと消化できる、消化というか、ごめんねっていうふうにお互いに言って、またちょっと次に関係性進もうっていうふうに思えるぐらいの関係性を築くっていうのが、
そこまでの関係性ちゃんと築きたいなって聞きながら思いましたね。
いや、ありがとうございます。なんかそこまで考えて、深く丁寧に読み取ってくださって、もうめちゃくちゃ嬉しいです。
単価って票をいただけるとめっちゃ嬉しいんですよ。っていう喜びもあるっていうのをちょっと言いたかったのと、でもおっしゃる通りだなっていうところと、逆に私は、今回は言われた主体の気持ちを読んだので、
言う側の気持ちってところまでは、この単価では反映してないんですけれど、なんかそこまで思いを巡らせていただいて、すごくありがたいなっていう気持ちでいっぱいです。
しかも、こういう気持ちを作品に消化しておくと、なんかモヤモヤが少しなくなっていくってのは、僕も分かるので、
揉めたりとか傷ついたことでも、作品にしておくと、それを面白く読んでくれる人もいますし、歌手が失恋の曲を作るっていうのと、なんかちょっと近いような気がしてて、
失恋して傷ついたっていうことを、やっぱり一人で抱えていたら、やっぱりこう辛くて、それをね、曲にして聴いてもらうっていうことで、なんか自分の気持ちを消化していくっていうか、なんかそういうのにもなんか近いのかなっていうのは、覚えましたか?
いやもうまさにおっしゃる通りなんですよ。そうなんです。言えば愚痴みたいになってしまうことでも、単価にすれば作品になったり、もしかしたら自分と同じような辛さとか悲しみとかを抱えている人に共感をしてもらえるかもしれないっていう可能性が広がるので、本当に何か感情が動いた時には、作品にしたり書き留めたりっていうことは、本当に強くお勧めしたいなと思ってます。
ありがとうございます、本当に。
ありがとうございます。
はい、という感じで、私も日々いろんな単価をこれからも読めるようにというところと、あとごめんなさい、ちょっと紹介しきれなかった単価最後に読んでいいですか?
はい、これ気になった方はぜひ本をお手に取ってほしいんですけど、まず一つが、河村雄志さんっていう歌人さんの歌集ブンバップっていうところから一周弾いてきました。
はい。
貧乏を気にしないけど、僕や僕の母は貧乏だから頑張る。
39:00
という単価と、あともう一周、木下達也さん2回、2個目なんですけど、これは木下達也さんのあなたのための単価集っていう本があって、
これは木下さん宛に、私これこれこういう気持ちを持っています。
例えば何だろうな、そんな私にエールを送っていただくような単価を作ってくださいとか、私の飼っているペットについて読んでくださいっていうリクエストをいただいて単価を読むっていう活動をされてるんですけど、
それをまとめた単価集から一周弾いてきました。
で、これはほんと表紙にもなってる結構有名な単価なんですけど、じゃあ一旦どんなリクエストかっていうのは言わずに読みますと、
振り向けば君しかいない夜のバス、だから私はここで降りるね。
っていう単価で、ちょっと初見だとちょっと難しいかもしれないんですけど、これはお別れしたいと思っている恋人がいますと、
でもなかなか勇気が出ず、別れられません。そんな私にエールを送ってくださいっていうのはごめんなさい、ちょっと言葉は違うかもしれないですけど、そういったリクエストにお答えするっていう単価になってます。
これを踏まえてもう一回だけ読むと、振り向けば君しかいない夜のバス、だから私はここで降りるね。
すごくないですか?強っていう感。バスに乗って私は先に行くとかじゃなくて、私は降りるっていうふうに表現するんだってところもすごいなって思いましたし、
夜っていうところもそうだし、これ言うと時間なくなっちゃうので、こういう本当に素晴らしい単価がまとめられたのが、「あなたのための単価集」っていうところに収録されているので、
これももし気になる方いたらぜひお手に取ってみてください。
はい、すいません。本当に長くなっちゃって申し訳ないんですけど。
いやいやいや、楽しかった。
単価を解釈してみようの時間はこの辺りです。
ね、はい。どうでした?今日はやってみて。
いや、めちゃめちゃめちゃ楽しかったです。
私、澄田さんの発見、視点がやっぱり私にはない視点ばかりだったので、それがすごく新鮮で、いつも一人で読むことが多いんですけれど、
誰かと読むっていうのもすごく楽しんだなって、改めて単価の喜びをまた一つ知れた時間でした。
澄田さんいかがでしたでしょうか?
解釈違うななってまず思ったことと、
あと解釈違うから結構話が膨らむなって思って、
例えばなんですけど、何人かで友達とかとご飯食べながらとか、話のネタにしながら、
単価を見ながらとかね、飲んだりとかもすごい良さそうだなと思ってて、
42:04
もちろん言葉なんで、普段会話とかしてたらちょっとバヤッとすることとかもありますけど、
こうやって単価を通じて読むことで、わかるわとかね、そういうふうに雑談的な感じで話せるなって気がしたり、
解釈を共有することで、自分の発見がすごい得られるなと思ったんで、
読み合いっこというか、またしたいなと思いました。
ありがとうございます。
ぜひ単価を読んで歌会に出すっていうのをやると、本当に楽しいと思いますので、
これからも私も良い作品を作り続けてまた紹介できるように頑張ります。
いやでも本当楽しかったです。
ありがとうございました。
こちらこそです。
はい、じゃあそんなところで締めていきたいと思います。
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それでは次回の放送もお楽しみに。
お楽しみに。
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