初出しですか、今回。
そうです、そうです。ちょっと名刺も変えようかなぐらいの感じで。
探求家は変わらずということですね。
そうですね、探求はし続けたいっていう。
一応ライフワークは今言った日本列島の里山里海のことを探求するっていうのと、もう一個最近今年に入ってから結構力を入れているのが森と海の生き物が喜ぶ沢の再生活動っていうのに取り組んでいます。
それは結構後々、後で多分詳しくお話することになると思うので、一度お返ししたいと思います。
はい。
ありがとうございます。
しこさんは前回ね、さっき確認したら去年の1月ぐらいに出ていただいたということで、そこからまた活動がさらに広がってるなっていうのを聞きながら感じておりました。
そうですね。
そんな前回なんですけれども、そもそも食べるって何?というテーマで、この回もね本当に面白いので、もし聞いてない方いたら聞いていただきたいんですけれど、その回に出演されていかがでしたか?
例えばこういうフィードバックがあったよとか、ご自身の中でこういう変化があったよみたいなのもしあれば教えてください。
そうですね。結構やっぱり、あんまり普段表だって外で自分、私が話すっていうことは今までしてこなかったので、
大体基本的には旦那がすごい喋れる人なので、大体取り組みについては、私の旦那が大体皆さん公の場で話すっていう感じなんですけど、
こういってちゃんと自分の言葉でやってることを話したりだとか、考えてきたことを話すっていうのがすごいいい機会だったなと思って、
やっぱり聞いてくださった知り合いの方たちとかも、そういうこと普段考えてるんだっていう感じで、なんか新鮮な感じで聞いてくれたみたいで、それがすごい嬉しかったですね。
そう言っていただけてね、我々もとっても嬉しいんですけれども、ありがとうございます。
ありがとうございます。
今回リコさんは2回目の出演ということで、澄田さんどうしてリコさんを再び呼んでくださったんでしょうか?
実はですね、僕とリコさんと2人でN角形な人たちっていうポッドキャストをしてるんですね。
N角形な人っていうのが、人の多面性というかいろんな側面があるよねっていうので名付けたことですけど、本当にもう好き勝手話してるんですけど。
そうですね。
例えば古武術の話したりとか、
何の話?今何て言いました?
古武術。
古武術?古武術?
古いに武術って書いてある。
古武術?
武術です。
武道の武。
日知だ。
いきなり日知なんですけど、古武術とか。
話しなさすぎて。
自然のリズムの話をしたりとか、人の感覚の話とか本当にすごい幅広く、でも結構人の体とかみたいなところに割とフォーガスをして話していまして、
沢の話もそこで話していまして、
それのあるあるっていうのがおもろかったんですよ。
沢あるある?
沢再生のあるあるが全然僕分かんないんですよ。
そうですよね。
りこさんが嬉しそうにそれを話してて。
分かんないですけどさっきから。笑っちゃって。
で、そっからちょっとあって思って、あるあるって日知だと逆に面白いっていう仮説が生まれて、
その話をしたいなと思った時に、もうね、りこさんしかいないなって思って。
お誘いした感じで。
なるほど。選ばれるべくして選ばれたゲストということですね。
はい、そういうことです。
さっきもおっしゃってたんですけど、沢再生のお話、これちょっとぜひ詳しく教えていただきたいなと思ってまして、
最初に超初歩的なんですけど、沢と川の違いってなんですか?
いいですね。
そうですよね。
沢自体がまずイメージみなさんあんまりわかないですよね。
普段多分見ることがないので。
小さい川みたいな感じ。
そうそうそう。
沢って山の、山合いの谷間っていうか、山と山の間とか、そういうところってちょっと谷になってるじゃないですか。
山に雨が降ると、その雨が染み出してきてその谷間に集まるんですよね。
砂場とかでもそういうことになるじゃないですか。山を作って水流したらちょっと谷間に水が集まってくる。
で、小さな水の流れができるんですよ。
集まったところに。それが沢だと思ってください。
なるほど。
そういう集まりのところ。
山とか登ると、あ、沢があります。
確かにその時は沢って言ってます。
それは谷間のところじゃないですか。
その小さな沢がいっぱい、だんだん徐々に下に行くと集まって、大きな流れになるんですよね。
水の集まりが。
谷間のところから流れてきた沢の水が集まってできた流れが川だと思ってください。
なるほど。
だからだんだん大きくなるんですよね。
なるほどですね。
沢から川が生まれるみたいな。
はい。
え、じゃあもう、ここから川かもみたいなのがある。
どうなんでしょうね。
どうなんでしょう。なんか小川とかもあるじゃないですか。
はいはい。
だからどこからが川と呼んでどこから沢って、明確に分けるっていうのは多分難しいと思うんですけど、
どちらかというと山合いの中にある小さな流れのことを私たちは沢って呼んで活動してるっていう感じですかね。
なるほど。
もう河原でバーベキューとかできる河川があるようなところになるともう本当川っていう感じのイメージというか。
確かに。
いやなんとなくイメージはついてたんですけど、改めて説明してって言われると難しかった。
そうですよね。
なるほどって思いましたし、これ澄田さん展示しましょうよ。
展示しましょう。確かに沢と川の違い。
沢と川の違い。
確かに確かに。
小川でもいいかも分からないけど。
確かに。
うれしい。
ごめんなさい。聞きながら思っちゃったんですけど。
いいですね。
はい、じゃあそんな沢の再生を今取り組まれているっていうことですよね、りこさんは。
そうですね、それもほんとつい最近私たちは始めたばっかりなんで、なんかすごい専門家でもないんですけど。
ただ何ヶ月か、1年にも満たないですね。ちょっと今年に入ってからずっとやってるっていう感じなんですけど。
はい、どんな活動ですか。
浜栗浜っていう集落に私たちは住んでるんですけど、そこはほんとに小さくて、今ほんと3世帯7人が住んでるっていう超限界集落なんですね。
目の前が海で、後ろに山があって、山から海までの距離がほんと徒歩2、3分ぐらいの感じっていうか。
近い。
その浜栗浜の山の中には、今4本ぐらい小さな沢が一応流れているというか、沢の通り道があるんですね。
これは浜栗浜だけじゃなくて、日本全国の沢がそうだと思うんですけど、今沢って枯れてるんですよ。
そうな、減ってるってことですね。
すごく。
その沢が枯れてるっていうのはどういう意味かっていうと、山から雨が降って水が流れるっていう仕組み自体はちゃんと循環してるんですけれども、
その沢の地下を潜ってるというか、普通沢って言ったらその川と同じように表面を流れててその水の流れが自分たちで見える状態が沢なんですけど、
この沢が地下に潜って、地下から海に行ってるっていうのが、沢が枯れてるって私たちが表現してる状態なんですよね。
なるほど、じゃあ全く流れてないわけではなく、表面に出てこないっていう。
そう、水がないわけではないっていう。
へー、そうなんですね。
枯れてるって言うと水がもうカラカラなのかなって思うけど、じゃなくて水が地面に潜っちゃってるっていう状態なんですね。
なるほど、じゃあ我々が目に見える沢っていうのは、それぐらい水量があるから目に見えてるっていう状態なんですか?
そうそう、普通はちゃんと水量があるから、あ、沢があるって思う。
だけどその沢が枯れてるっていうのは潜っちゃってるんで、沢の道はあるけれども、その上を、なんで枯れてるかっていう説明しますね。
お願いします。
なんで沢が枯れちゃってるかっていうと、昭和の時代に植林っていって森にたくさん杉を植えて、その杉を育てて林業を営むっていうのが盛んだったんですけれども、
今ってニュースとかでも見るかもしれないんですけど、杉をいっぱい育てたはいいんだけれども、これをもう切らずに放置しちゃってる山がたくさんあるんですね。
それは外国の木材がすごく安く輸入できるようになっちゃって、国産材はもう必要ないってなっちゃったんですよね。
その結果、杉いっぱい植えたのに使わないままだから、木がもう生い茂っちゃってる。杉の木が。
そうなると杉の木の葉っぱって、下にたくさん落ちるんですよね。
山は誰も今、綺麗にする人もいないし、みんな都会に出ていっちゃって、本当に山主さんが近くにいないっていう状態もあるので、杉っ葉がどんどん積もって、
そして杉の葉っぱって針葉樹で硬いの分かりますかね。硬くて、あれで分解されづらいんですよ。
それが沢の上にギュッと詰まってる。
あとは土砂とかがそこに流れてきて堆積して、本来水が流れる場所がギュッと詰まっちゃってる。
っていう状態が多分日本全国どこの山もあって。
それを私たちが沢再生活動って呼んでるのは、それを本当に人力で手で取り除くっていう作業なんです。
で、その落ちちゃった杉の葉っぱをってことですか。
そうです。杉の葉っぱとか杉の枝とか、あと土砂が流れてきた石とか、詰まっちゃってるものをとにかくその沢沿いから取り除いていくっていうのをひたすら手でやるっていう。
へー、そうなんですね。
そうなんですそうなんです。っていう作業。
勝手にやっていいんです。勝手にやっていいっていう言い方あるんですか。
そうですね。やっぱり山主さんがどこの方かとかはすごく重要で。
で、私たちの場合は私たちの知り合いの方が所有してくださってる沢を手を入れてるっていう状態というか、
急にどこかの山に行って沢掘り出すとかちょっともしかしてすごい問題になるかもしれないんであれですけど、
自分たちのできる範囲の沢を今再生してるっていう感じですね。
じゃあ行きますねお願いします 沢勝あるあるですねさあ沢氏あるある
ネットですねまず よくあるのが本当にこれはあるんですけど
あの触ってこう手袋してあの石とか取り除くんですよちょっと危ないんでいろいろ 尖ってたりとかするんで
でそうするとあの手袋の右手の 中指
の腹腹の部分 すぐ穴開く
ご本指とかぶってる 中指でしかも右手だからね私は左利きの人はもしかしたら左の中指
でも中指です絶対 被ってますよさんの方がいいですよ
あのなんでかっていうと沢を掘る掘るっていうか石を取り除こうとしたり 沢の中を探っているときに感覚実に中指で探ってるんですよねずっと
だからそのこじったりとかこすったりとかがずーっと中指なんですよ 本当すぐに穴開くんですね
徐々になんかすごい分厚い手袋を探し出したりとか なんか完全防水の手袋とかですごい動きやすいやつとかをあのちょっとホームセンターとか
で探し始める 結構な数をストックしとくそして
いつ開いてもいいように手袋だけでこんなにに詳しくなっている 手袋すごい詳しい男のがいいとかワークマンがいいとかなんかワークマン
サワトモ界隈ではワークマンがいい サワトモ界隈
どこで出会えるのでしょうか 安いしすぐ破れても交換できるとかそういうのは大事なんで
1個目ですねはい あともう1個はあのなんか雨とかが降るとその
さあ自分がこの再生している沢の水量が増えるんですよね 水量が増えた時にちょっとこう流れが良くなったりとか
ちょっとこうなんかいつもよりもその沢の水がどんどん流れてくるんですけど そういう時に必ずあのちょっとこう沢を見てくるって言って
あの沢の様子をチェックしに行ったりするんですよ 雨降った後とかやっぱりそうどうなっているのか確認したいからちょっと
沢を見てくるって言った時絶対にちょっとじゃなくてものすごい長い時間その後 沢やっちゃう
サワやっちゃう 掘っちゃう
あのちょっと見てくるっていうのが無理
あーって気になっちゃってどんどんどんどんやっちゃう どんどん登っていってそうやっちゃう
っていうのと後すごく腰が痛いとか今日はもう疲れてもヘトヘトだーみたいな時でも 沢見に行っちゃうとやっちゃう
とり疲れてますね
すごい疲れる疲れるけどやっぱりなんかどうしてももうなんか沢の方がもう読んでるん じゃないかぐらいの感じで
人間をあの使ってるのは沢なんじゃないかぐらいの感じで 沢がもう人間を導いて
そうですねなんかそれぐらい快感なんですよねその流れが良くなるとか
なんだろうな 結構お客さんと一緒にやったりもするんですけど皆さんやっぱすごい取り憑かれちゃう
というか その後沢の様子が気になりすぎて皆さんなんかすごい
メッセージくださったりとか
そういうなんか魅力がある 沢は
あとはですね一番沢の沢氏として 最初の最初の頃はですよ
小さい石とかその砂とかその結構表面にあるものをちょっとずつ取り除くのが素人 というか初歩の段階です
でこれだんだんあの上級者っていうかあの回数重ねてくるとですね 沢の取り除く石がちょっと大物狙いになってくるっていうか
なんかすごい大きい石とか動かしたくなってくるんですよ
なんか今まではちっちゃい石を引っこ抜くとかだけだったのに なんかもう脇の方に行こうなんか大きいしを一人で行こうながーってこと
すごい大声出しながらといったりとかするようになっちゃう 達成感なんですかねそれは達成感とあとこれを解ければいいみたいな
見たてが上手にも俺ああなるほどでかいのそう邪魔してるのはこいつだみたいなのが すごいなくこうはっきりわかるような
なるほど 沢の見た見た声が聞こえるようになるそう
だからなんかこうすごいこう触ってあの深く石があの突き刺さってたりとか 土砂の中にすごい大きい石が長く細長い石が深く刺さってたりするんですけど
そういうのが引っこ抜けたという時とかもすごい快感で 抜けるともう一気に水量が変わるので
それでこうなんかやっぱりだんだん大きいものを狙い始めるっていうのがちょっと 沢氏あるあるですねあるある
見たらわかるんじゃないですかこの人は沢氏歴ちょっと長いな そうそうそうそうやり寄るってそうこいつやり寄るってなってきて
それってあのなんか私は沢友って呼んでるんですけど沢をやる人たちを なんか例えば自分が行った沢のビフォーアフターを
sns とかでアップすると あの沢友の人たちの反応ってなんかすごいこういいんですよやっぱり
そこやったのみたいな
ちょっとどうやったかも書いてないのにちょっとさ今日のやつ結構やったでしょ みたいな感じで
わかるわかるみたいな
沢友同士の会話結構楽しいです あと最後にもう一個
あとはですねだんだん道具を揃え始めますね 沢やる人たちはなんか手じゃないんですかさっきおっしゃってたみたいな
基本手なんですねでも手で掘ってて例えばその 沢の中心に木の根っこが張ってるとかいう時があるんですよ
そういうのってそれが邪魔してこう 土砂が大石していく場所とかがあって
そうなると木の根っこを切りたいってなってくるんですよ そうなるとちっちゃいノコギリとか
あとはなんかあの剪定バサミとか あとあのその土砂もちょっと詰まりすぎているところはやっぱり小さいスコップとか持っていると
たくさんすくえるんで 土砂を
そういうのを揃え出して最終的にベルトみたいのをし始める 美容師さんみたいな
工事現場の人とか美容師さんとかみたいなああいうなんかこう道具を差し込める なんかベルトみたいのを探し出す
これだみたいな 沢氏あるあるそんな感じですかね
面白いと同時にちょっとニッチすぎます 確かこれはニッチあるあるかもしれない
でも沢友さんはきっと共感しますよね そうですね
みんなどういうベルトを使っているとか聞いたりしますね そのハサミいいねみたいな
情報交換するんですね
すごいニッチすぎるからやっぱり情報共有は大事で
なかなかそういうコーナーも別にホームセンターにないんで
ないでしょうね
自分たちで一番良さそうなものを工夫して使うっていう
でもだからこそ発信したらすごい沢友さんにめっちゃ読まれて
そうなんです
それでモチベーションを上げてさらにやるぞみたいな
いやでも澄田さんのご本読みも沢友さんもやっぱりニッチであるがゆえにきっと出会えた時とか分かった時の共感度がすごく高そうですよね
そうですね
そうなんですよ
あ、待ってもう一個だけいいですか
最後にいくっていいですか