1. とりあえずベンチで
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2024-08-26 26:53

【#20】闇と心を見つめる、海とアートの直島へ行こう(お盆休み前編)

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■お品書き

・お盆に直島に行きました(キョウスケ)

・暗闇を見つめる「南寺」

・「何もない」が「ある」

・心を見つめる「きんざ」

・「ささやかさ」への「愛着」

(#21に続く)

※ジョン・ケージをカラヤンと言っている上に、「4分33秒」を「3分44秒」と言い間違えて話しています、本当にすみません!!!

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■喋っている人

・ささお / キョウスケ

■とりあえずベンチでとは

・「とりあえずベンチで集まろうぜ」、そんな感じで集まって気軽なトークが始まるポッドキャストです。

■利用楽曲

・曲名 『Dream

・作曲 RYU ITO 

・https://ryu110.com/

00:05
とりあえずベンチで。
どうも、ささおです。
キョウスケです。
今日はですね、お盆を明けて初回の録音ということで、
お盆ね、何してたかっていう話をしようと思うんですけど、
とりあえず私がお盆でね、過ごしたことをちょっとね、話したいと思いますわ。
はい、お願いします。聞いてみて。
香川県の直島という島に行ってきましてですね、
知ってますか?直島って。
これが初めて聞きましたね。
直島。
意外と知られてないんだよね。
俺もその調べてみて知ったというか、
アートでいいとこないかなーみたいなので調べてみて知ったって感じで、
あんまりなんか知られてないのかもという具合ですわ。
なんだけど、すごい良いところで良かったんだよね。
で、実際多分ね、海外からの人がすごい多くて。
へー。
海外人気はかなりあるんじゃないかなってちょっと思ってる。
そうなんなら海外の人の方が観光地として挙げられてそうな感じだね。
そうそうそう。
で、この直島っていうところがアートの島になってて、
島全体でアートを中心とした町おこしというか観光地下というかっていうところにすごい力を入れているのよね。
で、その中心になっているのがあのかの有名なベネッセ。
子供チャレンジなり、チャレンジ1年生から6年生なりであの有名なベネッセが実は芸術活動にも力を入れてて、
ベネッセハウスミュージアムっていうそのベネッセが運営する美術館が直島にできたことをきっかけにして、
そこを中心としたあの芸術、美術館とか芸術作品とかっていうのがぶわーって一本置かれてるんだよ。
へーあそこはずで。
そうそうそう。
なんでその島全体にアートがあるというか。
うん。
1日どこ行くって話になったらもうアート見に行きましょうっていう風になれるような場所なんだよね。
へー。
そう。で、アートが好き、まあ俺は好きなんだけど好きな人も楽しめるし、別に興味ないよっていう人も全然楽しめる。
それぐらいいい作品があるし、島としてもすごい美味しい、物は美味しいし楽しいしっていうところでおすすめの場所なんだけど。
その中でも俺がマジで衝撃を受けた作品があるから、それをちょっとあのすごい抽象化した話になっちゃうかもしれないけど話すわ。
03:11
うん。
いっぱいね、直島美術作品があるんだけど、その中に家プロジェクトって言われるプロジェクトがあるのよ。
家プロジェクト。
うん、これは全部で7つかな、の家からなる芸術作品になってて、直島の本村だったかな、本村だったかな、ちょっと合わせちゃったんだけど、
その本村って言われる地域に点在している家が美術作品になってる。
ほうほうほう、家がね。
それはかつて誰かの家として使われていた家、あるいはどなたかの敗者として使われていた家、
あるいはどこかの漁業の従事者たちが寝泊まりしていた家みたいなのを改修して作られている、まあ芸術作品なんだよね。
もともとあった家をリフォームじゃないけど、
そうそうそうそうそう。
美術作品、芸術作品にした。
リノベーションが正しいかな。
なので、素体としてはすごく古い作りの家になってるのよね。
だから木造建築で土壁みたいなのもあるし、
あるいは町からかき集めた廃材を使って作られている、すごいなんかコラージュ的な外装した家とかもあったりとかして、
まあそれぞれ作品を作っている芸術家が違うから、
それぞれの家に色があって、すごい面白いんだよね。
で、それぞれの家をスタンプラリーをしながら進んでいって、それぞれの芸術作品を楽しむということができると。
ああ、なんかそういうイベントみたいなのもある。
で、その中でちょっと衝撃だった作品が2つあって、
1つが南寺。
南寺。
もう1つが金座。
金座。
特にやばかったなーってやっぱ思ったのが南寺で、
これがすごいんですよ。
これがマジですごいんですよ。
家にいる時間としてはたぶん20分あるかな、15分ぐらいかな、なんだけど、
人生感変わるぐらいびっくりした。
そんな?そんな?
マジですごくて、
これまず体験としてすごい異質なのよ。
中が真っ暗みたいなのよ。
06:00
係員の人が、中は真っ暗で何も見えないので、
壁に手をついて壁際を沿って歩いてくださいって説明をまず最初に受ける。
で、ベンチがございますと。
ベンチの位置はわからないと思うので足を伸ばして確認してください。
で、腰をかけてから移動するようにしてくだされば、
ベンチから外れないですし、危なくないですよみたいなことを言われて、
なんだろうなと思って、
前の説明がその動き方の説明しかない、事前説明が係員さんから。
実際その中で何が見れるかとか全く説明がなくて、
なんなんだろうなって。
でも真っ暗だから映画館みたいな感じで映像作品が見られるんだろうなって思った。
そう、いざ南寺の中に入るんだけれども、
これがね、マジで真っ暗なのよ。
本当に一寸先が闇なのよ。
何も光が入ってこない。
自分の手すら見えない。ギリ見えるくらい。
本当に。
マジで何も見えなくて、
これ入っていいの?みたいな。
壁を伝ってんだけど、本当に壁の感覚だけあるの。
で、壁を伝っていって途中で、
角が3回あるので3回曲がってくださいみたいな。
で、クイックイックイックイって曲がって、それも手探りよ。
どこに角があるかわかんないし。
でもこれ戦闘だったのよ。めっちゃ怖くて。
前を歩く係員さんの声を頼りに、
この辺が角ですよ、曲がってくださいみたいに言われて曲がって、
手探りで進んでいって、ベンチがあったからベンチに座ってみたいな感じで。
座席に座るわけよ。
で、ここから10分間ほどここに座っていただきますって言われるのよ。
では、楽しみくださいみたいな。
ちょっとそんなこと言ってるかもしれないけど、
言われて係員さんがどうやらいなくなると。
見えないからわかんない姿が。見えないから。
で、これ体験したことないと思うんだけど、
真っ暗闇の中って怖いのよ、すごく。
めっちゃ怖くて。
しかも何も起きない。映画かと思ったら映画も何もないし。
え、これずっとこうするもの?と思って。
芸術好きで、美術館とかインスタレーションとか古典とか行ったりするけど、
こんなの初めての経験で、こんな暗闇の中にほっとかれるみたいな、
懲罰みたいなさ、何かしらの、
なんか俺が悪いことしないとされないようなことさせられてるような感じで、
何だろうなぁと思って座ってたっけ。
09:00
で、しばらくすると見えてくるんだよ、でも。
これ何が見えてくるかっていうと何も見えないんだけど、
なんかね、要は多分目を走る欠陥なんだと思うんだけど、
なんかさ、目をギュッてつぶった時にさ、緑色のモヤとか見えない?なんか。
あー、なんか稲妻的ななんかね。
そうそうそうそう。あれがなんかぽやーんって見えてくる。
目開いてるけどね。真っ黒だから。
でもそれは生理現象としてあるわけじゃん。
普通の身体として目をつぶっていた時にも起こる現象としてあるわけじゃん。
だから、あ、なるほど、この暗闇の中でこれを楽しむものなのかなと思って。
なんだと思って脳みそ切り替えた。
なるほどなるほど、暗闇の中で何もないけど実は何かありますよみたいなのを楽しむんだなと思って脳みそ切り替えてね。
この暗闇の中に見えるの緑色のモヤをこう眺めてたわけ。
まあこんなもんかと思って。
で、実際なんかカラヤンっていう有名なね、その作曲家がオーケストラの作曲、
オーケストラってかピアノの曲として3分44秒、40何秒間一切音楽を弾かないっていう曲を出して批判を受けてたのよ。
すごく前に。
何も書いてないってこと?
そうそう、一切何も弾かないっていう曲を作って、
それはなんかそのカラヤンって人が無音室に入った時に、
無音室に入って無音になってるはずなのに自分のそのなんだろう、鼓動の音がするとかして、
別に奏でなくても音楽ってあるじゃないみたいな。
オーケストラの会場に行って3分44秒間何もしなかったとしても、
なんかちょっとゴソゴソ音がするとか、なんかちょっと鼻を擦る音がするとか、
そういうのも音楽なんじゃないみたいな、そういう作品、哲学的な作品があって、
それかと思って。
同じ手法だよね。
そうそう、同じ手法で暗闇の中であってもなんか見えてくるでしょっていう、
そういう作品だったらちょっと頭切り替えて見てた。
ああ、こういうのかと思って見てたら、
おやーって奥の方になんか見えてきたの。
白いスクリーンみたいなのがぼんやり見えてきて、
最初見間違いだと思ったのよ。
だけどぼんやりとなんか見えるのよ。
あれ何、俺の見間違いって思うんだけど、確かにそれは存在するわけ。
なんでかっていうと、だんだん目が慣れてきて、
自分の目の前に手を置いたらそれは見えるぐらいになってきたの、影が。
だから手を伸ばして見た時にその白い影が消えるのよ。
だから見間違いじゃなくて、その白い影は絶対に存在するの。
なんかあるんだ、本当に目の前に何か。
そう、スクリーンみたいなのがあるわけ。
12:00
でも距離はマジでわかんない。
なぜなら真っ暗でぼんやりとしか見えないから。
めっちゃ遠いのかめっちゃ近いのかすらわかんないんだけど、
絶対なんかあるわけよ。
で、残りその数分間は、あれ何だって。
それとの角度。
なんかグワーって見てると、
白いスクリーンの中になんか影が見えるような見えないような。
それも見間違いなのか見間違いじゃないのかわからないみたいな。
緑色のモヤが見えるんだけど、これはさっきのあれか血管のなんか血が流れるあれかなみたいなとか。
とか思ってて何なんだろうこれって。
わかんねえわって。
で、隣にもさ人がいて、いっぱいブワーって並んでるんだけど、
周りの人たちがあれに気づいてるのかどうかもわかんないわけ。
隣に人が見えないから。
あれってみんな見えてるのかなみたいな。
どうなんだろうとか不思議に思ってたら、
係員の人が、
みなさんでは立ち上がってくださいみたいな。
え?立っていいの?
パンって立って。
そしたら、どうぞ前にお進みくださいっていう。
え?
この暗闇の中で進んでいいの?みたいな。
言うても見えるものなんて自分の手とちょっとした体の範囲と、
あと先に見える白いモヤぐらいで。
あと何にも見えないのよ。
え?これ進んでいいの?みたいなところで、
でも進んでくださいって言うから進んでみたのよ。
そしたら、その白いスクリーンだと思ってたものにだんだん近づいていくわけ。
近づいても何かわからんのよ。暗すぎて。
え?
なになになになに?と思って。
ほんとに目の前に来ても何かわからんくて。
ではその目の前にあるものを触ってみてくださいって言うのよ。
で、その白いものをファって触ったの。
そしたら触れないのよ。
え?どういうこと?
え?と思って。
見間違いかどうかわからないけど見えてたものに近づけて、触れるのにないのよそこに。
これはもし行く人たちのために何も言わないんだけど。聞いてた場合つまんなくなる。
ほんとに何もないのよ。
何もないけどあったのよそこに。
どういうこと?
え?すっごいと思って。
これね、やってみてほしいんだけどほんとにびっくりするなこれが。
何かわからんと思ってこれスクリーンかと思ってたものがスクリーンじゃないし。
なんかそこで自分が見てたものって全然違うし近づいてみても確かじゃなくなるんだみたいな衝撃があって。
15:03
で、そこからの説明もまたすごい面白かったんだけど、
係員の人がこのスクリーンは最初からずっとありました。
光の強さも入った時から変わってません。
変わったのは皆さんの目の方ですと。
目が暗闇になれてこれが見えるようになったんですよ。
だから芸術作品自体は最初からそこにあったんだけど、
それを見えるようになったのは僕ら側のその身体的な変化というか。
だから何て言ったんだろうな。
見る側に知識が求められたりするパターンってあるじゃない?その芸術作品の中に。
まああるねよく。
なんかそれを強制的に目でさせられてるような。
目が慣れてないと見えませんよみたいな。
ところで言われて皆さんが知らなかっただけで見えなかっただけで最初からそこにこれはあって、
皆さんが近づくことができるようになったのも皆さんが変化したからですよって言って。
て言われて係の人を向くと見えるのよ影というか全体的に。
暗闇の中でも目が慣れてきて。
そしたら出口も分かるわけどこにあるかなんとなく。
だから出てくださいって言われたら出られるね。
なんだろう成長がすごい自分の中の。
入った時はハイハイだった赤ちゃんが出てきた時には成人男性になって出てくるみたいな。
壁伝いに歩かなくてもそのまま入口にふーって行けばいいっていう。
わーなんかすごいなーってなんかこの数分の間に俺成長しちゃったなーみたいな。
なんかそういう衝撃的な経験をした。
えーすごいなーそうか。
なんかハンターハンターでもあったじゃない。
あのゴンとキルアがさずっと目つぶっててさ暗闇に目を慣れさせておいてさ信長を怯ませるっていう。
あーなんかあったね。
あったでしょ。あの瞬間一瞬信長超えるじゃない。
あのキルアとゴンは。
あれなのよ。
あれなのよってちょっと変だけど。
その言ったら目が慣れていない頃の俺っていうのは信長なわけよ。
そう目が慣れて外に出ていく時の俺っていうのはゴンかキルアなのよやっぱり。
そういう作品があっていやこれすごいなーと思って。
えーそうかそうか。
びっくりした。
そうっていう南寺がこれ良かったですよーっていう話ですと。
はいーいやすごいなー。
そういう暗闇ってすごいよ。
暗闇ってやっぱね無限。
暗闇には無限があるわ。
何も見えないほど暗い場所って見ることないし。
18:04
経験がなかったねー。
逆に暗闇の中で目が慣れるっていう経験が本当に実感できたというか目が慣れるってどういうことだろうみたいな正直あったんだけど。
あー目慣れるわみたいな。
整体の反応という形で目が慣れるっていうのがどういうことか。
こういうことかっていう納得感があったね。
で今のがその南寺の作品ジョージタレルっていう人の作品なんだけど。
でこれがそれでもう一つが金座っていうもう一つ家プロジェクトの作品があって。
完全予約制で一人しか入れないその部屋とか家の中に。
一人ずつ入って出てというか。
予約制のすごい贅沢な作品で15分かな1回。
1回15分の回を15分区切りでバーって回していってて。
そこには一人しか入れなくて一人でその部屋に入って作品を鑑賞するっていう。
そうすごい贅沢なものなんだけど。
これはねちょっと口で説明するのが難しいんだけど。
土壁のすごく遮音性の高い家なのよ。
家は床だとか板壁とかみたいな窓とかっていうそういう装飾品が一切がさえ消されてて。
あるのは土の地面と土の壁とあと梁とあと柱みたいな。
家を支える下地的なものだけがむき出しになっている部屋に座らされると。
最初は何なんだろうなこれと思って。
とりあえずベンチがあるからそこに座ってこうぼーっとしてたの。
そこには芸術作品が一応あって。
ナイトー・レイさんっていう人の作品なんだけど。
大きなリングが置いてあったり。
これ以上言えない。
大きなリングとしか言いようがない。
大きなリングがあったり、あと紐が垂らされてたり。
ガラスの棒が刺さってたり。
小さいビーズとかビー玉みたいなのがちょこんちょこんと置いてあったりしてて。
何なんだろうなっていう部屋に通されてそこに座ってぼーっとしてるのよ。
そうすると不思議とだんだん何か分かってくるのよね。
分かってくるんだ。
分かってくるの。
それはどういうことかっていうと、
車音声は高いんだけど部屋のね。
外の音は聞こえてくるのよ。
だから横を通ってる、家の横を通ってる誰かの話し声とか笑い声とか車の音とかバイクの音とか。
21:03
なんかそういうのは結構ぼんやりと聞こえてきてて。
自分がまさにその横を通ってた時に誰かここにいたんだなって気がつくのよ。
なんかそうなると途端に一人ぼっち感が増すというか。
自分がこの部屋の中に誰かいるってことを知らないように外にいる人たちも僕のことを知らないんだろうなって思うと、
これ何だろう。
ポツ念とするというか。
一人ぼっち感が増すわけよ。
あーなんかみんな俺のこと知らないんだなーとか思ってて。
そうすると自然と外の音たちが自分の孤独感を助長して、
目線が外から中に向くわけよ。
目の前にあるよくわからん作品を見ざるを得なくなるわけよ。
こいつら何なんだろうなーって見てるとだんだんと愛着が湧いてくるというか。
なんか今自分がここにいることを知ってるのはこのよくわからないガラスの玉とかこういうのなんだなーみたいな。
思ってるとなんか自然とねウォーリーを探せみたいな遊びができるようになってきて。
なんかこうよく見てみると柱の穴にビー玉が置いてあるとか。
光の加減で見えなかったけど実はもう一本糸が垂れてるとか。
ちょっと腰を動かして移動してみたら隠れたとこにガラスの棒が2本ぐらいあるとか。
そういうのがわかるわけよ。
普段の生活だったら何それ何がおもろいっていう見落とされがちなものなんだけど、
いざ一人ぼっちになってこれしかすることがないとなると、
それもちょっと面白くなってくるわけよ。
で、見つけたなっていうのがなんかあるなじゃなくて、
あそこにいたんだっていう愛着になるわけ。
愛着を持って発見になるね。
で、なんか俺この経験あるぞと思って考えてみたら、
実家で親と一緒に寝てる時に見上げてた天井のことを思い出して。
うち和風の家じゃない?
和風家だね。
天井が木でできてる部屋があるのよ。
そこで昔寝てて。
天井見上げると年齢が顔に見えたり龍に見えたりするところがあるのよ。
奥辺のね。
そうそうイメージとかあるじゃない?そういう想像じゃないけどさ。
何か自分の夢の中に出てくるとか、
あるいは夢に出るのが嫌で見続けちゃうみたいな。
かといってそういう想像が膨らむ一方で、
隣にいる母親は寝てて自分のこと全然知らんふりしてるみたいな。
この自分の想像力っていうのは親には伝わらないし、
親は自分のこと興味ない。寝てるから興味ないし、
自分だけがこの龍とか人の顔のこと考えないといけないみたいなのがあったなっていうのをその場で思い出して。
24:06
なんかすごい経験として似てるのよ。
外を走ってる車、歩いてる人々は自分のことを知らないっていうのは隣で寝てた母親と一緒だし、
本当に特に何でもないものに対して何か意味を見出すっていう経験は、
年齢の中に龍の顔を見た当時の自分と一緒だし、
懐かしい気分になるというか寝てる気分になるというか。
ぼんやりと見つめて、なんか懐かしいなーみたいな。
懐かしさが。
そうそう、なんか忘れてたものを思い出したなっていうのを感じて、
15分終わって出てきたね。
これが金座でしたね。
なんかね、ささやかな芸術作品でしたね。
一人ずつじゃないとダメかもね。だから確かにそうだなと思う。
何だろうこれとか話しちゃうとそういう集中できなくなるというか。
集中できなくなるというか、何だろう。
言葉にしようと思った時にこぼれ落ちるものを取りこぼさないようにしてると思う。
一人で入ることで。
なんかこうさ、面白いねとかつまんないねって言った時に、
面白さにもキビがあってつまらなさにもキビがあると思うんだけど、
それが言葉にした途端に潰れちゃうというか。
一言にまとめられちゃって。
グラデーションが消えちゃうんだけど、一人で入ると感想が一人ごとになるから言ったら。
その小さいグラデーションの部分が残るのよ。
なんかそこが面白くて、これが狙いなんだろうなぁと思ったけど、
これすげーなーと思って出たっていうのが金座でしたね。
見るだけじゃなくて、体感型というかもあるの?
いっぱいあった。見るものもいっぱいあったけど、家プロジェクトは体験型がほとんどだったかな。
すげーな。他にもあるね。
他にも見るものもあるから、見て面白いものもあるし、ぜひね、機会があれば行ってもらいたいって感じですね。
いいね、オープンだね。
ちょっと長くしゃべりすぎちゃった。
とりあえずベンチでは、リスナーの方からのご感想、ご質問などお待ちしております。
宛先のフォームリンクはPodcastの概要欄をご確認ください。よろしくお願いいたします。
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