1. 徳力の「エンタメのミライ」
  2. アワードと連動して日本の音楽..
2025-07-09 12:46

アワードと連動して日本の音楽を世界に拡げるために必要なこと #995

spotify apple_podcasts youtube
YOASOBIや藤井風に学ぶ、アワードと連動して日本の音楽を世界に拡げるために必要なこと(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/4c35e06541957f3a69f31395e741b05ba120b509
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/63d3437e70af05f9d1fa0caa

サマリー

ミュージック・アワード・ジャパンの影響で、日本の音楽が海外で聴かれる機会が増加していることがビルボードジャパンのリサーチで示されています。受賞曲やパフォーマンス曲のストリーミング数が大きく伸びており、特に夜遊びの英語版リリースが海外での人気向上に寄与していると考えられています。アワードを通じて日本の音楽が海外での認知を高めるための重要な戦略について議論されています。具体的には、受賞式の効果やアーティストの新曲リリースが海外リスナーに与える影響が取り上げられています。

アワードの影響とデータ分析
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、先日、ミュージック・アワード・ジャパン、海外ではあんまり反響なかったんじゃないかな、みたいな、なのでYouTubeとか早く公開してほしいな、みたいな動画を、記事も含めて書いたんですけれども、
実はですね、結構影響力があったらしいっていう話がビルボードジャパンさんのリサーチ結果で分かりましたので、ちょっと反省も込めて記事を書いてみたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルはですね、「イワスビア・フジイカズで学ぶアワードと連動して日本の音楽を世界に広げるために必要なこと」というタイトルにしてみました。
単純に言うと、先ほどお話したように、ミュージック・アワード・ジャパンを開催した結果、結構日本の音楽が海外で聞かれるきっかけになってたらしいというのが、ビルボードジャパンさんのリサーチ結果で分かったんですね。
これはビルボードさんがビルボードアジアカンファレンスっていう、アジア全域の担当者、本国のビルボードの方も来られてたんですけれども、
一堂に会して六本木のビルボードさんのイベントスペース、ライブスペースですよね。
発表イベントをやるっていうので招待いただいたのでお邪魔してきたんですけど、
伊曽崎さんの話がめちゃめちゃ面白かったんですよね。
プレゼンタイトルは、MAJ 2025結果レポートと新たな取り組みっていうプレゼンだったんですけれども、
ルミネートのデータを使ってミュージック・アワード・ジャパンの受賞式、2日目の受賞式、最終の受賞式が終わったのが5月22日なので、
翌日の5月23日とその1週間前の5月16日のデータ、1週間のこの変化を見ることによって、
ほぼほぼこの1週間の変化ならミュージック・アワード・ジャパンの影響だと言えるだろうということで分析をしたっていうデータですね。
国内における効果測定結果はめちゃめちゃ分かりやすくて、受賞曲全体も平均で31%増加してるし、
パフォーマンス曲に至っても平均で49%増加してるんですよね。
これはすごいですよね。やっぱりNHKでも放送してたし、YouTubeライブでもやってたしみたいなので、
やっぱりパフォーマンス曲の影響って大きいんですよね。NHKで放送してるからそうだろうって話なんですけど、
1位がチャンミナさんのアレンジ、2位が内井和さんの満ちていく、3位がミセスのダーリンと。
当然パフォーマンスされた曲だからこそ跳ね上がってるんですけど、これ翌日なんで動画を公開したかしてないかとかあんまり関係ないですね。
当日、確かライディング・リブートは当日か翌日に公開されてましたけど、内井和さんの満ちていくとかもワンテンポは1位だと思う。
たぶん23日の再生数には影響してないと思うんですよね。
なのでシンプルにたぶん、これグラフちょっとちゃんと見づらいと思いますけど、増加数が大きかったパフォーマンス曲トップ5が上で増加率が下なんですよね。
率だと今までほとんど聞かれてなかった曲が聞かれるようになるとやっぱり激増するんで、
国内のストリーミング増加率トップとかってヌージャベさん、海外の方、あんまり聞かれてなかったからとかですね、たぶんミーガンジー・スタリオさんとかなんですよね。
なので増加数で見たほうが実態に合うんじゃないかということで、数が一番増えたのはちゃんみどさんのアレンジだったっていう。
このね、サーカスですかっていう感じの、いきなり空中から登場して歌ってましたからね、なんかリングに乗って。
ちょっと高所教授だと絶対できない人だと思うんですけど、よく乗って歌えるなっていうのをちょっと思った記憶がありますけど。
受賞曲のストリーミング増加
ちゃんみどさんはトップ5に2曲入ってますから、やっぱりインパクトが大きかったのがわかりますよね。
これは国内なんで、国内は当然影響があったのはいろんなデータで見えてたんで、そこですよねって話したんですけど、
海外は正直僕は無風だったんじゃないかみたいな記事書いちゃったんですよね。あんまりメディアの記事も出てた感じしなかったし。
ただ実はビルボードさんを中心に海外紹介は結構、特にビルボードさんがいろんな世界中にあるんですよね、今16箇所だったかな、メディアがあるんで、
そこに日本の記事を翻訳して掲載するっていうのをやってくれてたらしくて、そういうのも含めて実は海外に影響があったそうです。
なので受賞曲も平均で14%、パフォーマンス曲も平均で31%増加してるんですよね。
これはYouTubeが公開されたかどうかは関係ないタイミングなんで、公開されてまた藤川さんのミステリックとかさらに影響があったんじゃないかと思うんですけど、
それを含めなくても、実は特にパフォーマンス曲は平均で30%アップしたっていう。面白いですよね。
YouTubeで見てくれた人の影響なのかな、時間帯悪かったんですけどね。
もともとがやっぱり海外で日本の楽曲が聴かれているボリュームが少ないから、ちょっと増えると31%増えるって話かもしれないですけど、
でも逆に言うとね、それで30%増えるんだったらもうめちゃめちゃやった意味あったって話で。
受賞曲がたくさんあるんで平均で14%っていうのは、ちょっとさっきの30%、50%みたいな数字を見ちゃうと少なく感じますけど、
それでも1割アップしてるって、すごい楽曲めちゃめちゃありましたからね、受賞曲。
60曲とかあるんですので、それで平均14%は十分だと思いますね。
夜遊びの英語版リリース
特に増加数で多かったのが、1位が夜遊びのプレイヤー、2位がうじいかさんのミチティック、3位がミセスのダーリンですね。
チャンミナさんのハレンチは4位に入っていて、ライディーンが5位に入ってますけれども、パフォーマンス曲なんでね、当然パフォーマンスの良さが反映されたって話だと思うんですけど、
国内はチャンミナさんのハレンチが1位なのに対して、夜遊びのプレイヤーが海外で1位なのに実は結構明確に理由があるんですよね。
国内でも5位に入ってるんですけど、実は夜遊びさんはこの発表イベントの翌日、深夜だったと思うんですけど、日付が変わったタイミングでこのプレイヤーズの曲の英語版を出してるんですよね。
それが多分その英語版が聞かれたっていうのもあるし、英語版がリリースされたよっていうニュース自体が海外のメディアでも紹介されたっていうことなんじゃないかなと思いますね。
そうすることによって、やっぱり各曲の伸び具合がちょっとグラフが小さいので見にくいと思いますけど、左上には遊びのプレイヤーズのアメリカでの再生数の推移があって、これでも目に見えて倍増してるんですよね。
藤井和さんの見せていくところが2番ですけど、上がってるかなっていうぐらいの上がり方なんで、このプレイヤーズだけは明確に倍増してるんですよ。
アメリカでですからね、しかもね。
当然アメリカに夜遊びのファンが多分アニメの文脈もあって多いっていうのもあるかもしれないですけど、
これは明確に夜遊びがプレイヤーズの英語版をリリースしたことによって話題度が、多分単純に受賞したとかパフォーマンスしただけではなくて、
よりメディアの質も含めて大きくなったからっていうことだと思うんですよね。
やっぱりこういう取り組みって大事なんだなぁと思って、
アワードとアーティストの戦略
ミライカフェでも今太さんに、海外のアワードではこういう、アワードのタイミングで新曲を出したりアルバムの発表したりするのは普通なんですよと教えてもらったんですけど、
夜遊びはやっぱりそういうのが大事だっていうのは分かってるんだと思いますね、チームがね。
なのでわざわざこの受賞式の翌日に英語版を出すっていう、それによって自分たちはね、プレイヤーズパフォーマンスするの分かってるわけですから、
それで英語版を出すという判断をしたことによって、アメリカにおけるこの再生数倍増にちゃんと効いているっていう。
やっぱね、アーティストもこうやって合わせて動かなくちゃいけないんだなってちょっとね、個人的にはイメージなかったんで、面白いなと思いました。
で、もう一つ面白い現象なのが藤和さんですね。
これはあの、口頭で磯崎さんが発表の時にもおっしゃってたんですけども、
実はこの後の楽曲の再生数の上がり方が藤和さんはその未知天下のパフォーマンスでも十分海外で意味のある跳ね上がり方をしてたんだけれども、
それの波が収まる前に今度はその英語版の楽曲である8コアをリリースしたんで、やっぱね、相乗効果が見られたそうです。
やっぱその受賞しました、受賞式のパフォーマンスも上がりましたで、その次の新曲出ましたってなると、
やっぱ海外の人たちからすると、藤和さんのニュースよく見るなみたいな感じにもなるのかもしれないですね。
やっぱそのアーティスト側が受賞式をうまくいかに使うかっていうのが、やっぱ思ってる以上に大事なんだなっていうのはちょっと面白かったですね。
日本の音楽業界の進展
一方で、これは日本の取り組み。
今回ビルドジャパンさんのプレゼンではMAJ、ミュージカルジャパンと紅白歌合戦、それと韓国のママアワードとアメリカのグラビー賞を並べていろんなデータの分析をされているんですけれども、
このアワードが終わった後に、発表された後に国内以外での楽曲の聴かれ方が増えているかっていうと、
やっぱりママアワードとかグラビーとかは国内より海外の影響が大きいんですよね。
それは国際音楽社だからそうでしょうって話なんですけど、やっぱりMAJはまだ紅白並みっていうか、紅白の方がまだ影響力あるよねっていう感じなので、
これは伸びしろだと思いますけど、やっぱりまだグローバルなアワードに比べるとまだまだ世界へのインパクトが少ないっていうのを紹介されていました。
やっぱりこの初回にも関わらず、受賞楽曲で14%、パフォーマンス楽曲で31%、ちゃんとこのミュージックアワードジャパンをやったことによってちゃんと海外のリスナーが楽曲を聴く量が増えるっていう。
しかもこれ1週間で撮ってますからね、実際は投票期間とかもいろいろあって、それの盛り上がりもあるんです。
ミュージックアワードジャパンをやる前に比べたら全体的にもっと上がってるはず。
なのでやっぱりアワードをやる意味もあるし、やっぱりアワードをやってるからアワードに任せるっていうんじゃなくて、アーティストのみちゃんとそれに対して乗っかっていくっていう。
いい意味でちゃんと相乗効果を模索するような施策をやるっていうのが大事なんだなっていうのはちょっと面白かったですね。
やっぱり今回こういう結果が出たことによって、当然ミュージックアワードジャパン側もアーティストにこういうふうになりますからこういうふうにやりましょうっていうふうにやると思いますが、
こういう結果が出るんだったらちょっとパフォーマンス出てもいいかなっていうアーティストもきっと増えてくれると思うので、
これはちょっとこの成果を初回で出せたら大きいと思いますね。
これによってやっぱり日本の音楽業界におけるこのアワードの位置づけもまた国内での盛り上がりだけではないんだっていう意味で、
ちょっとまた各事務所の見方も変わってくると思うので、
ちょっとねもう気が早いですけど、今から来年が楽しみだなって、
ちょっとね無風なんていう記事を書いてしまってすいませんでしたっていう感じですけど、
本当に引き続きアワードの反応が楽しみだなと思っております。
はい、ということでこちらのチャンネルは日本のエンタメの明るい未来を応援すべく、
エンタメのSNS活用や推し方の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
おはようございます。
12:46

コメント

スクロール