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ゴジラのアカデミー賞受賞は、鎖国状態だった日本の映像業界の変化の号砲になるか(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dcb891f2f1ba4af06a25e1183464bd3b12af49e5
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとアカデミー賞のネタを今さら買ってる感じがあるんですけど、
ちょっとゴジラのアカデミー賞受賞の後から書こう書こうと思って書けてなかった記事を破りに起こしたので、ちょっと裏側をご紹介しておきたいと思います。
記事のタイトルは、ゴジラのアカデミー賞受賞は鎖国状態だった日本の映像業界の変化の号砲になるかって、ちょっと大げさなタイトルをつけてみたんですけど、
ちょっとずっと感じてたことをまとめた記事にした感じですね。
ゴジラのアカデミー賞受賞自体は当然愛嬌なんですけども、今回、君たちはどう生きるかとのダブル受賞になっています。やっぱり、長編アニメ部門は日本の映画って何度もノミネートされていたのに対して、
資格効果賞が何つってもハリウッドのための賞と思われたところに入れたっていうのは非常に大きいと思うので、違うインパクトがあるんじゃないかなと思ってまとめたのが3点ですね。
1つ目は海外を本気で目指す日本の映像関係者が増えるだろう。これも実際に増えてるんですけど、今回、すごい象徴的な逸話としてあるのが東宝の松岡社長が今回、担当者に対して資格効果賞へのノミネート推薦をやめようと、絶対無理だって言っていたっていう逸話が日経新聞で報道されてるんですよね。
ちょっとこれ会員限定なんで一般の方は見れないんですけど、日経新聞でこの記事出たら結構東宝の松岡社長いじられちゃってましたけど、でもこれ全然おかしくないと思うんですよね。
たぶん映画業界の常識としては資格効果賞といえば、大金をかけているハリウッドの映画のための賞だよね。みんなが思っていたはずで。
まあその、申請料、ノミネート料が2万円とかでしたっけ。安いからダメ元でやりましょうって言ってやった結果、今回うまく、実際にはデューンが延期になったりとかいろいろ幸運も味方にはついてるんですけど、ノミネートも皆強だし受賞するってのは本当に素晴らしい皆強でしたけど、
山崎監督が受賞の壇上で、この場所から遠く離れたところでVFXをずらしてみんなハリウッドの君たちも挑戦権があることを証明してくれたよっていうのをスピーチされてましたけれども、これは資格効果賞だけの話じゃないと思うんですね。
実際に作品賞はパラサイトが韓国映画で2019年に撮ってますし、主演も上演もアジア人俳優が受賞するっていうことは起こっているので、今まで日本は無理だっていう文脈で私も考えちゃってましたけど、そんなことないっていうのは今回ゴジラが証明してくれたらめちゃめちゃ大きいと思うんですよね。
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特に今回は東宝さんがアメリカにちゃんと子会社を作って配給を自ら担当し、アメリカ向けの配給をちゃんと自分たちでたくさん関数増やすっていう、当然これリュウンが延期したからとか色々幸運もあるんですけど、それによってスマッシュヒットになったからちゃんとアガデミー賞にも入った。
これやっぱりすごい大きいですよね。自発的にやった結果上手くいったのもたまたまじゃないですかね。これはやっぱりこの廃墟に映画人、日本の映像関係の方、刺激を受けなければ嘘だと思うんで、当然増えるはずです。
今回のゴジラの受賞の前から起こっている流れが、日本のコンテンツや人材の海外からのオファーが増えるっていう流れで、これも本当、忍びの家もそうですし、将軍とか東京バイブスとかもそうですけど、やっぱりその日本を舞台にしたコンテンツが今世界的に注目されてますし、
やっぱり真田裕之さんが将軍でやったように、ちゃんとその日本のドラマとか日本の役者陣を使って日本の制作キャストも、今回真田さんが着物の専門家とかそういう武術の棚の仕草とかそういうのも全部専門家を日本から連れて行ったんですよね。
当然それによって日本人スタッフの活躍の場っていうのは今後さらに広がる可能性が増えてると思いますね。
この2つはいい話なんですけど、3つ目が多分注目点で、それによって実は日本の映像業界の構造問題が明らかになっているっていうのが、今の非常に重要なポイントかなと思います。
これは僕も正直ついこの間まであんまりしよくわかってなかった人間なんて偉そうに言える話じゃないんですけれども、岸田総理に小枝監督や山崎監督が日本の映画とか業界の問題点についての会議への出席をして問題定義をされたっていう。
これが監督の文章をぜひ本当に読んでほしいんですけど、まあ衝撃を受けます。本当にそんな状況でよく日本戦ってるよねって。ある意味日本はやりがい作詞的な構造がいろんな作業で起こってるっていうのが、象徴がこの映画業界なのかなっていう。
労働環境もその休休2日がないのが普通とか、賃金もねフランスや韓国の3分の1から4分の1ってフェイスブックのコメントでは監督の給与とか10分の1だって話ですからね。
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日本の映像会社なりその役者なりが海外に本気で挑戦し、海外からもそういうオファーが来るようになると、この差がどんどん開いていくことになると思うんですよね。
いや当然、スポーツのように国内がマイナーリーグ化して、メジャーリーグにポップの人たちがどんどん出ていくっていうのが1つのパターンだと思いますし、もっとひどいパターンだと国内が空洞化するパターンがあり得るんですよね。
これ実は韓国ドラマで市場崩壊と、これちょっとタイトルかなり煽っていると思うんですけど、韓国ドラマ市場が実はそういう状態になっていて、イカゲームとかがヒットして、主役級のギャラが激増してしまった結果、実は韓国国内向けのドラマ作品が増えていって、
主演にお金を持っていかれて、他の人たちにお金を回せないみたいな構造になって、実は制作本数が1回バブルでめちゃめちゃ韓国ドラマ本数増えたんだけれども、この1年で半分以下になっているらしいですよね。
これはあんまり日本も一言ではないと思っていて、ある意味日本の映像業界は鎖国状態だったんだと思うんですけど、それがこうやって、実は役者さんもいい演技をすると、映像VFXの技術も意外に高いと、制作人もいい仕事をするみたいな話になると、実はその人たちが海外のオファーに行って、
山崎監督もハリウッドのエージェンシーと契約されてますしね。日本の人材がやっぱり世界に見つかることによって、実はその世界の方で正しい評価を受けて、賃金10倍とかね。
日本の映像業界がいかにやっぱりガラパゴス化しているからこそ、この低賃金でもみんなが頑張るという構造になっていたかっていう、これはやっぱり鎖国が解けるとあれってなるので、これはね、やっぱりこの数年で多分激変するかもしれないですね。
日本の映像業界にとっていい変化になるかどうかは、日本の映像業界のやっぱり変化、刺激を受けてどう変わっていくかにかかっているのかなっていうのをちょっと改めて思ったので、ゴジラさんのアカデミー賞受賞も50日に行って、
はい、よければ記事もご覧になっていただければ幸いです。こちらのチャンネルでは、日本の絵のための海外展開を密かに応援したいなと思っていますので、他にもこんな話してますよという方はぜひご覧になっていただければ幸いです。
はい、ご視聴ありがとうございました。
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