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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと待ちに待っていたSHOGUNのエミリー賞が発表されまして、いや、すごいですよね。
もう18部門受賞、過去最高っていう。しかも、真田裕樹さんと杏奈沢井さんが主演代表賞と主演女優賞とダブル受賞、作品賞。
トップ3の賞を全部取っちゃったって話だから、まあ、とにかく18部門取ってますからね。今まで歴史上こんなことはないっていう。
まあ、ちょっと喜びも兼ねてヤフーニュースに記事を書いてみた。本当ね、不思議なことにNHKのニュースセブンにもちょっとコメントを使っていただいたりして、
ただ1ファンとして喜んでただけなんですけど、ずっとSHOGUNの記事書いてると不思議なこともあるもんだなと思いますけど。
まあ、あの、ある意味今回の受賞は歴史の分岐点になる気がするんですよね、アメリカドラマ史上における。
当然、SHOGUNだけが歴史を変えたんじゃなくて、いろいろ不思議があって今回の歴史が変わってるんですけど、ちょっとその辺を一応ヤフーの記事に求めてみました。
今回の受賞の背景、大きな要素となっているのは3つあると思ってました。
なんといってももうね、真田裕之さんが素晴らしかったっていう話なんですけど、
もう真田裕之さんがラストサムライを撮って20年とかになるんですよね、2003年とか20年以上。
ずっとハリウッドで多分ご自身としては納得いかない役もやりながらキャリアを積んで、
今回のチャンスを主演とプロデューサーを兼ねる立場で参加したことによって、
本当に真田裕之さんがキャストも日本人にして、もう時代劇のプロを日本から連れていってっていうので、
今回ね、本当は日本人も急に受賞したんですよね。
衣装デザインとかアクションのパフォーマンスのやつで2人撮ってたりとか、
ハリウッド側で活躍されている方もいれば日本側の方もいるんですけど、
普通であれば、日本人の初受賞だけでも裏方の人が撮ってもニュースになるところ、
18分同時に撮って9人も日本人いるから、そっち側の人はほとんど話題になってないのが残念なんですけど、
それぐらいやっぱり真田裕之さんが軸をバシッと本物の日本、オーセンティックな日本を撮るっていうのをやった結果、
アメリカでもこれが届いたっていうことだと思いますね。
ただ当然これはやっぱり時代が大きく影響したとは思っていて、
一つはやっぱり配信サービスの普及ですよね。配信が普及して、
特にコロナ禍が大きくて配信が大きく普及したことによって、
海外のドラマも字幕で見られる文化ができてきた。
コロナ禍の前からパルサイトがアカデミー賞を取ったりとか、
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英語作品も可能性があるって言われてたんですけど、
やっぱりNetflixのイカゲームが本当にアメリカで大ヒットになって、
エミー賞の実は最初の非英語編での受賞は残念ながら将軍ではなくイカゲームなんですよね。
逆に言うとこのイカゲームの歴史があるから今回大量取得が可能だったとも言えるんですけれども、
イカゲームが監督賞と主演男優賞を取っていて、
2022年ですね。だから2年前にやっぱりエミー賞の歴史が動き始めて今回大きく将軍が。
今回真田裕彦さんは将軍を日本語7割で撮影するっていうのを、
ギャンブルだったって振り返られてるんですけれども、
撮影を始めたのが2021年とかなのかな、2021年、22年とかなんで、
ちょうど2021年ですね。だからちょうどイカゲームのヒットするタイミングが撮影始まったぐらいのタイミングなんですよね。
だからやっぱり世の中的にこれ字幕見られ始めてるよねみたいな感覚があったので、
日本人キャストを揃え日本語で勝負するって判断が多分FXもできたし、
役者陣もそう思い切って日本語で演技ができたってことだと思いますね。
真田裕彦さんも受賞のコメントで、真田裕彦さんが扉を開いてくれたって表現してましたけれども、
そういう時代背景もあってギャンブルができたってことかなと思います。
もう一つ実は大きいのは、やっぱりハリウッドにおけるホワイトウォッシングとか文化投与問題ですね。
2017年にゴーストイン・ザ・セールが公開されたときに、結構日本ではね、スカルトイ・ハンソンが主役やってくれるんだって結構ポジティブだったのが、
実はアメリカではやっぱりアジア人の役を白人がやるのはホワイトウォッシングだっていうのがかなり批判されたんですよね。
当然ゴーストイン・ザ・セール以外にもいろんな議論があって、
なので多分今回の将軍を作るにおいても当然日本人をちゃんと使った方がいいよねっていう、
このハリウッド側にも理解があったっていうのは大きいと思います。
最近ね、札幌が文化投与で炎上したりしてますけど、
昔のハリウッドのやり方で今作ると実は炎上することがあって、
この辺が真田裕之さんは20年前からずっとこういうふうにやりたいと思ってたと思うんですけど、
それができるようになって、やっぱりようやく時代が真田裕之さんの視点に追いついたっていうことだと思いますね。
今回、なんつってもね、本当真田裕之さんの受賞コメントが素晴らしかったんですけど、
最初の主演団優勝のコメントは英語で、後ろから出たハリウッドに対してのメッセージですね。
East meets Westっていう文化の壁を越えて素晴らしい未来を一緒に作っていきましょうっていうのが、
主演団優勝の時のコメントでしたし、
作品賞の時にはプロデューサーの方からマイクを渡されて、
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日本語で謝辞を述べるっていう、プロデューサーが通訳が流す。
よかったですよね、海を渡り国境を越えましたって、
このちょっと溜めてから言うのとか、本当泣きそうになっちゃうんですけど、
この後、実はメディア向けの会見をされた時にも、すごい良いコメントをされて、
実際代の俳優や制作人に今回の優勝が大きな意味をもたらすと信じていると、
日本発でも世界に通用するものを作っていく一つの不責になればと思っているっていうのを、
メディア向けの記者会見で答えたんです。
これめちゃめちゃ大事だと思うんですよね、やっぱり時代劇が継承され、
日本発でも世界に通用するものを作っていく一つの不責っていう。
当然その後、平岡さんはハリウッドに渡ってるんで、
ハリウッドから今回日本語の作品を作るっていうことをされたんですけど、
じゃあ、今回これが取れたんだから日本も頑張ろうよっていう話ではあると思うんですよね。
将軍のプロデューサーもやっぱり次は日本発、
日本の俳優陣による日本のこういう作品を見てみたいっていうメッセージをいただいてますけど、
これを日本の映像業界が今どう受け取るかが問われてると思いますね。
実際には北野たけし監督の首がカンヌでスタンディングオベーションで迎えられていたり、
今ちょうどね、サムライタムウィームスリッパーが日本でも話題になってますけど、
実は時代劇って海外ではすごい評価高いんですよね。
でも日本ではどちらかというと老人が見るものだから、
最近はやっぱり視聴率とかいろいろ考えると時代劇どんどん減っていて、
評価関係者の話を聞くと結構専門のそういう衣装のプロの方とか縦のプロの方とか、
曲げ一つ撮ってもそういうの職人さんがやっぱり減っちゃってて、
ちゃんとした時代劇が日本でも撮れなくなってきてるんじゃないかっていう話があるらしいんですけど、
実はこの国内市場は実は縮小してるから時代劇って国内には合わないかもしれないけど、
海外に実は求めてる人たちがいるっていうのは今回確認できたんで、
今回をきっかけにね、この将軍を不責に日本初の作品がそれこそMV賞とかアゲでMV賞を取れるかっていう、
これはやっぱりこのサランさんからのこのエールをどう日本の映像関係者が今回受け取っているか、
それこそカッケントさんとかツイッターでかっこいいみたいな投稿されてましたけど、
そういう方々の次の作品がどうなるかっていうのはやっぱりすごい大事だと思いますね。
当然アメリカのね、この数百億円と呼ばれてるようなこの予算を日本の映像業界がかけて作るってのはありえないと思うんですけど、
でも実際にはサムライタイムスリッパーがやってくれてるように、
実はその渦間さとかその日本の歴史ある場所を使えば、将軍はね、このカナダに日本を作ってますから、
それはめちゃめちゃお金かかりますよって話なんですけど、
日本ならもうちょっとお金使わずにいいものを作れる可能性はあると思うんで、
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いやこれはね、ほんとこれをきっかけに日本初の作品が、
多分ね、Netflixマネーとかで作るのも現実的だと思うんですけど、
日本の制作チームが作った作品がMV賞を取るのも全然これ夢じゃなくなりましたからね。
まあでもいかげんもそもそも韓国のチームが作ってるものがNetflixで話題になってMV賞を取ってるんで、
次はね、日本の制作チームに持ってほしいなってちょっと改めて思うシーンでしたのでご紹介です。
はい、こちらのチャンネルでは日本のエンタメの未来や世界展開を応援したいなと思ってやっております。
他にもこんな話知ってますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。