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2025-05-26 11:52

コンテンツを起点に熱狂を生み出す「YouTube」という装置の進化 #956

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コンテンツを起点に熱狂を生み出す「YouTube」という装置の進化に迫る(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f3bbb9537af3d6854160e24421447bb2eec94b8f
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サマリー

YouTubeの進化に関するインタビューでは、音楽アーティストがYouTubeをコミュニティとして活用し、ファンとの交流を深める重要性が強調されています。日本ではMVの投稿に偏りがちですが、ストーリーを語ることで国際的なファン層の拡大が期待されています。

YouTubeの活用と音楽
はい、こんにちは、徳力です。
今日はですね、先日YouTube Musicのお二人にインタビューをさせていただいた内容を
Yahoo!ニュースに掲載しましたので、前編後編とあるんですけども、
まずは前編からご紹介したいと思います。
前編のタイトルは、コンテンツを起点に影響を生み出すYouTubeという装置の進化に迫るということで、
前半は主にYouTubeの活用、アーティストのYouTubeの活用ですね。
今回インタビューしたお相手がYouTube Musicのお二人なので、
YouTubeの中でも音楽をメインで対応されている方々なんですけれども、
ちょっとね、僕は最初ある意味失礼な質問から入ってるんですけど、
YouTubeって動画プラットフォームなんて、
音楽って僕実はそんなに重視してないのかなと勝手に思ってたんですけど、
いやいや全然そんなことはないんですよっていうのはまず最初のお話でしたね。
もうYouTubeにパートナープログラム、いわゆる広告収入を得られるプログラムができたときの
最初の参加者に音楽関係のパートナーも含まれてたと。
音楽はずいぶん前からYouTubeにおける重要コンテンツだったっていう。
日本では多分そんなに昔からYouTubeヘビーに使ってる音楽関係者あんまりいなかったイメージなんですよね。
遊びシステムの中川さんにお聞きしたときに、キャリーパミューパミューさんの
言うてないですけど、ポンポンポンが日本で音楽MVを
YouTubeに出すのがかなり早かったっていう。
その当時パフュームのチョコレートディスコとかも出てるみたいなんで、
この辺が結構日本のYouTubeがMVを使うっていうのの最初みたいですね。
アメリカのチームでは初音ミクとかパフュームのチョコレートディスコも話題になってたよっていうのを
おっしゃっていて、だから日本の音楽も結構海外では注目されてた。
当時は中川さんの話によると日本の音楽関係者からMVフルで
YouTubeを上げたら違法利用されるからやめた方がいいって述べられたみたいな話がありましたけど、
海外はその辺の利用が早かったのかなっていう。
この辺はちょっと日本とは海外の違いかなと思ってお聞きしてたんですけど、
聞いてて面白かったのが、YouTubeミュージックのチームとしては
音楽関係者の皆さんにYouTubeMVを配信する場ではありませんと話してると。
YouTubeって言ったらMVを置く場所なんじゃないのって僕正直思ってたんですけど、
実はいろんな形式の動画を上げれるのもあるので、
YouTubeはコミュニティだっていうことをおっしゃってたんですよね。
いろいろ質問したんですけど、
僕は事前に日本ならではのYouTubeの使い方とか、
警報とかあるのかなって思ったけど、実はそういうのはあんまりないみたいで。
日本でもコロナ禍を経てライブ配信が一気に普及したので、
現在も建築しているアーティストが増えていて、
その代表としてNoNoGirlsの花がメジャーデビュー日にYouTube配信をされてたのを
お話しされてたんですけど、実はYouTubeにおいては
アーティストのストーリーの重要性
こういう活動が非常に重要なんだっていうのをおっしゃってました。
僕はYouTubeっていうのはそのMVを上げておけば
MV見られて再生数も増えていいよねみたいな話だろうなと
僕は勝手に思ってたんですけど、
お二人によるとYouTube上でストーリーを語るっていうのがまず大事だと。
日本のアーティストはYouTube作品発表の場と捉えすぎていて
MVを一本上げるだけっていう使い方も多いですよねと。
でもこれは海外のユーザーがしたらそこには何のストーリーもコンテンツもないのでよくわかんないんだと。
K-POPのアイドルはショート動画とかライブ配信とか
あらゆる機能を活用してアーティスト自身の人となりや作品にまつわるアラーバー写真など
ストーリーを語ることでMV発表に向けて盛り上がりを作る責任を持っていると。
最近日本のアーティストもここをかなり参考にしてやるようになってきてますけど。
実はYouTubeライブとかは僕の中で海外、コロナ禍でファンの人たちがリアルなコミュニケーションを取れないから
しょうがなく使う手段がYouTubeライブかなと思ってたんですけど
そうじゃないんですよね。YouTubeがコミュニティ。
ファンもYouTubeにいるんだから
当然YouTubeに行きますよね。
僕もそういえばSNSの啓発を企業にするときに
ツイッター民とかインスタグラム民がこんだけ増えてると
なぜツイッター視点とインスタグラム視点を出さないんだみたいな
例をしてたんですけど。
東京にお客さん、ファンがたくさんいるんだったら東京でライブをやるし
YouTubeにたくさんファンがいるんだったらYouTubeでライブをやる。
当然ライブ以外にもファンミンティングをやるみたいなのが
実はYouTubeが一番人口が多い。
ファンが一番いるところと考えたら
実はこうやってファンミーティング的なことをYouTubeでやるのは
実は普通っていう。
そこはちょっと誤解してたなって思いましたね。
だから
日本語を考えたら僕もSNSの企業活用とか
そういう風に言ってるはずなんですけど
僕もこういうところは昭和世代なんだなっていう。
佐々木さんと北斗さんはYouTubeをコミュニティと呼んでいて
YouTubeを
ファンと相互のやり取りをできる場として
設計してるから
日本の音楽と国際的な露出
その土台の上にコミュニティが形成されてるんで
そこにアーティストももっと来なくちゃダメだって
日本のアーティストはどちらかというとMVだけ上げて
音楽再生されたらいいなっていう風になるケースが
まだまだあるっていうのをおっしゃっていて
確かに冷静に考えてみると
チャンネル登録者数が多いグループ
人気があるグループって
スノーマンとかもコロナ禍からずっと
バラエティ番組ばりの番組やってたりとか
やっぱりモノガールズも
そもそもアリストのオーディションの過程自身が
メンバーの人となりを見るための
プロセスになってますし
藤井和さんなんかも知るのがいいわが大ヒットしたときに
結局そのYouTubeに来ると藤井和さんって
人生がYouTubeに載ってるんですよね
僕も藤井和さんのファンの人にこの動画を見てくださいって
これは高校生の時にうんぬんかんぬんとかって
説明を受けましたけど
それがあるんですよね
イングリッシュマンインヨーヨークとか
過去のパフォーマンスも全部YouTubeにディレクトして残ってるから
知るのがいいわでたまたま面白いアーティストだなと思って
YouTubeに来た海外のファンも過去の動画見に行ったら
この彼はもうこんなに若い頃からピアノを弾きながら
こうやってやってんだみたいなのを
全部ある意味後から体験できちゃうっていう
そう考えるとやっぱりMVしか上がってないアーティストは
そうならないですよね
そのチャンネルに来てもどういう世界観なのかも
そのMVでしか伝わらないみたいな
そう考えるとXGなんかも
オーディションの動画も公開しましたし
エクストラXGっていうツアーの裏側みたいな動画を出すことによって
僕らもパフォーマンスの時にバキバキにすごいんだけれども
実は裏では
わちゃわちゃしてんだって
わかると
これがやっぱストーリーってことですよね
ここはちょっとね
わかってる方もとっくにわかってる話だと思うんですけど
確かに日本のアーティスト
YouTube大事だとかサブスク大事だってなってきてるかもしれないけど
まだYouTubeにファンがいるって感じになってないんじゃないかなみたいな
今回のやっぱりミュージックアワーズジャパンなんかを見てても
やっぱりテレビの配信の方に
ちょっと注力が行き過ぎてる
YouTubeがパートナーが入ってるからもっとちゃんとやってほしいって話してくれたんですけど
ショート動画とかかなりありましたけど
まだコミュニケーションっていう要素はミュージックアワーズジャパン
アワードが難しいかもしれないけどかなり少ないですよね
本当はなんかアワードの背景とか
もっと関係者の人が当たったり
我々とコミュニケーションする場とか持ってくれてもいいのかなみたいな
これを聞いて思いましたけど
本当YouTubeで
ちゃんとファンとコミュニケーションしてるアーティストっていうのが
これからはYouTubeを
そのコミュニティとして活用して
さらに世界のファンを増やしていくのかなっていうのは
すごいちょっとお話を聞いて
納得したところがすごいありましたね
それは多分自分たちだけでやる必要はないっていうのも一つポイントで
グローバルでは例えばビリー・アイリッシュさんは
MVも多く視聴されてるんですがそれに引きを取らないほど多くのインタビュー動画が上がってるんです
それが自分のチャンネルだけじゃなくて
いろんなメディアやYouTuberのチャンネルでもいいって言ってインタビューを受けてるんで
それがネット上にいっぱい上がってるから
ビリー・アイリッシュと検索するとオフィシャルの動画だけじゃなくて
メディアのインタビューとかいっぱい出てくるんですよね
実際XGも海外のメディアのインタビューとか受けると
やっぱそれが検索すると出てきますからね
僕もおすすめにすごい出てくるようになったんで
そこでやっぱり改めて考えないといけないのは
日本は結局メディアのインタビューを受けても
それがYouTubeに上がらないんで
海外の人見えないんですよね
やっぱ日本で活動しちゃうと
テレビ番組のパフォーマンスも
XGみたいに韓国からデビューしたグループは
韓国のテレビ番組で露出したものがYouTubeに上がって
それが世界のファンのベースを作るように貢献したみたいですけど
日本のメディアに出ちゃうと実はそれがないから
少なくともYouTubeシティにおけるファンを増やすことには繋がらないっていう
日本のテレビ局がテレビビジネスを大事に守ろうとすればするほど
実は日本のアーティストは
YouTubeシティ上で世界のファンを増やすチャンスを
インタビューとかデビュー番組露出とかパフォーマンスとかで
失ってるって考えるとやっぱりそろそろ日本の音楽番組も
日本テレビ局からするとYouTubeの群文には下りたくないみたいに
思ってるところはまだまだ多そうですけど
そろそろここをどうするのか真剣に考えないと
自分たちのローカルの配信サービスのためだけにやってる
YouTubeさんにインタビューした後にこうやって日本のテレビ局を批判的に言うのは
ちょっとYouTube側のスタンスになりすぎちゃうんで
よくないかもしれないですけど
シンプルに本当に日本のアーティストのYouTubeを通じた世界での露出を考えると
日本のアーティストは実は日本で活動すればするほど
海外から見えにくいっていう
リスクというかデメリットというかジレンマというかを抱えてるんだな
というのをちょっと感じたインタビューでした
良ければ記事のほうもご覧になっていただければ幸いです
こちらのチャンネルでは日本の円溜めの明るい未来を応援すべく
円溜めのSNS活や推し活の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております
他にもこんなの知ってますよという方がおられましたら
ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです
今日もありがとうございます
11:52

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