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2024-04-15 12:17

K-POPのデビュー記録を塗りかえたILLITのMagneticの凄さ #644

ルセラとNewJeansの記録を塗りかえた、ILLITのデビュー曲「Magnetic」の凄さ(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/50e9e1588799c9281df80db3b0159d5a17a1566d
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ILLITが凄いことになっているので、Yahoo!ニュースに記事を寄稿してみましたので、ちょっと裏側を紹介したいと思います。
正直、僕全然知らなかったんですけど、ミライカフェで教えていただきまして、最初ね、字だけ見てただけで僕ILLITって呼んじゃってたんですけど、
ILLITで、ILLITらしいですね。で、とにかくこのデビュー曲のこのMagneticの勢いが凄いんですよね。
週末にYahoo!ニュースに記事を書いた時に、まだ初週だったんで、記事のタイトルもルセラとニュージーズの記録を塗り替えた
ILLITのデビュー曲Magneticの凄さっていうタイトルで記事をお返ししたんですけど、その段階はメイビルボードのチャートインも63位である。
これも凄い記録で、K-POPのガールズグループのデビュー曲としては新記録。
で、韓国のチャートでも1位になったりみたいなのが起こってるんですけど、実は翌週になってですね、こっちか。
今もうビルボードのグローバル208位ですよ。
グローバルエクスクルーデッドUSで2位なんですよね。だから去年、夜遊びが1位取ったやつですね。
デビュー曲ですからね。しかも、ウリングバンバンボーンは多分エクスクルーデッドUSでも3位ぐらいしか取れてないんじゃないかなぁ。
いかにこのデビュー曲マグネティックの威力が凄いかって話なんですけど、ちょっとその凄さの理由をミライカフェでも教えてもらったのも含めて色々調べました。
まあ、ハイブのグループなんで、ルセラフィームとかニュージーンズの頃と同様のアプローチはしっかりされてます。
これ、Googleトレンドでグラフ見てもらうと、ルセラフィームとかニュージーンズのデビューの時の検索よりも大きいのが、もう記事書いた時に明らかなんですよね。
今多分もっと跳ね上がってると思うんですけど、まずそもそもIU NEXTっていうオーディション番組から始まっているので、オーディション番組でファンができている。
これはNiziUとかE-Firstでも再現されているので、オーディションからプロセスエコノミー的にファンを作って、その人たちがスタートダッシュをさせられて、これは基本テクニックですよね。
でも当然これだけではこんな凄いヒットになることは少ないと思うんですけど、当然ハイブがやってるんで、K-POPグループとしてSNSのアカウントを各プラットフォームにもデビュー前から作っちゃう。
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オーディションが去年の9月に終わって、もう速攻SNSアカウントもう5ついきなり作ってますね。Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、TikTok。
確かルセラフィムは4つだけ作って、TikTokは後からだったと思うんですけど、このTikTok、あえて多分TikTokがメインでリンクになるようにXにもポストしてるんで、これが結構後で効いてくるんですけど、SNSを早期から開設するのはこれもK-POPでは多分おなじみのようになってますね。
ハイブはWeverseというコミュニティもあるし、そもそもその楽曲を公開するのがハイブのYouTubeチャンネルなんですよね。だから新人アーティストだと普通ゼロから積み上げないといけないのは、ハイブの場合にはもう今7440万人って言ってますからね。
日本のTwitterユーザー人数ぐらいもチャンネル登録者数がいるっていう。そこに新人アーティストもMVなり、この事前のティザー動画とかもアイリッドの場合には流してますけども、これでファンをハイブファン、箱押しのファンの枠からは誘導していく。これ基本テクニックなんですね。
ここまでは多分ニュージーズとかレスラーフィングでも同じこと、近しいことやってたと思うので、いきなりそのデビュー翌週にいきなりグローバルチャート8位みたいなのはありえなかったと思うんですけど、今回やっぱ大きいのは何と言ってもダンスチャレンジですね。TikTok、あとインスタのリール。
今回、明らかに楽曲がそのダンスチャレンジを意識して作られてるんですよね。これは最近本当、ヒット曲はみんなそうだよねっていう話なんですけど、ウィングバンバンボーもそうですし、去年の新しい学校のリーダーズもそうですけど、やっぱり真似したくなるダンスと中毒性のあるサビの組み合わせで、ショート動画にした時のそこの動画の部分を真似したくなるってのはやっぱすごい基本なんだと思うんですね。
これはやっぱ狙ってやれるかどうかがポイントなのかなと思いますね。
今回のアイリッドのマグネティックに関しては、明らかに狙ってます。ウィングバンバンボーも狙ってたんですけど、その曲を出してすぐにダンスチャレンジ用の動画がいっぱい上がってるんですよね。
すごい象徴的なのは、翌日からダンスコラボしてますし、2日後にはスピードアップバージョンを出してるんですよ。
早くないですか。ダンスチャレンジ、スピードアップバージョンってしばらくしてから出すもんだと思ってたんですけど、もう2日後に出してるんですよね。
だからもう本当、みんな踊ってみーやっていう感じの呼びかけですね。
これのやっぱり成功してるのが、如実なのが、ダンス動画の、まあダンス動画はダメじゃないですけど、その楽曲を使った動画の投稿本数ですね。
僕が記事を書いた段階で、20万本でした。
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20万本ってちょっともうなんか桁がよくわかんなくなってるかと思うんですけど、リリースによるとインスタグラムのリールにも10万本でしたね。
僕が見た時も10万本でした。
2週間で20万本とか10万本がいかにすごいかっていうのは、ブリングバンバンボーンが4万5千。
アイドルが6万本だったんですよ。アイドルの3倍ですからね。
ブリングバンバンボーンの4倍5倍みたいな話なんで。
これはね、すごいですね。
ブリングバンバンボーンも明らかにそのダンスチャレンジは狙ってたんですけど、でもオフィシャルのダンスチャレンジは、実はBBBBダンスってダンスがカタカナで、日本向けでやってた印象が強くて、でも楽曲の力が強いんで、グローバルでも勝手にブリングバンバンボーンのハッシュタグで動画が大量に上がってましたけど、
マグネティック感を最初からグローバルにバズらせること前提に、多分全部の準備をして動画のアップとかも順番にそういうのを狙ってあげてる感じですね。
K-POPでも去年5050の歌がTikTok経由で大ヒットするっていう経験をされてるので、もう業界全体の認識事故だと思うんですよね。
ただ、すごい面白いのはですね、ハイブって実はユニバーサルミュージックと提携してるんですよね。
ユニバーサルミュージックはTikTokから楽曲を引き上げるっていう判断をしたばっかりなんですよ。
2月ですかね、ユニバーサルミュージックグループがTikTokは正当な対価をアーティストに支払わないんで、支払うまでは楽曲を出さないっていう宣言をしてTikTokに圧力を出てるんですよね。
その関係でBTSとかハイブの、カンバンググループですかねBTSね、楽曲の動画とかTikTokに上がってる動画全部音楽無音になってるんですよ。
にもかかわらず今回、アイリッドに関しては同じハイブグループですかね、だからユニバーサルミュージックグループだと思うんですけど、思いっきりTikTokダンスチャレンジやっとるやんって話なんですよ。
よくよく聞くと、実はハイブとBTSは3月に長期契約を締結し直してまして、その時にグローバルアルバム音源流通をユニバーサルミュージックグループ独占的に任せる一方で、今回の流通契約の最初から韓国、中国、日本、TikTok、YouTubeなどのSNSは除外されたっていう報道があるんですよね。
3月27日ですから、アイリッドのデビュー3月25日とか、多分このアイリッドから対象外になってるみたいな契約だと思うんですよ。どっちかというと、このアイリッドのために契約を組み直したんじゃねえかぐらいの、これによってそのタイムのアーティスト、ユニバーサルミュージック経由でグローバル流通してるんだけど、TikTokに関してはハイブ独自の判断でやらせてくれっていうので、
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今回のアイリッドのマグネティックは楽曲がTikTokに上がっていてダンスチャレンジで使えるっていう、これやっぱりハイブすげえなと思いました。なんか空中戦ですよね。そのユニバーサルミュージックが音楽業界を挙げてTikTok戦おうぜって言ってるときに、ハイブはある意味抜けかけして、そんな今の時代にTikTokプロモーションに使わないんだってありえないだろうと言わんばかりの裏口契約をしてしまったって話ですね。
これはね、ちょっと日本のアーティストもこれ真剣に考えないといけないと思いますね。今、結構ユニバーサルミュージックの日本での存在感が上がっていて、それこそ今瀬さんとかTikTokでブレイクしたにも関わらず、今今瀬さんユニバーサルミュージック契約なんで、過去の動画全部盲になっていて、最近もだから上げられないからアカペラで歌ってるんですよね。ちょっと見てて痛々しかったんですけど、これはね、ちょっと本当ユニバーサルと、
TikTokの交渉が長引くとユニバーサルミュージック所属のアーティストは損をすることになっちゃうんで、このハイブ的なアプローチを結構各事務所考えないといけないんじゃないかなっていう気がちょっと今しています。
いずれにしてもアイリッドはその抜け道を使って今回大成功をつかんだので、個人的にやっぱり嬉しいのはアイリッドには実は日本人メンバーが2人いるんですよね。5人中2人が実は日本人。
比率で言うと、ルセラフィムと同じ構造なんですかね。なので、日本語でアベマでもオーディション番組が放映されていて、日本語でも結構コンテンツがありますし、実は今週のテレさんの1.9に出るそうです。
これはハイブとしても日本のファンを増やしたくてこの番組を仕込んでいたって話だと思うんですけど、もう仕込まなくてもいいぐらい既に日本で大ヒットしていて、日本でもビルウォードのチャートで今3位とかですかね。
これはもう既にこうやってグローバルヒットしているアーティストが日本の番組に出てくれるって、今ニュージーンズも今度日本語が含まれた楽曲を出すことになってますけど、やっぱりこのハイブのグローバルで人気があるアーティストが日本も意識して活動してくれるっていうのは、日本のアーティストもコラボしてもらえるチャンスが去年の夜遊びのようにありますし、そこを通じて日本のアーティストも知ってもらえる機会が広がるってことだと思うので。
ちょっとね、個人的にもウォッチしたいなと思っております。
はい、ということでこちらのチャンネルでは日本のネタ目の海外展開を密かに応援したいなと思っておりますので、他にもこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
12:06
はい、ありがとうございます。
12:17

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