1. 徳力のミライカフェ
  2. NewJeans「日本デビュー」の成..
2024-07-06 11:44

NewJeans「日本デビュー」の成功は、日本と韓国の境界線を溶かす #710

spotify apple_podcasts youtube
NewJeans「日本デビュー」の成功は、日本と韓国の音楽の境界線を溶かす(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f7a3dcdecc6eacfa0577a56c8125d920216a9c22
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/63d3437e70af05f9d1fa0caa
00:06
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、NewJeansの日本デビューが非常に興味深いので、Yahoo!に記事を寄稿してみましたので、ご紹介したいと思います。
実は、僕はいわゆるNewJeansおじさんになるんですけど、東京ドームのライブも運良くチケットが当たったんで、初日に行かせていただいたんですけど、
面白いですよね。Yahoo!ニュースには、NewJeans日本デビューの成功、日本と韓国の音楽の境界線を溶かすというタイトルで記事をしてみたんですけど、
何と言っても、今回やっぱり日本デビュー、NewJeansの日本デビューにあたって印象的だったのは、このスーパーナチュラルとライトナウ、2曲が、
日本語、韓国語、英語の、いわゆるトリリンガル楽曲になってるんですよね。従来多分K-POPのアーティストの日本デビューっていうと、ヒットしている曲の日本語版を出すとか、
日本専用のドラマでタイアップソングを出すとか、多分そういうのが多かったイメージなんですけど、今回のNewJeansの日本デビュー曲は、
あれ、日本語の曲かなと思ったら韓国語を混じってるみたいな、そういう感じなんですよね。
もともとNewJeansの楽曲ってほとんど英語で韓国語が一部みたいな感じで、だからこそグローバルでヒットした曲でもあるので、なるほどなっていう。
特にスーパーナチュラルのほう、なんかサビしか日本語ないんじゃねえかぐらいの印象ですよね。ライトナウのほうがまだ日本語多いんじゃないかっていう感じですけど、
まあこれでもこういう手もあったんだっていう。
まあ冷静に、日本デビュー、従来はたぶんルセラフィムとか、ルセラフィムはちょうど分岐点になるのかな。だから
一昨年、ルセラフィムが紅白に出るために、翌年の1月に日本デビューを予定していて、その
デビュー曲フェアレスの日本語バージョンを紅白で披露する。先行して披露する。で、1月25日に日本デビュー、日本語版っていう。
これが従来のK-POPのアーティストの日本デビューの典型的なパターンだったんですけど、今回はスーパーナチュラルにしてもライトナウにしても、もう
3カ国語楽曲っていう。だから、YouTubeの動画にもジャパニーズバージョンって書いてないんですよね。
普通にだからグローバルリリースになるのかな。残念ながらアメリカのビルボードとかにはチャートにしてなくて、日本デビューだから多分プロモーションを日本中心にやってるからだと思うんですけど、
ただ韓国のチャートにはこのまま入ってるみたいですね。従来だと当然日本デビュー曲は日本語で日本だけのリリースなんで、日本のチャートしか入ってこないんですけど、
03:05
ニュージーズの今回のスーパーナチュラルとライトナウは、あくまでグローバルリリースの日本戦略曲みたいな位置づけなのかな。
面白いですよね。もともと韓国語で
アメリカにめちゃめちゃファンが増え、それこそビルボード200で1位を前のアルバムでは取っちゃいましたからね。
そのロラパルーザでも、当然英語楽曲ないんで、韓国語のその元の曲のままロラパルーザのパフォーマンスも大成功してましたんで、
そう考えると、そもそもニュージーズって音楽の日とか紅白歌合戦にも韓国語楽曲のまま出てしまったって、日本の音楽番組に
一昔前は多分日本語版を出さないとなかなか出れなかったイメージがありますけど、多分去年の夏だったかな、ノン音楽の日あたりから
ニュージーズとルスラフィンが韓国語の楽曲披露し、紅白歌合戦もそのままニュージーズのパートナーも普通に韓国語曲を
韓国語曲っていうかね、ニュージーズの場合にはもう英語曲に近い感じなんですけど、
出してましたからね、これはやっぱりルスラフィンをわざわざ日本語版出して出演したのに、ニュージーズのタイミングでは韓国語版で、それこそ3、4曲メドレーでやってましたよね。
だから日本側の状況も大きく変わったこの1、2年だったのかなと思いますけど、その考えると別に日本語曲いません。
出す必要ないんじゃないんですよね。だから過去の楽曲を無理やり日本語曲にするんじゃなくて、
日本デビューの戦略曲として日本語も混じった楽曲を出してくれたっていうのは非常にこれ日本にとっては
すごい良いことなんじゃないかなと思うんですよね。みたいなことを思っていたら東京ドームのライブ、僕も参加させてもらって、
ミンジさんがバウンディーを歌い、ヘインさんが竹内マリアさんを歌い、そしてハニーさんが松田聖子さんが青い珊瑚礁を歌うっていうね。
いやー、青い珊瑚礁は特に一番びっくりしましたね。このためにボブにしてたのかなぐらいのハニーさんの
あなた昭和のアイドルですかぐらいの見事なカバーアプリでしたけど、なんかおかげであれですよね、そのライブの後、
ライブのハニーさんの青い珊瑚礁のファンカムの映像がX上でもトレンド入りして
本家のソニーミュージック、松田聖子さんの青い珊瑚礁のライブ映像、28日だからこれ、
ドームライブの2日後とかにアップしてきてますからね。いかに青い珊瑚礁の反響がでかいから慌てて本家側も本家を出さなくちゃって
06:04
かけたかっていうぐらいやっぱ反響が大きかったって。これ多分、韓国のチャートとかでも青い珊瑚礁上がってるらしいんですよね。
しかもこれ、7月6日のミュージックデーでは
青い珊瑚礁のカバーをテレビ初披露する流れに、変衣さんも竹内マリアを披露する。
これ多分事前に決まってたのかな?多分やっぱりドームの反響を見て
ミュージックデー側が多分オファーしたんだと思うんですけども、ぐらい大きな反響だったんだと思うんですね。しかも今回、僕が行った日はYOASOBIとのコラボがあって
ニュージーンズのライトナウの時に三倉さんが出てきて、その後YOASOBIのビリビリをニュージーンズと一緒にコラボするっていう。
その後YOASOBIがアイドルを披露してくれて、ドームがある意味アイドルの瞬間が一番盛り上がったんじゃないかぐらい盛り上がってましたけど。
やっぱりこのK-POPスター、グローバルのスターであるK-POPのアーティストであるニュージーンズがこうやって日本の楽曲をカバーしてくれて世界的に話題になったり
日本のアーティストとコラボしてくれるっていうのも本当に日本にとっては良いことだしありがたいことだと思うんですよね。
今回MCもドリリンガルだったんですよね。日本語韓国語英語が入り混ざったMCで、なんかそのKCONとかに行った時にはやっぱりその
K-POPのアーティストは当然日本語もできないんで、日本語で喋る時もあれば韓国語で喋る時もあって、それが横のモニターに字幕で出ているから、予定項が決まっていてそれを喋って字幕が出る仕組みになってたんですけど。
ニュージーンズのライブはファンミーティングっていうこともあって、あえてそれを取らず、もうメンバーが各々に。
日本語相当勉強したんだと思うんですけどね。みんな日本語、MCさんは日本語得意で有名ですけど、それ以外のメンバーはかなり日本語で喋ってたんですけど、それ以外のパートは英語で喋ったり韓国語で喋ったりしていて。
ニュージーンズのファンってのはこういうことなんだなって、その韓国語のパートは当然僕は一切わかんないんですけど、だからダニエルさんのソロパートは実はファンのために作った楽曲なんだよみたいな韓国語で喋ってたらしいですけど。
場内のほとんどの人はキョトンとする状態ですけど、でもやっぱりメンバーがこんだけ日本語勉強してるんだから、やっぱりニュージーンズのファンなら韓国語ちょっと勉強した方がいいよねっていうふうに思ってしまうようなライブでしたね。
昔やっぱり洋楽アーティスト好きだったら当然英語勉強してたわけですからね。みたいなことをちょっと今回つらつらとヤフーニュースに書いてみました。
やっぱり韓国って20年ぐらいまで日本語歌詞の音楽放送禁止されてた。文化の遮断で。
09:03
日本があんまり別に官流になるまではK-POP聴かなかったんで、多分隣の国のほとんど文化不利がなかった印象がありますけど、
今はそれこそJ-POPアーティストの韓国でのライブラッシュも始まってますし、日本の若い世代はめちゃめちゃK-POP効くしっていう。
そう考えるとやっぱりこのJ-POP、K-POPとか日本とか韓国とかって、音楽を国とか言語でパッキリ分けるのがもうすでに無理な時代なんじゃないの?っていう。
なんか日本デビューだから日本語フルバージョンの曲出さなくちゃいけないっていう。古くないですか?っていうこのニュージーンズとミーヒジンさんのメッセージが今回の日本デビューの楽曲には込められているような気がしちゃうなぁみたいなことをちょっと思ったりしましたね。
僕のフェイスブックの繋がりの方はやっぱり日本のライブなんだから韓国語でMCされると喋るみたいなコメントしてる人もいたんですけど、でもなんかそういう時代じゃないんじゃないかなっていう。
韓国出身のスーパースターが日本に来て喋るんだったら普通やっぱり韓国語だしみたいな。でもそれを日本語勉強して来てくれるってめちゃめちゃありがたいし、この日本のアーティストをめちゃめちゃリスペクトしてカバーしてくれてるとかすげーことだし。
これはなんかちょっとやっぱりそういう、僕ももともとK-POPはあんまり聴かなかったですし、過去の日韓戦とかもいろんな思いがあるんで、韓国に対していろんな思いがあるんですけど、もうなんかちょっと若い世代の間でもそういう境界線の首肩じゃなくなってるんだろうなって。
残念ながらというかビルボードに思ってK-POPっていうジャンルが作られちゃってるんで、これからJ-POPが増えたときにJ-POPがそこに入っていくのがどうなるのか個人的にちょっと心配してるんですけど、
なんかちょっとそのジャンルを国とか言語で分ける時代が終わろうとしてるのかもしれないなーみたいなことをちょっとニュージーンズおじさんとしてはライブに行ったり、日本デビュー曲を聴きながら思ってたりする次第です。
でもね、こんだけメンバーが日本の曲を紹介してくれるってのはすごい大きいんで、やっぱり日本のアーティストもちゃんとストリーミング解禁して、こうやって話題になった時に出るようにしてほしいなと改めて思いました。
はい、ということでこちらのチャンネルでは日本のエンタメの応援をひとかにしたいなと思っていますので、他にもこんな話してますよって方がおられましたら是非コメントやDMで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。
11:44

コメント

スクロール