ニュージーズの国内外での成功
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、NewJeansすごいよねっていう話をちょっとまとめさせていただきたいと思います。
Yahoo!に台本コラボに全米一、NewJeansが確立した新しい世界ヒットの作り方っていう記事を起稿したんですけど、
日本のアーティストにかなり参考にできるんじゃないかなっていうのをちょっと思ったので、記事にまとめてみた次第です。
ちょっとね、この50人もなってNewJeans聞いてましたら、ちょっと正直恥ずかしくてあんまり大きな声では言えないんですけど、って言ってますけど、
日本でも、たぶん今年配の方でも、NewJeansなんだかよくわかんないっていう方も、たぶんiPhoneのコマーシャルが大量に流れてるんで、
それをその人よって言われたら、皆さんわかると思うんですよね。あのコマーシャルもちょっと展開早いんで、
各メンバーの顔とか特徴とかちょっといまいちあの短い時間だとわかんないかもしれないですけど、
まあね、すごいですよね。デビュー1年でiPhoneのテレビCM、コラボしちゃうのもすげーなーと思ったんですけど、
セカンドEPがビルボード200で1位。米国の音楽チャートですかね。しかもその、
さすがにこのアルバムランキング2週目でトロビスコットとかに抜かれてましたけど、
シングルでもスーパーシャイっていうこの収録曲がビルボードグローバル200で2位までいってるんですよね。
これもスーパーシャイもたぶん今数千万回再生されてると思うんですけど、
このチャートでまぁヨアサビの記事を書きましたけど、ヨアサビが最高たぶん7位とかなんですよね。
だからそのチャートで2位までいってるっていうのはどれぐらいすごいかっていうのはちょっと伝わるかなと思うんですけど、
すごいなと思ったのが、やはりK-POPあんまり好きじゃない人からすると、
なんかそのK-POPのグローバルランキングっていうのはそのK-POPのファンの人たちが操作してるから上がるんだみたいな。
実はそのアメリカでは本当は人気はないんだみたいなことを言う人がいるんですけど、
ロラパルーザシカゴっていうそのアメリカの大型音楽フェスティバルの映像がある。これ見ていただくとね、
偶の音も出ないと思いますね、そういうこと言う人。7万人集めてますからね。
だからご時代の演目としては最大の集客だったそうですけども、観客見れば普通にね、アメリカ人です。
当然そのアジア人もたくさん混じってますけど、もうね、すごいです。
パフォーマンスもなんかもうデビュー1年、1年ですからね。もう誰かがビートルズだみたいに言ってます。
ビートルズは言い過ぎだと思いますけど、でもなんかそのレベルになってもおかしくない。
BTSのファンを引き継いでるからっていうのはあるのかもしれないですけど、まあすごいです。
もう本当にね、世界的スターだなっていうのはそのラパールーザーの動画を見ると伝わってきます。
これが日本でもすごくて、サマソニーに出るんですよね。今週末になるかな。
サマソニーの主催者の人によると、ニュージーズの出演が発表された時が一番チケットが動いたっていうのが日本でも、
サマソニーのコアファンの人もとっくにチケット取ってるからあるかもしれないですけど、その新規のアーティストとしてはニュージーズが一番新しい層をサマソニーに連れてきてくれているってことだったんですよね。
日本の音楽番組でも出てますからね。
なんでここまで人気なのっていうのは、そのプロデューサーのミーヒジンさんがすごいみたいなのもちょっと前、ちょっと分析したことがあるんですけど、
当然そのBTSのこのハイブの参加に使われた、アドールっていうのがいいのかな、新しいレーベルの最初のグループで、そのアドールのプロデューサーがミーヒジンさんなんですけど、
ハイブのアーティストはミュージックビデオが全部このハイブレーベルズっていうYouTubeアカウントからリリースされるんですよね。なのでこのチャンネル登録者数はなんと7,230万人ですね。
7,230万人に楽曲が必ず、必ずじゃないですけど、その通知されるって、通知される、表示される可能性が高いぐらいですかね。
スタートダッシュはハイブ所属のアーティストはこのBTSファン7,230万人がベースになるので、そこ上げされてるのは間違いないですけど、でもそれ言うとエンティームとかルセラフィンとか全部そうなんで、
このレベルのこのロラパルーザならばに集める人気の説明にはならないですよね。
で、いろいろ見ていくと面白いし、日本でも真似できそうなのが2つあったのでちょっとご紹介したいと思います。
韓国語での楽曲とのノリ
1つは、このニュージーズのすごいのは韓国語の楽曲でこの米国チャートとか世界のチャートを取っちゃってるんだと思うんですよね。
全米チャートで1位取ったっていうとBTSのダイナマイトがそのK-POPで初めて取ったっていうので有名ですけど、これはBTSの中でも初めて全歌詞が英語で歌われている楽曲であるというのが有名で、英語だからこそ取れたんじゃないかみたいな話になってたんですけど、
K-POPの戦略っていうのは結構その市場に合わせて言語を変えるっていうのは基本だと思うんですよね。ルセラフィンとかアイブも日本で人気ならば日本語楽曲を出してるからみたいなのが結構ポイントなのかなって僕も思ってたんですけど、ニュージーズは作らないですよね。
英語楽曲作らなければ日本語楽曲作らず、アメリカでも日本でも人気って。個人的にめっちゃ印象的だったのはTBSの音楽番組の音楽の日で韓国語のOMGをそのまま歌ってたんですね。この時はルセラフィンもアンコウギブンかなんかを韓国語で歌ってましたけど、そういう壁を突破する力があった。
多分、今のところK-POP、紅白にもたくさん出てくるようになりましたけど、やっぱり基本は日本語の楽曲を歌ってると思うんですよね。TWICEにしてもルセラフィンでした。でもニュージーズは当然日本語の楽曲ないんで、出てもらうには韓国語で歌ってもらうしかないって。でもそれでも出したいっていうTBS側の思いが伝わってくるパフォーマンスだなと思って見てたんですけど、
ポイントは韓国語の楽曲なんだけどほぼサビが英語なんですよね。だから多分サビ以外のところも聞いてると英語に聞こえてくるぐらいのノリなんで。そういえば高校生とかの時に洋楽聞いてた時って英語の意味分からず聞いてたんで、実はやっぱり音楽においてその言語っていうのは流行らない理由にはならないんだなっていう。
藤井和さんの死ぬのがいいよとかも日本語のまんま海外でヒットしましたから、まあ案外日本語の楽曲のままでも日本のアーティストもいけんじゃね?みたいなのはちょっと今回改めて感じたところですね。当然その曲調がグローバル受けるような曲調をちょっと意識しなくちゃいけないってのがあると思うんですね。日本のJ-POPって日本で流行る曲調とやっぱり海外は違うって言われてますから、でも必ずしも歌手が全員英語をきっちり覚えて英語で全曲歌わなくちゃいけないってことじゃないんで。
日本のアーティストって言ったらいい話だと思うんですね。もう一つはコラボですね。これは僕も教えてもらった話ですけど、海外だといわゆるフィーチャリングって呼ばれるそのいろんな歌詞とコラボするっていうのはもうこれ基本らしいです。
そのビルボードのチャートだとフィーチャリングのバリエーションの楽曲も一曲のランキングに全部集計が加算されるらしくて、最近ルーセラミムがアドさんと日本語のアンフォーギブンを出すっていうのが話題になってましたけど、これなんかもあくまでアンフォーギブンのチャートに全部加算されるらしいですね。
もともとナイル・ロジャースとフィーチャリングしてた曲にさらにまたアドさんがフィーチャリングされるっていう、フィーチャリングを重ねていくみたいなのがやっぱり結構海外ではプロモーションの手段の一つとして多用されてるらしいんですけど、ニュージーンズは実はアーティストとのコラボはそんなにメインの曲では実はやってないんですけど、
今回そのニュージーンズっていう自分たちのタイトルを受けた曲をリリースする上で実施したのがパワーファフガールズっていうアニメとのコラボですね。これはもう完全にアメリカ市場に狙いを定めているからこそ、たぶんパワーファフガールズとコラボして、パワーファフガールズ、パワーファフガールズ、言いづらいな。
言いづきの、欧米人、アメリカ人をターゲットにしたっていうことだと思うんですよね。これ、EPのアルバムの表紙の絵もこれになってますからね。それによって、たぶん、ファンを増やすっていう、この辺がやっぱりミーヒジンさんならではの、ミーヒジンさんはもともとデザイナーらしいですからね。そういうアプローチなのかなと思ったりしますね。
ニュージーンズは、ちょっとその単純なフィーチャリングでも、そのアーティストじゃない人とコラボしてこうやって話題を作っているのが印象的で、企業ブランドとのコラボも本当すごいですよね。すごいっていうか、これ日本のアーティストからするとちょっとやりすぎじゃねっていうやり方になると思うんですけど、
iPhoneの、コマーシャルに出るためにiPhoneを使っている動画を撮るんじゃなくて、MV自体をiPhoneで撮影して、iPhoneが大量に出てくるMVを作っちゃうっていう。それをちゃんとメインのリリース曲でリリースしてますからね。これが普通にビルボードのチャートで10位に入ってるんで、
これはコラボ企業も喜ぶし、それはコマーシャルめっちゃ流すわって話なんですよね。コマーシャル時代は今のところ日本と韓国でしか流れてないみたいですけど、コカ・コーラのゼロにしても思いっきり商品を持っている。企業コラボが最初に出てくるMVになったとしたら、この企業コラボを通常の多分欧米のアーティストとか日本のアーティストだとこれちょっとプロダクトプレスメントとしてはやりすぎじゃねえとかステマじゃねえとか言われがちな
デイベールのがっつり企業コラボすることによって、それがまためっちゃ話題になる。コカ・コーラとコラボしたゼロとかね、コカ・コーラマッシュ、韓国のわらべ歌的なやつらしいですけど、それがサビですからね。コカ・コーラ美味しいよ、コカ・コーラ美味しいよって繰り返してる曲がリリースされて、そのチャートで1位取っちゃう。コカ・コーラからしたらたまんないですよね。
ちょっとニュージーズもやりすぎの面はあるらしく、ETAの楽曲を韓国の音楽番組で出た時に、なんかニュージーズのメンバーがiPhoneをステージの中で結構掲げてたらしいですね。これがやっぱりプロダクトプレスメントとしてはその音楽番組でそれをやるのはやりすぎなんじゃねえかっていう。
ニュージーンズの企業ブランドとのコラボ
これは放送法に触れるんじゃないかみたいな議論にもなってるらしいんで、韓国においてもちょっと常識の境界線を超えるぐらい攻めてるやり方なのかなとは思いますけど、でもそれによって話題を作れてるのが事実だと思うんで、この辺がね、結構日本のアーティストも参考にできるんじゃないかなって。
アニメとのタイアップって日本では逆にもう当たり前になってるんで、別にパワーパワーガールズのコラボそんな珍しくないかもしれないですけど、やっぱりMVの方にキャラクターを思いっきり出すって、あんまやってないと思うんですね。
ヨワサビは推しの甲にしてもガンダムにしても多分MV側をアニメにしてたりしますけど、多分従来だとあんまなかったと思うんですね。
企業側のMVがあくまでそっちになっていて、自分たちのアーティストとしてのものは、世界観はそれを意識してるけどもちょっと違うっていう。
小根津さんもファイナルファンタジーとか、チェーンソーマンのキックバックとか、多分アニメ側のMVとは別に自分のものを出してたと思いますけど、ニュージーンズのコラボの場合にはもうそれ自体を自分たちのところに上げちゃうっていうね。
この辺のコラボのやり方は参考なんじゃないかな。実際ヨワサビのアイドルが大ヒットに至ったのは綾瀬さんが年始にニュージーンズのOMGやられたなこれっていうツイートして、今年は勝ちにいく宣言した後にアイドルを本気で仕掛けてこれだけ成功してる。
すでに日本のアーティストにはたくさん刺激を与えているんだと思うんですけど、藤井和さんがリットをインスタライブで歌ったりもしてましたね。
でも、音楽においては比較的K-POPがすごいんで、特にBTSなんかがグローバル性質にしましたから、J-POPにはあれは無理だとか、J-POPはやっぱり日本市場にカラーパークスになってるから無理だみたいな議論もありますけど、
多分そういうことじゃない気がするんですよね。ニュージーンズも実はK-POPのやり方を一部分否定して新しいやり方をやった結果、これだけ世界で大ヒットになってるんで、
日本のアーティストも実は日本市場の常識とか一回忘れて新しいことに挑戦してみると、案外数年後にはニュージーンズ並みの大ヒットが日本から生まれたりするんじゃないかなっていうちょっと期待を込めて記事を書いてみました。
既に日本人でも海外で成功しているアーティストはたくさんいるんですけど、とにかく出来た思い出です。他にもこんな話してますよっていう方がおられましたら、ぜひコメントやツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。