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2025-04-30 14:52

「新幹線大爆破」世界2位発進の大ヒットに学ぶ、日本映画の可能性 #931

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「新幹線大爆破」世界2位発進の大ヒットに学ぶ、日本映画の秘められた可能性(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fb061d81e1926f75305c3b3c045f3c1b9cd69b2f
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サマリー

「新幹線大爆破」は、1975年に公開された映画のリブート版で、世界中でヒットしています。特に東南アジアを中心に多くの国で高評価を得ており、Netflixが制作を手がけたことから、日本の映画の新たな可能性を示唆しています。この作品は、日本の映画が世界で成功するための手本となっており、Netflixによる支援が重要な要素として位置づけられています。このエピソードでは、日本の映画会社がどのようにリスクを取り、グローバルヒットを目指すべきかが議論されています。

新幹線大爆破のヒット
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ネットリックスで公開されました、新幹線大爆破がなかなか世界でも反響が大きいみたいなので、
Yahoo!ニュースに記事を寄稿してみました。
えーと、記事のタイトルは、「新幹線大爆破、世界2位発進の大ヒットに学ぶ、日本映画の秘められた可能性」っていうタイトルにしてみたんですけども、
世界2位なんですよね。日本でも公開されて、まだ1週間経ってないですからね、見てない方が多くて普通なんですけど、
いやー、ちょっとね、すごいですよね。すごいですよね、つってもらったんですけど、新幹線でこういう映像撮れるんだっていうのは連続して出てきますからね。
新幹線大爆破自体は1975年とかに公開された作品の、今回リブート版ということで作られてるんですけども、
前作は国鉄があんまり協力してくれなかったどころか、どっちかというともう上映中止にしろぐらいの勢いで、ちょっと揉めちゃった作品だと聞いてますけれども、
今回はJR東日本さんが特別協力にガッツリ入っていて、見たことないような映像が大量に出てるんですよね。
で、公開日の翌日にウォッチパーティーをX状でされてまして、要はNetflixをリアルタイムに一緒に見ながらみんなで見ようっていう企画をX状でみんなでやるっていう報告も連動していて、
ライブ動画13万回表示とかになっていて、井口監督とか草薙さんとかがめちゃめちゃ連動しまくってましたけれども、これの順位が2位になってるんですよね。
これは速報値です。正式なNetflixの週刊ランキングは水曜日とかになるのかな。
これはNetflixパトロールが各国のランキングをクローリングして、その順位をポイント化して足したものなので、暫定順位なんですけど、これでもハイホステージについでに。
今あれかな、ハボックとかいう映画がまた1位に飛び込んできたので3位になってますけれども、それにしてもすごいですよね。
これだから、日本とかタイとかマレーシアとか結構東南アジア中心に7カ国で1位に入っていて、80カ国でトップ10入りしてました。
80カ国でトップ10入りしてるっていうとかなり大ヒットだと思いますね。
Netflixの映画のヒットって言うと、去年の今頃多分シティハンターが世界的ヒットだって言って話題になったんですけど、
シティハンターは、そうですね、これも去年のゴールデンウィークですね。
シティハンターは週刊で非英語映画におけるグローバルトップ10で1位ですよね。
非英語、ちょっと今回ハイホステージはどっちなのかちょっとわかんないんですけど、これトータルで2位ですからね。
英語圏のやつも入れてたらシティハンターはもうちょっと下だったと思うんですけど、
シティハンターは世界32の国と地域での週刊トップ10入りなんで、
これ多分ね、新幹線大爆破は多分、80カ国以上かどうかわかんないですけど、少なくともシティハンターよりも週刊トップ10入りは国数は多分多くなると思いますね。
大ヒットと言って全く問題ないレベルで世界中で見られてると思います。
1975年版の背景
今回ちょっと面白いなと思ったのが、その映画が作られた経緯なんですよね。
新幹線大爆破は1975年に、当時制作費5億3000万円を投じた、当時は東映として過去最大と言われてるんで、相当チャレンジングな作品だったと思うんですよね。
1975年ですかね。50年前の5億円の価値って言ったら今と全然違うんで。
ただ、実は国内の興行は3億円で赤字2億円っていう結構大失敗に近い作品だったんですよね。
ただそれが海外に持って行って大ヒットになったっていう。
国内も多分プロモーションドーム失敗して話題にならなかったらしく、本来的にはもっと話題になっていて叱るべき作品だったようなんですけれども、
それがちょっとうまくいかなかったということですね。
ただ海外でヒットしたんで、そう考えると全然お金は回収できていて、リブート今回されることになって、
Netflixがやってるんですけど、なんでNetflixがやったかっていう経緯が面白いんですよね。
今回樋口監督がAVウォッチとかにかなり熱いコラムを寄稿されてるんですけれども、
そこで、この映画100%Netflix出資なんですよ。
こんな手間ばかり食うだけでなく人生を惑わすフラッチでバチ当たりの企画を面白がってやりましょうと
乗っかってくれるような日本の映画会社は一つもなかったんですよって感謝ですよ。
もう夢を叶えてくれたんですよって。
まあチラッとこうやって書いてあるだけなんで、これがどれくらい本気で日本の映画会社に樋口監督が企画を持って回ったのかわかんないんですけど、
少なくとも何社か当たったけれども、日本の映画会社はちょっとどうかなーっつって企画を流しちゃった。
そこにNetflixが手を挙げたので、企画は流れずに今回リブートが実施されたってことだと思うんですよね。
なんでかちょっとわかんないですけど、仮説としては1975年版の新幹線大爆破は国鉄が
新幹線大爆破、だから新幹線危機一発とかまでいいよみたいなやり取りをされたって
wikipediaに書いてあるんですが、こうね事故があっちゃいけない新幹線を爆破するとは何事だって、結構あの
ゴジラ、新ゴジラの時にもそのゴジラが壊していい、あの鉄道は京急だけであるみたいな
説があるらしいですけれども、鉄道会社としてはやっぱりその事故を連想させるので結構こういう映画嫌がるっていうのがあり
当然1975年当時は国鉄は非常に保守的な会社ですから国鉄ですからね、JRと言われて
断ったどころか映画公開されてからもこれはなんだと、これを真似してテロが起こしたらどうするんだっていうことで
上映中止要請までした歴史があるそうです。日本の映画会社もやっぱりこれを知っているからリブートの企画に乗っかれなかったのかもしれないんですけど
結果的にネットフリックスが協力した結果、JR東日本さんが全面協力してくれる結果になるんですよね
その結果、これまだ試験中の車両すら映画に出てくるっていう、なんだっけ、アルファなんとかって言うんですよね、アルファXだったかな
アルファEXちょっと、すみません、僕はあんまり詳しくないんですけど、またね、やっぱり新幹線がかっこいいんですよね
やっぱり海外でも新幹線を舞台にした映画っていうのはハリウッドも何作か撮ってくれてますけど、だいたいそのJR、日本の鉄道会社が協力しないんで、だいたい新幹線っぽい
ちょっと中が変みたいな電車になりがちなんですよね。当然新幹線のホームとか、新幹線自体を撮影に使うこともほぼありえないんで、だいたいCGで済まされちゃってて
鉄道の車内を見ると、これ日本の車両じゃないよね、みたいなのがわかっちゃう方なんですけど、今回もJR東日本が全面協力ですから、もうこれでもか、これでもかっていうぐらい鉄道好きにはたまらないシーンが出てくるんですよ
この角度で新幹線撮れんだ、みたいなシーンもありますし、空撮もありますからね、これなんかヘリで新幹線を撮るのって、撮るの失敗すると戻ってくるまで待ってないといけないんで、めちゃめちゃ難しいみたいな記事もありましたけど
ヒルチ監督以下、撮影チームはJR東日本に入社したぐらいの勢いで、まず安全第一で撮るっていう、しかもこれね東北新幹線のその新幹線の路線に、その撮影チーム専用の新幹線を走らせるっていう、そんなことで言うんだっていう
結構ね、東北新幹線だからまだダイヤが余裕があるからできるんだみたいなコメントはありましたけども、東海道新幹線は確かに無理かもしれないですね
これで本当にその新幹線大爆破にふさわしい新幹線の映像を使った作品が撮られる結果になったんですよね、7往復してるらしいですからね
さらに今興味深いのは別のインタビューですね、西田さんが樋口監督にインタビューした記事で、発想の風船終わられなかったって発言が出てきてですね
基本的に俺個人は、これが監督の発言ですね、基本的に俺個人は家族としてあれをやりたい、これをやりたいという話を風船のように膨らませます
新幹線大爆破の制作
でも制作家で言うとその風船の9割を割れていくわけですよ、これまではその残りでどう満足してもらうか考えてきたわけです
ただ構想の風船を割るという選択肢はね、太振りが持ってなかった
ここすごい大事だなぁとちょっと改めて思いましたね、今回日本の映画会社は新幹線大爆破
海外で過去にヒットしたという歴史はあるけれども、やっぱりリスクとか多分コストとかいろいろ考えて、そもそも撮影できるかどうかわかんないから断ったんですけど
ネットフリックスはそれに乗っかったと
結果的にJR東日本さんが全面協力してくれたのでこの作品が完成するんですけど、実は脚本を書いている時はまだ樋口監督がOKをもらえるかどうかわかんないから
どっちに転んでも大丈夫なように脚本を書いてたっておっしゃってますからね
ある意味結果的に理想的な形になったんですけれども
作品を作る過程においてもその樋口監督がやりたいことをネットフリックスは基本的に一回どうやればできるかを考えてくれた
これは当然ネットフリックスがやっぱり日本の映画会社に比べると遥かに大きい予算があるからこそできる話ではあるんですけれども
でもやっぱりここに結構日本の映画の今まで苦しんできたというか日本向けにだけ作っていて世界でなかなかヒットが生まれなかった理由みたいなのをちょっと明確にする気がするんですよね
どうしても僕も一昔前もそれこそ5年ぐらい前までは日本の映画は世界には通用しないし
日本の役者さんがやっている作品というのが海外で見られるわけないから自分みたいに日本の映画でヒットしそうなものもハリウッド俳優で作り直した方がいいんだみたいなのが常識として受け止めてたんですけど
どうも違うらしいっていうのがこうやって見えてくるんですよね
やっぱり日本の映画会社は多分日本の中でのヒットを前提に収益の計算をして投資対効果を判断するんで
やっぱりこういう世界向けの作品にはそもそもゴーが出せないし仮にゴー出したとしてもやっぱりその途中で特に制作委員会方式だとあれはダメこれはダメみたいなどんどん発想の方船が壊れされてしまうのがnetflixのようなところだと壊されない
でもこれ多分だから日本でもそういう腹を据えてやってくれる映画会社が出てくればあるんじゃないかなっていう逆説的にですね
当然そのリスクがでかいんで今の日本の映画会社できるのかっていう議論はありますけれどもでも実際に東宝さんがやったことってそういうことだと思うんですよね東宝さんは新ゴジラを超える工業収入をゴジラマイナス1で成し遂げましたけどこれは世界工業成果をしたからそれで東宝はこれに15億ぐらい投資していて日本の映画会社としてはかなり規模のでかい単独出資でそれをやるからこそ
アメリカの配給会社を自分たちで立ち上げて配給を努力した結果アメリカで大規模作品が漕げた結果そこにうまくゴジラマイナス1がはまったみたいですけどもアメリカでも大ヒットを埋めたっていうやっぱり本当これ多分リスクをどう取るかって話なんですけどねそのやっぱり日本の映画会社も実はこうやって日本の監督と日本の俳優が演じる作品でもこうやって世界2位っていうのはあくまでnetflixだからですけども
あり得るわけで実はその日本の映画のやっぱりどうしてもなかなかこうアニメとかゴジラとかそういうキャラクターもんじゃないと難しいみたいなまあ新幹線もキャラクターじゃないかっていう議論があるけどでも実はこうやってそのいわゆるこうアニメ漫画ものじゃなくても日本ならではの作品を作ればこうやって世界に見てもらえる可能性があるっていうことではあると思うんですよね
日本映画の未来
まずはやっぱこうやってnetflixがそういう映像作品にお金をかけてくれるっていうのはありがたいのでnetflixさんに引き続きこういう挑戦を支援してもらいたいなと思いますしこれがうまくいくんだったら日本の映画会社も最初からそのグローバルヒットを狙った作品でちょっとその挑戦してみるっていうのが
余地があるんだよっていうのをちょっとこうやってゴジラとかこの新幹線大爆発証明してくれるんじゃないかなと思うんでそういうちょっと挑戦が増えたらいいなと思ってあのひっそり記事を書いております
はい私は記事書いたところで別に何か変わるってことじゃないんですけどもこちらのチャンネルでは日本でのための明るい未来を応援するくるためのSNS活用をしっかりと進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております
他にもこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです
ありがとうございます
14:52

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