XGの世界同時ヒットの背景
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、XGの世界でのヒットの仕方について、色々、個人的に何度も記事を書いてきているんですけど、
先日の報道ステーションでのプロデューサーのサイモンさんの発言が、やっぱりそういうことだったんだなという、個人的には腹落ちするところがすごいあったので、
ちょっとそれを起点に、XGの世界展開についての分析記事をユーブニュースに寄稿してみました。
記事のタイトルは、なぜXGは世界同時ヒットを成し遂げられたのか、日本の常識にしぶられない新しいアプローチ、というタイトルにしてみたんですけども、
この記事を書くと、皆さんからそんな同時に全部ヒットしてるだろうとか、色々ツッコミをいただいているんですけど、
やっぱり日本のアーティストの中で、こんなに同時に色んな国でファンが増えているケースって、やっぱりないと思うんですよね。
一般的には今までの日本のアーティストってのは、まず日本で成功してから海外に行くか、もしくは最初から海外に行ってるかみたいな感じで、
逆に海外に力を入れすぎちゃうと、日本での知名度が下がっちゃうみたいなことが起こりやすかったんですけど、
XCは本当はデータとか色々見つけても、当然ノーターもあるんですけど、
日本も最近本当は東京ドーム公演もあったからだと思いますけど、ミュージックステーションに2週連続で出たり、カウントダウンTVライブライブも出て、
報道ステーションでも特集があり、しゃべくりにも出るそうですし、直近だとコカ・コーラのテレビCMも、これはジャパンだと思いますけど、
起用が決まり、コカ・コーラの毎年やってるライブのイベントにも出演するみたいですね。
これでマクドナルド、ジャパン、聖堂、コカ・コーラって大手クライアントをどんどん
起用してくれているっていう流れで、日本でも間違いなく知名度がめちゃめちゃ上がったタイミングだと思うんですよね。
やっぱりXGについて知らない人と話すと、XGってアメリカでヒットしたから、それが逆輸入されたんだよね、みたいな。
逆輸入アイドルみたいな言い方をする人もいるんですけど、僕は世界同時ヒットだと思うんですよね。日本のファンも増えたし海外も増えた。
このパターンって今までなかったんじゃないかなと思って、ちょっと分析って言うとあれなんですけど、今までもなんでこれができるのかってずっとウォッチしてたんですけど、
今回の報道ステーションでサイモンさんが明確にその理由の一つを言ってくれたんですよね。それが非常に印象的でしたけども、
海外の進出とか、世界は世界で母国は母国っていう区別の仕方をやめた方がいいっていう、これは重かったですよね。
言語や文化が違っても自分が作るものとか売っていく何かを日本だけで考えないとおっしゃってましたけども、
実際、エクストラエクストラっていうオーディションの過程をドキュメンタリー番組にしているYouTube番組があるんですけど、それを見ると
実際にサイモンさんがそのプロジェクトの最初の時に、世界に通用する相手と育成してデビューさせるプロジェクトだったっていいキッテンですよね。
やっぱりこれは本当にコロナ禍の前から始まっても5年の育成期間を経てみたいなのはあって、だからこそXGはコロナ禍が生んだ奇跡であって、再現するのは難しいっておっしゃる方もいるんですけど、
でもやっぱりこれは本当狙って戦略的にいろいろやってるからできたんだったら、コロナ禍で単純に練習期間が延びたからこうなったんじゃないんだなって。
当然メンバーのパフォーマンスの交流がめちゃめちゃ高いっていうのは、コロナ禍もあって5年の練習期間になったからっていうのはあると思いますけど、
でもやっぱりこれを従来の日本のやり方でやってたら今みたいな、3年でコーチェラワールドツアー40万人みたいになってなかったんだろうなっていうのをちょっと改めて記事を書きながら思ったのでご紹介したいと思います。
海外フェスとメディア露出
これもファンの方からしたら当たり前の話でよく知ってるわみたいな話かもしれないんですけど、意外にファンじゃない方は知らないのでちょっと改めて記事にまとめてみたいな感じですね。
今回記事の中で一応3つポイントを挙げてみました。
まず一番わかりやすいポイントとして、日本でのライブよりも海外のフェスで出演を先行するっていう。
これ日本人アーティストだと多分普通はないですよね。
普通はまず日本でライブやって、日本のファンを増やしてから海外っていうのが今まで当たり前だったと思うんで。
XCは最初のライブは一応日本ではありますね。
KCON JAPANなので日本なんですけど、でもK-POPのイベントですからね。
が最初で、その後がヘッドインです。
で、その後ロサンゼルスのKCON LAに出て、その後がシンガポール、シドニー、アブダビなんですよね。
アブダビ、アブダビ、ちょっと失礼にならない言い方をしないといけません。
日本人のアーティストがアブダビをそのデビュー2年目で行くって、なんか想像しないですよね。
これもK-POPのイベントだったみたいですけど、日本でのショーケースの前なんですよね。
日本のショーケース、日本でのその単独ライブ、単独ライブ、初めての単独ライブが2023年11月、デビューから1年半のタイミングですけれども。
その前、2年目の半年間にこのアメリカ、シンガポール、シドニー、アブダビっていうグローバルツアーを先にやっているっていう。
その後、ショーケース日本でやるっていう順番でしたからね。
だから、いかに海外を優先してたかっていう。
これは報道ステーションの中でサイモンさんが、たとえ赤字になっても数多くの場所でまずはXGを直接行って直接お見せするというところにフォーカスしたっていう。
発言が出てくるんですけど、関係者によるとこの辺の投資がデカすぎて、改修できるかわからないみたいな話は結構何度も私も聞いてるんですけど、それぐらい本当に先行投資で。
まずはこの彼女たちのパフォーマンスの凄さを生でいろんな国で見てもらうっていうのを、日本での単独ライブの前にやってますからね。これは本当にすげーことだと思います。
それができた理由でもあるのが、メディア露出の方針だと思うんですよね。
もともとXGはYouTubeでダンス動画でついさわ的に流すところが始まっている。ホームグラウンドがそもそもYouTubeだと思うんですけど、最初の年のメディア露出はやっぱり韓国を中心に展開されてるんですよね。
これを元に、だからXGはK-POPだろうみたいな言い方をする人たちもいますし、逆に韓国の人たちからすると、K-POPのルートを使って踏み台にしてみたいな言い方をするちょっとアンチも出ちゃったみたいですけど。
これもXGALAXの事務所が韓国にあったから、韓国グループとしてデビューさせようとしたんじゃないのみたいな色々議論があると思うんですけど、
これもやっぱり今振り返ると、韓国のメディアはYouTubeに残るのを重視したんじゃないかなっていう。
別に佐山さんが明確におっしゃってるわけじゃないんですけど、デビュー直後の音楽番組露出も基本的に韓国なんですよね。
そのパフォーマンス動画って今YouTubeで全部見れるんですよね。
日本の音楽番組に出演するまで2年かかるんですよ、この後。
それは日本の音楽番組から声がかからなかったんじゃないのとか、やっぱり英語歌唱だから日本の音楽番組難しかったんじゃないのっていう議論もあるんですけど、
でも実は日本のメディア露出は2023年でもしてるんですよね。
フジテレビが東京ガールズコレクションに出演する2023年のXGに密着してたり、日本テレビもその後11月だったかな、シドニーのツアーとかに密着したものを情報番組で紹介してます。
日本のメディアがXGに全く興味を持ってなかったわけじゃないんですよね。少なくとも取り上げようとしていて、
多分日本の音楽番組をそれなりにオファーはしてたんじゃないかなっていう、ちょっとわかんないですけど、
でもやっぱり日本の音楽番組って出演してもYouTube残んないんですよね。だから断ってたんじゃないかな、ちょっとわかんないですけど、こういう想像です。
でもこうやって情報番組のやつは実はYouTubeに残ってるんですよね。逆に言うとこの頃はXGの露出はYouTubeに残るかどうかで判断してたんじゃないかなって想像ですけど思います。
そうすれば世界から見えるんですよね。実はこの2023年のこの時期って結構ね、こんなところも出るんだっていうYouTube番組も出てるんですよ。インタビュー、雑誌インタビューとかですけど、
ビルボードの表紙になったのは非常に有名で、アメリカのビルボードの雑誌を日本のガールズグループとして初めて飾る。これもYouTubeに動画が上がってるんですよね。
これはアメリカのビルボードだから当然喜んで出たって話だと思うんですけど、この頃実はバズフィードジャパンのYouTube番組が出てるんですよ。ちょっと言い方悪いですけど、バズフィードグローバルじゃなくてジャパンのですからね。
当然日本のテレビ局からしたらそんなウェブメディアのインタビューを受けるぐらいだったらうちの受けてって思うテレビ業の方多いと思うんですけど、でもやっぱバズフィードだしYouTubeだとグローバルで見れるんですよね。
この辺がやっぱりこの2023年、2年目のXGのメディア露出の方針だったんじゃないかなっていう。
あえて日本のテレビ露出もYouTubeに残る情報番組の露出だけに絞ってたんじゃないかなっていう。
この辺のYouTubeの露出を重視することによって、当然日本の事情が出た方は日本のファンを増やしやすいと思うんですけど、その分やっぱり海外から見えないっていう。
これは最近K-POPのアーティストの方からも聞いた話で、やっぱり日本での活動を長くしちゃうと世界から見えないから、世界のファンからクレームが来たり、それこそ世界での露出が減っちゃって損をすることになりかねないっていう。
だから日本の音楽番組の露出どうするか、結構懸念事項になってるみたいなのをじらっと聞いたんですけど、それをやっぱり先回りして、XGはメディア露出をYouTube重視でやってたんじゃないかなって。
それをしてるからこそ、このデビュー1年目、2年目で海外のファンが増えて、単独ツアーをやる前にこんだけ海外のフェスに出れたんじゃないかなっていう風に。
ファン撮影の新しい試み
今振り返ると後付けですけどね。思えるって話ですね。
もう一つ3つ目で個人的にやっぱり最も印象的だったのが、ライブにおけるファンによる撮影やSNSの観測さを推奨してるところですね。
ショーケースに参加したファンの方によると、直前までは撮影OKという告知はどこもなかったみたいですね。
ただ当日だったのかな、前日だったのかな、僕ガイドラインに撮影OKって書いてあるのを見てへーと思った記憶があるんですけど、
実際当日は撮影OKになって、今もアーカイブを見るとみんながこうやってスマホを上げているのが動画に残ってるんですよね。
これ初の単独ライブですかね。この後結局ブルーレイ出しましたよね。
通常の日本のアーティストだってブルーレイ出すんだったら、それの売り上げあげたいから、当然ファンによる撮影とか禁止するのが普通なんですけど、
でももうXGをこの時から撮影OKにしていた。
僕がおそろおそろ参加した最初のワールドツアー、大阪城ホールではもう逆にね、
レッツセンドXGインターギャラクティックっていう、XGを宇宙に送るためにみんなで写真とビデオを撮って拡散しようよっていうのが推奨されるっていう。
あんまり日本のやつで見たことないですよね。OKですよとは言いますけど、拡散しようよまでは激しく言うケースってあんまなかったんじゃないか。
どうなんですかね。すでに他にも事例があるかもしれないですけど、とにかく僕本当にこれが最初のライブでおそろおそろスマホで撮影させてもらいましたけど、
XGのプロモーション戦略
一番衝撃だったのが、この時まだ未発表だったウォークアップのパフォーマンスがアンコール、ダブルアンコールで一部で書いちゃった人もいたんですけど、
ダブルアンコールだって。この動画も僕当然ブロックかかると思ったんですよね、YouTubeにアップするとき。でもフリーで上げれちゃったんですよね。
これがやっぱりXGの日本のグループなんだけれども、プロモーションに関する考え方が従来の日本のアーティストと真逆の象徴だと思ってます。
ちょうどこの前の月にKCON JAPANに参加して、一種がデビュー前のパフォーマンスをやってたんですけど、それはYouTubeでブロックかかってたんですよね、デビュー前のリリースが。
やっぱり普通はそうだよなと思って、このウォークアップも多分ブロックかかるだろうなと思ってYouTubeにアップしたら上げれちゃったんですよね。
他にも上がってる人がいたんで、僕もスポイラーみたいな注意記を入れて動画をアップしたのを覚えてますけど、
これってすごいことなんですよね。従来だと音楽のリリースっていうのは当然メディアファーストなんですよ。
出ないとマスコミが怒っちゃいますから、一番最初の情報は自分たちにくださいって出ないと取り上げませんよっていうメディアで平気で言う人いますからね。
だからメディアに最初に出す、マスのメディア時代はメディアに最初に出して、メディア経由でファンや視聴者に届けるのであるっていうのが従来の考え方だったんだと思うんですけど、
XGALXは新曲をリリース前にファンの目の前で見せて、それをファンが他のファンに伝えるのを許しちゃったんですよね。
ファンファーストなんですよ。ここら辺がデジタル重視のXGならではだなっていう、この3つですね。
フェスで足を運び、メディア露出も世界から見えるところ優先し、しかもファンに率先して拡散した。ファンファーストで情報を提供する。
日本のファン重視のアプローチ
あまりそうやって海外重視、海外重視って言うと、XGは日本のファン重視してないのとかって言われるので、一応そうじゃないよっていうことも書いておりますけど、
XGは当然日本初のグループで、彼女たちも日本がホームだからこそ、実は大事なポイントは日本であったんですよね。
フォークアップ、最大の彼女たちにとってのヒット曲は日本、大阪城ホールで最初に披露されましたし、最初のフェスの出演もKCON JAPANで日本でしたし、
ショーケース、サンドグライブも日本ですね。ワールドツアーも日本で始まって日本で終わるっていう。
世界中を回りながらも、エクストラXGっていうドキュメンタリー番組があって、これも全部字幕が日本語がメインで入ったんですよね。
日本語で喋ってるんだから、字幕普通は英語を入れると思うんですよ。でも、日本語を喋ってるのを日本語をあえて入れる。
当然多言語対応してるんですけど、ここら辺が日本のファンを重視しているのが非常に伝わってくるところですし、
今回ドームに行った方はやっぱり、Million Placesっていう今出たばかりの楽曲は完全にファンに向けての曲で、歌詞も完全にファンを、アルファーズをイメージして書かれている歌詞ですけれども、
これも結局リリースが東京ドームツアーの日だったな、前日に確かデジタルで聞けたと思いますけれども、
そのパフォーマンスも一番最初は東京ドームで行い、MVもなんならYouTubeにアップするタイミングがこの東京ドームの中で見せるのと同じぐらいのタイミングでしたからね。
だからまずはファンに見せるっていう、特に日本でファンに見せるっていう日本語のファンをいかに重視しているかは伝わってくると思いますし、
歌詞にもゼアズのプレイスライクホームっていう、うるさとか大事みたいな歌詞があるので、そこがやっぱり日本でもファンが増えながらやっぱり並行して世界でもファンを増やしていけているポイントなのかなっていう。
音楽業界への影響
みんなね、日本だとおかえりって言いますかね。当然日本のグループだからそうなんですけど。
個人的にやっぱり改めてこのXGのヒットのポイントがやっぱり音楽業界に広がってほしいなと思ってちょっと、僕が記事に書いたのは何だったらあるんですけど、ちょっと書いたのは、
やっぱりこの1,2年ずっとこの音楽業界の記事を書いていてすごい思うのは、やっぱり日本の音楽業界の常識っていうのはやっぱり海外から見えないっていう状況を作っちゃってたんじゃないかということなんですよね。
結局その日本のテレビ番組のパフォーマンスってほとんど海外から見れませんし、最近カウントダウンTVとかはパフォーマンス動画をアーティストに期間限定で提供したりしてますけど、これも期間限定なんですよね。
韓国はある意味永遠に残っている感じですから、だからこそデビューした時のパフォーマンス今も僕たちはYouTube上で見れるんですけど、日本はやっぱり期間限定だから消えちゃうんですよね、NHKの。
NHKはちょっと規制があるからしょうがないんですけど、どうしても海外からパフォーマンスが見づらいっていう。
しかもライブはやっぱり撮影禁止が普通で、当然ファンとのその瞬間を断然にしたいから撮影禁止っていうのは別にそれはそれでありだと思うんですけど、やっぱり話を聞いているとアーティストは撮影オッケーにしてもいいと思ってるんだけど、
やっぱりその実は工業主がその円盤を売りたいからとか、ワーワーとか有料チャンネルで放送するからその撮影禁止にしてファンカムを撮らせない。
そうすると結局ファンカムの映像がSNSに出てこないんで海外から見えないっていうことが起こっている。
これは別にいい悪いではないんですけど、日本がそういう選択をしていることによって実は日本のアーティストのパフォーマンスっていうのが単純にSNS上に存在しないっていう、見えないっていう状態になっているんじゃないかっていう。
だからこそ日本の音楽って海外に聴かれていなかっただけなんじゃないかっていう。
ある意味日本の音楽業界自分たちが作った常識でアーティストの可能性を倒産してたんじゃないのっていうのはちょっとここで一歩立ち止まって考えなくちゃいけないと思うんですよね。
だからこそミュージックアワーズジャパンみたいなアワーが始まったんだと思うんですけど、ミュージックアワーズジャパンもちょっとまだ物足りないですよね。
パフォーマンスも全部はYouTubeに上がってないですし、受賞のシーンの動画とかも全然上がってない。
ここら辺がやっぱり日本の音楽業界の方々が海外に比べてちょっとそのデジタル活用、これぐらいでいいかなと思っているラインがファンが求めているラインと相当隔離しているんじゃないかっていう。
この辺をぜひYouTubeをメインに活用したXGがいかにファンとのコミュニケーション、YouTubeミュージックの方はYouTubeをコミュニティと考えてそのYouTube上でストーリーを見せてください。
こういうXGが裏側を見せることがある意味そのアーティストがYouTubeをそのMVの動画置き場にするんじゃなくて、ちゃんとファンとのコミュニケーションを取る場所にできているかどうかの大きな違いだとおっしゃってましたけれども、
ぜひね、こんだけ成功したグループがあるからそこを参考にいろいろ挑戦してほしいなと思って相伝いながらも記事にしている次第です。
はい、こちらのチャンネルでは日本のエンタメの明るい未来を応援するエンタメのSNS活用や推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよという方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。