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2024-02-29 11:18

賀来賢人「忍びの家」のヒットに学ぶ、黒船Netflixの意義 #609

賀来賢人「忍びの家」のヒットに学ぶ、黒船Netflixの意義 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5618ed63d67a50c8a6868b20ba69d753c142a2e6
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Summary

ネットフリックスのドラマ「忍びの家」が世界中で大ヒットしているため、日本のコンテンツの海外展開に注目が集まっています。日本のテレビドラマの構造や制作費のかけ方についても考察されています。ネットフリックスの存在は日本のエンタメにとって大きな意義を持っていると言えます。

「忍びの家」の大ヒット
はい、こんにちは、徳里です。今日はですね、Netflixで放送が始まった「忍びの家」が、なかなかいい感じで伸びてるんで、Yahoo!に記事を寄稿してみましたので、ちょっとその裏話をご紹介したいと思います。
Yahoo!には、世界中で話題の賀来賢人「忍びの家」のヒットに学ぶ、黒船Netflixの意義っていう記事を書いてみたんですけど、これね、「忍びの家」ご覧になってますかね。見てる人と見てない人で、多分印象が全然違うと思うんですけど、
今多分日本でもテレビコマーシャルすごい流れてるんで、じらっと見たことがあるぐらいの人多いんじゃないかと思ってますけど、
カッケントさんが主演で、労働エジェクティブプロデューサーの方だったのかな。
現代に忍び、忍者がいたらどんな感じなのかっていうのを、8本立てのシリーズで描いているドラマですね。
アクションのレベルが本当にすごい高くて、やっぱりよくできてるなと思って最初見てたんですけど、これがね、グローバルで今めちゃめちゃ反響がでかいんですよね。
今16カ国で1位を取って92カ国でトップ10入り。
最初の週で非英語で作られたドラマシリーズのNetflixの中における2位を取っていて、
カッケントさん自身がなんだかおのお味噌がついていけませんっていう、Xにポストをするっていう流れになってました。
ちなみに本週、これがさらに伸びてですね、1位になってますよね。
3,220万時間視聴。ちょっとよくわからない。視聴人数でも450万人。
前の週420万人なんで、こちら足していいのかどうかわからないですけど、前の週と足すと6,000万時間ぐらい。
ちょっとね、よくわからない時間数になってますけど、本当に世界中で見られてる感じですね。
Netflixで世界中で見られるっていうのは、もうそれこそ今の国のアリスとか悠々白書とか、
ワンピースとか、Netflixで漫画原作のものが世界中で見られるっていうのは僕もなんで今描いてますし、
そんなに珍しい原集でなくなってきてるんですけど、今回の忍びの絵ってこれオリジナル作品なんですよね。
しかも衝撃を受けたのがこれ、ケントさんの持ち込み企画らしいんですよ。
恥ずかしながら全然知らなくて、記事書き始めてから検索してびっくりしたんですけど、いっぱいインタビューが出てます。
簡単にまとめると、要はコロナ禍でやっぱりお客さんもその仕事が、ドラマの収録とか飛んでしまって暇になっちゃったんで、
家でNetflix販売になった時に韓国のドラマとか映画を見てエンタメのレベルに打ちのめされた。
で、ある意味すごい気持ち悪いですけど、やっぱり日本も同じような仕事をするべきだと思って、
忍者いいんじゃないかと目をつけて、2020年にNetflixの企画を持ち込んでるらしいんですよね。
で、2022年にNetflixと共同で作って配信しますよっていう発表が2022年9月にされてるんですけど、
この前に岳健人さんは事務所を独立されてるんですよね。
だから、ある意味本当にこのドラマに自分のキャリアを賭けて挑んだっていう、命がけの作品っていうコメントを投出されていて、
実際、僕はそういうのを知らずに見ましたけど、アクションシーンとか本当に特に、
健人さんのシーンがすごくて、なるほどなっていう、そういうことだった。
どちらかというとコメディ系タッチの、ケンタッキーのコマーシャルとかのイメージが強いんで、
どっちかっていうとコメディ系の役者さんなのかなって勝手に思ってたんですけど、
これ用にめちゃめちゃ体も絞ってアクションもされたそうですごいです、このアクションシーンが。
面白いなと思ったのは、持ち込みによってこうやってヒットが生まれるってサイクルなんですよね。
日本のテレビドラマの構造と制作費
今年は本当に日本のテレビドラマにおいては、
この話ちょっと思い出すと感情的になっちゃうんですけど、セクシー田中さんの問題が象徴的で、
やっぱり日本のドラマ、特にサイレントあたりから配信でも収益が上げられるっていうので、
日本のテレビドラマ、急にドラマ枠今増えてるんですよね。
テレビドラマの枠が増えて、バラエティが一時期増えすぎてたんで、そのバラエティ枠がドラマ枠に変わって、
ドラマ枠だと海外に販売したりして別の収入を得ることができるんでっていうのって、
テレビ局ドラマがめちゃめちゃ増やしてるんですけど、
多分それがセクシー田中さんにおける原作者とそのテレビ局の位置疎通のズレみたいなのが繋がっているはずで、
そう考えるとテレビドラマの今の構造、このままでいいのかって話はあると思うんですよね。
当然今回のケントさんの持ち込みはあくまで世界で日本のコンテンツで勝負するために企画を持ち込んだので、
別に日本のテレビ局にはそもそも持ち込んでないと思うんですけど、
多分このクオリティで忍者ドラマを作ったはずは日本のテレビ局には当然ないはずで、
当然このワンクールワンクールで作っていくサイクルでこのクオリティのものを作れないと、
アクションシーンとかめちゃめちゃ役者さんが練習しないとできないですし、
みたいなことを考えると、やっぱりこのネットフリックスがあるっていうのは、
日本のエンタメにとってはすごい良いことなんだろうなって改めて感じたので、
黒船ネットフリックスの意義っていう記事にしてみたんですね。
ネットフリックスが日本に上陸したのって、それこそ8年9年前とかなんですけど、
当時はネットフリックスが上陸して、黒船が上陸して、
日本史上撮られるみたいな文脈のものが多かったんですよね。
質の高いドラマのコンテンツがたくさんあるから、
それで地上波のテレビ、お客さん持ってかれちゃうんじゃないかな。
実際のネットフリックスの会員数ってまだ公表されてないですけど、
2020年で500万人なので、たぶんまだ1000万人は超えてなくて、
アメリカだと世帯普及率50%とかで1億何千万とかだと思うんですけど、
それに比べると日本ではそんなにネットフリックス、黒船じゃなかったねっていう見方もあると思うんですけど、
たぶん黒船としての価値は、こういうカッケンドさんのように、
日本のコンテンツの海外展開
日本のコンテンツ、海外でも挑戦したいとか、通用するじゃんと思ってる人が増えてることにあると思うんですよね。
だから去年の末のゴジラ-1とかがアメリカで大ヒットしてますけれども、
この辺も東宝さんが地道に販売を広げたみたいなのを聞いてるらしい。
こうやって少しずつ成功事例が出てくることによって、
徐々に日本のコンテンツ、それこそ日本の役者さんとか映像関係者の人が海外に挑戦するサイクルになってるのが、
やっぱり本当に意味があるんじゃないかなと。
今回、忍の家でも山田隆之さんがまた恥のある信仰宗教の競争の役をやってるんですけど、
これも全裸監督の時に、山田さんも海外に行ったら全裸監督の人だって言われたみたいなのがあって、
やっぱり考え方が結構変わったっておっしゃってましたから、
こういう人がやっぱり日本に増えてるのが本当に重要だと思うんですよね。
当然日本のテレビ局もこういう影響を受けて今変わろうとしている最中だと思ってまして、
当然そのセクシー田中さんのような残念な出来事もあるんですけど、
美番が1話あたり平均制作費が3000万と言われる中、
1億を超える投資をするみたいなのも重要なチャレンジだったと思うんですよね。
残念ながら美番は監督によると大赤字だったそうで、
こういうものをTBSが続けられるのかどうかっていうのはちょっとまだ今グレーゾーンですよね。
ただでもやっぱり美番もちゃんとコストをかけてヒットしたことを考えると、
やっぱりコストをかけるっていう発想を日本のテレビ局が持てるかどうかすごい大事だと思います。
実はこの話は去年僕Netflixの日本トップの坂本さんにインタビューさせていただいた時に、
実は同じ話になったんですよね。
よくこんなに日本のコンテンツにコストかけれますねみたいな話を聞いたら、
やっぱりコストをかけるためにNetflixも坂本さんも実は小さい成功を積み上げているんですよね。
ゼンラ監督から始まり、バーストラグとか今の国のアリストとか、
実はちょっとずつ成功して賭け金を上げてきている。
そのNetflixの社内で日本のコンテンツいけるよねっていう手応えとか成功体験を積んでいく。
やっぱりテレビ局もその美番1回お分かりになったからやめるとかじゃなくて、
やっぱりじゃあどういうふうにやって収益を立てていくかって挑戦を試行錯誤していくのが大事なんだと思うんですよね。
そうでなければ多分比較対象としてNetflixのようなところに才能がある作り手は
どんどん移ってしまうっていう話だと思うので、
これはやっぱりクラフォーネ的に考える中、日本の才能が海外流出みたいにセンセーショナルに記事的に書きたくなる人が増えるのは分かるんですけど、
でも多分逆だと思うんですよね。
実はNetflixの中にいる人たちは日本人がいて、日本の実写映像を世界に出したいと思って、
坂本さんみたいな人が頑張ってるからこういう成功サイクルが回ってるんで、
それに刺激を受けて東宝さんがモジュラーマイナソンでやったように、
どうやって自分たちのコンテンツを海外に広げるのかってやっていくと、
変わるんじゃないかなっていうのは改めて思いましたね。
忍びの家、見てない方はなぜ僕がこんなに喜んでるのか全然分かんないと思うんですけど、
見ていただくと面白さが分かると思うんで、
海外に向けて受けようと思ったらこういうふうに作るといいのねみたいなヒントが結構満載ですので、
ぜひご覧になっていただければと思います。
こちらのチャンネルではこんな感じで、日本のエンタメが海外に挑戦するのを
一番に応援したいなと思っていますので、
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、
ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。
11:18

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