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2024-03-01 10:53

「忍びの家」を見て参考になった、海外の人に楽しんでもらえる日本の描き方 #610

「忍びの家」を見て個人的に参考になった、海外の人に楽しんでもらえる日本の描き方|徳力基彦(tokuriki) https://note.com/tokuriki/n/n63d6e5f59df4
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと先日Yahoo!に忍びの家についての記事を書いたんですけど、
その中でちょっと作品の中身について全然言及してないんで、ちょっとそれを紹介する記事を書いてみましたんで、
併せてご紹介したいと思います。記事のタイトルは、「忍びの家を見て、個人的に参考になった海外の人に楽しんでもらえる日本の描き方」っていう記事にしてみました。
まあこれ、ちょっと面白いなぁと思ったのが、各健斗さんが命がけの作品って言って作ってらっしゃるっていうのも記事に書いたんですけど、
Yahoo!にこの記事書いたら、多分ヤフトペにピックアップしてもらった関係もあると思うんですけど、各健斗さんがアカウントフォローしてくれたんですね。
僕が投稿した投稿に実はコメントもいただいててですね、記事にしていただき本当にありがたいです。
それぐらい、多分、魂込めてる作品なんだなっていう。
普通ね、こういうNetflixの作品を言及して役者の方とかプロデューサーの方にコメントいただくとかも今までないですから、
多分遡ると、多分カメラを止めるなの時に映画見に行って感想を投稿したら、その役者の方々が次々にいいねを押してくれたみたいなのまでちょっと記憶を遡る感じですけど、
それぐらいちょっと魂込めて作ってるんだなっていうのをちょっと思ったんで、ちょっと個人的にもシノビーの家のどこが面白いのかっていうのをちょっと書き出してみました。
これやっぱ忍者モノっていうと日本だといいんじゃねーみたいな感じになる感じあると思うんですよね。
当然アニメとかでもいっぱいありますし、これね日本のテレビ局に忍者モノやりたいと思ってた時に、じゃあ果たしてやったのかとかいろいろ考えるとなかった気がするんですけど、
ネットミックスみたいなところでやっぱりグローバルで成功しようと思ったら、実はこれ日本らしいものに待機した方がいくっていうのは、サンクチュアリーが
相撲というテーマで成功してますから、ある意味なるほどなっていう感じはあるんですよね。やっぱり忍者モノ、忍者じゃなくシノビーだみたいなセリフがありますけど、
忍者モノがやっぱり海外で人気だったのはすごいあるんですけど、この忍者モノなんだけど、描き方が
ちょっといわゆる日本人が作る忍者モノとかなり違うんですよね。当然舞台が現代だからっていうのもあるんですけど、ちょっとそこら辺が今後の日本のエンタメが海外に出てくるときにちょっとヒントになりそうだったので、ちょっとポイントを6つほど上げてみました。
まずアクションシーンですね。たぶん忍者のバトルっていうと、通常たぶん必殺技対決になると思うんですよ。
それこそ分身の術とかね、何かの不中用性の術とか、ナルト的には技がメインであって、当然格闘シーンもあるんですけど、
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そのシーン自体っていうのにそんなに注力するイメージが日本のモノではあんまなかったんですけど、
忍の家は本当格闘シーンがラッチなんですよね。いわゆるマーシャルアーツの達人として忍者を描くっていう。
確かに海外の人からするとそうなのかもしれないなっていう。本当に現代の忍者がいたら、刺しで戦ったらたまげないみたいな感じの、超格闘強えみたいな。
冒頭のフーマとの戦いみたいな、忍者としての戦いとしての象徴なんですけど、すげー面白いなと思ったのが、
ラブにおけるバトルですね。周りの人に気づかれないようにも、その隠密バトルみたいな、隠密バトルアクションみたいな要件がされてましたけど、
結構ね、この辺の描き方とか、ジョン・ウィッグとか、ゼンゼル・ワシントンのアクションモノでこんな感じのアクションシーンあったよなーみたいなね、これは本当、
ハリウッド的な描き方なのかなーみたいなのをちょっと思いました。 あと音楽が
洋楽なんですよね。 やっぱ日本で忍者モノをやるとどうしても、シャックハッチとかそういう日本の楽器による音楽的なもので、
メインやりたがると、まあやりたがるというのは数層だと思うんですけど、 結構おしゃれな
洋楽と被せていて、これはやっぱり監督がデイブ・ボイルさんという方で、その方のチョイスみたいですね。
面白いです。まあ当然、別にどっちのアプローチでもいいと思うんですけど、意外にその音楽を知っている音楽が流れた方が海外の人から見やすいっていうのもあると思うんですよね。
なるほどなってこういうアプローチもあるんだなっていうのが勉強になりました。 あと地味に大事だなと思ったのが、俳優陣が
Netflix Avengersって書いてあるんですけど、ネットリックス作品に結構出てる人たちが 起用されてるんですよね。これはまあネットリックス作品だからそうなったのか、
意図してなのかちょっとわかんないですけど、 全裸監督の山田隆さんを筆頭に、
PLたくさんとか、結構その他のヒット作品出ている人が出てるんで、 海外の人から誰も知らない作品を見れば、やっぱりあの作品のあの人だって思えるのは
実は結構嬉しいんじゃないかなって。僕もやっぱり海外のドラマとか、 韓国ドラマとか見てると、この人見たことあるみたいな、ちょっと嬉しかったりするんですけど、
そういうのはちょっとね、実は意識してやるの、案外大事なのかなと思ったりしました。 わかんないですけどね、全然関係ないかもしれないですけど。
メインキャストは結構初めての方多かったですかね。 で、やっぱり一番驚いたのが、
舞台設定ですね。この現在だからって話なんですけど、 通常多分現在に忍びの組織、忍者の組織が残ってたら、まあその
人知れず山里でみたいなイメージだと思うんですけど、 今回のドラマちょっと若干ネタバレになるかもしれないですけど、
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文化庁管轄なんですよね、その忍者の組織ね。 文化庁っすよ。
BNMってブーリューオブ忍者マネジメントの略らしいですけど、 BNMっていう組織が忍者を管轄している組織で、めちゃめちゃ厳しいんですよね、ルールが。
なんかもう恋愛もしちゃダメみたいな。 当然正体バレちゃダメみたいな。正体バレると、知った人も知られた人も全員消されるみたいな。
すげえ厳しい設定になったんですけど、それを取り仕切っているのが文化庁なんですよ。 わかんねえかなこれ。
役所を知ってると普通日本人だったら警視庁とかOA省とか内閣官房とか、そういう権力ありそうな省庁を
舞台にすると思うんですけど、文化庁ですからね。 あの平和的な文化庁がこんな怖い役所なんだって。でもこれ
海外の人とかね、これから文化庁の名刺もらったらちょっとテンション上がりますよね。 僕らからするとやっぱり
海外のCIAとかMI6とかその、 そういうの日本にはないのがちょっと寂しいなぁみたいな思ったら、まあリバンでは別般みたいな組織が出てきますけど
BNMが日本にもあったんだって。文化庁に実はあるんだって。この設定はね、ちょっと これから長い時間をかけて育んでいただきたいなと思っちゃいますね。
あとやっぱり細かいシーンがその、 日本人はあんまり日本的だと思ってないかもしれない日本的なシーンをちゃんと使ってるのが
やっぱNetflixらしいなと思いました。 象徴的なのが僕思ったのが牛丼ですね。成駒屋っていうお店がすごい大事なシーンとして出てきて、これも絶対
政治化すると思うんですけど、牛丼を主人公が食べている場所なんですけど、
なんで牛丼チェーンジしなかったのかなってちょっと個人的には気になりますけどね。お店的に貸し切りにするのが難しかったのか、
どっかのチェーン店の色をつくのを避けたかったのかどうかなんですけど、成駒屋っていうこれはお肉屋さんの定食屋なんですかね。実は牛丼ないらしいんですけど。
作品の中ではいわゆる牛丼チェーンにありそうな牛丼を主人公が食べているっていう設定になっていて、これかやっぱ海外の人からすると牛丼ね、やっぱり
日本ならではのものとして多分食べたくなるパターンだと思いますね。成駒屋さんはカルビ丼とか豚丼はあるみたいな、ちょっと僕も
行ってみようかなと思うんですけども、ロゴとかはねそのまま出てます。これ海外からめっちゃ人来るようになるんじゃないかな。小田原城もね、今回綺麗に描かれていて、日本だとあんまり
小田原城フォーカスされるシーン少なかった気がする。今回は小田原城、インバウンドめっちゃ増えると思うんですね。
あと主人公の仕事が自動販売機の補充員なんですよね。その忍者らしい補充の仕方をするんですけど。
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これも結構大事だなって、やっぱ自販機って日本、あんなに自販機ある国日本ぐらいしか多分ないですからね。海外だってやっぱり自販機自体もお金の塊みたいなもんだからすぐ持って行かれちゃうみたいな話を聞いたことありますけど。
結構だからこういう日本的な要素をいろんなところに潜ませることによって、日本らしいものであり海外にも受けるものっていうのを作るんだなっていうのは、ちょっと考え方としていろいろ印象的でしたね。
当然、Netflixのプロデューサーの方のインタビューでは、海外向けだからっつっていきなり海外向けではなくて、まずその国の人に受けるものを作るんだ。そうじゃないとどこにも刺さらないものだから、まずはその国に受けるもの。
だから忍びの絵も当然日本人に刺さらないといけないっていうレベルで、かなり日本人が見てもクオリティーの高い出来になってるし、いわゆるありがちな海外の忍者ものっぽいところも一部はあるんですけど、基本的にやっぱり日本人が見てもよくできてるなと思うように作られてるっていう。
この作り方はもうやっぱり基本になっていくのかなみたいなちょっと改めて感じました。結構細かい設定がいろいろありますんで、ぜひご覧になってない方は見ていただくといろんな学びもあるんじゃないかなと思いますので、ぜひ参考にしてください。
はい、こちらのチャンネルでは日本人のための海外展開を密かに応援したいなと思っておりますので、他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
では、ありがとうございます。
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