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2025-04-11 13:07

「ヒプノシスマイク」にみる観客参加型映画の可能性 #919

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10億円突破の快挙を成し遂げた映画「ヒプノシスマイク」にみる観客参加型映画の可能性(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fec2e70a741b3ccc5f720b53fe08f0fb8602c3d7
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サマリー

映画「ヒプノシスマイク」は、観客参加型のインタラクティブ映画として注目を集めています。観客はスマートフォンを用いて投票に参加し、その結果が映画のストーリーに影響を与える新しい形態を提供しています。「ヒプノシスマイク」の成功は、地域の映画館との連携や投票システムによって、視聴者が自分で選んだストーリーを楽しむ新しい体験を作り出しています。この映画は、日本初のインタラクティブムービーとして注目されており、国際的なヒットの可能性を示唆しています。

ヒプノシスマイクの成功
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとヒプノシスマイクっていう映画が非常にチャレンジングなことをやってて面白かったので、
アヤフニュースに記事をまとめてみたんでご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、「10億円突破の会計を成し遂げた映画 ヒプノシスマイクにみる観客参加型映画の可能性」っていうタイトルにしてみたんですけど、
見に行ったのは1ヶ月ぐらい前だったかな、ちょっと記事を書くタイミングを逃してしまっていたら、
興行収入がね、ずっと上がり続けている。上がり続けているっていうか、下がらずに来てるんですよね。
それこそ先々週の観客動員数ランキングでも10位に復活、返り咲きをしていて、先週のランキングで10位って、今週なんなら6位に上がってるんですよね。
で、実は興行収入10億円突破しましたよってことで、それをきっかけに記事にしてみました。
10億円って言うと、去年の映画の中で10億突破した作品が41個とかですね、ちょっと多いか少ないか、それだとちょっと伝わりにくいかもしれないですけど、すごいことだと思います。
特に何がすごいかっていうと、いわゆる有名な映画、ドラえもんとか、コナンとか、そういう興行収入で100億とか
いくような映画っていうのは当たり前のように380巻とかで上映されるんですよね。でもヒップ前は85巻なんですよ。
どうもこの記事を書いた後、教えていただいた感じによると、そもそもその好評型映画なんで、その機械を設置する必要があるんで、そんないたずらに上映関数を増やせないっていう背景もあるみたいですけど、
今も多分、85は開いてないと思うんですけど、数十巻開いていて6位になるんですかね。満席とかになってるんですよね。もう上映開始から1ヶ月以上経っているに関わらず。
1ヶ月後じゃないですか、2月公開開始されたのが、2月21日ですかね。もうすぐ2ヶ月になろうかっていう。でもそれが10位、10位、6位って入っちゃう。
インタラクティブ映画の特徴
直近の300巻で上映開始した新作に勝ってるみたいなことが起こってますからね。これ本当は見に行っていただかないとなかなか伝わらないと思うんですけれども、
すみません、僕も完全にプロシュースマイクは大昔に岸田波さんにすごさを教えてもらったまま、あんまりよくわからないまま今になるんですけど、
今回の映画も知り合いがこれはもう得意さん絶対見た方がいいってめちゃめちゃ勧めてくれたので、ちょっと恐る恐る見に行った感じですね。
観客参加型映画、インタラクティブ映画っていう言い方をプロシュースマイクがしてるみたいですけども、スマホを映画を見ながら見ていいっていう珍しい映画です。
なぜならスマホで投票するからですね。コントロールムービーっていうアプリがその参加型映画用のアプリがあるらしいんですけど、それを映画の冒頭でダウンロードして設定をして、
QRコードを読み込むと、実際に映画の中で投票ができるっていう仕組みになってます。すごい面白いです。残念ながら僕、
東宝の渋谷に見に行ったんですけど、この時に電波の入りがめちゃめちゃ悪くなって、どこのせいなのか、場所のせいなのかわからないですけど、投票できなかったっていう非常に恥ずかしい話なんですけど、横の方が親切に教えてくれたんで雰囲気がめちゃめちゃ良くなりました。
この投票するっていうタイプのインタラクティブ映画とかドラマって、結構映像系詳しい方だと、そういえば10年ぐらい前に話題になったような感じだと思うんですよね。10年は言い過ぎですけど、2018年ですね。
ブラックミラーバンダースナッチっていうのをNetflixがインタラクティブドラマとしてリリースしたんですよね。ドラマを見てるとどっちを選ぶみたいなのが出てきて、リモコンで選ぶ。
これが未来のドラマだみたいな話題になったんですけど、皆さんご存知の通りあんまり実は普及しなかったっていう。結局その1個の作品を作るのは複数のシナリオがあるとそんだけ撮らないといけないし、
やっぱり本来は脚本化になりそうな監督からしたら1個これだっていうストーリーがあって、それを見てもらう方が複数作るより実は本質なんじゃないかみたいな議論もあり、
この当時はインタラクティブ系の作品が一気に増えるのかなっていう空気があったんですけど、言うてもNetflixでしかそれって見れないじゃんみたいな感じになっちゃうんで、あんまり流行らなかったんですよね。
この後多分いくつか作品話題になりましたけど、結局ブラックミラー、ワンダースナッチは多分一番有名な作品として終わっている印象があるんですよね。
これをまた映画館でやろうと思うとめちゃめちゃ難しい話なんですよ。テーマパーク系によく選択系アトラクションみたいなのがあるんですけど、
選択系だと肝心なところで右に行く左に行くみたいなのをみんなに選んでもらうので、ドラマへの没入感が途切れちゃうんですよね。
しかも投票だとどうしても初見の人が多ければ多いほどやっぱり一般的に選ばれる方の選択肢が選ばれちゃうんで、何度見に行っても同じストーリーになっちゃうみたいな。
こっちみたいなのにまたみんなが僕も投票しちゃうみたいなことが起きやすいんですよね。でもヒプノシスマイクはそこをすごい上手く超えてました。
ラップバトルの体験
まず一番大事なのはヒプノシスマイク自体がラップバトルをテーマにしていて、今回が最後のディビジョンバトルっていう、
ヒプノシスマイクっていうのは声優さんがラップのキャラクターを演じてストーリーを紡いでいくっていう、なんか面白いんですよね。
最初がアニメ化って思いきやアニメじゃないっていう不思議な始まり方がしているコンテンツなんですけれども、
それがアニメ化され、最終的に映画化されて、これがファイナルディビジョンラップをやりますっていう、その舞台が今回の映画なんですよね。
これがトーナメント戦なんで、そのようなラップバトルの後の観客投票として映画館の観客が投票するっていう、すごい自然なんですよね。
お笑いにしてもラップバトルにしても、多分この演目が終わった後に僕らが観客としていたら多分この瞬間に投票するだろうなっていう時間にスマホを出して投票することになるんで、
いわゆるインタラクティブドラマ的なシナリオの瞬間に一番盛り上がっている時にブツッと切れないみたいな。
実際に勝敗がその投票で決まるんで、当日その瞬間になるのって結構わかんないですよね。
これはめちゃめちゃ面白いなと思いました。
実際ちょっと映画見に行ってやらないとなかなかピンとこないと思うんですけど、
普通の映画なら2回目以降はストーリーわかっているからドキドキすることないと思うんですけど、
この映画だけはみんなの投票で決まるから毎回結果がわかんないですよね。
僕は渋谷で見に行ったんで、渋谷のチームは間違いなく勝つだろうなっていうのは何となく、
やっぱりイングライトの色でホームの人が多いんで何となく想像できるんですけど、
それ以外の試合はやっぱりどっちが勝つかわかんないですよね。
その横に座っていた方も押しのチームをめちゃめちゃ応援していたんだけど、
それが1回戦の投票で負けて本当に落ち込んでいるみたいなのを横で見ていると、
なんかこれはちょっと新しい体験だなっていう。
結局シナリオ選択型のドラマだったら何も映画とかネットワークのドラマでやらなくても、
ゲームでいいんですよね。いくらでもそういうのがありますよねって話なんですけど、
みんなで投票することによって自分が選んだ方になるとは限らないっていうこの感覚は、
映画館ならではなって、要はラップバトルなんでライブなんですよね。
映画なんですけどライブっていう。
これやっぱり相性がめちゃめちゃいいと思いますね。
だから結局自分の押しのチームのパフォーマンスの決勝まで行ってもらおうと思ったら、
観客参加型映画の新たな試み
頑張って自分の押しのチームに登場しなくちゃいけないっていう。
なので渋谷の方はやっぱり渋谷に行けばわかりやすいんですけど、
それ以外のチームの応援してる方はやっぱりそれぞれの地域の映画館に足を運ぶみたいな感じになるんですよね。
これやっぱり運営側もよくわかってるなと思うのは、
サイトにですね、投票結果が出てるんですよ、毎日の。
この日のこの投票、この何パーセントでこっちが多かったですみたいなのが、
サイトにまとまってるんで、
多分このエリアはこのチームが勝つことが多いからこのシナリオを見たかったらここに行くっていう。
今まで映画っていうのは自分の家に近いところに足を運ぶのであるっていうのが常識だったのに、
ヒプノシスマイクにだけは自分が見たいストーリーを見たかったらそこの地域の映画館に足をちょっと運ぶっていう。
関東ならではですけどね、ちょっと足を伸ばせばそのシナリオを選べるっていう。
結局46ルートでしたかね、48ルート。
エンディングが7パターンあるので全部見たかったら、すみませんエンディング全部見なかったら7回は行かなきゃいけないっていう。
多分行ってる人結構いるんだと思うんですよね、こんだけ工業省に行ってますからね。
しかもポイントは単純にストーリーを見に行くだけじゃなくてやっぱりライブ映画なんで、
ライブに行くんですよね、やっぱり最近僕もようやく押し勝つ感覚がわかってきましたけど、
僕はやっぱり今までライブ1回行けばいいじゃんと思ってたから人間なんで。
映画も2回行くことはほとんどないんですけど、ファンからするとやっぱりライブは何遍も行きますよね。
だから自分の人魅力のパフォーマンスを映画館で見たかったら何遍も別に映画館に行くのは苦にならない。
実際日本でもアーティスト映画っていうのは今どんどん工業収入が上がってきていて、
去年ミセス・グリーン・アップルのホワイトラウンジは工業収入19億円で、
15位になったんですよ、日本の公開された映画で。
去年はグローバルではテイラー・スウィフトがライブ映画でヒットを生んでますから、
ヒューローシス・マイクの運営の人はこのライブ映画とこの投票とこの地域っていうのを組み合わせたっていうの。
これコンテンツ自体は2010何年とかから始まってる企画だと思いますけども、
この映画をやるためにこういう舞台設定でこういうストーリーしたのかなぐらい素晴らしかったですね。
この観客参画型映画ってやっぱり僕も大ヒットって難しいんじゃないかなと思ったんですよね。
やっぱり僕はゲーマーなんですから好きですけど、
やっぱりあんまり世の中が求めてないのかなっていうのはバンナースナッチの時に思ったんですけど、
この手があったかっていう。
ライブで投票で選択であればありだなっていう。
実際10億超えてますからね。
10億超えている週に10位から6位に上がってますから、なんなら客足増えてるんですよね。
これはハリウッド・レポーターってアメリカのメディアでも
ジャパニーズ・アンニュメのヒプノシス・マイクが
インタラクティブムービーがボックスオフィスヒットになり得るというのを証明したっていう記事を書いてるんですよね。
この人の気持ちはすごいわかります。
今まで論理的に考えてそれは無理だろうと誰もが思ってたんだけれども、できるじゃんっていう。
これはね、やっぱすごいなと思います。
これやっぱ日本初ってヒプノシス・マイクが歌ってます。
多分この規模のヒットを生み出したのは世界初だと思うんですね。
海外はそういう感じの演劇とかそういうのいろいろあるみたいですけど、
工業収入10億円規模のヒットを生み出したのはやっぱ日本初どころか世界初だと思うんで。
これはね、ちょっとこれからこういう参画型映画、
未来への期待
特にライブをこういう参画型を組み合わせたやつっていうのは
飢えるんじゃないかなってちょっと楽しみだなと思いました。
ということで、こちらのチャンネルでは日本のエンタメの明るい未来をお見せすべく、
エンタメのSNS活用や女子活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこのような話をしてほしいお答えがございましたら、ぜひDMやコメントで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。
13:07

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