4月16日(木)
【今月のゲスト】
株式会社ReFruits取締役 阿部翔太郎さん
【今回のトークテーマ】
・収穫までに約3年を要するキウイ農家のビジネスモデル
・キウイ栽培における、「自然」というコントロールできない要素との向き合い方
東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が
王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。
グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。
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サマリー
株式会社ReFruitsの取締役である阿部翔太郎さんが、キウイ農家のビジネスモデルについて語ります。収穫までに約3年かかるキウイ栽培の難しさや、自然というコントロールできない要素との向き合い方、そして若い世代だからこそできる挑戦について話します。また、他の産地からの仕入れ販売でキャッシュフローを確保しつつ、将来的には自社農園での収穫を目指す戦略や、品種改良や栽培方法の工夫による生産性向上の可能性についても言及しています。
00:05
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
株式会社ReFruitsの設立と原口社長との出会い
今晩は、小篠光洋です。今週も引き続き、株式会社リフルーツ取締役、阿部翔太郎さんをお迎えしております。よろしくお願いいたします。
さて、事業を始められてというところからお話を伺いたいと思います。前回までにも、株式会社リフルーツという名前の由来とか思いを伺いました。
再生、フルーツ事業の再生、地域の再生という思いが込められているというふうにも伺いましたが、これを一緒に経営されている。社長さんは一応原口さんだろう。
そうですね。
原口社長との出会い、これをちょっと伺いたいと思います。
そうですね。出会ったのがたぶん2022年とかなんですけど、その年、自分が大学を1年休学して取材をしようと思って、その時まだ給与をやろうと決めてなかったんですけど、もっと地域のことを知りたいと思って、1年間その地域に住んでいた時期がありました。
同じ年に原口も大学を休学していて、彼は農業をやるということは決めていて、いろんな地域で農業をやろうということで、全国回っていろんな農家さんに弟子入りしてみたいなことをやってたそうで、そういう時期に出会いました。
どこで出会ったの?
大隈ですね。
大隈に安倍さんはしばらくずっといて、
いたんだ。
そうですね。
1年間休学中にいたんだ。
原口は全国逆にいろんなところ回っている中で大隈に農業系のインターンというかイベントとかで多分来ていて、
出会ったところからさっき先週申し上げたキウイ再生クラブっていう団体が少し活動しているのがあって、その活動とかで何度か顔を合わせ、先に原口が農家やるってキウイ農家やるって言っていて、
多分彼はどっちにしろ独立して就農するつもりだったので、
一人でやるって言ってたんですけど、
自分もこのチャレンジすごいいいなと思ったし、自分としても何か関わりたいと思ったし、
やっぱりこれだけ若い同世代でそういうことにチャレンジするっていう人がいることも、
そういう仲間が見つかることとか出会えることも多くないと思ったので、
本当に素敵な出会いだなと思って一緒にやりたいと。
多分自分からお願いして一緒にやらせてもらったようなぐらいの経緯だったような気がしますね。
農業スタートアップにおける壁と地域との連携
なんかでも僕はあんまり宗教的なことは分からないけど、
神の廃材みたいなものを感じるよね。
本当にお二人とも若いし、まさに農業スタートアップっていうことなんですけれども、
壁に感じたことっていうのはありました?
やっぱり現場の話で言うと全く僕ら、原口の方が多少農業をやってた経験がもちろんあるんですけど、
自分に関しては全然農業をやったこともないところから始めてて、
それぞれ給油とか事業としてやるっていうのは初めてなので、
やってみたらこの処理が足りなかったとか、
なんかむちゃくちゃ水路の水溢れちゃったとか、
なんかいろんな失敗はありますね。
でも致命的なっていうよりかはやっぱりその度に、
若いからねみたいなことでいろんな方が助けてくれたりとかやってこれたので、
周りに支えられてそうした壁もある程度ここまで乗り越えてこれたかなと。
やっぱりお二人の真っ直ぐな思いっていうのが大熊町の皆さんに伝わって、
本当にある意味温かく、ある意味一緒になって助けてあげるみたいな感覚でやってくれるっていうのは随所に感じられるね。
すごく素敵だね。
そうですね。ありがたいですね。
あまりそれに依存せず甘えずしっかり立っていかないとなとは思うんですけど、
でもやっぱり地域のもともとやってらっしゃった農家さんとかに技術とかノウハウがあるんで、
それはしっかり教えていただきながらやれれば自分たちの若さとかもうまく活用しながらやれたらいいかなと。
若い世代だからこその挑戦とキウイ栽培の可能性
役員の中に入っていただいている先駆者の関本さんの力ってやっぱ大きいよね。
そうですね。
それから若いチームだからできたっていう、そういうこれは俺たちだからできたぞみたいなのある?
そうですね。でもやっぱりこの給油をやり始めるっていう挑戦自体が時間かかるんですよ。
この後もちょっと出てくると思うんですけど、やっぱり植えてから取れるまで最低でも3年かかるか。
もっと事業として見たときにはある程度の投資をして始めるので、それをちゃんと回収できるのってやっぱり5、6年とか早くてもかかるよねってなると。
もともと町にいらっしゃった農家さんも避難指示解除されたタイミングで、もちろんやろうと思えば再開はできるんですけど、
やっぱりお年を召した方とか震災前からご高齢だった農家さんは、もう一回ゼロから始めて5、6年かけて投資回収できるかどうか。
なかなか踏み出せないっていうことを自分たちもお話としては聞いていたので、そういった中で自分たち世代の、
あと2、30年はやれるよねと思える立場だからこそ多少失敗してもいいやっていう気持ちも含めて乗り込めたっていうのは、
そもそもこういう領域、農業とか果樹、キウイっていうところに飛び込めたこと自体が自分たちの世代だからっていうのはあるかなと思いますね。
確かに。僕は本業建設業で、やっぱり20代の頃にそういう先輩の、大先輩の発注者の方。
私はもう30年、私の目の黒いうちはもうしっかり保証できますって言い切れたわけだよ。
もう今言い切れないからね。もう次の世代にそのことを言い切ってもらうっていうふうにしていく立場になってるんで。
確かにそれは若い時でないとできないし、若い力だよねそこはね。
自然との向き合い方と栽培方法の工夫
あとどう、農業って極めて自然という、極めて理不尽な振る舞いをするものと相対していかなきゃいけない。
こちら側の理屈が通用しないっていうことが結構あると思うんだけど、その点感じるところってあります?
そうですね。やっぱりそこはもうどうしもないなぁと思うこともあります。
例えばうちだと、結構風が強いところで防風ネットみたいなものをある程度お金かけて建てたら、
2週間ぐらいで風に煽られて倒れちゃったりとか、うわマジかこれ結構お金かかったのになぁみたいなのはやっぱりありますね。
ありますけど、それを踏まえてうまくやっていくしかないし、ベテランの農家さんとかはそれを乗り越える術を編み出してきた部分もあるので、
そこはちゃんともっともっと自分たち勉強して、自然とうまく付き合いながらやれるようにとは思ってますね。
本当に都会でする仕事っていうのとはまた全然違う難しさがあると思いますよね。
そういう意味ではさっきもちょっとお話し出ましたけども、収穫まで3年ということでビジネスとして成立させていくのには
いろんな工夫が必要だと思うんですけど、どんなことされてるんでしょう?
そうですね、正直まだ我々もちゃんとビジネスとして回ってますって言えるフェーズでは全然なくて、
ようやくこれから先ちょっとずつ回ればいいかなと思ってるのが正直なところなんですけど、
ビジネスモデルとキャッシュフローの確保
その中でも今やってることとしては、自分たちの畑で採れたものを売ろうとするとやっぱ3年かかっちゃうんで、
先に会社の事業としては他の産地とか農家さんから給与買わせていただいて販売するということを、
今のキャッシュインとしては少しある程度やっていますね。
なるほど、そうすると結局今年が3年目というかいよいよ収穫ということになるのかな?
そうですね、うちの会社のメインの畑は今年から、申し上げてた再生クラブという小さい畑とか、
今そこもうちがほぼ管理させてもらってるんですけど、そこのキウイなんかは去年一昨年からある程度採れてたので、
それも少量ですけど販売はさせてもらっていますが、
やっぱり今年の秋がうちの会社としての大きい畑の初収穫なので、
そこが一番本当にちゃんとキウイ作ってますって言えるスタートラインかなと思います。
でもそうやって販売とかそういうもののノウハウを蓄積していくという意味では、
今やられてるキャッシュインのためのこともあるんでしょうけども、
ノウハウの蓄積という点でも非常に有効ですよね。
そうですね、やっぱりしっかり売るところまでお客さんにどういう形で届くかっていうのをイメージして、
生産の段階でも作っていくのがすごい大事だと思いますし、
事業として今後広げていく上でも自分たちが販売までできると、
それだけの評価というか信頼を持った状態で畑をまた広げるっていうこともできますし、
やっぱりまだまだ青熊の街の中だと使われてない畑とか、
もちろん賛否両論あると思うんですけど、
騒乱にどんどんなっちゃったりとかそういうのがある中で、
しっかり自分たちとしてはその空いてる畑を使わせていただけるように、
っていう意味では販売もしっかりできますとか、
それは最後まで責任を持って会社としてやれるっていう体制を作るのはすごい大事かなと思っています。
キウイの多様性と研究開発
販売ができるっていうことは結局お客様の顔が見えてないとできないから、
やっぱり農業でイコールになるかどうかわからないけど、
我々のやってる仕事なんかにすれば商品作りとか製品作りみたいなものにも当然そこは関わってくるじゃない。
そうですね。
そういうので今やってることが最初考えてたよりも販売を始めて、
生産についてもこう考えなきゃいけないとか、変化をもたらしたものみたいなのがある。
そうですね。やっぱりどういう形で食べてもらうかの時に、
シンプルに味とやっぱり見た目が大事だよねっていうのがあるので。
キウイってさ、いろんな食べ方で全部皮剥いて切ってっていうのもあるし、
それから半分にちょんと切ってスプーンで食べるとか、熟し方によってとかってあるじゃない。
そうですね。
僕はそのぐらいのレベルしかなかったんだけど、
畑で食べさせてもらった小ぶりのさ、ちっちゃいやつはさ、手で剥いてさ、
それで食べて、これがさ、なんか本当にフルーティーですごいおいしいちっちゃい品種ある。
なんていうんですかね。
キウイ1個っていう可愛いなものの品種で、今それも我々は買わせていただいて、
販売したりとか含めてやらせてもらってるんですけど、
キウイはやっぱり可能性が本当にたくさんあるなと思っていて、
品種の面でも実はいろんな品種があって、
緑と黄色でしょって思われるかもしれないけど、
実はその緑の中にもいろんな品種があったりとか、
その追熟っていう熟し方の加減でも味合いが変わったりとか、
意外とキウイは奥が深いというか、
もっともっといろんな可能性を自分たちのキウイを通して、
いろんな方にお伝えできるんじゃないかなとは思ってますね。
なるほどね。
生産性向上のための研究開発とニュージーランドとの比較
リフルーツが挑戦している研究開発から、今販売までということで、
これを内製化していく。
販売の話を伺ったんですが、研究開発っていうのはどういうふうに捉えてるんでしょうか。
そうですね。日々の栽培の方法も、日々試行錯誤してますっていうことかなと思っていて、
どういうふうに枝を切ると、どういうふうに次の枝が伸びてくるとか、
ここの枝を切った分だけ植物の木の成長じゃなくて、
実の成長に栄養が行くよねとか、そういうスイッチがいくつかあったりするので、
まさに販売をやってるからこそ、こういう味わいだと召し上がっていただきやすいとかっていうことを意識しながら、
じゃあ日々の農作業をどう変えたらいいかなってこともいろいろ実験をしながら、
こっちとこっちだったらこっちのほうがいいよねとかを、
自分たちでいろいろ考えてアップデートしていくみたいなことをやれるといいのかなということを、
日々思ってやってますね。
栽培方法の工夫という点でいうと、
やっぱりニュージーランドと比べると、
耕地面積あたりの収穫量がやっぱり日本ってすごい低いんだってね、
原口さんに教えていただいたんだけど、
その辺の工夫もやっぱりしていく必要あるよね。
そうですね。大体3倍取るんですね。
同じ面積でニュージーランドは今4トンぐらい、大面積で取るのに、
日本の平均が1.2トンから3トンなんで、
やっぱり生産性が大きくニュージーランドのほうが上回ってる。
これは伸び代だと思っていて、枝の配置とか、枝の仕立て方。
ニュージーランドだと斜め上に枝を吊り上げたりとか、
ちょっとキウイの畑を見てもらわないとなかなかわかりづらいかもしれないですけど、
結構いろんなイノベーションの余地というか、進化の余地があると思ってるんで、
そこは新しい技術とか先進的な事例をよく見ながら、
アップデートしているところではありますね。
本当今伸び代っておっしゃったけど、お話を伺っていても、
これはまだまだ何者でもないみたいなところの裏返しでもあるんだけど、
本当伸び代しか考えられないというか、伸び代しか見えないみたいなところがありますよね。
今年の収穫への期待と目標
さていよいよ今年収穫ということなんですが、収穫の時期はいつぐらいでしたっけ。
だいたい10月末から11月に収穫をして、
11月半ばから本格的に販売ができるかなと思っています。
なるほど。これなかなか今夏がめちゃめちゃ暑いというのが影響大きいでしょ。
そうですね。やっぱ雨がなかなか降らないとかは大きいんですけど、
うちの畑の場合は寒水設備、水をやる設備を入れているので、
雨が降らなくても毎朝毎夕、涼しい時間帯に水をかけたりとかはできるので、
本当に今年ちゃんとおいしいものが取れるようにここまでも積み上げてきたので、
しっかりこのもちろん夏とか台風とかいろんなハードルがまだあると思うんですけど、
乗り越えていきたいですね。
本当に山の方へ上がっていくと、昔から皆さんが山ってきた地域の神社とかあったけどさ、
本当にそういうところに行ってお願いしたりとかさ、そういう世界っていうのはあるよね。
やれること全部やってって感じですね。
そうだよね。楽しみだね。今収穫量どのくらいの感じでいるんですか?
そうですね。今年の目標で大体2トンちょっとぐらいは取りたいなと思ってますけど、
本当に無理せずですね。やっぱり木自体が大きくなっていかないと、
今年頑張って取りすぎちゃったら来年取れないみたいになっちゃうんで、そこは無理せず。
ようやく最近新しい今年の芽が吹いて、枝が出始めようとしているくらいなので、
ちょっとその様子を見ながら考えていきたいなと思います。
そうですね。はい。次週もまたそれも含めて詳しく伺いたいと思います。
どうもありがとうございました。
ありがとうございます。
16:22
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