1. 飛鳥山の窓から -TOKYO NORTH MOVEMENT-
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2024-09-26 14:59

#10-4 創業130年を超える山野楽器がこだわる「お店づくり」とは?(ゲスト: 山野政彦さん)

【今月のゲスト】

山野楽器代表取締役社長 山野政彦さん


【今月のトークテーマ】

創業130年を超える山野楽器がこだわる「お店づくり」とは?



東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。


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TOKYO NORTH MOVEMENT 飛鳥山の窓から
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。
株式会社山野楽器代表取締役社長、山野政彦さんをお迎えしての今月の飛鳥山の窓からだったんですけれども、いよいよもう最後になっちゃいました。どうぞよろしくお願いいたします。
先週はですね、銀座ギターガーデンについてお話を伺って、ここをある意味ギターの聖地にするというような思いを僕は伺ったように受け取ったんですけれども、
私、先日山野さんのお店に行かせていただいてですね、非常にお店づくりが改めて拝見して、楽しいな、面白いな、青春山野さん見に来てください、遊びに来てくださいっておっしゃったじゃないですか。
はい、申し上げました。
僕は全然サキソフォンもやらないし、トランペットもやらないけど、あのフロアに行っただけでなんかすごく楽しいっていう感じがしたんですよね。
ちょっとお店づくりについてお話を伺いたいんですけれども、今、銀座のビルの構成は3階から7階までが山野さんというんですね。
3階が何でしたっけ?
3階が弦楽器ですね、バイオリンとかチェロとか、それプラス楽譜、音楽書籍ですね。
なるほど。そうか、3階だったんだ。あのね、書籍のところが僕面白いなと思って。
なるほど。
本屋さんにはないというか、本屋さんでも音楽書籍のコーナーとかってあるわけですよね。
でもあるんだけど、だから我々も勉強するとか読みたいなと行くんですけど、山野さんのところに伺ってですね、
僕ジャズ好きなんだけど、ジャズのところ見て、すごくなんか随分こだわってるなっていうな。
戦前の復刻版みたいなものがいきなりあったりとか。
そうやって思って見てみると、それぞれにすごいこだわりがあるなって感じなんですけど、専門の方とかいらっしゃるんですか?
やっぱり詳しい人間いますね。それと、もちろん音楽書籍もそうなんですけど、あと楽譜ですよね。
面白いのは楽譜は、例えば同じクラシックの曲にしましても、出版社によって微妙に違ったりするんですよね。
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もっと広げてしまいますと、本当に今度は輸入楽譜。
やっぱりなかなか日本で輸入楽譜を手に入れるというところが少ないと。
ですから、うちはそういった意味ではすごく固定客のお店がついておりまして、本当にここでしか買えないんだっていう、そういうものがありますね。
それはやっぱり昔からの特定の諸外国の楽譜屋さんとのルートがあるから手に入るみたいなものなんですか?
それもありますし、あとはどんどんその時その時でいろんなところにチャンネルを合わせてやってる。
探しに行くっていう、こっちから攻めていくみたいな感じ。
とにかくそういう楽譜だったら山野さん行けばあるんだっていう冒頭の話もございましたけれども、期待に応えようっていうことが充実につながっている。
その結果ですね。
それから面白いのは小物とか、たぶんこれは一般の人もご存知かもしれないけど、スヌーピーのシリーズと音楽を組み合わせたようなハンカチが12種類あってということで。
こないだうちの神さんも一緒に行ったんですけど、うちの神さんスヌーピー大好きで、とりあえず2種類だけ買ってました。
ありがとうございます。
全部欲しくなっちゃうんだけどって言いながら。
全部で12種類なんですね。
そう、12種類なんですよ。
その他にもそういうものがあって。
それからちょっと伺ったんですけど、今腕時計式のメトロノーム。
セイコーのですね。
セイコーさん和子さんのお隣なんですけど、山野さんで。
しか買えないんです。
いわゆるオンラインショップ的な売り方を和子さんはされてるんですか?
まったくされてないんです。
やってませんね。
弊社の銀座の本店の3階と、あと今西宮の弊社の西宮ガーデンスの店だけでしか買えない商品なんですね。
だから本当に僕は楽器ができないっていうことの逆で、そんなちょっと細かいところでしか目が行かないってなるんですけど。
それもすごい素敵な話があって。
たぶんこれからそういういろんな音楽周りのものが出てくるもののセレクトショップ的な要素っていうのはですね。
銀座の山野さんに行けば買える、行かなきゃ買えないみたいな品揃えも面白いですよね。
それは本当に考えていまして。
今先ほど出たスヌーピーのハンカチタオルっていうんですか。
タオルっていうか。
あれもあの絵柄がまさに楽器と一緒に12種類。
あれも弊社でしか買えない商品なんですね。
前世から前世から。
ですから今インバウンドで海外からいろんなお客さんがいらっしゃっている。
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ちょうどお土産に買われている方が多くいらっしゃる。
そうですよね。値段的にも本当にお土産にはぴったりだなというふうに思いましたけど。
そうなんですか。山野さんでしか買えない絵柄だとかっていう。
ですから先ほどのセイコーのメトロノームウォッチですね。
もううちでしか買えない。
要するにここでしか買えないという、そういう商品を集めたいなと考えているんですね。
それは本体の楽器のところもある意味同じっていうことなんでしょうかね。
まあでも楽器ですとなかなか独占というのは難しいもんですから。
どうしようとそっちの小物とかになってしまうんですけど。
でもできる限り弊社でしか買えないという楽器も扱っていこうということで。
金管楽器のところなんかを拝見したら有名なプレイヤーの選定品っていうのがあって。
プレイヤーの顔写真がついて選定品って大きく書いてあるのがありましたよね。
ああいうのなんかもやっぱり、多分金管ですから何本か作られた中で、
これが一番吹きやすいとか一番いい音が出るとかっていうのがいろいろあるんですけど。
でも僕、あまり日本中の楽器屋さん見に行っているわけじゃないのでわからないんですけど。
こういうふうにやっているんだなと思ってちょっと感動したんですけど。
ありがとうございます。今3階の話ですとね、原楽器は例えばイタリアのクレモナというのが
バイオリン工房がたくさんある。そのクレモナの中でもとにかくトップクラスの職人さんがいらっしゃると。
もっと言ってしまったら、バイオリンの演奏ではなくて、職人さんのほうのコンテストで
世界ナンバーワンになった方が作るバイオリンは3階の弊社でしか買えないという契約になっています。
ですからやっぱりいいものを提供したいという思いでやっておりますので、
そういったいい商品をどんどん提供したいなというふうに思っております。
やっぱりそういう商品を扱っておられるというのは、例えば当然値段も高くなるでしょうし、
我々が買えるものではないかもしれないんですけれども、
だけどそういうものの目利きがあるとか、そういうテイストを持って普及品も選んでくださっているとか
やっぱりこれブランディングにつながっていく話ですね。
ですからそれができる人間がいないとできません。
ピアノの売り場も本当に素晴らしいピアノがたくさん並んでいるんですけれども、
ちょうど私が通ったときに、中学生ぐらいの女の子さんとお母さんが
山野佳紀さんの専門のアドバイザーとお話をされていて、
私ずっと上まで上がって、そこ通って、またちょっと下からもう一回上がったんですけど、
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ずっと20分ぐらいですかね、ずっといろんなやりとりを。
すごく熱心にポーンと音を出してポーンと。
20分前と20分後と違うピアノの場所にいて、そこでポーンと音を出してポーンと。
違うでしょうみたいなことをやっているわけですよ。
内容はもちろん僕はさっぱり分かりませんけど、
その方のだいぶベテランの方だったように思いますけれども、
スカウトしてきて何十年かの人を連れてくることはできるかもしれないけれども、
でもあの空気感みたいなのは絶対出ないな。
あれもやっぱり、ああいう人たちがいればこうやって回って見ていて、
30万円ぐらいの電子ピアノを買う人でもすごくいい買い物をしたっていうような、
そんな感じを受けるなって思ったんですよね。
ありがとうございます。
ますます期待をしたいと思います。
ありがとうございます。
さて、いよいよお時間も短くなってきましたので、最後にちょっとお話をしたいと思っているのは、
どうですか、これからの山野楽器、次世代につなげていくという中で、
音楽業界の未来とかどんなふうにお考えですか。
そうですね、これはもう、例えば10年後どうなっているかということが分かる方がいらっしゃいましたら、
私は直ちに社長を交代したいと思います。
やっぱりそういう分かっていらっしゃる方がいらっしゃれば本当にいいんですけど、
でも多分世の中誰もいないんじゃないかと思っているんですね。
10年後どうなるよって。
ですから一言で申し上げますと、どんな未来が来てもそれに対応できるだけの、
強靭な体質を作っておくということが大事じゃないかなと思うんですね。
例えば人口が減るとかいうのは、当然ただ統計的に考えて、
今何パーセントの人が楽器を弾いているから人口が減っていっちゃうとこうだよねみたいな、
ネガティブに見ようと思えばいくらでも見れると思うんですけど、
そこに対してはどんなお考えですか。
いやもう本当にですね、たとえ人口が減ろうとも、
音楽演奏、楽器演奏人口を増やすことは可能だと思っていますから、
例えば音楽教室で申し上げますと、
昔子供の音楽教室というのが当たり前だという昭和の我々の時代からありまして、
だからその時の印象というのがすごく強いと思うんですよね。
どういうことかと申しますと、やはり楽器は子供の時から始めるものだという、
ピアノなんかもそうですけど、
でも決してそうじゃないと。
何歳からでも楽器を始めることができるんだと。
ですから昔の日本人の全人口に占める楽器演奏人口の割合ですよね。
というのは大人から始める人が増えれば増えるほど、
最終的にはその楽器演奏人口に占める割合というのが必ず大きくなるはずだと。
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大きくなるはずだと。
ですから少子化というのは分かっていますから、
だったら子供も大事ですけど、
でもメインターゲットは大人だと。
今、人生100年時代と言われていますけど、
長くなった人生を、
いかに楽器をやって楽しく過ごしていただけるかということが、
我々が目指すべき道じゃないかなと思っているんですね。
それはどういう変化があったとしても、
それだけはブレないでいられると本当に信じています。
一番最初の回にお話が出ましたように、
やっぱり山野さんの理念として、
音楽というものの楽しさというものを広めていく、
そしてそのことに貢献していくという、
そこがブレなければ、いかようにも対応ができるということなんですね。
そういうことですね。
それはやっぱり考えてみれば、
明治からスタートされている山野楽器さんにとって、
いつもどこかしらで1台につき1回や2回は、
多分ピンチがあったと思いますし、
それから山野社長にとってはどうでしょう、
コロナ禍だってピンチといえばピンチだとも知れませんし、
でもさっきいろんなお話が伺ってきましたけれども、
ピアノに再び目覚めたのは、山野さんにとってはコロナ禍ですよね。
そういうことがあるので、ざなえる縄の如しといいますけれども、
明るい面もあれば暗い面もある、
より広く構えて対応できるようにという姿勢というか。
そうですね。
いずれにしても楽器演奏事故が増えれば、
小島社長のところとももっと連動できますので、
我々にとりまして。
本当に私どもも音楽マンションというものを手掛けるようになってからは、
本当に音楽業界の片隅にいて、
そういうことに対して貢献できればと思っておりますので、
これからもいろいろご指導いただければと思います。
とにかく音楽の強みは、世界の共通言語だというところでしょうかね。
間違いないですね。
世界に羽ばたく山野楽器に向けて、
ますますご健康で頑張っていただきたいと思います。
どうもどうもよろしくお願いします。
こちらこそ。
今回ありがとうございました。
ありがとうございました。
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