2025-08-20 40:03

S1-03 [対談+光編] 5000坪の空き家を買ってゲストハウスを作る (石濱さん HAMAYA)

ローカルダイバー_01:⁠⁠
石濱 和宏さん (長野県 池田町)
https://www.instagram.com/kazuishihams/
広地区の現状と可能性/地域全体の土地活用 / 味噌・醤油小屋計画 / 循環型コミュニティの構想 / 伝統と資源の継承 / 共同作業による地域維持 / 地域資源(木材)の活用 / 地区自治会の強力な連携 / 農家民宿 / 豊かさの再定義と変化 / 最終目標と原風景の維持 / 地域維持の原動力 / 今後の目標 / 意識の芽生え / 田舎暮らしの生活費と自給自足 / 広津地区の豊かな自然と景色の魅力 / 体験プログラムの可能性
ーハッシュタグー
#ローカルダイバーズ
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ーパーソナリティー
前原 誉宜 兵庫県出身 ポッドキャスト制作者+地域おこし協力隊 
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ー各種リンクまとめー
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※OP映像には生成AIを一部使用しています。

サマリー

地域活動家の石濱和弘さんが、5000坪の空き家を購入し、ゲストハウスを創るプロジェクトについて話しています。彼は地域住民とのコミュニケーションを重視し、味噌醤油小屋の建設を通じて地域の活性化や雇用の創出に努めています。石濱さんは、このプロジェクトを通じて地域との関係性や子育ての課題、豊かさの概念について深く考えています。また、地域の歴史や思い入れの重要性にも触れています。このエピソードでは、石濱さんが5000坪の空き家を活用してゲストハウスを作り、その地域にどのように貢献しようとしているのかについて語ります。特に、コミュニティの協力や持続可能な生活の重要性、北アルプスの景観を意識した環境整備の計画にも言及しています。石濱さんは5000坪の空き家をゲストハウスにする計画を話し、地域の美しい星空や地元の伝統文化に関連した活動を提案しています。

地域活動の紹介
スピーカー 2
地域に潜るドキュメンタリー ローカルダイバーズ
この番組は、地域に深く潜り込み、活動している地域活動家
ローカルダイバーの活動を記録していくドキュメンタリー番組です。
こんにちは、長野県池田町在住のポッドキャスト制作者の前原隆典です。
今回は、前回の闇編に引き続き、同じ池田町に住んでいるローカルダイバーの方に話を伺っていきます。
ゲストハウスAMAYAを運営しています、石浜和弘さんです。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 2
前回どっちかっていうと、闇じゃなかった。めちゃくちゃいい話になって。
僕の考え方、石浜さんと僕の考え方の違いがすごいわかった。
闇を光に変える。めっちゃ地域の希望やなと思いながら聞いてました。
なので、ここからまたもう一回ゲストトークで対談として、今回また光編をやっていきたいと思います。
このコーナーでは、地域に潜り込んで見えた希望の光や熱意を持って取り組む活動について話していただきます。
広津地域の状況
スピーカー 2
なので、もうどんどん石浜さんの特性にもっと希望の話を聞けたらと思うんですけど、
ちょっと僕の特性になっちゃうんですけど、言ったら課題いっぱいあると思えばあるじゃないですか。
スピーカー 1
あります。
スピーカー 2
広津地域は今何人ぐらい地区住んでらっしゃるんですか?
スピーカー 1
34世帯です。
スピーカー 2
34世帯って言うと何人ぐらいですか?100人?
スピーカー 1
たぶんいないですよね。34×2としたって、たぶん子どもいる家っていうのはほとんどいないので、
×2したって68でしょ。
で、2人で住んでる家もないから、そうするとたぶん50前後じゃないですか。
スピーカー 2
50人ぐらいなんですね。
そうか。僕のそういう闇を見ちゃう性質からすると、大丈夫なのかなって思ったりするんですけど、
ただ、ブルーオーシャンといえばブルーオーシャン。いっぱいできることがある。
打席に立てるっていう名はあると思うんですけど、そこら辺で言うと、この広津地区を選んでみて、
ここいいなというか、これはもっとできることあるんだろうなとか、そういうのありますか?
スピーカー 1
僕がこの買った場所だからっていうのもあるんですけど、
ここ斜面に家が4軒あって、僕以外に2軒住んでます。
2軒の方とも交流をもちろん持って、コミュニケーションも取れてるので、
そのことによって、自分が買った土地だけじゃなくて、ここ全体を活用していいよっていうように言われるようになったので、
それはすごく大きいです。
だから自分自身が使いたいと思った土地をどんどん、
賃貸じゃないけど、そういった形で使っていいよっていうふうに言われてる状況です。
なので実際、お隣さんの土蔵はここの土蔵よりもっと程度が良くなっているので、
そのお隣さんの土蔵を使って、味噌醤油小屋を作ろうという計画もしてます。
なぜ味噌醤油小屋を作ろうかっていうと、それは宿業にも絡んでくるんですけど、
味噌と醤油っていうのは1年に1回作るっていう形になるので、
それを1週間ぐらい工事の管理とかするってなると、
泊まり込みだったりとかっていうふうにしなきゃいけない部分があるので、
それを隣に味噌醤油小屋を作ることによって、自分のところにも泊まりながら管理もできて、
毎年同じ時期に来るっていうことができるっていうことで、まずそれを考えてます。
しかも、味噌醤油小屋を作るっていうことによって、
お隣さんは水道の職人さんで、一番上は大工さんだったんで、
高齢の方ですけど、そのことによって雇用も生まれるという形になると。
そういうことによって、プラスアルファはここには杉がたくさんあったりとか木がいっぱいあるので、
これを切った材料で直したりとかっていうのも考えているので、
そうすると環境整備にもつながるっていう部分もあって、
もう全てが循環するような形になっていくかなと思ってます。
味噌醤油小屋の計画
スピーカー 1
しかも、お隣さんとかもそのことによって、いろんな人が来ることによって、
やっぱり張り合いができるっていう部分も出てくるので、
全てがうまくいくかなっていうのと、共感を持てていただいているので、
すごくみんなにとってすごい光が出ているのかなっていう気はします。
スピーカー 2
賃貸っていうのは石山さんが借りるっていう意味ですか?
それとも他の人が借りるってことですか?
スピーカー 1
それは両方OKをもらっていて、自分が活用したければ、
お隣さんだったり一番上の方の誰かの土地に借りるっていう場合は、
僕でもいいですし、他の方が借りるでもいいっていうことを全然言われてます。
スピーカー 2
すごいな。ごめんなさい、醤油とか味噌とかめちゃくちゃ興味があるんですけど、
あれは土蔵、蔵の中じゃないとダメっていうのは何か理由があるんですか?
スピーカー 1
だいたい味噌と醤油っていうのは2月、3月ぐらいに作るんですけど、
その後に保管するってなると、やっぱある程度温度管理というか、
熱いところではダメなので、もともとここは味噌と醤油を自分たちのものは自分たちで作っていて、
土蔵の中に味噌小屋っていうものをちゃんと設けてたっていうことを歴史としてちゃんと残っているので、
それを作る道具まであるっていうのがわかるので、
それをちゃんと復元じゃないですけど、それを後世にもっていうので、
話を聞いたからなおさらやることがいいのかなと。
しかも畑がたくさんあるので、大豆だったりとかっていうのも将来的にはその敷地で作るものに関しては作れるようになれば、
より良いかなっていうところまでありますけど、
有害長寿とかの件もあるので、できるかどうかはわかんないですけど、
ただ、やるっていう希望があることがいいのかなと思ってます。
スピーカー 2
すごいな。その昔は大豆も育ててた?それともどっかで仕入れてきて作ってた?
スピーカー 1
育ててました。
スピーカー 2
全部地産地消というか。
スピーカー 1
っていう地域なんです。
地域なんです。
スピーカー 2
でも、そっか。
自分がいる地区というか住んでるブロックだと、
全部協力も得られるようになっているし、
さっき幕間で言ってたやつで、草刈りとかも分担ができるって話でしたもんね。
スピーカー 1
そうですね。草刈りに関しても、
5千坪あって、全部自分一人でやるっていうのは不可能なことだと初めから思っていて、
僕は購入した時点で、いろいろこうしたらいいっていうのを考えてはいたんですけど、
やはり限界があって、
ただ、お隣さんから労働力を行き来するっていうのも一つだよっていう話を受けてて、
その中で、今年なんかはお隣さんが草刈りやるって言った時は、
そのお隣さんの草刈りを3人で一気にやることによって、
午前中で広大な草刈りができると。
それを、今回は休みだから自分地やるとか、お隣さん地やるとかっていうのを日程決めながらやることで、
分担しながらっていう形でうまくできるかなと。
特に一番いいのは、自分一人でできるところっていうのは、
もちろん自分でやればいいんですけど、
ここめんどくさいなっていうところに関しては、
3人でやることによって、やっぱり人がやってるとやらなきゃいけないっていうことで、
モチベーションも変わってくるので、そこは3人でやってて大きいかなって思いますね。
なんだろう、僕いいなと思ったのは、
すごい御所というか、本当に自治、自分たちでそこをどうにかしていくっていうのがすごい見えて、
スピーカー 2
僕同じ池田町ですけど、どっちかっていうと平場の方なんですよ。
で、僕住んでるのは賃貸物件なので、そんなにそういう草刈りがあったとかっていうのもなく、
なんか早く僕も家見つけたいなっていうのがすごい思いますね。
多分見てる人、インスタグラム、石山さんのインスタグラム見てほしいんですけど、
さっき杉の木あったっていうのは伐採されてたじゃないですか。
あれも近くの方です?そういうことですか?
スピーカー 1
杉の木に関して言うと、ある程度の大きさになると、
やっぱ森林組合の方にお願いして伐木してもらったっていうのはあります。
それも普通だったら、例えば本当のプロの方を呼ぶってなると、
それなりの価格帯が決まってるんですけど、
ここの、たまたま僕も恵まれてるところは、
この同じ集落の中に森林組合の人がいるので、
お隣さん価格っていうのがありまして、その中でやるという形であります。
プラス、そこの森林組合に勤めているので、
僕は討伐してもらった杉の木をそこの森林組合に出して、
加工をしてもらって、その加工をした建築資材で、
この建物を直せるっていうのはより良いことかなと思ってます。
スピーカー 2
すごい。何だろう、それ斜め上行ってますよね。
すごいな、自分の育てた作物で醤油だったり味噌つければ、
何か想像はできたんですけど、自分の敷地内の木を切って、
それを家の材にする。
もうそこも地産地消レベルじゃないですか。
スピーカー 1
そうなんです。それが格安っていうか、
多分集落の人自身がそういうことをやっぱりやることに対して、
協力的っていうのはすごく大きいと思います。
スピーカー 2
いいですね。それはこの広津地区だからって感じです?
スピーカー 1
他の池田町の自治会の仕組みだったりとかっていうのが
僕はわからないんですけど、ここの自治会に関しては
意外と横の連携というか、
団結力というのはすごく感じられるかなとは思ってます。
スピーカー 2
それは感じるっていうのは何て言うんでしょうね。
具体的に言うと話をすごいする機会があるとか、
何か悩みがあったら聞いてくれとか、紹介してくれとか、
そういう感じですよね。
スピーカー 1
悩みがあったら紹介してくれますね。
例えば先ほどの話に戻っちゃうんですけど、
杉の木をこんな大きい杉の木切りたいって言ったら、
誰々さんがいいよとか。
今年僕狩猟免許取ったんですけど、
狩猟免許取ったら療養会どうすればいいですか?
誰々さんいるから、療養会の今服やってるから、
その人に聞きなとか。
あと同じ集落の中で、
新種銀条豚っていうのを作ってる方がいるので、
それを食べたいなって言ったら、
地域との関係性の探求
スピーカー 1
もう直接この人だから紹介するよとかっていうのもあるので、
それに関しては、外部というか池田町の下の方っていうか、
中心街の人よりか、極力自分たちの自治会の中で、
こういう人頼ればいいよっていうのを紹介してくれるっていうのは、
連携取れてるのかなと思います。
スピーカー 2
それ聞くと多分平場の方は意外に田舎じゃないんだなって思いました。
連携の密度が違うというか。
面白いですね。
ひろつの方が自分らしく生きれそうな感じがすぐとイメージつきましたね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
ちなみに子どもとかもこのひろつ地区には何人かいるんですか?
スピーカー 1
何人かいるんですけど、これは僕の考え方ですけど、
ひろつでやっぱり子育てするっていうのは、ちょっと難しいかなと思います。
それはなぜかっていうと、ひろつに限らず交通の便を考えてしまうと、
どうしてもここには朝と夕方しかバスが通らないので、
父親だったり母親が送り迎えとかするっていうのが必須になってくるので、
そこを考えると小さい時からここに住まわせるっていうのは、
ちょっとハードルが高いかなっていうのは正直感じます。
だからその子たちとも接するっていうことがないので、
今のところ、その子たちが果たしてここで本当に幸せだったり豊かな生活してるかっていうのは、
まだ話もできてないし、会ってもいないので、
その辺は僕もちょっと興味があるところかなっていう。
スピーカー 2
確かにハードルはありつつも、もし関われるんだったら住むわけではないかもしれないけれど、
こういったところでそういう助け合いだったりとか、
いろんな情報が交差してるっていうのを体験してもらうのはいい機会ってことですね。
スピーカー 1
そうですね。こと池田町で言うんであれば、
子供が小さい時は中心部に住んでて、
こっちに来れる機会があるなら、小さい時からそういう子供たちを連れてくることによってこっちの良さも理解すれば、
両親もそうだし子供たちも大人になった時にこっちに来る可能性も出てくるのかなっていう部分があるんで、
そこはその状況に応じて場所っていうのをちゃんと住み分けるっていうことをすればいいのかなって僕は思いますけどね。
スピーカー 2
あと、授業とかでも僕の時ありますけど、自然学校とかそういうの自治会単位なのか、
全然個人であってもいいとは思いますけど、そういうのなんだろう。
散財のイベントだったりとか子供向けだったりとかって考えたりすることってあるんですか。
スピーカー 1
ここの宿自体を農家民宿っていう形で申請するつもりなので、
そういうことにすることによって受け入れっていうのを将来的にっていうか仕組みができるんであればやりたいなと思うので、
豊かさの再考
スピーカー 1
普通の宿泊業で許可を取るんではなくて、農家民宿っていう形で許可を取りますので。
スピーカー 2
子供らのことを何で聞きたいかっていうと、僕自体が田舎で、ここまでの田舎じゃないですけど、選択肢なかったんですよ。
中学、高校、大学は選びましたけど、仕事とかっていうのも結局都会に出て働いて、
田舎でもっと生きる選択肢があったら、ここに残って何でもできるなって思ったら、ここにいるのかなとか、
その中で都市に行くこともすごく意味があることだと思うんですけど、もっと選択肢を増やしたいなって思う中で、
石浜さんの中でこういう選択肢もあるんじゃないとか、こういった生き方はどうみたいなのを都市に住んでる人とか、
今から育っていく人にこういうのいいんじゃないみたいなんて、なんか提案できるような生き方、豊かさというか、
そういうのをちょっと聞いてみたいです。
スピーカー 1
僕自身田舎に住もうと正直思ってなくて、
僕自身正直年収がいくらぐらいあればいいかなと思って生きてきたんですよ。
ただ、ある一定、独身だからっていうのもあるかもしれないんですけど、
ある一定の、例えば家、持ち家、注文住宅で持ち家を持って、車も好きなものを乗って、食べたいものを食べる状況になった途端に、
別にこれって本当の豊かさかなって思った。
その思った時に、登山も含めてやるようになって、自然と触れるようになって、別にお金なくてもいいじゃんっていうふうになったんですよ。
スピーカー 1
そのことによって心の豊かさが出ると、自然と別にストレスもなく生活できるようになる。
それが心地よさになってきたのでっていう部分ですかね。
だから、お金イコール幸せかっていうのは、どっかの年齢だったり生き方によって変わってくるんじゃないかなとは思います。
スピーカー 2
確かに僕もある時期を境に変わったというか、さっき石山さんおっしゃってたように、確かに年収このぐらいみたいなのはそこを目指してやってたんですけど、
なんかある時ふと気づきますよね。
で、それすごい思うのが、これを大学生とか中学高校の時に気づけてたらもっと良かったのにって思うと、
スピーカー 1
それは同感です。
スピーカー 2
そこってどうやったら早くたどり着けるんだろうっていうのがすごい思うことがあって、難しいのかな。
なんかそういうふうなことを言うのか体験することで感じてもらえたら、すごく子どもたちのためにというか次世代のためになるのかなと思いつつ、全く思いつかなくてちょっとふと聞いてみたんですよ。
スピーカー 1
早いか遅いかは別に、僕はいいと思うんですよ。
僕、これをやろうと思ってたのは本当は55とか60ぐらいの定年ぐらいっていうイメージを持ってたんです、実際は。
だけど、早まった理由っていうのはコロナだったりとか、そういったきっかけがあったからであって、それがなければ多分定年後とかそういった形でやってた。
だけど、今実際46でやってみて、体動く状態でこれができたので、僕はすごい良かったから、ここに泊まりに来たりとか来た人と話した中で、子どもだったりとか大学生だったりとか話した中で、それをいいと思ったら早くやればいいし。
そうは思っても、ちょっと一旦躊躇するようだったら、都会とかそういう年収稼ぐっていうのも一つの選択だから、別にスピード勝負ではないのかなとは思うから。
スピーカー 2
そっか、僕の問題かな、早く気づけてたほうが良かったなっていうのがあったんで、そっか、そうですね。でも面白いな。
なんだろうな、豊かさっていうのが30入ってぐらいがすごいテーマにはなってきてて、その都会に今いる方もおそらくマンションを買って、中にはタワーマンと呼ばれるような結構景色のいいところに住み、
高層階のオフィスビルで仕事をしてみたいな人もいるとは思うんですけど、僕はタワーマンじゃなかったですけど、高層ビルで仕事をしてる中で、なんだろうな、豊か、なんか目指してたのに、目指してたとこにたどり着いた途端、これは本当に豊かなんだろうかみたいになってきて、ただただ数字に追われるみたいな状態で。
なんなんでしょうね、その豊かさっていうところで言うと、田舎にいた方がすぐたどり着けたのかな、スピード勝負じゃないっていう話ではありつつ、どういう生き方をこの街だったらできるのかなみたいなのがイメージできたらいいなと思っていて。
スピーカー 1
僕の中では、ここはあくまで宿業、シェアハウスを起業して、それなりの生活ができるようにする。僕は儲けるっていうよりか、生活できるようにする。
僕の最終的な目標としては、ここに泊まったりとかシェアハウスで関わった人が、僕より若い人が原風景を全部保つような方にもう経験を譲るっていうのが僕の最終目標です。
歴史の継承
スピーカー 1
それができれば僕の役目は終わりだと思っているので、実際そこまでできればもう120点満点です。
スピーカー 2
じゃあ、もう自分が現役から外れる前にそれができたらもう達成。
スピーカー 1
そうです。あくまで仕組みづくりが今、仕組みだったりとか、ここを保つっていうためにのお隣さんだったり、一番上の方だったり、自治会の人がいる間に歴史を僕が聞いたりとか、そのことを引き継いで、それを自分なりにですけど伝えられるようなことがここでできれば、
ここの原風景、やっぱり来た人がみんなもう一回来たいと思うような空間なので、そこが保てればいいかなとは思ってます。
スピーカー 2
ちなみにやっぱりさっきの歴史とかもどんどん恒例になっていくと風化するというか、聞けなくなっていくので、僕もこういうので歴史の話とかも聞けたらすごい嬉しいなと思いつつ、
言うとここをさっき、この土地を買って維持したいっていうのはおっしゃったんですけど、その維持したいっていう原動力って何がつきおくかしてるんですか?
スピーカー 1
原動力。原動力はここに住む方の思い入れが強いことかな。
だからお隣さんとかとも話をしていて、やっぱり原風景を保ちたいから、変な話、草刈りするのもしなくたって、ぼうぼうであっても別にいいわけだけど、やっぱりここが好きだから綺麗にしておきたい。
草刈りっていうのも敷地内だけじゃなくて、ここまでたどり着く道もみんなで綺麗にするっていうのも含めて、やっぱりここが好きなのかなっていうのが伝わるので、それはやっぱりそのまんま続けていかなきゃいけないことかなっていうのは思います。
シェアハウスで入ってきた人たちだったりとか、草刈りを春と秋やるんですけど、もし宿に泊まってる人も手伝っていただけるんであれば手伝ってもらって、その後ちゃんとみんなでバーベキューみたいなのもやったりとかするので、そういうのもすごくいいことかなと思うので、そういった意味でみんなでここを整備していくっていうような形で、やっぱり思い入れをそのまんま引き継ぐっていうところが一番重要ですかね。
スピーカー 2
その思い入れを引き継ぎたいって思ったのは、すごいいろんな話というか、ここで何が起こってっていうのを聞いて心が動いたっていう感じですかね。
スピーカー 1
そういう感じですね。買うまでは正直、宿業やるっていうだけと、あと景色が綺麗っていうだけだったんですけど、近所の方と話したりとかっていう中で、そういう思いは深くなったのかなっていう感じはしますよね。
スピーカー 2
本当に石山さんの人となりもそうですけど、すごくここにいる方は生きてるなっていう感じがします。
さっきのもう一つ経験を渡すみたいな話があったじゃないですか。
ゲストハウスの運営理念
スピーカー 2
いろんな方法が多分あるかなとは思うんですけど、言うと、分散して権利を持ち合ってここを維持するみたいな経営者というか、頭が一人というよりかは、いろんな人が分散して権利を持って、
みんなで報酬をシェアし合って、あるものもシェアして、そこまで自分一人の資産でなくても運営していこうっていう方法もあるのかなと思って、その中で経営権を渡すっていうのは別の人、個人、一人に対して渡すみたいな、そんな考え方ですか。
スピーカー 1
それはあくまで一人に渡さないと、何人も合同会社だったりっていう部分だと圧力が生まれちゃって、自分はこうとかっていう部分が、いろんな人が経験を持っちゃうと複雑になりすぎちゃう部分があるので、僕も組織で仕事をしてきたのでそれはわかっているので、あくまで全体を見る人は一人でなくてはいけないかなっていうのは感じますね。
スピーカー 2
ちなみにそういう候補の人っているんですか、今。
スピーカー 1
まだいません。
そうなんですね。
まだいません。
だから、僕、先ほども言ったんですけど、ここに住んでくれて、僕が見てて、ここ本当にいいと思って、ここに情熱を注げるような人を、僕の目で見た人じゃないと譲れないっていう部分があります。
スピーカー 2
じゃあ、浜屋が始まってからいろんな人が来て、その中で。
スピーカー 1
候補者を探すと。
スピーカー 2
もしよかったらみたいな感じで。
それもすごい道は長いけど、すごい楽しい。
スピーカー 1
楽しいんです。
スピーカー 2
さっき自分が現役しりぞくまでがそれが目標という感じだったと思うんですけど、今後の5年10年とかってどういうことをやりたいとかってあるんですか。
スピーカー 1
5年10年。
スピーカー 2
例えばこの1年とかでもいいんですけど。
スピーカー 1
この1,2年でいくと、やっぱり畑、果樹、山林含め、やっぱり手つかずだった部分が多いので、ここのまず環境整備っていうのをきれいにしたいなっていうのはあります。
それは自分の敷地内だけじゃなくて、このお隣含め、それがどんどん大きくなることによって、もっと来たいって思ってもらえる人が増えると思いますので。
その中で、例えばこの木を切れば、北アルプスのこの山が見えるっていうところは多々あります。
ただ、杉の木が伸びすぎちゃったりとか、切る人がいなかったりとか、そういった部分があるので、そういったところを今実際、わかってる人に聞かないといけないので。
その情報を集めながら、やれることを早めにやっていかないと、北アルプスが見えるものも見えなくなってしまうので。
スピーカー 2
確かに、売りが。
スピーカー 1
そういった部分は、ここ5年以内にはやっていきたいかなと思います。
スピーカー 2
じゃあもう、この市山さんが買った土地のことだけっていうよりかは、もう地区全部、もうみんなで人が楽しみに来れるとか、住む選択肢になるっていうところを目指してるんですか?
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
そこらへんって、道みたいなのは多少見えてきたんですか?
スピーカー 1
でも、遠いところはぼやーんとで良きと思ってて、ある程度できたら、そこをより具体的にっていうのを極力早めに具体化していけば、それは自ずとうまくなっていくのかなとは思ってます。
スピーカー 2
じゃあ、5年だとそこらへん、北アルプス見えるようにとかで、ちょっと先ですけど、10年後とかってどうです?
スピーカー 1
10年後はどうですかね。ここの人口が少し増えるようになってればより良いんじゃないですか。
広津の移住者が増えるみたいな感じになれば、やってきた意味があるのかなっていうふうには思います。
とか、ここでやったきっかけで、広津だけじゃなくて池田町に人が増えるっていうことになればより良いんじゃないですかね。
スピーカー 2
そこの中で、町のためになったら良いっていうふうな思いになるのって、最初からです?
スピーカー 1
最初からではないです。
スピーカー 2
そこにすごいたどり着くのに、僕結構時間がかかってて、まだ道半ばって感じで、町のためって思えるのって何がきっかけだったんだろうなぁと思って。
スピーカー 1
やっぱりどうなんだろう。近所付き合してじゃない?
スピーカー 2
人の顔が見えて。
スピーカー 1
人の顔が見えて、自分はここで生まれ育っててもなんでもないから、正直思い入れっていうのは、買った部分だけの思い入れだけですけど。
近所付き合いで話しとかしてる中で、やっぱりここは残していかなきゃいけないなって思った時から、やっぱりそれがどんどん派生して、町にっていう思いになってきたのかなとは思いますけどね。
自然環境の整備と未来の展望
スピーカー 2
じゃあ、なんか町って結構主語が大きくなりがちですけど、そこにはまあ、なんて言うんでしょうね、自分の顔が見える親しい人の立ちがっていうのがある感じですかね。
スピーカー 1
大きいかな。
そっか。
スピーカー 2
ってことは僕はまだその親しい人が少ないのかもしれない。
あとちょっと野心的なのかな。
スピーカー 1
面白いな。
スピーカー 2
そっかそっか。
あとはちょっと生活面の話。
はい。
前回のやつで、白馬に出稼ぎとかアルバイトみたいな。
スピーカー 1
アルバイト、はい。
スピーカー 2
っていうのはあったと思うんですけど、やっぱりその田舎で暮らすっていう中での豊かさの一番上には置いてないものの、やっぱりお金っていうのが僕もネックだったりするので、やっぱそこが結構ネックなのかなと思う中で、そこら辺ってどういうふうにやっていこうかなみたいなって考えてたりするんですかね。
スピーカー 1
僕自身も埼玉県でコンビニとかスーパーが近い状態だったりとかそういったところで暮らしてきたんで、社会人になってもある程度中心部で生活してきて、こっちに来て思ってわかったことが、いけるスーパーとかコンビニがあるからお金を使う。
そのためにたくさん稼がなきゃいけないっていう循環になる。
確かに。
そういうことは、逆を考えると、ここに今生活するっていうことは、コンビニに行くためには街まで車に乗って15分、20分かけなきゃいけないんだったら、ここにあるものを食べたりとか作って食べる。
スピーカー 2
そのために畑をやるっていうふうにすれば、収入は別にたくさん稼がなくていいっていう仕組みになると。
スピーカー 1
それを一人じゃなくて、お隣さんと一緒に畑やりますよって言ったら、畑を作るために半分のお金でよくなれば、もっと費量はかかんないかもしれないけど、そういうものが労力も含めて半分になる。
それを人を増やしていけば、たぶん生活費っていうのはすごく落とせるっていうふうになってくると思うので、それを時給自足までいかないとしても、それに近い形にしていけば、そんなにたくさん稼がなくていいかなって思うので。
ある程度、僕自身もこれを修繕するためにはお金はかかりますけど、生活する上では、たぶん生活水準自体は低くしても、じゃあ関東とか首都圏で暮らしてたら、豊かさは僕はそんなに変わらないと思います。考え方の違いだと思います。
スピーカー 2
確かに僕が今その賃貸で住んでるっていうのもありますし、確かにコンビニもスーパーも近いので、そうですね、気軽に買いに行けるっていうのが一つ、そうか、お金を使える環境にいるっていうことがあるか。そういうことです。そういうことだったな。
スピーカー 1
ここにいれば水だって水道をひねれば、北アルプスも水が出たりとか、山菜だっていろんな山菜が採れたりとかしたら、食べ方を変えればいいわけだし、たとえばタケノコの時期だったりとかって山菜も変わってきたりとかするので、それによって食べる味だったりバリエーションも変わってくるわけだから、それを変えていけば。
で、そのうち畑ができる時期になってくれば、畑で採れたものを食べていけばいいから、そうなってくると、そんなに食品に関して言うと、僕はあんまりかからなくなってくる。
スピーカー 2
でしょ、飽きない。
飽きない。
スピーカー 1
おもしろい。
で、保存食も作っていけばいい。
スピーカー 2
そうですね、味噌と醤油。
スピーカー 1
でしょ。
スピーカー 2
で、そのためには、じゃあ生活してる、今度これ作ったら保存食にもなるし、楽しいのかなって思ったら、作る楽しみも出てくるっていうふうになってくるから、豊かさが今度関東とは違う豊かさが自ずと生まれてくるのかなっていうのを感じしますから。
そうですね、どっちが自分の性に合うかみたいなところですね。
そうだね。
スピーカー 1
あと1個、そうだ聞こうと思ったのが、景色とかで言うと、1日に、1日過ぎるとどんどん景色が変わる感覚があって、そこら辺は石山さんが一番この景色の中で好きな瞬間って、いつ頃とかありますか。
スピーカー 2
それは春夏秋冬で。
春夏秋冬とか、雨が降ってとか、雲がかかってる時とか雨上がりとか、そんな瞬間でも出てくる。
やっぱ朝日が、ここの場合、朝日が昇るので、
スピーカー 2
こっちは東で。
スピーカー 1
東でちょうど日の出が見えるので、やっぱそれは春夏秋冬限らず、朝早く起きて日の出が見れるっていうその瞬間が一番やっぱりいいですかね。
生きてる感じができる。
スピーカー 2
確かに。
だって、初日の出とかそういうレベルじゃなくて、毎日が。
スピーカー 1
毎日見れるっていう。
スピーカー 2
すごいな、見たことないかもそれ。
いいな。
スピーカー 1
ここに来た人は雲海まで見れるって、だから普通であれば、僕も登山したからわかるんですけど、雲海を見ながら日の出を見るには山小屋に泊まらなきゃいけないもんだと思ってるんですけど、
そこは全て叶います。
スピーカー 2
玄関先でですね。
スピーカー 1
玄関先で。
スピーカー 2
そうですね、確かにそういうのが、シェアハウスで朝起きて、ちょっとわかんないですけど、そこに例えばシェアハウスの人が起きてて、そこにテーブル広げてお茶かコーヒー飲んでよしやるかみたいな、で朝が始まると。
スピーカー 1
なので早起きも楽しくなるっていうのも出てくるのかなと。
で、食べるものに関して言うと、さっきの話にもちょっとつながるんですけど、たとえ何を豪華っていうかわかんないですけど、お粥だけでも景色と一緒に食べればそれを豪華って思えるっていう環境がここにはあるのかなと。
スピーカー 2
朝起きれないんですけど。
いやでもその、ここに来る理由として朝が楽しくなるっていうのは、僕の中ですごい魅力的に感じて、聞いてる方どうだろうなって。朝起きるの楽しいって都市だと考えられなかったんですよ。
スピーカー 1
考えられない、そう、考えられない。
スピーカー 2
いや面白いな、その日常の中、1日1日の中で最初の始まりが楽しいっていうのってすごい重要ですよね。
スピーカー 1
重要です。
星空と写真家の活動
スピーカー 1
で、あとここの、今は朝の話だけど、夜に関して言うと電線がほとんどないので、街灯もないので、星がめちゃめちゃ綺麗っていう。
写真を撮るにしても天の川まで撮れちゃうっていう。
池田町だと天の川を撮れる箇所って多分すごく少ないはずです。
だから僕がここを買う前から結構写真撮る人たちは来て、写真家の人は撮ってたりとかっていう方もいたらしいです。
スピーカー 2
今は特に来てらっしゃらない。
今は来てない。
でもそういうのいろいろ見えてきますよね、写真家の人たちが。
スピーカー 1
言うとここでそういうゲストハウスがあれば、星を撮る会とか。
そうなんです、そうなんです。
スピーカー 2
それで撮りながら写真家の人がレクチャーするとか、トークショーとかも。
めっちゃ夢広がるじゃないですか。
スピーカー 1
それもできます。
スピーカー 2
面白いですね。
あとさっきの原風景もそうですけど、醤油とか味噌族にも、やったことない、僕もやったことないし、子どもたちやったことない人もいると思うし、そういうのに触れられるとこってあんまりないんで。
スピーカー 1
しかも長野県自体が発光の文化がもともとあるので、まだそういうのを作れる人が現在もいるっていうところがすごく大きくて。
そういう人たちに協力を募れば、すぐ協力してくれる環境があるっていうのは、多分場所だけに限らず大きいのかなと思いますね。
スピーカー 2
ぜひ僕もそれはちょっと記録して、そういうのがここでできるんだっていうことが、ポッドキャストとかを通じて知ってもらって浜谷に来てくれる人が増えたら僕嬉しいと思うので、ぜひ何回やらせてもらえたらと思います。
地域文化の振興
スピーカー 2
じゃあ今回はこのぐらいで締めたいと思います。
あなたが地域に繰り出すきっかけを作るプログラム、地域に潜るドキュメンタリー、ローカルダイバーズはいかがだったでしょうか。
もし気に入っていただけたら番組のフォローとチャンネル登録をいただけるととても嬉しいです。
またお使いのポッドキャストアプリでご視聴評価やいいねをいただけると、制作の励みになります。
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それでは今回ゲストトーク光編、すごい未来の話が面白く聞けました。
今回のローカルダイバーは石山和弘さんでした。ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
40:03

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