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朝のコーヒー、夜のビール、ときどき武術、こんばんは、Takeです。
今日も楽しく話をしていきます。
大東流合気武道のナイフ捕り
ミッドナイトになってしまいましたが、今日は、大東流合気武道の話をしたいと思います。
武術回です。
今日の稽古では、主にナイフ捕りをやりました。
私が行っている大東流合気武道大和会、名古屋です。
名古屋の道場では、基礎練習のほかに、肩の練習をします。
試合はないのですが、一番実践的だと思う稽古の一つが、ナイフ捕りという稽古です。
ナイフの代わりに、単刀の木刀を持って相手をついていく。
それに対する技を、9つの肩にまとめています。
これは、私が行っている道場の先生のオリジナルです。
ナイフに対応する技ということで、大東流の技を駆使して、基本の肩を作られています。
9つの肩のうち、私は全然マスターできていませんが、今日はしっかり一通りやることができました。
最初の4つについては、そこそこ理屈がわかってきたなと思っています。
ナイフというものを相手にするときに、素手と全然違う感覚がありますよね。
あっという間に空気が変わるというかですね。
ナイフじゃないんですよ、私たちがやっているのは。
木刀の短いやつ、それですらなお緊張感があるんですね。
やっぱり小さい先端の尖った道具を持って向かって来られるとですね、やっぱり緊張感が違いますね。
もちろんイミテーションナイフ、ゴムでできたナイフを使ったりもするんですけど、どっちも緊張感あります。
では本物のナイフを持ったときにそれができるかっていうのがやっぱり悩ましいですね。
集中力を高めるために、木刀というか偽物のナイフでやってみると、
普段素手でやっているときよりもより緊張感が走るというのがわかるわけで、
そうすると本物のナイフを見た場合は、我々はどういうふうに対応することになるのか。
この想像が延長線上に浮かび上がってくるわけですね。
その気持ちを想像しながら稽古することで、より身が入るというかですね。
ナイフに集中できていれば、素手とか手刀とかでやる普段の方はより鮮明に見ることができます。
集中力を高める一環としてナイフを使う。
そして実践というか本物の危ないシチュエーションにあったときに、
冷静に対処できる余裕を持つという2つの側面からナイフ取りの稽古は面白いなと思っています。
武道の実践と心の平静
これで何になるんだと。
修羅の国、愛知県といえども、そんなに道歩いててナイフ持って向かってくる奴はいないんですよ。
ただ、これをやっておくことで、普段の私はより平静を保っていられると。
会社で罵倒されようが、多少叱責されようが、生きていけるなという安心感を心の中に描けるというのは、
1個の良いところなんじゃないかと思っています。
大統領自体がこういう物騒なことをやる武道ではないんですが、
1つの武術の稽古のあり方として、今の世の中に合わせた生き方としては、こういう生かし方があるんじゃないかと思っています。
誰もがやりたいと思うかは別として、私はより過酷な状況を経験していくことで、
日常に起きる些細なトラブルやストレスを合気でいなしていくという風にしたいと考えています。
今日はここまでです。
久しぶりに合気武道の話をしてみました。
お近くの道場を覗いてみることをお勧めします。
では、おやすみなさい。
ばいちゃ。