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2024-08-12 10:43

76 【続】新しいことやるって大変:目に見えないリソースとは?

Steve
Steve
Co-host

「TimeTreeラヂオ」はカレンダーシェアアプリTimeTreeを運営する私たちメンバーが、ふだんの仕事に関係することもそうでないことも、だいたい15分でひとつのテーマを話しきるインターネットラジオ番組です。


今回は「新しいことやるって大変:目に見えないリソースとは?」についてCEO Fredが話してみました。


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00:13
こんにちは、TimeTreeラヂオです。本日もフレッド・深川がお話しさせていただきます。
今日も一人語りですね。
最近考えていることみたいなシリーズですが、
最近はずっと新しい事業、プロダクト、新しいことをチームでやるっていうことの難しさとかについてよく考えるんですけども、
今日もそんなところで、最近思うのはリソースってありますよね。
何かを成し遂げるために自分たちが持っている資源、燃料というかリソース。
それってメンバーが何人いるとか、もしくはこういうユーザーベースが既にあるとか、
そういうものが今の資源、リソースって考えやすい、認識しやすいと思うんですけど、
前読んだ本でね、社会にはそういう定量化しにくく認識しにくいリソースっていうのもあるよねっていう話を覚えてまして、
その本っていうのはマイケル・サンデルっていう哲学者の本なんですけど、
それをお金で買いますかみたいな、市場経済の限界みたいな話だったんですけど、
それで出てきていた逸話で、保育園にお父さんお母さんが夜、期限を過ぎて、時間を過ぎて遅刻してお迎えに来ちゃうと。
それで保育士の方々が長時間労働になっちゃって大変みたいな問題があって、
その時に心苦しいながらも期限を過ぎて、時間を過ぎてお迎えに来た方には、
すみません罰金をいただきますって罰金を設定したらしいんですよね、1000円とか。
そしたらむしろみんな堂々と罰金を払って遅れてくるようになっちゃって、
さらに長時間労働が悪化したっていう話がありまして、
これをサンデルはそこで遅れないようにする保育士の方は思いやるとか、
配慮するとかっていうのは、それは社会的な倫理であって、
それが社会を円滑に動かすための社会の持っているリソースであったと。
だけどそこに値段をつけてしまった結果、それは交換される消費になってしまって、
その倫理みたいな社会的なリソースっていうのは失われた。
失われたとまで言ったかちょっとわかりませんが、
03:01
ここではその倫理みたいな思いやりみたいなものは、
すごく定量化もできないし認識しにくいリソースだったわけですよね。
確かにそういうものっていろいろあるなと思って、
新しいプロジェクトをやるときにそういう可視化しにくいものって同じくあるなと思いまして、
っていうのは新しいことってそれまで世の中に存在しないものであって、
存在しないからにはいろいろ過去にハードルがあって成り立ってないわけですよね。
だからこういうリスクがあるんじゃないか、こういう理由でうまくいかないんじゃないかっていう課題、
リスクっていうのは上げればすごくたくさん上がるし説得力もあると。
基本的に新しいことってそういううまくいかない理由のほうが納得性が高くて、
そちらの声が強くなると思っていて、
だけどやみくもにやればいいわけでもないから、
そういう課題、リスクの指摘っていうのは一方ですごく大事でもあると。
だけど上げれば上げるほど推進力っていうのは失われていく。
この時に認識できていないリソースって、
もしかして我々がどんなサービス的なアセットを持っているとかそういう話じゃなくて、
そのアイデアを試したいと思っているとか、
そこに賭けたいって思っている誰かのハートの火みたいなものかなと思って、
情熱があればいいってわけじゃないんですけど、
その情熱がないと、誰か言い出しっぺ、誰かの声っていうのがないと、
やろうぜっていうのがなければ一切物語は進まないわけですよね。
それも非常に貴重で買いのきかないリソースであると。
なので失敗を避けるための課題指摘、課題提案っていうのはしつつも、
一方でその火を認識して火を消さないようなコミュニケーションっていうのもできるんじゃないかなと思って、
それがわりと世の中でも認識されていないリソース。
世の中にどんどん変化を起こしたり新しいことが必要なときには、
そこをみんな認識して議論するっていうのが大事なんじゃないかな、
みたいなことを考えたっていう話ですね。
このコミュニケーションのあり方について、
フレットのガッツアイデアでもいいんですけど、こんなことができそうみたいなのあります?
そう思い返して自分ってどうしてるかなって思ったんですけど、
僕もよくこんなアイデアどうですかって相談されることとかあるんですけど、
06:06
結構、いやいや、こうだから難しいんじゃないっていうのはすぐ思いつきがちなんですよね、
自分の知らない分野とか情熱がない分野とかだと特に。
でも気をつけてるのは、まずは可能性にかけるというか、
なるほど、それができたらこんな風にいいですねとかっていう可能性の方を膨らますというか、
そこをまず目を向けるようにしていますと。
その上で、リスクはリスクで、こういうことがリスクとしてあるかもしれませんねっていう、
これは話のトーンの問題なのかな。
まず可能性に目を向けて、その前提の上でリスクについて話すっていうだけでも全然違う気がしますね。
フレットはそれをかなり、どのくらい気をつけているとそういうコミュニケーションが徹底できるんですか?
どのくらい気をつけて、これ多分僕自身がタイムツリー初期に投資家回りとかして、
全然共感されなかったり、無理じゃないからなっていうのをすごく言われたりして、
新しいことやるって大変だな、つらいなっていうのが身に染みてるから新しいことやろうとする人に対して、
まずはイエス&っていうように、痛みがわかるからそうなったって感じがします。
なるほど。イエス&初心者に向けてそれを体得するためにどうしたらいいかとかあります?
僕がめちゃくちゃ賢かったら、先に上手くいかないなこれって理由があって、タイムツリーも起業してないし、
そもそも無鉄砲に東京出てきてもないしとかっていう。
なるほど。
いい意味で適度にアホというか、だからいろいろできたと思うんですよ。
だからそういうポジティブなアホ坂原って言葉いいのかなこれ使って。
いいと思うんだよ。
なんて言えばいいのかな。
シリアスじゃなさみたいなことって、これも社会の資産だと思うんだよね。
みんながめちゃくちゃシリアスでロジカルに考え抜くみたいな世の中だったら新しいものが生まれないっていうかね。
そうだ、前これどっかで読んだ、楽天家がいるから、楽観主義者がいるから飛行機が生まれて、
飛観主義者がいるからパラシュートが生まれたみたいなね。
09:02
どっちの存在も大事だしバランスが大事ってことですね。
そうそう。
まだわからないアイデアに乗ったところで別に大変な目に合うわけでもないわけですよね。
一回乗って面白そうだな面白そうだけどこういうところは気をつけないといけないなっていう切り離せばいいっていうのと、
あともう一つ思うのはやっぱりリスクについて提案すること、提言することと、
いやうまくいかなかったらどうしようみたいな不安をぶつけることとってすごく似てるからごっちゃにされがちだけど別のものなんですよね。
単に不安をぶつけるっていうのはすごくチームの足を止めるなと思って、そこは僕も気をつけるようにしていますね。
これはただの不安かって自問自答して。
不安とリスクの区別ってどうつけてますか?
どうつけてたらなんか、いや分かんない、立ち止まって考えたらすぐ分かんないような気がする。
気持ちと切り離しても言うべきこと言えることかっていう。
なるほど。
というわけで今日は目に見えないリソースみたいなことと、やはり新しいことに取り組むとはということについて思っていることを語ってみました。ありがとうございました。
10:43

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