1. This is 令和スタートアップ
  2. 【スタートアップ用語考】フラ..
【スタートアップ用語考】フライホイールとは何か?
2020-10-05 17:54

【スタートアップ用語考】フライホイールとは何か?

「スタートアップ実践放談 シニフィ談」
この番組ではスタートアップや上場企業の経営にまつわる、やや玄人好みのテーマについて、シニフィアンの小林賢治、村上誠典、朝倉祐介の3名が解説、考えをお届けします。

シニフィアンはレイターステージ・スタートアップを対象としたグロースキャピタル『THE FUND』の運営などの産業金融事業、上場企業・未上場スタートアップに対する経営アドバイザリー事業、上場株式投資事業などを行っている会社です。  
なお、こちらでお話しする内容は、何らかの投資行動をとることを勧誘するものではなく、いかなる意味においても特定の有価証券、金融商品の売買の申し込みを推奨するものではありません。

お話しした内容は加筆修正を加えて、随時以下のホームページにも掲載しています。

Signifiant Style(オウンドメディア)
https://signifiant.jp/

Signifiant(コーポレートサイト)
https://signifiant.com/

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:04
スタートアップ実践砲弾 シニフィ弾
こちらの番組では、スタートアップや上場企業の経営にまつわる、少しクロート好みなテーマについて、グロースキャピタルを運営するシニフィアンの小林、村上、そして私、朝倉の3名が、解説・考えをお届けします。
はい、こんにちは、シニフィアンの朝倉です。 こんにちは、シニフィアンの小林です。 こんにちは、シニフィアンの村上です。
はい、今回なんですけれども、これまたスタートアップの用語口でいいと思うんですが、フライウィールという、これ概念かね、スタートアップの事業が成長する上での一つの概念図みたいなものが、最近いろんな
ところで見聞きする機会が増えてきたのね、ということもあって、今日はこのフライウィールについて取り上げてみたいと思います。
じゃあこちら、村上さんからお願いできますか。
はい、じゃあちょっと簡単な、音声の方は図がなくて恐縮なんですけれども、フライウィールというかフライホイールか、日本語だと。
そうですね、発音の仕方でカタカラ英語で書くと多分こうかなと思いますけど、ちょっとじゃあ簡単にご説明していきたいなと思いますけれども、
まず基本的な経緯ですけれども、おそらく最初にこの言葉が有名になったのは、Amazonのジェフ・ベゾスが書いた手書きのメモですよね。
ブルブルっと回ってAmazonが成長するんだっていう、ああいったコンセプトで出てきた概念で、Amazonが成長すればするほど、このフライホイールで成長するってすごい良いんじゃないかっていう話にな
ってると思います。
ただその元々の語源自体は物理系の言葉で、要はどんどん良質なエネルギーがたまることで、より成長が加速していくというような概念をビジネス界に落としたときに、まさにAmazonのジェフ・ベゾスが書いたサイ
クルがここに書いてますけども、
ビジネスのサイクルが回るたびに、丸種良質なエネルギーがどんどん蓄えられて、それがさらなる成長につながる好循環を生むんだと。こういったものであります。
しかるにこのサイクルをどんどん回し続ければ、より大きな事業機会が生まれていくので、まさにAmazonがどんどん積極投資を先行してやっていったように、先行投資をすることがより大きなエネルギーを蓄えて長期
的な事業価値向上につながっていくんだと。まさにものすごい理想的な推進機関であると。
こんなコンセプトで一躍有名になった言葉かなと思います。
03:00
1枚めくりましたけども、ここで表示しているのは、まさにAmazonで有名になった時の事例を図示させていただいてますね。
一番真ん中にAmazonがいて、そこにはグロースのエンジンとあるフライホイールがあるわけですけども、一番の4つの項目で回転が起きるんだということをやってますけども、まずトラフィックという言葉があって、
トラフィックが増えれば増えるほど売り主、セラーズが増えるんだと。
セラーズが増えることによってセレクション、ユーザーにとっての選択、SKUが増えていくんだということ。SKUが増えてセレクションが増えればユーザー、カスタマーが喜ぶカスタマーエクスペリエンスは向上して
いくと。
カスタマーエクスペリエンスが高まればトラフィックが増えるんだと。
まさにこういった循環ですね。なので一旦この高循環が始まれば、どんどんこのフライホイールが回っていくことでAmazonというグロースエンジンがどんどんエネルギーを貯めていくんだと。これが一つフライホイ
ールの中心的なものかなと思います。
Amazonがさらにここで、それだとなんでそれが本当に成長するんだなというと横にさらにですね、もう一個大きなホイールが回っていて、これはこういったホイールが回ることによってさらにローアーコストストラ
クチャーとなってますけれども、規模が大きくなることによってコストの効率性が上がっていくと。
それによってローアープライス、より安い価格は提供できるようになったと。この安い価格自体もカスタマーエクスペリエンス、ユーザーにとってベネフィットになるので、このトレンドによって先ほどのフライホイール自
体がさらにまた高速で回転していくことで巨大なエネルギーが生まれていくんだ、こういったコンセプトでしたよね。
これまさにフライホイールという意味では、割と最近よく聞くようになりましたけど、昔はグッドサイクルという話が何十年も前じゃないですかね。コンサルティングが多分おそらく作り出した概念というか、よく使わ
れる概念だと思うんですけれども、この高循環を生み出すという概念では昔よくグッドサイクルって使ってたと思うんですが、
アマゾンの形に表れているのは複雑にいろんなサイクルが連鎖するというニュアンスですかね。フライホイールにはそういう意味合いが含まれているように感じますね。
そうですね。そういう意味だとこの方で、リーマンショック以降有名になった事例が、左側がまた新しいチャートを開いたんですけども、2つのフライホイールを並べた日本語の図ですけども、左側がまさにアマゾン形
ですね。
アマゾン形のフライフリーが書いてますけども、もう一個右側が何かわかりますかね。ウーバーの場合のフライホイールで表現した図になってます。形としては今回は全く同じなんですけども、ウーバーを思いながら聞いて
06:06
いただくと、
中心となるホイールの4つのポイントというのは、まずドライバーの数が増えていくと、そうすると地理的なカバレッジがどんどん広がっていくので、これは2つ目。3つ目が従って迅速に送迎ができるようになる
ということですね。
4つ目。そうすると当然利便性がカスタマーエクスペリエンスの部分ですね。高まっていくので需要がどんどん増加すると。需要が増加すると儲かるということで、ドライバーの数が増えていくと。こういったホイールをウ
ーバーはある種設計したということになってます。
先ほどAmazonのローアープライズと同じ仕組みが外側にもあって、地理的な範囲がカバレッジが広がることによって、ユーザーが増えることによって、ドライバーのダウンタイムの減少、つまりなかなか使ってく
れる人が見つからないなということが減るので、従って低価格でも儲かるようになりますから価格が低下すると。
従って価格が低下するとカスタマーエクスペリエンスが上がるので、需要が増加していくと。これも極めてAmazon型のフライホイールとウーバー型のフライホイールって酷似してますよね。
需要サイドと供給サイドで、それぞれ供給者利用者が増えることによるポジティブフィードバックサイクルがかかるといったことを概念化したものが、いわゆるフライホイールということなんでしょうね。
それによってそれを提供している土台であるプラットフォーム、AmazonであれUberであれ、そのプラットフォームそのものの価値も上がっていくんだという、そういう概念なんでしょうね。
そういう意味で言うと、以前モートの話をしたときに、参入障壁ですね。参入障壁の話をしたときにネットワーク効果の話をしたことがありましたけども、ネットワーク効果っていうのもある種このフライホイール的な概念
で説明できるところがひょっとしたらあるのかなと。
例えばSNSの場合であれば、利用者が増えれば増えるほどそこに共有されるコンテンツが増えてきて、コンテンツが増えてきたらさらにユーザーが広がるみたいな、ある種それに似たような切り口の概念なのかなと今聞
いていて感じました。
そうですね。これ私、実は似たようなホイールって最近もいろいろ無理やり売ってる会社多いと思うんですけども、この2つのサイクル非常によくできてるなと思うのが、結局一番サイクルを回すときの初動ですよね。
どこで取るのかっていう、後でも出てきますけども摩擦をどう解消するのかっていうところが難しいと思うんですけども。
Amazonの場合は、まず本という形で品揃えを先行的に増やす努力をしたと。それによってホイールを回し始めたわけですよね。
09:07
そうするとまず先に本を買いたい顧客が増えて、取引料が増えて、ユーザーが増えるので違うものが販売できるようになったということで、最初本の品揃えを先行的に増やしていく投資をすることでホイールが回ると。
実はそれ以降の商材の拡大も新しい先行投資をすることでホイールを回し続けられるので、ある種ガソリンを注げばどんどんエンジンが回るよっていうこのサイクルを生み出せていることがAmazonの持続的な成長のポ
イントだとすると、
Uberに関しても一時期やはり言われてたのはドライバーさえ彼らがちゃんとしっかりと集めてきて提供すればそこに先行投資をすればこのホイールが回るということだったので、もう投資をすればするほど利便性が高ま
って成長するしモートも高まっていくと。
ここが非常に美しい部分だったのかなとは思います。
ちょっとですねこれせっかくなんで改めてここでまとめていくとですね、次のページに行きましたけども3点上げてみますけども、物理法則と同じような言葉で表現されることも多いのかなと思うんですけども、やっぱり燃
料を投下することで回転速度が本当に上げられるのか。
ビジネスの言葉でいくと投資をすることで成長が加速できる本当にそういったホイールになっているのかというポイント。
あとは先ほど申し上げた回転を阻害する摩擦ですね。
アマゾンでいうところの本、ウーバーでいうところのドライバーの数みたいなものをこの摩擦がしっかりと解消できるのか。
物理でいうとこの摩擦係数を超えないと動かないという話ですけども、これが大きすぎず解消可能なものなんですかということが問われるのかなと思っています。
あと3つ目がサイズの話ですけども、回転したところで大して大きなホイールにならないと先行投資する意味がないので、しっかり大きなエネルギーが蓄積されるサイザブルなのかというこの3つですね。
速度と摩擦係数を超えるのかと大きなエネルギーが蓄えるのかと、この3つのところがバチッと重なると本当にアマゾンのようなフライホイールになるということなのかなと思っています。
これ踏まえですね、ちょっと最近我々シニフィアにも出くわしたとある会社で同じこれ彼らもフライホイールというふうに、これフィーバーという人材スキルのマネタイズプラットフォームでここならみたいな会社が海外
の会社ですけども出している事例なんですけども、これも一応彼らフライホイールと言ってるんですけども
これ朝倉さん小林さんこれ見てフライホイールたるかどうかってどう思いますか?
よりなんか複雑化は増しましたねこれ。要はさっきのアマゾンと比べると起点の分かりやすさっていうところなんですかね。パッと見てあれなのは。
12:07
なんかこれディマンドとサプライワーそれはそうな古くから言われていることなんでそりゃそうなんでしょうけども、実はそのちっちゃいサイクルのところって何が起点なんだろうっていうのはちょっとふと考えちゃ
いました僕はこのスライドを見て。
需要サイド供給サイドそれぞれでポジティブなフィードバックをかけ合うという概念の説明はオーソドックスなフライホイールなんだけれども、そのフライホイールの間にさらにちっちゃいミニフライホイールが2つ入
ってるというか。
モアクオリティサプライがあるとハイヤーLTVでが起こりであるがようにクロスカテゴリーが起こってインクリーススペンドパワーバイヤーそれがさらにハイヤーLTVにつながっていくとしかるにそれがモアクオリティ
デマンドになっていくっていう何というかの風が吹けばおケアが儲かる的な非常に中間要素の多い概念説明になってますよね。
なので先ほどちょっと1ページ戻っちゃいますけどもこの回転速度が上がるか摩擦係数エネルギーということでいくとこの回転速度を上げられるかどうかのホイールが本当に回ってるのかっていうところのステップがこれを
お二人のご指摘の個人的にもサプライとデマンドっていうところはそうなんだけどもこのサプライが増えればデマンドが儲かるレベルであればもうどのビジネスもそうじゃんっていう話になっちゃうので
多分次のですねこの摩擦はどこにあるのかっていうのが人材系のビジネスですけども多分ポイントでこの摩擦を解消するためのトリガーですねと何それが本当に大きすぎる摩擦で解消が難しいんじゃないかとか投資をすれば
するほど解消するのかというポイントが私もこれ個人的には見えづらいなと思ってるんですよね
なので先ほどのAmazonとUberのドライバーであるとか本みたいな分かりやすさがここでは非常になくておそらくサプライを増やすのかデマンドを増やすのかっていうトリガーになってお金で買える部分が非常に私
分かりづらいなと思ったので
ちょっとここに対してはフライホイルとしての弱さをやや感じるのかなと思いますただ回り始めるともしかしたらマーケット大きいのかもしれないんですけどもこの摩擦と先行投資の部分がちょっとこのファイバーについて
は分かりづらいなって同じく思いました
このような事例って実はフライホイルが流行ってる分だけですね自分たちのビジネスモデルの強さをスタートアップが表すために説明に使う事例も増えてきてると思うんですけどもなかなかこの3点どれかがやや弱いケース
っていうのがあるので本当にこれフライホイルの効果があるのかどうかっていうのは見定めなきゃいけないですし摩擦ケースを超えるための先行投資が本当にフィージブルで解消可能なのか
どれくらいの規模の投資をすればクリティカルポイントを超えるのかっていうところは非常にやっぱり一番大きな論点なのかなというのは感じますね
15:10
自分で事業を取り組んでいらっしゃる方って当然その会事業自分たちの事業に対する理解が深いわけですし思い入れも深くてものすごくコンセプチャーにわーっといろんな物事を考えられると思うんですけどもそれが聞き手
にとってオーディエンスにとって本当に分かりやすい説明なのか何なのかみたいなこととストレートに結びつくかっていうと実はあんまり関係ないというかむしろ逆のパターンの方が多い
だからこういう何かマンダラズみたいなものをなんかこれねコンサルとかでもよくある話ですけどねなんか自己満足的に作り上げてすごい心理に達したっていうんだけどコンセプチャルすぎてわけわかんねーよと風が吹けば
おケアが儲かる式の説明だとこれ本当に風吹いたらおけば儲かるのかっていうワンステップずつ風吹いたら本当に盲目になる人が増えるのか盲目になる人が増えたら本当にあのなんだろシャミセン屋が増えてなんだっけ
しかるに猫が減って猫が減るからネズミが増えてネズミがおけかじるからおけが儲かるっていうそういう時期ですよねこの方なんかのワンステップワンステップをそんないちいち検証しらないよっていうのが正直なとこだ
ったかなというふうには思いますね
あともう一つあのまさに村上さんがさっき指摘なさってたところで言うとあの最初のこのホイールをどうやって回すかっていうところでよくまあ受給両方の話があるのかなと思いますけど
マーケットプレイス型だとよく言うのがまあ供給サイド側でいかに最初取り揃えるかオークションサイトであればどれだけ品数を最初取る揃えるかみたいな話はよくしますよね
あの cgm の事例で言うと昔僕記憶してるのがもう十数年前だと思うんですけど上場前の頃クックパッドの方とお話をしていて
当時まだそんなに始まって間もなかったんだけど当時ネッシーに書いていたユーザーってレビューしたユーザーって50人程度レビューというかレシピを上げていたユーザーか
実は50人程度なんだよとものすごいヘビーユーザーだけどその分読み手っていうのはもっともっと広がっていくんだって話をしなさっていて
そのうち50人のうち結構な人数社内の人がいるんだよという話をしてたのが結構僕は記憶に残っていますね
最初その1回点目どうやってやるのかそれを割となんていうか力技で設計できるところもあるんじゃないかなというふうには感じるところです
最後までお聞きいただきありがとうございました
こちらでお話した内容は何らかの投資行動を取ることを勧誘するものではありません
いかなる意味においても特定の床証券金融商品の売買の申し込みを推奨するものではないことをご理解ください
17:54

コメント

スクロール