1. This is 令和スタートアップ
  2. 【東京大学 柳川教授3】大企業..
【東京大学 柳川教授3】大企業からスタートアップへの民族大移動
2022-09-28 10:05

【東京大学 柳川教授3】大企業からスタートアップへの民族大移動

経済産業省が取りまとめている未来人材会議の中間レポート『未来人材ビジョン』については以下をご参照ください。


https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/mirai_jinzai/20220531_report.html

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:05
こんにちは、Asakuraです。This is 令和スタートアップ特別編、今回も東京大学柳川先生に未来人材ビジョンについてお話を伺います。
今日は特に、大企業からスタートアップへの人材の移転についてお話を伺います。
正直、僕みたいに何も関係がないと言いますか、立場のない人間であれば好きかって言えるんですけれども、
とはいえ、それをある種、政策の実行に少し近い立場で、それに働きかけようとする人が、現実的な今の方向感を持ち出そうとすると、
なかなか難しい、いろんな要素を加味しなければいけないんだろうな、というふうには思いますね。
これが政策上の大きな話ではあるんですけどね、こういうことをずっと言ってきてはいるんですけど、
5年とかもうちょっと前からですかね、大きな変化っていうのは、やっぱり大企業にずっと働き続けるっていうことの限界っていうか、
そこの非効率性みたいなことがすごく大きくなってきてる気がするんですよね。
そうですね。
それは、やっぱり一つは、いわゆる年功序列みたいなことは、年功賃金ですかね、年齢が高くなれば給料が上がっていくみたいなことは今はなくなってきて、
ある種の実力評価がだいぶ入ってきてるんだけど、それでも、先ほど冒頭お話に挙げていただいたみたいに、
例えば20代で役員になるとかですね、30代で社長になるみたいな話は、大企業だとなかなかあり得ないわけですよね。
やっぱ結局は長い出世の階段をじっと我慢して登っていくみたいなことはあるわけですよね。
その間のその非効率性っていうか、もったいなさが大きくって、出世の階段も本当になんか生産性を上げる形であればいいんだけれど、
社内構想に明け暮れとかですね、上司のご機嫌取りに明け暮れとかね。
ちょっとややこういう場所なので、多少言い過ぎてるのを前提でお話をすれば、
大企業で今働いてる人って、すごくみんな頑張ってると思うんですよ。
すごく長時間働いてるし、怠けてる人もいなくはないんだけど、大部分の人はものすごく一生懸命働いてるんですよ。
ものすごく一生懸命働いてる割には、全体としてみると成果が上がらなくて、
それは結局社内調整とかね、根回し合戦とかね。
ある意味でそのトータルの全体の生産性、企業全体の生産性を上げるような形には活動が向いていなくて、
03:05
非効率的なところが、ただ、出世していくには、社内で生き残っていくためにはそれが必要なんでみんな頑張ってるんだけど、
っていうようなところがすごく大きすぎてる気がしていて、
やっぱりその組織の構造、意思決定の構造みたいなことを大きく変えていかないと、
なかなか今の日本の大企業って、昔はよかったんだと思うんですけど、
そういう組織構造が意味を持った時期はあったんだと思うんですけど、
大きく変わってきていて、
だから今DXとかっていうのが流行り言葉になってるじゃないですか、
本当は単にデジタル活用とかの話じゃなくて、
もうちょっと組織の意思決定をフラット化して、
若い人が積極的に活動できるような組織に変えていくことが、
本来の意味でのDXであって、そこがなかなかできてないっていうのが大きな課題で、
なので、大企業で頑張るよりはスタートアップだとかベンチャーだとか、
そういうところで自分たちのやりたいことを発揮してもらうっていう方が、
生産性に高いんじゃないかなと、
全体にとっても社会にとっても大きなプラスなんじゃないのかなっていうのは、
強くも思ってることだし、
先ほどの経産省の研究会なんかでも、
全体の雰囲気としてはやっぱりそういうところの上で大きかったと思うんですね。
全く同感ですね。
さっきはDXの課題でおっしゃっていただいたのって、
富山和彦さんがおっしゃるところのコーポレートトランスフォーメーション、
DXよりCXだっておっしゃる話に共通する部分なのかなというふうに思ったんですけれども、
私が感じているのは、まさに先生からおっしゃっていただいたようなスタートアップ、
これが一種一石を投じる可能性というのがあるんじゃないかなというふうには思っていてですね、
私自身そういうふうに思って立ち立っています。
というのは、どうもある種典型的な、ステレオタイプな、
良くない日本の大企業ということを想定して申し上げるんですけれども、
そこでずっとしがみついているよりも、どうもスタートアップにいた方が、
より自分の思っていることを積極的に配信して、
生き生き働けるんじゃないかとか、
あるいはワークライフバランスも、実は無駄なプロセスというものが減って、
より良いんじゃないかとか、
あるいはともすると賃金だって案外こっちの方が高いじゃないかというような、
実際そういったことが今起こりつつあるわけですよね。
スタートアップに転職した方が、実は大企業にずっといるよりも、
あれ賃金高いじゃないかと、もっと言うと常々時のストックオプション等を含めて、
アップサイドの可能性もひょっとしたらあるかもしれないと思うと、
普通に考えたらそっちの方がいいんじゃないかなってことが起こり得ると思うんですよね。
06:03
ある種、民主主義でいうところの足による投票みたいなもので、
そこで大企業から優秀な方々がスタートアップに民族大移動を起こす。
スタートアップも当然日本の労働法の枠組みの中にはあるので、
その点においては大企業とあんまり状況は変わらないんですけれども、
一方でスタートアップに、同じスタートアップに一生しがみついていこうということを
前提に入る人っていうのはいないわけですから、そもそもやっぱりカルチャーが違うんですよね。
そこはやっぱり年功序列、就寝雇用みたいな、そういう文化、世界観とはそもそも
違うよねっていう前提の下、みんな働いている。
こういったものがより中心になってくるとですね、
そういったスタートアップが増えてくることで世の中が変わるんじゃないかなという希望が一つと、
もう一つ思うのは大企業側もちょっとこれはもう、そもそもシステムとして持たないなと。
より優秀な人をつなぎ止めることができないんじゃないかっていったことで、
行動変容がひょっとしたら促されるんじゃないかな。
こういったことを私個人としては期待しているところです。
そうですね、まさにそういう大事なポイントだと思っていて、
僕がやっている新しい資本主義実現会議の中でも、
スタートアップ支援みたいなことがかなり強く押し出されていて、
それはもうおっしゃる通りのようなところがあると思うんですよね。
これも少し経済学的というか理論的な解説をすると、
昔はやっぱり何かをアイデアを実現させようとすると、
やっぱり大企業でなきゃできないことっていっぱいあったと思うんですよね。
例えば車の試作形を作るみたいな話もですね。
今だと本当にベンチャーがちょっと作っちゃうみたいなことができるようになってるんですけど、
昔はそんなことないので、やっぱり大企業のトヨタとかホンダとか会社入って、
何十年か勤めて、ようやくその会社の工場を使って試作機器を作れます。
自分の頭の中に車のアイデアがあったとしても、
それを実現させるにはやっぱり会社の大きなリソースを使うしかなくて、
そうだとすると、やっぱり何十年か会社の中で汗をかいて実現させるしかなかっただと思うんですよ。
だから今のやっぱり技術革新の大きなところっていうのは、
一人一人の頭の中にあるアイデアだとかやりたいことっていうのを、
小さくてもいいから外に見せることが容易になってきている。
それはデジタル技術の発展のおかげだし、
3Dプリンターだったり、
大きな発展だったり、あるいはクラウドサービスが出てきたり。
技術革新の方向性っていうのがやっぱり、
個人だとかグループがスタートアップとかベンチャーでやりたいことやれることを実現して見せられる。
ここに大きなポイントがあって、
09:02
だからこそ大企業ではなくてスタートアップがどんどん出てきて、
自分たちのアイデアを見せていって。
それも全部が成功するわけじゃないんですけど、
その中のいくつかが大きく伸びていくっていう。
こういう社会構造でイノベーションを生み出していこうっていう風に、
大きく変わってきたんだと思うんですね。
だから、一つはかなり金融感をずっと世界中がやってきたので、
ベンチャーやスタートアップにお金が回りやすかったっていうのもなくはないんですけど、
今起きてきているここ10年、20年ぐらいの大きな変化っていうのは、
やっぱりそういうスタートアップでもできる。
大企業じゃなければできないことがほとんどなくなってきた。
であれば、大企業で頑張るよりは、
大企業の中で苦労してアイデアが実現できない期間が長いよりは、
もう若い人が自分のアイデアを直接出していって、
マーケットに評価してもらうっていうことが重要になってきてるっていう、
そういう社会なんだと思います。
なるほど。ありがとうございます。
10:05

コメント

スクロール